僕の心のヤバイやつ (10) 特装版 4月8日発売!
夏! 海! 青春!
:: 2016/10/30 日曜日::

■[ラノベ]初めてのデート「キミもまた、偽恋だとしても。 1 下」

村上政樹と長島薫子。
隠れオタクな二人が偽装恋人になったら、
お互いの家の事情が判明して長老衆が大歓迎ムードになってしまい、
今後どうなるのか分からない青春ラブコメの2冊目です!

半年も経たずに2冊目が出るとか渡辺恒彦さんにしては珍しいハイペースですが、
ファンとしては嬉しい限りですよ。
「理想のヒモ生活」も面白いけど、こちらの作品もかなり面白いですからね!
今時の中高生向けっぽい内容なのもグッドだと思います。

二人のゴールデンウィーク中の行動がメインでしたが、
こう、なんというか、良い意味でドキドキハラハラしますね!
初めての恋人らしいデートのドキドキ感とか、
もうすっごく青春っぽいじゃないですか!
政樹が無駄に下調べして苦悩してしまうとことか若さが滲み出てて微笑ましいし、
髪飾りをプレゼントされた時の薫子とか超可愛いじゃないですか!
まぁ、髪飾りのはずなのに挿し絵が耳飾りだったのには幻滅しましたが…

それとお互いがオタクを隠しているのにニアミスしまくるのはハラハラしましたね!
いつバレるんだろうというハラハラ感もありましたが、
早くバレてさっさともっと親密になれよ! という思いもあるんですけどね。
まぁ、懸念だった先代のオタク嫌いも事情が判明して読者的には安心できたけど、
政樹はまだ分かってない状態だからなぁ。
バラす決断を下すまでには到らないのも仕方ないんですけどね。

それにしても随所で共感できるところが多い作品だと感じましたね。
地方の進学校の校内での学力差とかあるあるというか、私の高校もそうでしたし、
地方の即売会とかめっちゃ雰囲気分かりますよ!
あと、男女における服選びの意識の違いとかもそうですし、
めっちゃ「わかるー」的なところが多いと言いましょうかね。
共感できて面白いんだなぁ、これが。

次巻も気になるところですが、二人はいつオタクだとバレるんでしょうね。
まだまだ焦らして欲しい気もするけど、どうなんだろう…
まぁ、リヴァイ兵長の尻を見上げるアングルの魅力について語ろうとしちゃうあたり、
薫子の方が先に限界迎えそうな気がしますけどね。(笑
夏コミで政樹が書いているSSを本にするとか何かしらのイベントが起こって、
二人がビッグサイトで出会うとかの展開があれば良いなぁ、と思う次第であります。

:: 2016/7/4 月曜日::

■[ラノベ]愛する家族のために「理想のヒモ生活」8巻

理想のヒモ生活 8 (ヒーロー文庫)
著者/訳者:渡辺 恒彦
出版社:主婦の友社( 2016-06-30 )

作者サイト:渡辺 恒彦
絵師サイト:ハイノハナ
絵師twitter:文倉十(@haino)さん | Twitter

一騒動はあったものの無事にガジール辺境伯領から戻ってきた善治郎。
ニルダが名簿から抜けていた件も公表して多少の波風は立ったものの平穏な日々。
しかしアウラの第二子懐妊の知らせに善治郎の瞬間移動魔法の成功、
そしてニルダの後宮侍女入りにフレア姫の「黄金の木の葉号」の修繕と色々とあって…

待望の「理想のヒモ生活」の新刊が出ましたよ!
作者が別レーベルで新シリーズ出してたので危ぶんでましたが、
年に一冊といういつも通りのペースが守られたようで少し安心しました。
まぁ、欲を言えば年に何冊も読みたいくらいに好きなので、もっと読みたいのですが。(笑

