殆ど死んでいるさんの「異世界おじさん」3巻は10月21日発売!
セガ公認メガドラミニ番外編も収録なるか?
:: 2016/10/2 日曜日::

■[ラノベ]教養高い寓話集「人類は衰退しました 未確認生物スペシャル」

本編はとっくに終了したけど、まだまだ続くよ人類は。

という訳で「人類は衰退しました」の短編集がまた出ました。
相変わらずの妖精さんたちと調停官たるわたしの不可思議ながらも優雅な日々だったり、
何とも示唆に富む寓話というかそういったものがあります。
まぁ、つまり面白いってことです。

それにしてもここにきて新たな発見がありますね。
わたしが「スノッブ」と呼ばれるのをあそこまで嫌がるとは思いませんでした。
でもまぁ、わたしは知識人ですから教養が高いことがプライドではなく、
コンプレックスになっている可能性もなきにしもあらずなのかなー

そんな教養があるわたしもハンティングに精を出すトロール回もありましたが、
あれはどう考えてもトロールハンターP2GとかP3とかXとか、
どんどんバリエーションが増えていくタイプのですよね。
XGはまだですか?

トロールもそうですが、他にもよるのぼくじょうでの、
人類のようで、どこか人類じゃないような方々が多数出てきましたね。
未確認生物は妖精さん以外にもいっぱいいるんだなぁ。
というか、それもこれも妖精さんの仕業な気がしないでもないですが。

いつも通り、不思議に面白かったです。
次の新作はどんな感じになるのかしら。
どちらにしろ、とても田中ロミオっぽいものになる気がします。

:: 2015/8/12 水曜日::

■[ラノベ]就活戦線異常有り!「犬と魔法のファンタジー」

犬と魔法のファンタジー (ガガガ文庫)
著者/訳者:田中 ロミオ
出版社:小学館( 2015-07-17 )
絵師twitter:えびら(@ebila)さん | Twitter

Kindle版:犬と魔法のファンタジー

「人類はi衰退しました」完結巻で新作は剣と魔法のファンタジーと言っていた通り、
実際にタイトルにもあるように剣と魔法が出てくるファンタジー世界が舞台でしたが、
パックが出てくるあたりのベルセルク並みのファンタジーどころか、
現代日本を彷彿とさせる非常に世知辛い就職活動をする大学生の話でした…

高度に発達した魔法ファンタジーは現代日本と区別がつかないというか…
宮廷大学(旧帝大学のパロだと思われる)を真面目に通っている偉丈夫のチタン骨砕。
彼が就職活動を始めるも届くのは祈念書簡ばかりで全く上手くいかず、
サークル仲間の口だけは達者な学生ベンチャー社長に半分騙されたり、
圧迫面接に辟易したり、友人関係やOBやサークル活動で悩まされたりと、
もう本当に色々と就活生の心をへし折る内容に充ち満ちています。

確かにファンタジー的な内容にご丁寧に用語を作られてますよ。
スーツ姿を甲冑姿とか、インターネットが伝書網とかね。
でも実像はほぼそのまま現代日本の大学生事情を赤裸々に描いているので、
中々に身につまされるというか、うん、ヒドイ。
まぁ、田中ロミオですからね! 面白いんですけどね!
これ、就活生が読んだらかなり心がへし折れると思うんだけど…(笑

無骨なチタンが選んだ道だったり、ヒロインのヨミカの事情だったり、
もう色々と複雑な面白さがあるので中々説明が難しいですねー
私としては面白いと思うんだけど、就活生か就活を控える学生は覚悟して読んでね、としか。
あとがきで田中ロミオさんが言ってましたが、直球の色物なんだよなぁ。
まぁ、田中ロミオファンは買って損はないと思いますよ!

:: 2014/12/22 月曜日::

■[ラノベ]はてなー向け短編も収録!「人類は衰退しました 平常運転」

人類は衰退しました 平常運転 (ガガガ文庫)
著者/訳者:田中 ロミオ
出版社:小学館( 2014-12-18 )

絵師サイト:FRAGILE

Kindle版:人類は衰退しました 平常運転

この本は本編が完結した「人類は衰退しました」のアフター短編集です。
月から帰還して世界を色々と巡ったりする私が、
行く先々で立ち寄った村々のことの短編だったり、
くすのきの里でのちょっとした妖精事件のお話だったりします。

それにしても妖精さんたちはワーカホリック気味というか、
ブラック企業が大好きなためにブラックジョークが炸裂しまくりでしたね。
下請けを潰し、取っ替え引っ替えして利益を出す企業とか笑いたいけど笑えない…
でも「チーフアイランド・コーサク」には笑いました。
その要約も的確すぎて更に笑わされました。(笑

