僕の心のヤバイやつ (10) 特装版 4月8日発売!
夏! 海! 青春!
:: 2015/5/14 木曜日::

■[ラノベ]四葉家の闇と深雪の乙女心「魔法科高校の劣等生 16 四葉継承編」

魔法科高校の劣等生 (16) 四葉継承編 (電撃文庫)
著者/訳者:佐島勤
出版社:KADOKAWA/アスキー・メディアワークス( 2015-05-09 )

四葉家が新年に行う「慶春会」
そこで四葉本家の次期当主が決まると言われ、出席が命じられた達也と深雪。
深雪が当主となるのには異存はないけれど、
達也が四葉本家中枢に近付くのは時期尚早と考えた分家当主たちが、
司波兄妹の「慶春会」出席を妨害するために色々と策をめぐらして…

愛するお兄様の立場が改善されるならと、
当主となることはやぶさかではないけれど、
お兄様以外の男性と夫婦となることには耐えられない…
そんな深雪の千々に乱れる乙女心がアブノーマルだけど愛しかったです。

そんな乙女心を見抜いて「達也と深雪は実の兄妹ではない」
という建前を用意する真夜は流石は精神干渉系魔法の大家である四葉家当主ですよ。
確かにこれなら深雪が四葉家を継ぐだろうし、むしろ真夜に感謝するかも。
そして深雪の真っ直ぐな想いを受けて達也が断れるはずがないし、
これは真夜の一本勝ちでしょうね。
世界を滅ぼせる達也でも愛する妹の想いには勝てるはずがない。

そんな歪んでいるけど崇高な兄妹の出生の秘密も明かされた訳ですが…
人造魔法師実験の真意や、深雪が生まれた理由やその経緯等々、
色々と腑に落ちて、納得できることは多々あったんですけど、
四葉家の闇が溢れ出ていて狂気を感じましたね。
そんなドス黒い狂気の中で深雪という純真な想いが生まれたのは、
ある意味奇跡だと思います。

また、文弥と亜夜子以外の四葉家の分家次期当主たちが登場しましたけど、
津久葉夕歌と新発田勝成という年上二人も割りとまともなんですね。
やはり真夜が大漢に拉致されて人体実験されたのが全ての元凶なんだろうなぁ…
そんな親世代の業を背負わされる司波兄妹は大変だと思うけれど、
達也なら気にもしないんでしょうね。

達也が披露した「バリオン・ランス」が今後どこで使用されるのかも気になりますが、
むしろ次回予告にもあったけど、
達也と深雪の関係が対外的に発表されてどんな影響が及ぼされるのか。
そちらの方が気になりますね。
夏発売ということなので期待しながら待ちたいと思います。

:: 2015/1/11 日曜日::

■[ラノベ]十師族の綺羅星たち「魔法科高校の劣等生 15 古都内乱編 下」

魔法科高校の劣等生 (15) 古都内乱編 (下) (電撃文庫)
著者/訳者:佐島勤
出版社:KADOKAWA/アスキー・メディアワークス( 2015-01-10 )

達也が四葉から依頼された京都の「伝統派」に匿われた周公瑾の捕縛作戦。
それを察知した七草が証拠隠滅を謀って真由美さんの護衛を使って暗殺しようとしたら返り討ちにされ、
不審に思った真由美さんまで乗り出してきた上に、
論文コンペの下見に来ていたクリムゾン・プリンスこと一条将輝まで絡んできて…

一条、四葉、七草、九島と十師族に連なる若者たちが、
国に巣くう他国の魔法師を排斥するために動くとか戦時下とはいえ責任感あるなぁ。
幕末に同じく京都に居た維新志士も二十歳以下の者が多かったことを考えると、
動乱期に若手が積極的に動くというのはいつの時代も変わらない、という示唆も含んでいるのかも…?

