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:: 2019/8/16 金曜日::

■[ラノベ]セカイ系青春エロゲのグッドエンドルート「小説 天気の子」

小説 天気の子小説 天気の子
出版社:KADOKAWA
作者名:新海誠
作者twitter:新海誠 (@shinkaimakoto) | Twitter
Kindle版:小説 天気の子
DMM電子書籍:小説 天気の子

映画版「天気の子」の新海誠監督本人によるノベライズです。
映画の内容を補完するような内容が多くありますので、
映画を楽しんだ人にこそ読んで欲しいです。
そして、まだ映画を観ていない人は先に観てからこの小説を読むことをオススメします。

映画版「天気の子」は公開初日に観に行きましたが、
一回だけじゃ足らなくて二回目はIMAXで堪能してきました。
2000年前後にエロゲを嗜んでいた身としては、
随所に選択肢が幻視できる作りに興奮させられましたし、
空撮するかのように描写された東京の景色に魅せられたりと、
とても面白かったです。

以下映画のネタバレを含みます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
まず思ったのは「セカイ系青春エロゲのグッドエンドルートのようだ…」です。
Trueルートは「イリヤの空 UFOの夏」のように陽菜が人柱となって消えるルートであり、
この天気の子における陽菜生存ルートはグッドエンドルートだと思うのです。
FateのUBWでもセイバー生存ルートはグッドエンドでしたしね。

帆高が世界の在り方なんかよりも陽菜を選んだのはよく分かるんですよ。
上京して東京のシステムとそれに順応する大人たちの冷たさと汚さに散々打ちのめされる中、
唯一無償で優しくしてくれたのが陽菜なんだもの。
そりゃあ、恋しない方がおかしいでしょう。
冷たい大人たちの世界なんかよりも、陽菜を選ぶのはむしろ当たり前ですよ。

須賀さんは一応優しくしてくれた大人なんだけど、
初対面の時に飯をタカられたのが悪かったし、
何より追い出されたことが響いてしまって、
廃ビルでのあの対峙となったんでしょう。
最後には帆高の「(好きな人に)会いたいんだ!」という想いに自分自身を重ね合わせたことで、
助けてくれたんだろうけど…
うーん、夏美さんルートだったらまた一味違ったのかもしれない。

で、夏美さんですが…
良いキャラですよね…
帆高が初めて恋した相手が陽菜だとすると、
帆高が初めて性的に見た相手は夏美さんでしょう。
身近にいる年上の美人の女性だもん、当然だよね。

これがエロゲなら夏美さんルートが間違いなくあったと思うんですよ。
そのルート分岐は陽菜をスカウトマンから助けるかどうか、
溶ける水の魚の動画を見た時のセリフの選択肢を間違えないかどうか、
あたりがフラグを立てるところじゃないかな、と思うわけです。
夏美さんルートだと陽菜と一緒に仕事を始めずに、
就活をする夏美さんに「一緒に仕事をしたいんだ!」と告ったりするんじゃないかな!
とか、まぁ、色々と思っちゃいますね。
その気持ちは小説版を読むと尚強くなりました。

凪くんは全年齢版になって追加されたキャラなので、
18禁版では陽菜と池袋のラブホに入って指輪からの初エッチがあるに違いないんですよ。
そしてパトカーの中で陽菜の年齢が明らかになるシーンもないんですよ。
だってエロゲには18歳未満の女の子は出ないんだからね、お兄ちゃん!

パトカーと言えば高井刑事はどうしても物語の中では悪役みたいに描かれてましたが、
ラストの銃を突きつけ合うシーンでの「撃たせないでくれよ」
で「あぁ、職務に忠実なだけで悪い奴じゃないんだ」と腑に落ちたというか、納得しましたね。
ただ、帆高にとっての優先順位が「陽菜と一緒にいること>>>>拳銃」なのを見抜けなかったので、
帆高を探すのに「家出少年」という目的を使ったことと、
陽菜を探しに行くことを冷酷に却下したのが悪かったんだなぁ、と。