今回の短編集で一番気になったのはビキニアーマーな私…
ではなくて「三つの村における需要と供給とそれ以外の何か」でしょうか。
衣食住が満たされたジャングル村の人が承認欲求を満たすために本を書き、
物資を渡す代わりに引き篭もりのインドア村の人に読んでもらってレビューして貰い
その橋渡しを宅配業のカーゴ村の人に委託する、という素晴らしくエコな駄サイクル。
承認欲求を渇望する村人が他人の作品をディスりまくる姿とか、
まるではてな村奇譚のようでした。
いやー、クレイジーで気持ち悪いですねー

それにしてもこれで本当に終わりなんだと思うと寂しいですね。
イラストの使い方が絵本を彷彿とさせる面白さでしたし、
妖精さんのお陰でマイルドになったブラックジョークも好きでしたので。

新作はまた違った剣と魔法のファンタジーという今流行りの要素が入った、
パックが出ている時のベルセルクくらいのファンタジー風味みたいですけど、
田中ロミオ作品というだけで期待出来ますので楽しみです。

:: 2014/6/20 金曜日::

■[ラノベ]わたしを月に連れてって「人類は衰退しました」9巻

人類は衰退しました 9 (ガガガ文庫)
著者/訳者:田中 ロミオ
出版社:小学館( 2014-06-18 )
絵師サイト:FRAGILE

Kindle版:人類は衰退しました 1
Kindle版:人類は衰退しました 2
Kindle版:人類は衰退しました 3

Kindle版:人類は衰退しました 7
Kindle版:人類は衰退しました 8
Kindle版:人類は衰退しました 9

まさかの本編完結!

でもこの後も短篇集は出るっぽいよ?
とはいえ本編は完結しましたよ、びっくりですよ。
月で行方不明になったおじいさんを探しに「わたし」が月に行き、
そこで人類と妖精さんの歴史と真実を知り、
「わたしは」一つ成長していくという感じで面白かったです。

というかゆるふわな文体とイラストで誤魔化されそうになりますが、
今まで以上にガッツリとSFでしたね!
軌道エレベーターから月面都市と結構細かいトコまで作りこまれていて、
田中ロミオの奥深さを今一度痛感した次第です。

というか「位置力高い系機械」とかゆるふわ系の語彙でありながら、
割りと理系な教養が必要なトコが良いですよね。
ある意味SF知らない人には良い作品だったのかなぁ。
と、完結した今更ながらに思いました。

しかし次の短編集は今までの特典小説の入るかもなのですか。
BDとか買ってないから特典小説持ってない系読者なので、
個人的には凄く嬉しいんですが、持ってる人はちょっと複雑かもですね。
個人的には凄く嬉しいんですが!(チラッチラッ

:: 2013/2/23 土曜日::

■[ラノベ]びゅーてぃふる・どりーまー「人類は衰退しました」8巻

人類は衰退しました 8 (ガガガ文庫)
著者/訳者:田中 ロミオ
出版社:小学館( 2013-02-19 )
文庫 ( 274 ページ )
絵師サイト:FRAGILE

この作品はコメディだけどギャグではないので7巻で壊滅したクスノキの里は当然そのまま。
そして次々と届く支援物資のせいでどんどん自堕落になっていく里の住人たち。
何とか復興しないといけないと思いつつも具体的な方策を打ち出せないわたしだったけど、
おじいさんは月旅行に行くというロマン溢れる言葉を残して居なくなり、
頼れる人がいなくなったわたしに次々と問題が舞い込んできて…?

相変わらずブラックすぎるギリギリユーモアが溢れに溢れており、
ファンシーな絵柄と雰囲気じゃなかったら笑うに笑えないモノばかりでしたね!
アニメ化も経験したし大人しくなるかと思いきや、
まさかTVアニメという媒体をこうもディスる方向でネタにするとは…
田中ロミオのことを私はまだまだ甘く見ていたようです。

今回は拡張現実(AR)を用いての村おこしならぬ里おこしをしようとしているので、
拡張現実のアレコレが出てくるんですが、割りと世知辛い予想ばかりで、
それが存外納得出来ちゃうのがまた微妙な気分に…
しかも途中から妖精さんパワーで拡張現実が仮想現実的な夢世界になって、
どんどん里の住人たちが廃人的生活をしていくのは背筋が薄ら寒くなりましたね。

しかしヤンママ妊婦さん問題とか余り関係が薄いと思っていた事が、
仮想現実でそのようなことになっている上に、
肝心な所で頼りにならない妖精さんの代わりに拡張現実の有用さを見ることになるとは…
いやはや、話の構成力の半端無さにただただ感心させられます。

それにしてもプチモニュはこれからレギュラーになるんでしょうかね。
そしておじいさんまさかレギュラーから脱退ですか?
伏線回収しないままなので9巻が待ち遠しけれど、
田中ロミオさんは久しぶりにエロゲー作るみたいなので、
果たして続きがいつになるのか分かりませんのでのんびり待ちたいと思います。

