その着せ替え人形は恋をする 15巻(完結)は7月25日発売!
終わるのは寂しいけれど、五条くんと海夢ちゃんのグランドフィナーレを見届けよう!
:: 2025/9/9 火曜日::

■[漫画]危ない二人「エリスの聖杯」13巻

エリスの聖杯13巻エリスの聖杯13巻
出版社:スクウェア・エニックス
原作者名:常磐くじら
作者名:桃山ひなせ
作者twitter:桃山ひなせさん(@mokibidango) / Twitter
紙書籍通販:エリスの聖杯 (13)
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ダルキアン夫妻の不正の証拠を手に入れ、更迭することに成功したコニーたち。
暁の鶏の最大の後ろ盾を排除できたけれど、
ファリスの陰謀は止まっておらずユリシーズ王子も行方不明のまま…
そこでコニーたちはスカーレットの助言も有り、黒幕を推理していき…

自分では動かず、裏から使嗾するだけのクズっていうのは本当にヘイトが溜まりますよね。
だからこそざまぁ展開を期待しちゃうのですが、それはクライマックスまでお預けです。
今は正体が判明しただけで良しとしましょう。
問題は黒幕の魔の手がコニーにまで及ぼうとしていることですね。
スカーレットとランドルフという守護があるとはいえ、危険ですよ。

今回は危険な目に遭う人が多かったですね。
ルチアとレティシアという年少組まで危険に曝されてて、
ちょっと警護体制の甘さに呆れちゃいますね…
子供の行動は予測不可能とはいえ、デボラが脱走しているのに甘々すぎます。
そもそも犯罪者の貴族夫人が気軽に脱走できている時点で甘すぎますが、
官憲の中にまで暁の鶏が食い込んでいる現状を考えると、手引きがあったのでしょう。

ただ、脱走までしてやることが稚拙な逆恨みというあたりにデボラの浅はかさが出ていますし、
身勝手な行動を暁の鶏に咎められて報いを受けるのは自業自得だなぁ、と思いましたね。

悪役同士が潰し合った結果とはいえ、
これもまたざまぁの一つの形なのかな?
あの自尊心と虚栄心と嗜虐心ばかりが大きかったデボラが狼狽する姿を見ると、
ちょっとゾクゾクする快感がありますね!

そしてもう一組危険な目に遭うのがランドルフとコニーの二人です。
暁の鶏が有能なのか、国の官僚組織がボンクラすぎるのか、
急造の罠にハマって絶体絶命のピンチに陥るんですが…

そのお陰で二人の仲が縮まるんですからわからないものですね。
二人の距離を近付けたのは、犯罪組織である暁の鶏の唯一の善行かもしれない…w

それにしても数十メートル離れた距離をあの拳銃で一発で当てるとか、
ランドルフの腕前はシティーハンター並みですね。
アルスターはそんなことまで訓練させられるのでしょうか…
その厳しい訓練を国の機関にもちゃんと課していれば暁の鶏に侵食されなかっただろうになぁ…w

これから物語はついに大詰めを迎えます。
コニーはランドルフと心の距離が縮まって安心したのかもしれませんが、
これから大きな試練が待っていますからね。
心を強く、頑張ってほしいものです。

:: 2025/3/25 火曜日::

■[漫画]父の愛「エリスの聖杯」12巻

エリスの聖杯12巻エリスの聖杯12巻
出版社:スクウェア・エニックス
原作者名:常磐くじら
作者名:桃山ひなせ
作者twitter:桃山ひなせさん(@mokibidango) / Twitter
紙書籍通販:エリスの聖杯 (12)
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DMM電子書籍:エリスの聖杯 (12)

エリスの聖杯の意味を知り、スカーレットが引っぱたくべき相手が明らかになったけれど、
その相手というのがスカーレットの実父アドルファス・カスティエル公爵。
引っぱたかれたカスティエル公爵はスカーレットの実母であるアリエノールとの出会い、
そして愛を育んだ記憶を思い出していた…

アリエノールは身体は弱いけれど、心はスカーレットと同じくとても強く、
カスティエル公爵を尻に敷いてたんですね。
愛し合って出来た愛娘を処刑台に送らなければならなかった公爵は、
自分が死を望んでいたことにすら気付かなかったんだけど、
そこはコニーとスカーレットのお陰で正気に戻った感じでしょうか。