今回は各所でいろんなイベントが同時進行で動いていたので、
何というか大きなイベント前の地ならしのような感じがしましたね。
私としてはフレア姫が好きなので相対的に彼女の出番が減ったのが少し残念ですが、
初めての南大陸の雨期と酷暑期を体験してヘバっている姿はちょっと可愛かったです。
うーん、早く後宮のエアコンを体験させてあげたい。
でも側室だからアウラたちの寝室には入れないのかな…?
善治郎が持ち込んだ家電製品を知れば大興奮間違いなしだと思うんだけど、
アウラがそんな迂闊なことをするとは思えないからなぁ。

可愛いと言えばニルダも可愛かったですね。
村育ち故の純朴さが出ていて、何というか妹とか娘的な可愛さがあるんですよね。
フレア姫付きの後宮侍女になれば良い相性になると思うんですよね。
まぁ、そういった展開はまだまだ先かなぁ。

善治郎がアウラのために努力して瞬間移動を覚えたお陰で、
舞台はシャロワ・ジルベール双王国に移ったけどどうなるんでしょうね。
エセ天然少女には騙されないで欲しいものだけど、アレはアレで可愛いのも確かというか。
先の展開が全く読めないだけに続きが気になるので続刊も楽しみです。
できればWeb版も更新して欲しいかなー…

:: 2016/5/27 金曜日::

■[ラノベ]理想の婚約者生活「キミもまた、偽恋だとしても。1 (上)」

滑り止めで受けた岩下学園に越境入学をした平凡な少年の村上政樹と、
地元では知らぬものはない名家のお嬢様で容姿も端麗な長島薫子。
ある日、薫子から偽装彼氏のお願いをされた政樹は下心から引き受けると、
実は政樹は江戸時代から続く長島家の主家の直系だったことが判明し、
薫子の祖父の豪蔵をはじめとした一族の長老衆から大歓迎される事態に!
更に政樹と薫子はお互いにオタクであることを隠している上に、
豪蔵が大のオタク嫌いなことから事態をややこしくして…

「理想のヒモ生活」作者の渡辺恒彦さんがオーバーラップ文庫で手掛ける新作!
今度は舞台が異世界ではなく現代学園モノだし、
主人公もサラリーマンではなくオタクな高校生という、
いかにもラノベっぽい題材なんですが、これが面白いのです。

政樹も薫子も特別キャラが立つような言動ではないんですがキャラが立ってるんですよね。
政樹は普通の高校生男子っぽい思考回路だしオタクとしてもスタンダードなので、
読者としても共感を持ちやすいところが多々あるんですが、だからこそキャラが立っているというか。
薫子も美人でスタイルが良いんだけど家柄もあって高嶺の花すぎて告白されたことがないから、
チョロインの資質を持っているのが可愛い上に、
隠れ腐女子として生活しているところが魅力的というか。
自宅でスカートもはかずパンツだけというラフな格好をしているのも良いですよね。(笑

ラブコメ的には流れで大胆な告白をすることになった政樹は良い仕事したと思いますし、
それにあっさりと絆される薫子にもニヤニヤさせられますよね。
それにお互いがオタクだとバレないようにしながら、
綱渡りのような生活を続けていながら、
ネット上ではお互いの趣味が被ってニアミスどころか交流まで始まってて、
読んでて最高にニヤニヤ出来ちゃいますよ。(笑

凄く面白いので続きが気になりますが、
「理想のヒモ生活」も大好きなのでそちらの刊行も是非お願いしたいところです。
7巻を何度も読み返してるけれど続きが早く読みたいことこの上ないので!