今回の舞台は京都だったので、京都に土地勘があると判りやすいですね。
私は京都へは一時期毎週遊びに行ってたので比較的地理に明るいので、
あそこらへんかー、と思いながら読んでました。
それにしても渋滞がない交通機関が整備された未来って羨ましいな。(笑
実際の京都は車で行動しようとしたら凄く大変だからなぁ…

一条が都合良く達也に使われていたという実態はともかく、
二人がタッグを組んで戦うってのは少年漫画的な熱さがあって割りと面白かったです。
というか、むしろ一条が普通の熱血少年漫画的主人公の素質があるというか。
エリカたちのピンチに颯爽と現れて敵を倒すとか正に主人公だしなぁ。
そう考えると達也が主人公というのは異質だよなぁ、と改めて感じましたね。

そして今回一番ヒロイン度が高かったのは深雪…、ではなくて真由美さんですね。
14巻でも可愛い所を見せてくれましたけど、
この15巻ではもっと魅力的な所を見せてくれましたからね!
まさか酔っ払うと幼児退行するだけではなくて、あそこまでねだるとは…
これは薄い本が厚くなるな…!
あのシーンに挿し絵を指定した編集さんはマジ有能だと思う

そしてラストにて四葉家を構成する分家が多数登場しましたが、
次回からはついに四葉家の核心に迫っていくようです。
深雪の血筋に関しても何か予告で触れてきてましたが、
はたしてどういった真相があるのか。
次巻が夏に発売というのが微妙に遠くて待ち遠しいです。

:: 2014/9/12 金曜日::

■[ラノベ]作られた天才魔法師との邂逅「魔法科高校の劣等生 14 古都内乱編 上」

魔法科高校の劣等生 (14) 古都内乱編 (上) (電撃文庫)
著者/訳者:佐島勤
出版社:KADOKAWA/アスキー・メディアワークス( 2014-09-10 )

アニメが絶賛放映中の中、今回は久しぶりの上下編です。
二年生編になってちょっと勢いが落ちてきたかと心配していたんですが、
ここにきて面白さも復調してきたように思えます。
これはやはり、上下編のボリュームこそが相応しいということなのかもしれない。

九校戦の裏で行われた四葉の暗部である黒羽の部隊による周公瑾捕縛作戦。
しかし予想以上の手練れだった周公瑾は黒羽貢に手傷を負わせた上で撤退。
その身は京都に拠点を置き、九島と敵対する「伝統派」に囲われることに。
そして達也は四葉真夜から依頼という形で周公瑾捕獲作戦に協力するが、
丁度今年の論文コンペの開催場所は京都で行われて…

「伝統派」を相手取るということで貸しがある九島烈に協力を求めるとか、
かつての世界最巧相手でも容赦ないお兄様、流石です。
そして13巻で登場した九島の秘蔵っ子の光宣ですが、予想以上に強かったですね。
後天的に作られたが故に精神的に欠けた所がある達也と、
先天的に作られたが故に身体的に欠けた所がある光宣は対照的に思えます。
それにしてもイケメンであることも先天的に設計されたことなのでしょうか。
まさか水波が一目惚れするとは…(笑

そう言えば久しぶりに深雪さんの嫉妬によるお兄様への追求が行われてましたが、
仕事関係の女性のプライベートナンバーを知っているだけでこれとか、
判ってはいましたが、深雪さんの愛は重いな…!
まぁ、今回は古都の奈良をラブラブデートが出来たから良かったと思いたい。
デートの内容が「伝統派」の拠点探しという殺伐としたものだったのは、
ある意味二人らしいとは思いますが。

しかし今回一番の見所はラストの七草真由美先輩だと思う訳ですよ!
前々から怪しいと思っていたし、どう考えてもそうだと思っていたけれど、
ここにきて本人も自覚した上で、違うと思い込むようになってきましたね!
いやはや、これは違う意味でも次の15巻が楽しみですね!
まぁ、次はドウルマスターズの方が発売らしいですが。
うーん、次は2、3月あたりかな…?
長い…

:: 2014/4/11 金曜日::

■[ラノベ]思惑が交錯する九校戦「魔法科高校の劣等生 13 スティープルチェース編」

魔法科高校の劣等生 (13) スティープルチェース編 (電撃文庫)
著者/訳者:佐島勤
出版社:KADOKAWA/アスキー・メディアワークス( 2014-04-10 )
文庫 ( 360 ページ )

ついにアニメが始まった「魔法科高校の劣等生」!
小説家になろうからアニメ化するのはログホラに続いて2作目ですね。
両作品ともWebで連載されていた頃からのファンなので感無量です。

