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夏! 海! 青春!
:: 2016/7/13 水曜日::

■[漫画]黒エルフのたわわ「ソードアート・オンライン プログレッシブ」5巻

「魔性の潮」や「月曜日のたわわ」で有名な比村奇石さんの本業である、
「ソードアート・オンライン プログレッシブ」のコミカライズ5巻が発売!
比村さんは日頃からおっぱいおっぱい言ったり石を錬成したりするだけじゃなく、
ちゃんと漫画家としての仕事をしておられるのです!

この5巻では原作2巻「黒白のコンチェルト」のエピソードに入るんですが、
今までと同様に原作をかなり大胆にアレンジしているんですよね。
正確に言うとアレンジじゃなくて拡張していると言った方が良いかな?

アインクラッド3層でイベントクエストに突入することになるキリトとアスナが、
クエストで出会い味方するのは黒エルフの戦士キズメル。

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彼女と共闘して森エルフを倒すまでは原作通りなんですが、
そこから鷹使いの森エルフや狼使いの黒エルフが乱入するイベントが起こるとか、
そんな展開は原作にないですよ比村先生!

でも、鷹使いと狼使いの設定自体は原作にあるし、
キズメルの双子の妹・ティルメルが鷹使いに殺された設定もあるんですよね。
このコミカライズではその設定を咀嚼した上で、
物語を拡張してキズメルたちNPCに深みを与えてくれているんですよ。
いやはや、大胆だなぁ。

原作ではサラっと流していたティルメルの死亡イベントですが、
コミカライズではしっかりすぎるほどに描かれているので、
かなりショッキングですので注意は必要ですね。
名前しか出てこなかったキャラをここまで印象深いキャラにするとは…
比村さん… 恐ろしい子…!

設定を拡張と言えば、キズメルのスタイルがこれでもかというほどに拡張されてましたね。

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確かにabecさんのイラストでもたわわだったし、
そういう描写もあったけどここまで見事にたわわにするとは、
比村さんの趣味が入りに入りまくってるなぁ、と思いました。(笑

:: 2015/8/11 火曜日::

■[漫画]真紅のマタドール・アスナ「ソードアート・オンライン プログレッシブ」4巻

キリトたちのアインクラッド第二層攻略のクライマックス!
この4巻は一冊丸々がボス戦を描いているので、
刺激的かつ濃厚なバトル要素に溢れています。
キリトだけじゃなく、もちろんアスナも暴れまくりです!

SAOの主人公は誰もが認めるキリトですが、
このSAOP4巻に限ってはレジェンド・ブレイブスのオルランドも主人公でした。
ロールプレイのうざさは少々あるけれど、バトルでは熱血しているし、
何より皆を鼓舞して支え合おうという姿は勇者を名乗るのに相応しいものがありました。
仲間が起こした問題の責任を潔く取ろうとする姿も高潔でしたしね。

それに対して今回のキリトはある意味主人公が見せてはダメな顔をしてましたね…(笑

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まぁ、当時はまだ中二だもんなぁ…
美少女のアスナにあんな顔されたらこうなっちゃうのも致し方なかろう。
それにしてもキモい。(笑

そしてキリトにそんな顔をさせたアスナですが、
やはり彼女がいないと画面が締まりませんね!
ボス戦も彼女が参戦してからが本番って感じでしたし!
また、体術クエでトレードマークの紅いマントでマタドール姿を披露してくれたのも良かったけど、
やはり自分がしてしまった表情を思い出して赤面している姿が良かったです。
いやー、やっぱりソードアート・オンラインの正ヒロインはアスナだなぁ!

とはいえ、そんなアスナも可愛いだけの女の子じゃないんですけどね。
キリトが不得手としている政治工作に長けているところが実際怖い。

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確かにアリシゼーション編でのオーシャンタートルへの潜入工作 から見ても、
アスナが政治工作に長けているのは判っていましたが、
まさかこんなアインクラッド編からその実力を遺憾なく発揮されていたとは…!

それにしてもアスナとアルゴは相性が良すぎると思う。
これで何故SAOクリア後に行動を一緒にしていないのかが気になるんだけど…
遠隔地に住んでいるとかなら判るんだけど、
75層に到るまでにアルゴが死んでたりしたら嫌だなぁ…
うーん、原作の続きが気になる…!

さて、次回からは原作2巻の部分に突入します。
新たなNPCヒロインのキズメルが登場しますし、
ラッキースケベ率も高まるはずなので、
比村奇石さんがそこをどうエロく描いてくれるのか…!
いやー、今から楽しみで仕方ありませんね!