流石に父親だけあって、
頭ではあり得ないと思いつつも、心で理解できてるんですね。
公爵本人にとっても、それは救いになるでしょう。

そして後半から新展開で、コニーの婚約者であるランドルフがクローズアップされます。
彼は自分が継いだアルスターの職位に忠実すぎる鉄面皮な上に、
周囲からどれだけ愛されているのかに無自覚で、
更には女心を全く介さない唐変木なので、コニーも大変ですね…

でも、コニーくらいのお人好しでお節介じゃないと、
ランドルフの相手は務まらないと思うので、
ゆっくりと解きほぐしていって欲しいものです。

ただ、ランドルフを相手にするのは、
スカーレットに巻き込まれるのとは別ベクトルで大変そうだなぁ、と思います。
まぁ、ランドルフからすると、コニーに振り回されてる側なんだろうけどね…!
婚約者なんだから、これからもずっと振り回されてくださいね!

:: 2024/11/7 木曜日::

■[漫画]スットコドッコイの尻拭い「エリスの聖杯」11巻

エリスの聖杯11巻エリスの聖杯11巻
出版社:スクウェア・エニックス
原作者名:常磐くじら
作者名:桃山ひなせ
作者twitter:桃山ひなせさん(@mokibidango) / Twitter
紙書籍通販:エリスの聖杯 (11)
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DMM電子書籍:エリスの聖杯 (11)

アビーの救出が成功したけれど、まだ国の病巣は依然健在のまま。
隣国ファリスの陰謀を聞かされたコニーは頭が痛くなるが、
主人公タッグよりも先に深層に辿り着いたランドルフは、
その鍵を握る人物、カスティエル公爵を訪ねるのだった…

原作読んだ時も思いましたけど、
アデルバイド上層部が平和ボケのボンクラすぎてビックリですよね。

諜報も防諜もしていないのを見ると、
アルスターの必要性をヒシヒシと感じますよ。
ただ、現実を見てると…
大国が戦争を仕掛けるのに大義名分なんて必要ない、というのがわかるので、
そこはちょっと悲しくなりましたね…

スットコドッコイな男達の尻拭いをすることになったのがスカーレット、
という残念すぎる真実が明るみになったわけですが…
それでスカーレットが大人しく凹むわけではなく、
気炎を上げちゃうんですよね…
そして巻き込まれるのがコンスタンス・グレイルというわけですよ。

この国の女性は男性の尻拭いをすることが多々あるけれど、
だからといって大人しくサンドバッグにされるのではなく、
殴り返すことができるんですよね。
とはいえ、矢面に立つのはコニーなわけで…
頑張れコニー! 君の拳はまだまだ活躍の場が残されているぞ…!

:: 2024/3/30 土曜日::

■[漫画]それぞれの歩む道「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか ファミリアクロニクル episodeフレイヤ」5巻

ワルサの軍勢8万人をフレイヤ・ファミリア幹部8人で殲滅する…
そんな馬鹿げた戦術とも呼べないモノを有言実行する各人。
ある者は搦め手を真っ向から打ち破り殲滅し、
ある者は相手の隠し球を一刀両断して戦意を挫くのだった…

いやはや、戦いは数だよ兄貴! と申しますが、
ダンまちのようにレベル差と戦力差が圧倒的すぎる世界だと、
戦いは質だよ女神! という結論に達してしまうのですね。

まぁ、ワルサで好き勝手やってたラシャプも、
相手がフレイヤ・ファミリアだとわかった瞬間に逃げ出してるし、
神々もそういった認識なんでしょうね。
やっぱり舐めプして情報収集を疎かにするとダメですね!

ワルサの軍勢を退けたアリィが出した…
というかフレイヤが出した結論を飲んだアリィですが…
彼女がこれから歩む道は決して平坦ではないでしょう。
ですが、美の女神との出会いで得られた経験を糧にして、
これから真っ直ぐに進んで行くことが感じられる別れでしたね。
寂しい気持ちもあるけれど、これで正しいんだ、と感じました。

ちなみに「砂の海のミラージュ」もコミカライズされてます。

ダンまち本編を読んでいたら少し齟齬が感じられると思いますが、
ミラージュという名前の通り、蜃気楼のようなものですからね。
それでもアリィの今後が感じられて嬉しいです。
この短編もコミカライズして、この5巻に収録したのは英断だと思いますよ。

ちなみにファミリアクロニクルシリーズはもう一冊あるんですが、
そちらは時系列的にかなり先の話になりますからね。
ダンまちアニメ5期のネタバレが満載になってしまうので、
そちらが終わってからコミカライズが始まるんじゃないかな、と予想しております。
今から楽しみにしておきます!

