僕の心のヤバイやつ (10) 特装版 4月8日発売!
夏! 海! 青春!
:: 2014/10/19 日曜日::

■[ラノベ]マニアとメジャーの狭間で「甘城ブリリアントパーク」5巻

遊園地爆破テロはなかったけど、世界バレーのせいで放送延期になったアニメ版甘ブリ!
やはり賀東招二さんは何かしらの呪いを受けているのではなかろうか。
ラティファ姫の呪いよりも、先にそっちを解呪した方が賢明かもしれない。

そう言えばアニメ版ではラティファ姫が盲目じゃなかったですね。
他にも色々と設定が変更されてましたが、
そこはシルフィーみたいに、書いてる内に固まったキャラに合わせたのかもしれない。
それにラティファ姫も放送中に盲目になるというドラマが描かれる可能性もあるし。
まぁ、そこら辺は今後に期待ということで。

3巻から続いてきた新人バイトABCとモッフルたち三バカトリオのエピソード、
今回はそのラストを飾るのは安達映子とマカロンを二人を中心にした娘と父親の物語があります。
マカロンが柄にも無く我慢していたり愛娘への愛が溢れている割りと良い話でしたが、
何だろう、アニメ化だからと媚びている感が無きにしも非ずんば…(ゲフンゲフン

むしろモッフルの苦悩を綴った「リアリティ・バイツ」の方が印象に残りましたね。
一部のマニアに支持を受けるか、より広い層の笑顔とラティファのために矜持をねじ曲げるか。
あとがきでは否定してたけど、これは確かに賀東招二さんがモデルだと思います。

というか、この業界ではよくあることですけどね、こういうこと。
バイクとクルマを描いてれば評価されるのにラブストーリーを描くと打ち切りになる漫画家とか、
パンツと尻が圧倒的な人気を誇るのにヒーローモノを描きたい漫画家とか、
オタク系青春ラブコメで一世を風靡したのに育児モノを描いて売れない漫画家とかね!
操作系の念能力者が変化系の能力を習得しようと頑張るのに似てるというか。
もっとも、エロ漫画を描いてたけど日常系漫画描いて好評になった漫画家さんとか、
少年漫画の作画担当になって大ヒットとか成功例もあるんですけどね!

新しいことにチャレンジするのは良い事だけど、
自分の強みを活かしてお隣の事業に手を出すくらいならリスクが低いけど、
全く違ったジャンルに手を出そうと思えばこういった批判は免れないよなぁ…
私は「ラブひな」も「魔法先生ネギま!」も好きなんだけど、
「赤松健は温泉と裸とラブコメだけで良いんだよ! 熱血少年漫画要素なんてクソだ!」
と憤る友人も居たしなぁ…
私はその熱血少年漫画要素も好きだったんだけどね。
難しいモノです。

それよりもカラーピンナップで女性キャストたちが温泉に入っている見開きがあるというのに、
本編ではその要素が一切無いっていうのはどういうことですか!
これこそ、読者に対する裏切りってものですよ!
女神の来日(温泉編)みたいな展開を期待していたのに!
期待していたのにぃ…!(血涙

賀東招二のバカ野郎!

:: 2014/8/21 木曜日::

■[ラノベ]すれ違った男女の悲劇「フルメタル・パニック! アナザー」8巻

アナザーになっても失われないフルメタジンクスすげー…

7巻でロシアとカスピ海沿岸のガルナスタン共和国との紛争が勃発したと思ったら、
現在ウクライナ問題が起こってしまって大変に時勢が悪いというか。
まぁ、ガルナスタン共和国は地理的に見てトルクメニスタンがモデルでしょうし、
紛争のモデル自体はグルジアみたいですけどね。
とはいえ、これは作者の大黒さんが萎縮してしまうのも仕方ないわ…

結局「カエサル・プロジェクト」を放っておくわけにいかない新生D.O.M.S.の面々が、
ガルナスタン共和国でクーデターを決起しようとする一派からの要請を受けて、
身分を偽装してガルナスタンに侵入し、いざ事を起こそうとしたら、
思いもよらない事態が起こってしまい…

これはねー、読んでて辛かったです。
大統領の息子であるオルカンは馬鹿だけど憎めない良いやつだったし、
その幼馴染みであるソラヤも良い娘なんだけど、責任感が強すぎただけなのがなー
前大統領の狂った遺志と時代背景だけならまだ何とかなったかもしれないけど、
クルピンスキーの狂気によって完全に狂わされた二人の主従の関係がただただ悲しいです。

そして達也とリーナの二人もちょっと気まずいことになってた時のアレですからね。
一応まだギリギリで耐えてる感じだけど、二人がオルカンとソラヤみたいにならないか、
心配で仕方ないです。
二人がしっかりと言葉を交わし合って絆を深めることが出来ると良いんだけど…
まぁ、菊乃がこの窮地をチャンスに変える可能性もある上に、
それはそれで有りかなー、とも思いますが。(笑

結局今回の難局を乗り切ったのがユースフとサミーラの二人だったというのが、
何とも印象的でした。
みんなが幸せになる結末を見たいんだけど、第三次世界大戦になりそうでもあり…
うーん、厳しいかなぁ…