:: 2014/12/13 土曜日::

■[漫画]デジタルデータの武器に宿る魂「ソードアート・オンライン プログレッシブ」3巻

ソードアート・オンライン アインクラッド編第0章であるプログレッシブシリーズのコミカライズ第3巻!
原作1巻の強化詐欺編に入った所なんですが、原作を大きくアレンジしています。
話の根幹は変わらないんですが、全体的に暗めだった物語の印象が、
アスナの魅力とアルゴの出番増加と鍛冶師ネズハの意外な役どころのお陰で、
原作に比べて明るめな雰囲気になっています。

そもそも物語の構成を弄るだけでなく、キャラクターの印象も変えるとか、
このご時世、かなり大胆というか勇気がいる行為だと思うんですが、
そのお陰で原作とは違った面白さがあるし、何より新鮮なんですよね。
原作を読んでても新たな発見があるので、原作既読者にこそ読んで欲しいです。

とはいえ、原作で大事な所は変えてません。
そう、タラン饅頭を食べて顔に白濁液、もといクリームまみれになったアスナさんとか!

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流石は比村さん! エロ同人時代に鍛えたスキルを存分に奮っておられる!
このシーンだけでもコミカライズの価値があったと思わざるを得ない。
ありがとうございます! ありがとうございます!

それに原作では描写されてなかった所が見られるのも良い所ですよね。
アルゴがどうやってネズハという名前の正確な読み方を知ったかとか、
原作ではアルゴにブレーンが居たことは仄めかされてましたが、
それがまさかヒースクリフだったとは…
まぁ、確かにヒースクリフほどの博識さなら知っててもおかしくないし、
何よりこういった出番があると原作ファンとして嬉しい限りです。

しかし、レジェンド・ブレイブスが裏にいるというのは原作通りだけど、
そのレジェンド・ブレイブスのギルメンの絆が微笑ましく強いモノに変更されてましたね。
特にリーダーのオルランドはロールプレイングがちょっとアレだけど、
かなり人徳があって良い奴になっていて、これはこれで確かに面白いかも。
また、アルゴがネズハと合流したのが4人なことや、
Pooと思しきプレイヤーが声を掛けてきた時の描写から考えても、
恐らく、オルランドは強化詐欺のことを知らないんだろうなぁ。
これはネズハが罪を懺悔するシーンでも何かしらあるんじゃないでしょうか。
これでまた4巻の楽しみが増えましたよ。

他にも描き下ろしの制服姿のアスナさんのおっぱいだとか、
ネズハが暴露する巷の噂のアレコレで百面相するアスナさんだとか、
死のうとするネズハに説教するアスナさんだとか、
見所は沢山あるので未見の人は是非とも読んで欲しいです。
あー、この比村さん版の内容でアニメ化してくれないかなー

:: 2014/7/11 金曜日::

■[漫画]最前線に咲く鮮烈な華・細剣士アスナ「ソードアート・オンライン プログレッシブ」2巻

鮮烈にして苛烈にして峻烈な細剣士・アスナの物語。

アインクラッド第一層、コボルトリーダーとのボス戦の最中、
βテスト時代と違う挙動を取ったボスのスキルで死んでしまった攻略組リーダーのディアベル。
カリスマだった彼が倒れたことでショックを受ける攻略組の中、
キリトとアスナの二人は最前線で持ちこたえるが…

希少なツン率9割のアスナが見られるSAOPコミカライズの第2巻は、
初っ端からバトル展開が盛り上がって手に汗握る面白さ!
アニメも躍動感がある血戦でしたけど、漫画も負けてませんよ!
特にバトルの最中だというのにみんなが止まって視線を集めた、
アスナの鮮烈な指示をするシーンは圧巻でしたね!