:: 2015/9/30 水曜日::

■[ラノベ]打算から恋愛へ「理想のヒモ生活」7巻

理想のヒモ生活 7 (ヒーロー文庫)
著者/訳者:渡辺 恒彦
出版社:主婦の友社( 2015-09-30 )
作者サイト:渡辺 恒彦
絵師サイト:ハイノハナ
絵師twitter:文倉十(@haino)さん | Twitter

カープァ王国の英雄プジョル将軍と、ガジール辺境伯の長女との結婚式。
有力貴族同士の結婚ということで王族として出席することになった善治郎と、
そのパートナーとして立候補したフレア姫がガジール辺境伯領に向かうことに。
そこには善治郎がアウラから教えられていないガジール辺境伯の令嬢ニルダが居て、
更には辺境伯領と境界を接する中堅国ナバラ王国のマルティン将軍までもが、
ライバルであるプジョル将軍の結婚式に参加することになり…

善治郎はワレンティア公爵領での差配も有能だったけど、
今回も多少綱渡りではあったけど望み通りの結果を出す有能さを見せましたね。
逆転裁判のような痛快さもあったけど、
やはり特筆すべきなのはナバラ王国の若きエリートであるクリス騎士長のあしらい方かな。
善治郎は未だに日本人の価値観とブラック企業の営業職の経験の色が濃いので、
多少無礼でも笑って流せる度量があるところが良いですね。

自分への皮肉はスルーしながらも、
フレア姫のためには多少は突っ込む男気を見せてくれるたのは最高でしたね、
フレア姫が惚れるのも仕方ないと思います。
子供の頃から切望しながらも価値観の違いから得られなかったものを、
善治郎は日本人の男女平等の価値観があるので自然と与えてくれますからね。
始まりは打算だったのが今ではすっかりと恋愛へとステージをあげたフレア姫は、
ヒロインとしての立場を確固としたものにしたように思えます。

本来ならクリス騎士長のような経験不足な人間を出すのは問題なんでしょうが、
ナバラ王国は大戦の影響で人材不足なようだし、
地位がふさわしい人が他に居ないのだろうし、
何よりスケジュール的に必要性があったとはいえ、
険しい山道を短時間で踏破するには軍人である必要性があったのでしょう。
とはいえ、その結果がクリス騎士長の痛恨の失敗というのが何とも可哀想ではあったけど、
まぁ、これも自業自得な若さ故の過ちというものでしょうね。
マルティン将軍という有能で部下思いの上司がいる限り、彼も成長することでしょう。

しかし今回一番有能だったのが誰かと言えば間違いなく新婦のルシンダさんでしょうね。
今までガジール辺境伯領を回してきた手腕の高さがよく判りますよ。
男尊女卑の価値観を尊重した上で大きなトラブルになる前に芽を摘むんだけど、
そのやり方が非常に穏当で誰も傷つかないようにするところが非常に有能ですね。
Web版ではプジョル将軍の新婦ではなく、善治郎の側室になりそうなので、
そっちの方でも楽しみになってきました。

また、影の功労者はイネスさんではないでしょうか。
うーん、男尊女卑の世界観だというのに有能なのは女性ばかり…
これはこの世界の男たちはふんぞり返っているけれど、
実は女性たちに良いように踊らされてるだけの気がしてきたぞ…(笑

:: 2014/12/2 火曜日::

■[ラノベ]夫婦円満のコツはコミュニケーションの充実「理想のヒモ生活」6巻

理想のヒモ生活 6 (ヒーロー文庫)
著者/訳者:渡辺 恒彦
出版社:主婦の友社( 2014-11-29 )
作者サイト:渡辺 恒彦
絵師サイト:ハイノハナ
絵師twitter:文倉十(@haino)さん | Twitter

5巻で出てきたフレア姫が、6巻でまさかの側室に立候補!?