:: 2012/7/28 土曜日::

■[ラノベ]学級は崩壊しました「人類は衰退しました」7巻

人類は衰退しました 7 (ガガガ文庫)
著者/訳者:田中 ロミオ
出版社:小学館( 2012-07-18 )
文庫 ( 280 ページ )
絵師サイト:FRAGILE

イラストレーター変更のドタバタで色々とあった「人類は衰退しました」ですが、
7巻にしてやっとの新刊となります。
現在アニメ放映中なので内容を知っている人は多いとは思いますが、
現行人類がホモサピエンスから妖精さんたちに交代して久しい、
そんな時代のわたしと妖精さんたちのアヴァンギャルドでブラックユーモアに富んだ物語です。

…なのですが、今回はちょっと趣向が変わっていて妖精さん分が少なめで、
それでいて相変わらず世相を斜めにぶった切る内容になっております。
特に「妖精さんたちの、ちいさながっこう」は大津のいじめ事件が騒がれている昨今だと、
かなりタイミングが良いのか悪いのか判断に苦しいものです…

保護者たちの権利を肥大化させて要求する醜さとその家庭の実態。
学級崩壊する様相に、それに対処する様々な手法と、
妖精さんのミラクルで解決するわけではなく、あくまで手助けして貰うだけで、
しかもその解決法が中々にシュール且つ現実的というのにもにょもにょします。

後編の「人類流の、さえたやりかた」というのもAIと自我を考えさせられる、
意外とSF的な内容でしたが、総じて見ればやはり田中ロミオだなぁ、
と思わせられる内容です。

今回は田中ロミオの原液を妖精さんで殆ど薄めることがなかったので、
田中ロミオのディープなファンの人向けな内容だったかも知れません。
「AURA~魔竜院光牙最後の闘い~」が劇場アニメ化ということですし、今後は田中ロミオファンが増えると良いなぁ。
知る人ぞ知る状態だった虚淵玄があれだけ売れたんだから、田中ロミオもきっと売れるに違いない…!
と期待しております。(笑

:: 2011/12/21 水曜日::

■[漫画]何はあれども麗しく!「うるわし怪盗アリス」1巻

うるわし怪盗アリス 1 (電撃コミックス)
著者/訳者:鈴見 敦
出版社:アスキー・メディアワークス( 2011-12-17 )
コミック ( ページ )
作者サイト:Acid Salt ENTER !!

ストーリー監修が田中ロミオっていうのに驚いたんですが、
今の所心を抉るような生々しい展開もないし、メルへんで不可思議な展開もなく、
盗まれた美術品の美しさを取り戻すアリスがハチャメチャに奔走するという、
シンプルで判りやすい展開となっております。

人に感動をもたらす数々の美術品の妖精(ビジュー)
その妖精が見えることで成功していた美術商の父を持つアリスが、
彼女の父が晩年、名誉を失墜させた原因が美術品に宿っていた妖精の盗難であると気付き、
父の顧客だった蒐集家の家にメイドとして侵入するなどして、
手鏡の妖精、牡丹を助手の如く扱き使って怪盗として麗しく活躍するストーリーです。

アリスの考え無しにしか思えない破天荒な行動と、それに振り回される牡丹という、
ある意味安定したコンビを見てるだけでも面白いのですが、
怪盗と言いながら盗むを働くのも父が盗まれたのを取り返すだけだし、
むしろ後半では取り戻しても結果としてこれからの美術商としての投資をして、
妖精と顧客と自分の3つのWin-Win-Winな結果を出すという麗しい内容で、
単なる怪盗モノではない面白さがあります。

妖精を盗んだ謎の女”クイーン”のこともあるし、
何しろ1巻の後半の時点で単なる怪盗モノじゃなくなってる上に、
何より田中ロミオが関わっているので先が読めないだけに続きが楽しみです。

:: 2011/9/19 月曜日::

■[ラノベ]氷の俺と空気を読む衆愚と「灼熱の小早川さん」

灼熱の小早川さん (ガガガ文庫)
著者/訳者:田中 ロミオ
出版社:小学館( 2011-09-17 )
文庫 ( 264 ページ )
絵師サイト:「ni」のプロフィール [pixiv]

ヤバイ、面白すぎて死ぬ…!

これだ! これだよ! 田中ロミオはこれだから侮れないんだよ!
人類は衰退しました」のように毒を何重にもオブラートで包んだ作品ではなく、
AURA ~魔竜院光牙最後の闘い~」のような禍々しい美しさが光り輝く作品が、
この「灼熱の小早川さん」でした。
いや、マジで田中ロミオぱねぇな!