:: 2014/6/28 土曜日::

■[ラノベ]今回はちょっと日常編「甘城ブリリアントパーク」4巻

売れないテーマパークの来場者を増やさないといけない俺様系ぼっち高校生・可児江西也の奮闘記。

今回は中編1+短編3の構成で、どちらかというとふもっふに近い短編集。
とはいえ時系列的にはちゃんと3から続いています。
ただ、短編集に近い構成だからなのか、
4巻ではブリリアントパークの危機感は薄い、どちらかというと日常編です。

中編は2巻で入ってきた3人のバイトのうち、2人目の流血少女、伴藤美衣乃のお話。
いくら何でも美衣乃の周りで流血沙汰が多すぎと言うことで、何かあるのではと疑った西也たち。
丁度魔法の国から来ている奴等が多いということで心当たりに聞いてみたら案の定呪われているらしく、
ヤブ医者を呼んで解呪の儀式を執り行なってみたら、その内容がマニアックすぎるクイズだったり…

いやー、短編集だろうと容赦ないゲスさを見せてくれるキャストたちですね。
一応良い場面もあるにはあるんですが、基本ゲスいというか…
やはりフルメタとのギャップは感じちゃうんだよなぁ。
朝に軍紀を格好良く演説した上官が、夜に居酒屋でセクハラ発言しているのを聞いている感じというか。
面白いんだけども…!

ちなみに短編の中ではPV作成が面白かったです。
見事なまでに「船頭多くして船山に上る」状態でしたね!
無難なモノを作りあげる、個性が薄い人が陥りやすい罠らしいというか。
京都アニメーションだから、このPVもきっちり作ってきそうだよなぁ…(笑

そう言えばアニメですが、秋から始まるみたいですね。
何クールか知りませんがどこまでやるんでしょうか。
というかマジで本編そのままのゲスすぎるネタを放映するんでしょうか。
色々な意味で心配です。

:: 2014/4/23 水曜日::

■[ラノベ]帰ってきた相良良晴「織田信奈の野望 全国版」11巻

織田信奈の野望 全国版11 (富士見ファンタジア文庫)
著者/訳者:春日 みかげ
出版社:KADOKAWA/富士見書房( 2014-04-19 )
文庫 ( 357 ページ )
絵師サイト:はうにぶー。
絵師twitter:みやま零 (miyama0)さんはTwitterを使っています

Kindle版1巻:織田信奈の野望 1
Kindle版2巻:織田信奈の野望 2

Kindle版10巻:織田信奈の野望 10
Kindle版11巻:織田信奈の野望 全国版 11

長らく新刊が出ないと思ったらGA文庫から富士見ファンタジア文庫に移籍して再開という、
予想出来なかった帰還を果たした「織田信奈の野望」ですが、
レーベルが変わっても面白さは変わりがなくて安心しました。
というか何でレーベル変えたんだろ。
背表紙が変わるのは微妙にモニョるな…

まぁ、それはともかくあの続きですよ!
全国ネットで中継された信奈と良晴のキスシーンのお陰と、
近衛前久の機転で休戦状態になった織田軍と本猫寺だけど、
信奈をかばった良晴が矢に倒れ行方不明に…
と思ったら村上水軍に救助された上に小早川隆景に見初められ、
更に戦国時代に来てからの記憶を良晴は失っていて…

長期連載に付きものと言われる記憶喪失ネタ来ましたよ!
お陰で隆景と言い雰囲気になって、
冷静沈着な隆景がツンデレデレデレくらいになっちゃってますよ!
ブラコンだったのがうまい具合に作用しててニヤニヤでござる。
お陰で光秀ちゃんのヤンデレ化が進行しまくってましたが。(笑

というか光秀ちゃんは色々と殊勲賞でしたね!
記憶喪失の良晴の記憶を思い出させるという功績だけでなく、
良晴の毛利軍からの奪還と空気を読まない発言の数々!
お陰でハレの論功行賞の場が一気に修羅場になってて、
修羅場展開バッチコイな私としては大変ニヤニヤしてしまいました。

今回は良晴の両親が回想シーンとはいえ出てきたりと、
記憶喪失だったからこそのイベントが幾つか出てきて面白かったですね。
ラストの良晴の偽装結婚相手には驚かされましたが、
アレは漁夫の利というやつなのかなんというのか…

良晴をめぐる女の戦いはまだまだこれからっぽいですが、
天下布武をめぐる姫武将たちの戦いもついに軍神上杉謙信が出てきたことで、
更に過酷になりそうです。
次は早めに続刊が出てくることを願っております。

:: 2014/4/21 月曜日::

■[ラノベ]塾生たちの臥薪嘗胆「東京レイヴンズ 11 change:unchange」

第二部の1冊目がちょっと変則的だったせいでその後が不明だった冬児たち塾生の、
それぞれがどう動いて、今どう変わってどう変わらなかったのかが判る11巻!
そういった意味ではやっと第二部が始まったとも言える一冊でしたね。