作者が活動報告で述べていた通り、5巻からWeb版と書籍版はパラレル展開になってます。
Web版ではフレア姫は出てこないし、群竜退治の結末も違うので、
両方読んでる身としては二度美味しい展開なんですよね。
作者は2倍書くことになるから2倍大変だと思いますが…

ボーイッシュな格好が似合う、ちょっとお転婆っぽいけれど、
国のことを考える思慮深い王族らしさを見せていたフレア姫ですが、
まさか善治郎の側室入りを希望するとは…
まぁ、彼女の言い分を聞く限り納得せざるを得ないんだけれど、
結婚相手として公と私の両面から打算で判断する所は、
アウラと同じ王族なんだなぁ、と感じましたけれど。
というか、容姿は対照的だけど中身はアウラとそっくりですよね。
そういった意味では双王国のボナ王女は正反対だよなぁ…

とはいえ、フレア姫とアウラ女王が王族として納得できたとしても、
側室入りを断り続けてきた善治郎は心情的に納得できない訳で。
下手すればこれでアウラとの夫婦仲に亀裂が入る可能性があっただけに、
二人が日頃からコミュニケーションを密に取っていたのは上策でしたね。
元々二人は違う世界をバックボーンを持っているだけに、
折々でこういったコミュニケーションを取っていましたが、
普通の夫婦でもこういった場を設けるのは必要なのではないかな、と。
それはそうと、アウラの「ファッ!?」と言った時の表情にはちょっと笑っちゃいました。
意外な可愛さを見たというか…(笑

アウラとフレアは割りと気が合うと思うし、
フレアはフレアで魅力的な女の子だと思うので、
ゼンジロウは心労が溜まるかと思いますが、頑張って欲しいですね。
今回は二人の褒め殺しでの心労というレアな事態に陥ってましたが、
馬車の旅でも心労が重なる可能性が…
頑張れ善治郎、自分の胃のためにもハーレム化を防げ…!(笑

:: 2014/5/3 土曜日::

■[ラノベ]北大陸からの来訪者「理想のヒモ生活」5巻

理想のヒモ生活 5 (ヒーロー文庫)
著者/訳者:渡辺 恒彦
出版社:主婦の友社( 2014-04-28 )
文庫 ( 360 ページ )
作者サイト:渡辺 恒彦
絵師サイト:ハイノハナ
絵師twitter:文倉十 (haino)さんはTwitterを使っています

まず驚いたのがWeb版から大きく変わっているコトですね。
そもそもWeb版にストックがないのでどうなるかと思ってたんですが、
まさかほぼ丸々新作になるとは思いもしませんでした。
この展開からすると、Web版とはパラレルになっていくのでしょうか…?

息子の善吉が抱える問題はありつつも平穏な日々を送っていた善治郎とアウラの夫婦だったけど、
ある日港町のワレンティアに北大陸でも王侯貴族くらいしか所持しない四本マストの船が来港したことから、
その対応のために善治郎がアウラの「瞬間移動」魔法で単身赴任する事態に。
そして船長を務めるフレア姫と交易に関することを協議している最中に、
塩の街道で討伐中だった群竜がワレンティアまでやってきて…

5巻になっても相変わらず面白くて大満足でした!
「瞬間移動」の魔法があるとはいえ、それが使えるのがアウラ一人だけなため、
情報伝達のタイムラグや齟齬のせいで意思疎通が上手くいかず問題が起こり、
それを何とか辻褄を合わせようとする善治郎の奮闘も面白かったし、
フレア姫との交易に関するやり取りも興味深かったですね。
イラストが文倉十さんだから、商売的なことをやってるとついついニヤリとしてしまいます。(笑

船上生活が長かったせいでナチュラルに下ネタが出てきてしまう王女様とか、
かなり新鮮で面白いし、何より聡明な所が気に入ったので再登場して欲しいです。
流石にすぐに船が直るとは思えないので多分また出てきてくれるとは思いますが、
まぁ、何にしても6巻にも期待です。

ちなみにこの世界での大陸地図とかどうなっているんでしょうね。
多分ユーラシア大陸くらい大きさの東西に伸びる大陸が南北に2つあって、
北回帰線より上に北大陸が、赤道直下から南回帰線にかけてに南大陸があるんじゃないかなぁ。
それで北大陸は哺乳類が進化して、南大陸は爬虫類の天下になったとかと考えられるんだけど…
ここらへんを考察するとまた面白そう。

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