空気を読んで上手く立ち回り、実家も裕福で勝ち組人生だったはずの飯嶋直幸が、
空気を気にせず規律と正論を以て集団の和を破壊する小早川千尋を観察するだけのはずが、
クラス代表になった小早川さんの独裁に対する緩衝材としてクラスの空気によって選ばれ、
内心嫌々だったけど、小早川さんが空気を読みながら行動していたことを知り、
そこから興味をもっていくと、クラスの別の面が見えてきて…

もうね、とにかく現代日本における空気を読むことを強制する雰囲気というものを的確に浮かび上がらせ、
それによって起こるクラス崩壊という小規模ながらも生々しい絶望が感じられて鳥肌モノですよ!
こういったことは現代日本では別に高校の一クラスだけに当てはまるものではなく、
帰納法的に考えれば現代日本そのものなのではないかな、と思ってしまいます。
それくらいに田中ロミオさんの文才っぷりは素晴らしかったです。

何度も作中で直幸が言ってますが、クラスメイトの一人ひとりは悪人ではなくむしろ良いヤツなんだけど、
空気を読む集団となると途端に問題児たちばかりになるという不思議。
しかも、数年前にモンペが起こした抗議活動により熱血教師達は牙を折られ、
生徒の自律によって運営されるはずが、空気を読むことを至上とする他律的な同調圧力がクラスを支配し、
現代の世知辛い友達地獄が醸成され、いじめが悪ふざけとされる怖ろしい雰囲気になってるんですよね。
閉じられた狭い世界だけしか知らない、ということの恐ろしさを実感させられます。

実際、何度か直幸はクラスメイトに委員会を頼んでいる時も、
頼まれた当人はこれっぽっちも罪悪感がなく「みんなやってるから」「これくらい大丈夫」
といった軽い気持ちで「まわりの流れと関係なく行動するのって幼稚」だという考えに流され、
それを当然として行動している様は、群青色な人よりも空恐ろしい透明っぷりでしたね。
空気を読むことの恐ろしさの片鱗を味わいました…

そしてそんな大衆を衆愚として認識せざるをえなかった中学生時代を乗り越えた小早川さんが、
必死になって規律を以てクラス崩壊を食い止めようと奮闘しているんだけど…
直幸の視点から語られる小早川さんの奮闘が全くクラスの衆愚に届かないのがもどかしくて腹立たしい!
生徒会とかクラス代表会議だとむしろ小早川さんみたいなのが当然なのに、
問題児クラスの1-Bでは孤立無援なのが読んでいて胸が締め付けられそうで、
だからこそ、直幸には頑張って欲しくて続きを熱望して読んでしまうんですよね。

というか小早川さんが実は可愛すぎる女の子であるギャップが素晴らしいんですよ。
いや、ラブコメ成分が少ない本作ですが、それでも充分萌えられるギャップ萌えでした。
6時に起床してまずやることが「啓蒙活動」という名の掲示板荒らしだとか、
直幸にヲチされる痛いブログ運営者でクラスの独裁者なのに、
一人でネコミミ&ネコしっぽをつけてたりするなんて正直反則ですよ!
そして、それまでの小早川さんの印象を吹っ飛ばすバレンタインでのあの台詞には、
正直キュンってきちゃいましたよ。

もう幾らでもこの面白さを語れそうなんですが、とにかく面白いから買って読んでください、
としか言いようがないです!
いやー、本当に素晴らしかった。
これだからガガガ文庫は侮れない…!

:: 2011/2/19 土曜日::

■[ラノベ]あにめかきかくしんんこうちゅうです?「人類は衰退しました」6巻

人類は衰退しました 6 (ガガガ文庫)
著者/訳者:田中 ロミオ
出版社:小学館( 2011-02-18 )
文庫 ( 212 ページ )

田中ロミオさんが1年+αぶりの新刊をガガっとお届け!
アニメ化企画進行中らしいけど、作中でアニメ化中止ネタを織り交ぜたりと、
メタなネタを仕込むことも忘れない、そんなお話。

アニメ化だろうと相変わらずキャラの名前は「わたし」「助手さん」「Y」と、
明確なキャラ名が出ない訳ですが軽快なテンポで話が転がります。
ファンタジックでありながらSFなようで、割りと世知辛い。
そんな面白さが溢れています。

今回は鳥人間もとい、鳥人類コンテストだったり、
腐な悪友のYが印刷環境を手に入れたことによって行われる、
同類誌即売会だったりと類は友を呼んだり呼ばなかったりで、
「わたし」が影に日向に枠内だったりで活躍するのです。

しかし漫画ネタが面白いんだけど、世知辛いというか…(笑
妖精さんの力で二次元に入れるのはちょっと羨ましいけど、
二次元の住人も色々と大変なんですねー(その感想は違う

しかし、一体どんなアニメになるんだろう…

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