ただ、小説版を読むとちゃんと銃刀法違反について説明はしてるんですよね…
でも高圧的なところはそのままなので、
そこが思春期真っ盛りの帆高には引っかかったのか…
いや、そもそもリーゼントとポンパドールが悪かったような気がする…

これが安井刑事なら経験の差でもう少し何とかなったのでは…
とは思いますが、それは意味のないifでしょう。

ちなみに小説版では描写が丁寧なところがあって、
それは夏美さんが大学4年の夏休みまでモラトリアムを満喫していたことだったり、
夏美さんがエリート家系の実家と折り合いが悪かったりですね。

それと映画版視聴時点で察していたことに確信が持てるところもありました。
須賀さんが帆高に会社スマホを貸し出してるからGPSで居場所がわかることだったり、
冒頭で帆高が絆創膏してるのは親子喧嘩だったことだったり、
瀧くんと三葉が結婚していたことだったりですね。

映画版、小説版、どちらも素晴らしいエンターテインメントしていました。
「イリヤの空 UFOの夏」完結時に感じたやるせなさが、
20年近く経ってやっと解消されたような気がします。
そう、もう、きっと大丈夫だ。

:: 2016/10/4 火曜日::

■[ラノベ]夢で逢えたら「君の名は。 Another Side:Earthbound」

「君の名は。」面白いですよね。

私も例に漏れず劇場で観たわけですが、とても面白かったです。
圧倒的な映像美と、ストレートに面白い脚本と、感動を誘う音楽と、
どれをとっても一級品で最高でした。
もちろんBDは買おうと思うのですが、もう一度劇場に脚を運びたい気持ちもあり、
その前に予習&復習として小説版を読もうと思ったのですが、
こちらの外伝的な小説も評判が良かったので、
まずはこちらを読んでみたのですがとても面白かったです。

以下、「君の名は。」のネタバレも含みますのでご注意ください。

 
 
 
 
 
 
 
 
この外伝は瀧くん in 三葉、テッシーこと勅使河原克彦、妹の宮水四葉、父の宮水俊樹の、
4つの短編からなっています。

まずは瀧くん in 三葉ですが、性転換モノとしての基本を押さえてて良いですね!
寝起きにおっぱいを揉むのは映画でもそうでしたが、
ブラを付けるという、男にとって一大イベントに四苦八苦するのが良い…!
そして、三葉が意外とカラフルなブラを持っているのも良いですね…
この発見は入れ替わり型性転換モノとして是非押さえておきたいポイントです。(キリッ
それにしても三葉はそんなブラをどこで買ってきたんだろう…
通販… はしなさそうだから、さやちんと大垣あたりまで買いに出かけてるんでしょうか。
妄想が膨らみますね!

テッシーの短編ですが、これはこれで!
映画観た時は三葉(瀧くん)が主導してカフェを作ったのかと思ってたんですが、
テッシーが発案、実行してたんですねー
なんだかんだ言いながら地元に根を張り、愛着を持って、何とかよくしていこうという、
前向きな性格も良いし、実際小さなことだけど行動を起こしているのが良いですね。
親への反発とか潔癖なところも、とても思春期男子っぽくて良かったです。

四葉の短編も良いですねー
女子小学生の思考回路がとても可愛らしいといいましょうか。
学校の同世代男子に対する的確な評価や、
おっぱいを揉むと大きくなるのか、小さくなるのかの妙な考察とか、
とても小学生らしいもので大変に良かったです。
それと、四葉にも入れ替わりが起こったというのが興味深いですね。
これを深く考察していけば、本編の入れ替わりもわかってくるかも…?

そして宮水俊樹の短編は意外でした。
何が意外って、主人公がおっさんの宮水俊樹というのがまず意外でしたし、
何より瀧くん(三葉)に対してあれだけしっかりと別人だと確信していたのが意外でした。
でも、この短編を全部読むと「なるほど」と得心しましたし、
本編でもラストに三葉の言葉をすんなり受け入れた理由にも納得しました。
この人も大変だったんだなぁ…

という訳でこの外伝小説はとても良いモノでした。
映画をほどよく補完する内容なので、映画を観た人はできるだけ読んで欲しいですね。

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