冒頭から秋乃の元気すぎる食欲でほんわかしましたけど、
第一部終了時から一年半後の現在までの状況は割りとシビアです。
蘇生直後の夏目と父である泰純との会話とか割りとしっとりしてて好きでしたけど、
夏目以外の面子はしっとりでは済まされないものが有りましたね。

特に大友先生は「白の八咫烏」と呼ばれ陰陽庁から狙われ、
親友の木暮さんと夜の都内で本気バトルをするという展開はしっとりどころじゃないですよ。
冬児の修行も限界ギリギリを綱渡りするもので、
命を削りすぎだろ、と思わざるをえないですし。
というかいくら後見役に天海が居るとはいえ教師役を鏡がするとかもう無茶苦茶すぎる!
でもドラゴンボールにおけるピッコロもそうだけど、
教師役は悪役がやると妙にハマるんだよなぁ。

京子、鈴鹿、天馬もそれぞれで頑張ってるけど、
それでもかつての仲間たちとコミュニケーションを取れないのが辛い…
そんな中でやってくれたのはやはり天馬でしたね!
いやー、9巻でも最高の活躍をしてくれましたけど、
またまたやってくれて嬉しかった!

エヴァでも加持さんが言ってましたけど、
自分が今何をすべきなのか自分で考え自分で決められてこそ一人前なんですよね。
普通でも良い、いや、普通だからこそ警戒されずにイレギュラーを起こしてくれる、
そんな天馬が超カッコイイです。

恐らくあのメッセージを春虎も受け取ったことでしょう。
そして何より倉橋長官が何をするかを春虎も判っているはずなので、
ここから一気に巻き返すターンに入るのではないかと思います。
BBBでもそうだったけど、そうなったら面白さは天井知らずになっていくので、
今から楽しみでならないです。
早く! 続きを!! 読みたい!!!

:: 2014/2/21 金曜日::

■[ラノベ]闇鴉の雛たちの青春今昔物語「東京レイヴンズ EX2 seasons in nest」

東京レイヴンズEX2 seasons in nest (ファンタジア文庫)
著者/訳者:あざの 耕平
出版社:KADOKAWA/富士見書房( 2014-02-20 )
文庫 ( 328 ページ )
作者サイト:あざログ
作者twitter:あざの耕平 (k_aza) on Twitter
絵師サイト:—マッチョリ—
絵師twitter:すみ兵 (suminiku) on Twitter

Kindle版:東京レイヴンズEX2 seasons in nest [Kindle]

現在アニメ放映中の「東京レイヴンズ」の短編集の2冊目が発売です。
春虎たちが1年生だった時の冬から春にかけてのエピソードと、
大友先生と木暮と幼女先輩の三羽烏が出会った頃のエピソード、
そしてちょこっとだけ11巻直前のエピソードと、
時間軸が3つほどある短編が収録されています。

陰陽師なのに式神を全力で使いながらクリスマスを楽しむ陰陽塾の塾長だったり、
節分の豆まきイベントで冬児がはっちゃけちゃうエピソードだったりと、
副題通り季節感が溢れるネタもありますけど、
個人的にはやっと春になったことで鈴鹿が出てきたのが嬉しいです。

内容的には丁度アニメにもなった春虎たちが住む男子寮訪問イベントなんですが、
地の文で鈴鹿の心情が語られている分、行間を読むことでより味わい深いものになっております!
丁度、アニメBD1巻の特典が鈴鹿を主人公にした短編だったこともあり、
アニメでは一気に花開いた感があるんですよね、鈴鹿って。
読んでる最中、あの可愛いお尻をフリフリした鈴鹿が常に脳内再生されておりましたよ。

いや、まぁ、夏目は夏目で可愛いヒロインだとは思うんですよ?
後輩たちに女だとバレそうになった時のエピソードとか萌えましたし、
三者面談での男子寮引っ越しバレとか面白かったですしね!

でもなぁ…、やっぱり鈴鹿が可愛いんだよなぁ…
陰陽塾の塾生はは闇鴉の雛に例えられることが多いけど、
鈴鹿は実力はあるんだけど、他の塾生に比べて一部精神的に未熟すぎですからね。
ある意味、春虎への恋の刷り込みが強烈に働き過ぎてる気がします。
そんな所が鈴鹿を可愛いと感じる所以なんじゃないかと自己分析してみたり。

さて、春虎たちから遡ること11年前の三十六期生の出会いの物語もあるんですが…
大友先生が学生の頃から飄々としていたのは予想通りでしたけど、
木暮が結構やんちゃしてたのはちょっと驚きでした。
9巻では大人として確固とした在り方を見せただけに、
もうちょっと真面目だったのかと思いましたが、
確かに今までの話を読み返すと、結構破天荒っぽいエピソードもありましたねー
まぁ、幼女先輩は昔から変わらず幼女先輩でブレてなくて安心しましたが。(笑

さてさて、本編ですが11巻は4月発売みたいですね。
その前にも各種外伝だったり、アニメのクライマックスだったりがありますが、
やっぱり一番の楽しみは本編の続きかなぁ…
早く本編でも鈴鹿に会いたいので再登場に期待です!

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