:: 2024/3/29 金曜日::

■[漫画]美しい花には毒がある「エリスの聖杯」10巻

エリスの聖杯10巻エリスの聖杯10巻
出版社:スクウェア・エニックス
原作者名:常磐くじら
原作者サイト:常磐くじら
作者名:桃山ひなせ
作者twitter:桃山ひなせさん(@mokibidango) / Twitter
紙書籍通販:エリスの聖杯 (10)
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DMM電子書籍:エリスの聖杯 (10)

アイシャ・ハクスリー殺人事件の犯人とされたオルダスの無実を証明するため奔走するアビーと、
そのアビーを陥れるために娼婦を籠絡するデボラ。
アビーを助けたいコニーたちだったけれど正攻法ではどうしようもない中で、
コニーが頼ったのは、やっぱりスカーレットだった…!

いやはや、スカーレットは本当に頼りになりますよね。
判事を買収…、というよりも脅迫するために暗躍するとか、
コニーのような善良な人間ではどうあっても思いつかないですよ。
流石は悪役令嬢だけあります。

そしてアビーを助ける為に娼館が総出となるとか、
本当にアビーは慕われているんだなぁ、と感心しますね。
やはりデボラなどという陰険な貴族とは違いますよ。
まぁ、若い頃はかなりお転婆で大変な人だったみたいですけどねw

それに罠に掛けるのにも、単なる色気で釣るのでは無くて、
判事の嫉妬心を利用するというのがまた悪辣ですね。
男としてだけではなく、貴族としての矜持を刺激されたらねぇ…
そりゃコロッと騙されるわけですわ…

そして元凶となったアメリアですが…

自分の迂闊さが跳ね返っただけでなく、
虎の尾を踏んで痛い目を見て少しは懲りたかな?
自分は安全な場所でひたすら石を投げていたクズだということに、
痛みを知ることで思い知ったのなら幸いです。

取りあえずはアビーを巡る陰謀は解決したけれど、
大国ファリスが仕掛けている壮大な陰謀はまだ続いているので、
まだまだ油断はできませんね。
頑張れコニー&スカーレット!
この国の男達は総じて役立たずだからな!

:: 2023/9/20 水曜日::

■[漫画]負けず嫌いなお嬢様の軌跡「エリスの聖杯」9巻

エリスの聖杯9巻エリスの聖杯9巻
出版社:スクウェア・エニックス
原作者名:常磐くじら
原作者サイト:常磐くじら
作者名:桃山ひなせ
作者twitter:桃山ひなせさん(@mokibidango) / Twitter
紙書籍通販:エリスの聖杯 (9)
Kindle版まとめ買い:エリスの聖杯
DMM電子書籍:エリスの聖杯 (9)

リリィ女史が遺したエリスの聖杯の手掛かりをついに手に入れたコニーとランドルフ。
そこに記されていたのはエリスの聖杯とは、
隣国であるファリスからのアデルバイドへの侵略計画のことだった…!

この9巻はほぼほぼリリィ女史の物語ですね。
リリィが自己肯定感に満ち満ちていた幼少期にスカーレットに出会い、
敗北感を味わうところから始まります。

スカーレットという強烈な個性に出会った際に、
アイシャのように信奉するのではなく、
負けん気の強さでもって接して、
何だかんだで友人と呼べるだけの距離感を持てているのは、
リリィ女史の才覚と努力によるものでしょうね。

ただ、その才覚と努力は貴族令嬢としてのものだから、
国家間の陰謀というものは手に負えなかったんですね。
彼女もまた、ド三流な男たちの尻拭いをするハメになった結果、
その命を使う覚悟を決めたんだなぁ…

いやはや、本当にこの作品の男どもは頼りにならないんですよ。
大切なものを守るためには国家に喧嘩売るくらいして欲しいものですね。
まぁ、ヘタレはヘタレなりに頑張ってはいるみたいなんだけど、
コトが起こるまでにどれだけ積み上げてきたかが重要なわけで…
そこまで想定せずに安穏としていたツケを払っているだけなんだよなぁ。

それはそうと、現実のウクライナの情勢を見ていると、
大国が戦争を仕掛けるのには大義名分なんて必要なくて、
一方的ないちゃもんだけでやらかすんだということがわかり、
丁寧にやってるファリスがとても紳士的だと思えるようになりました。
これもまたフィクションが現実に負けたということなのかもしれない…

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