■[漫画]消えた契約と切れない絆「本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第四部「貴族院の図書館を救いたい!」」11巻
本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第四部「貴族院の図書館を救いたい!」11巻
出版社:TOブックス
原作者名:香月美夜
原作者twitter:香月美夜さん(@miyakazuki01) / Twitter
作者名:勝木光
連載サイト:本好きの下剋上【第四部】
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生活の場を城に移動すると、途端に社交のお勉強が始まってしまったローゼマイン。
2年間眠ってしまっていたのと、貴族院でのやらかしの反省もあり、
保護者達の意向もあっての社交のお勉強をするんだけど、
それ以外にも印刷業という仕事の話…
つまりは、契約魔術を解消して下町との繋がりを断つ時期がやってきて…
冒頭のエルヴィーラとフロレンツィアが主催するお茶会とその反省会を見ていると、
保護者達はローゼマインの社交能力を向上させる教育をしようとしているんですよね。
問題はローゼマイン自身のやる気が無いことと、抱えてる仕事で多忙なことでしょう。
こればっかりはフェルディナンドとジルヴェスターのせいですよね…
ただ、仕事の話はローゼマインにとっても悪いことではないんですよ。
本を増やすというローゼマインの目的に沿うものというのもそうなんだけど…
ブリギッテにフォルクという、懐かしい面々に会えるわけですから。
他にもギーベ・イルクナーの奥さんとか初見の人もデザインが興味深かったです。
そして漫画になって嬉しかったのはクラリッサの求婚回ですよ!
勝木光さんなら描いて下さると信じてました!

ファンの間では「足払いメッサー」として有名な求婚ですが、
ここまで躍動感溢れる求婚になるとは…!
というか、躍動感溢れる求婚ってなんだよ…!w
しかしまぁ、クラリッサにマウント取られて、
滔々とローゼマインの賛辞を並べられて「悪くない」と思えるハルトムートは本当に変態ですね…
でも、とてもハルトムートらしいんだよなぁ…w
この気持ち悪さを清涼感ある絵面に仕上げるのはとても凄いと思うのですよ…!
そして勝木光さんの本当の凄さを思い知ったのは、
第49話のローゼマインの夢の描写です。

一目で夢だとわかる淡い描写に、ゆがんだ枠線。
そしてマインの周囲の人達の変遷具合が、とても丁寧なんですよね。
人が移り変わるだけでなく、マインの服装や靴が変わっていき、
大好きな人達と離れていく演出が本当に悲しくて悲しくて…
マインの焦燥感と哀惜が、これでもかというほど伝わってきました。
それに夢見が悪くて悲しむローゼマインを慰められないことに心を痛め、
自分達の不甲斐なさを感じているリヒャルダの表情も良いですよね。
本当に勝木光さんは仕事が丁寧だなぁ…
描き下ろしのヴィルフリート視点の短編のコミカライズでも、
ドレヴァンヒェルのお茶会室の描写がとても丁寧でしたね。
ふぁんぶっく等で語られていた通りに、
植物が多めで、文官が多いドレヴァンヒェルらしかったです。
それにヴィルフリートの考えの浅さもよく伝わってきましたよ。
いやはや、本当に、どうしてまともに成長しなかったのか…
慢心… 環境の違い…
次巻では成長したトゥーリが見られることでしょう。
勝木光さんがどのように描かれるのか、今から楽しみです。







































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