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このシーンは原作にも、もちろんアニメ版にもなかったんですが、
アスナ視点で再構成されたこのコミカライズだとすごくしっくりきました。
原作1巻の頃にはトップギルドの副団長を務めるアスナの片鱗が窺えます。
確かにこのカリスマなら副団長になってもおかしくないよなぁ。

この他にも原作との差異は幾つかあるんですけど、
どれも原作の核となる部分はそのままに、物語として判りやすいように再構成されています。
ですので、原作ファンにもそうですし、この2巻は原作1巻で飛ばした所から始まるので、
アニメしか見ていない人にも是非読んで欲しいです。

ちなみに巻末には「ディーふらぐ!」の春野友矢さんがゲストで描かれてましたけど、
「ディーふらぐ!」の高尾さんエロ同人誌(当時の感想)を描いた比村さんの本にゲストとか運命を感じますね!(笑
そう言えば比村さんは2004年の夏コミから同人活動を始めたので、
もうすぐ10周年ですね。
長年おっぱいの大きいキャラばかり描いていた比村さんも、
アスナではその欲望が晴らせないからかに情熱を傾けている気がします。

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しかし単行本になってもスカートの影になってパンツが見えないとは…
SAOの倫理コードのプロテクトは固いな…!

:: 2014/2/25 火曜日::

■[漫画]初心者アスナの絶望からの前進「ソードアート・オンライン プログレッシブ」1巻

ソードアート・オンライン プログレッシブ (1) (電撃コミックスNEXT)
著者/訳者:比村奇石
出版社:KADOKAWA/アスキー・メディアワークス( 2014-02-27 )
コミック ( 180 ページ )
原作者サイト:WORD GEAR
原作者twitter:川原礫 (kunori)さんはTwitterを使っています
作者サイト:日々、平穏
作者twitter:比村奇石 (Strangestone)さんはTwitterを使っています

電撃文庫の主力にして、川原礫さんの代表作である「ソードアート・オンライン」
その第0章とも言えるアインクラッド攻略編を綴った「ソードアート・オンライン プログレッシブ」を、
バトル描写に定評のある比村奇石さんが描いたのがこのコミカライズ版になります。

アニメの第2話にもなっていた、アインクラッドの第一層の攻略からスタートになるんですが、
原作やアニメとは異なり物語の中心となるのは押しも押されもしない正妻ヒロインのアスナ。

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もちろんキリトは出てきますがツン期全盛のアスナ視点で描かれているので、
ちょっぴりニヒルなヒーローっぽく見えますね。
物語も原作やアニメを基本なぞる形ではあるけど、色々と改変されています。
ですが、原作ファンからみても許容範囲というか、
むしろアスナを主人公に物語が最適化されている、という印象が強いです。

アスナが主人公になることで、アスナの内面が描かれるのが本作の魅力の一つです。
原作やアニメではサラっと流された”優等生なお嬢様”であるアスナが感じた絶望。
両親に望まれ、多少満たされない気持ちがありながらも進んできたエリート街道。
その道を進むのを当然としてきて他の生き方を知らない一人の少女が、
魔が差してちょっとやってみただけのゲームの虜囚となったが為に道を大きく踏み外してしまい、
両親に見捨てられ、ライバルや後輩たちに見下げ果てられるのではないかという焦慮。

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これは真っ当に受験戦争を経験してこないと判らないモノです。
比村さんが何故それをきっちりと描き切ることが出来るかというと、
一流大学を出て、修士も取り、有名企業に就職してエリート街道を進んでいたのに、
脱サラして漫画家に転身したからなんだと思います。
アスナと違うのは魔が差したのか、自ら望んで身を投じたかの違いでしょう。
自らの経験をここまで自然にキャラクターに反映するとは、もう正真正銘プロ作家だなぁ。

話は変わりますが、アスナ視点なのでもちろん色々と萌える要素が原作より多めになっています。
キリトの宿にお風呂に入りに来たイベントは当然ですし、
店で下着を買うイベントとか大変ニヤニヤしてしまいますね!
特に情報やのアルゴは良い仕事してくれてますよ。

ちなみにこの頃からアスナがアルゴと親しくなっていったのは予想通りでしたが、
倫理コード解除もどうやらアルゴからの情報っぽい伏線があってニヤリとしたり。

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つまり原作1巻におけるキリトさんが良い目を見たのは、
アルゴのおかげでもあるんでしょうね。
アルゴさんマジナイスプレー

他にもディアベル主催の集会でのイベントとか、フロアボスとの対決とか、
細かい所は変わってますが、それでも原作で感じたボス戦の緊迫感は遜色ないので、
原作ファンこそに読んで欲しいコミカライズとなっています。
もちろん、アニメでしかSAOを知らない人でも充分楽しめる内容となっていますので、
アスナばりに初心者の人にも読んで欲しいですね。

余談ですが特装版をAmazonで頼んでたら2週間遅れで届きましてね…

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取りあえず届いたので良かったです。
この感想も実は特装版を読んでのモノになっておりますのであしからず…

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