で、原作の方はWeb版の先の話である2年生編に入っています。
今回は達也たちにとって2回目の九校戦になるんですが、
昨年と同じく九校戦に外野からちょっかいが掛かってくるんだけど、
それが国防軍から、というのが時代背景の面倒くささを感じさせます。

魔法師を兵器として扱うことを止めさせたい九島烈と、
大亜連合と開戦して叩きつぶしたい強硬派と、
日本、ひいては四葉に恨みを抱く大漢の亡霊ヘイグとその手先の周公瑾と、
周公瑾と共謀している七草と、
「ある方」の思惑で動く四葉と、
佐伯少将率いる第一〇一旅団と独立魔装大隊の風間と、
大人達の独善的な思惑が複雑に交錯し、結果として若者…
もとい達也に負担を強いている構図は救われない感じがしますね。
まぁ、達也にとっては深雪さえ守れれば問題ない、という思いを再確認出来たから、
今回の騒動も無駄じゃなかったのかもしれませんが。

それにしても深雪さんのブラコンは留まることを知りませんね…
目の前で見せつけられる水波ちゃんはたまったもんじゃなさそうだけど。(笑
しかし寝惚けた深雪さん、まさか半裸で添い寝されるとは。
これは薄い本が厚くなるな…!

それと七草真由美先輩が卒業しても登場頻度が落ちなくてホッとしています。
しかも今回は水着姿まで披露して下さるとは眼福やで…
次回以降も登場してくれることを願っております。
お色気要員でも良いのよ?

:: 2013/10/14 月曜日::

■[ラノベ]二年生編開始!「魔法科高校の劣等生 12 ダブルセブン編」

魔法科高校の劣等生 (12) ダブルセブン編 (電撃文庫)
著者/訳者:佐島勤
出版社:アスキー・メディアワークス( 2013-10-10 )
文庫 ( 456 ページ )

アニメ化も決定された「魔法科高校の劣等生」ですが、
Web版からの読者としては感慨深いけど、「まぁ、当然だよね」と思っているのも確かだったり。
それにしてもコミカライズも更に2本追加連載が決まったりと、
メディアミックスがもの凄い勢いですね。
そういった所は流石電撃文庫だと思わされます。

さて、波瀾万丈だった一年生編を経て、達也たちが二年生に進級することになったんだけど、
新入生が達也たちほどではないけど曲者ばかりなのでまた波瀾万丈になりそうな予感が…
また、魔法師たちを取り巻く世界も七草家の暗躍だったり、
アメリカの賢人による手引きだったりで更に複雑なことになっていくみたいで…

新キャラの七宝琢磨くんですが、裏表紙のSDキャラの時点で、
「あ、髪型がワカメだ…」という第一印象だったんですが、正にそのままのキャラでしたね!(ぉ
中途半端に良いとこの坊ちゃんで、才能もそこそこあるし努力もしてるんだけど、
簡単に踊らされた上に実力の差も認識出来ずにボコボコにやられるとか、
ワカメキャラとしてこれ以上ないデビューだったと思います!
Fate/stay nightの間桐慎二くんと良いお友達になれると思うよ!(笑

他の新入生で目立ってたのはやはり七草の双子ですね。
真由美先輩の妹たちなんだけど、これがまたクセが強すぎというか。(笑
まぁ、真由美先輩が激怒する所を見せてくれたりと貴重なキャラだと思いますし、
これからの活躍にも期待したい所です。

それはそうとアニメ化に伴い達也と深雪の声優さんが発表されてますけど、
深雪の声優さんはTARI TARIで沖田紗羽やったり俺妹で新垣あやせを演じた早見沙織さんなんですね!
これはまた罵倒キャラのバリエーションが増えるな…(ぉ

:: 2013/8/16 金曜日::

■[ラノベ]少女たちの献身「魔法科高校の劣等生 11 来訪者編 下」

魔法科高校の劣等生 (11) 来訪者編(下) (電撃文庫)
著者/訳者:佐島勤
出版社:アスキー・メディアワークス( 2013-08-10 )
文庫 ( 392 ページ )

Web原作のこの部分は思えば結構説明不足な感が否めなかったんですけど、
今思えば商業化の話が来て色々立て込んでたのかなぁ、と思う次第です。
で、今回の書籍化に当たって読み返すと説明不足感が一気に解消されていて、
舞台の裏までがはっきりと把握できる内容になってました。
これぞ商業化ってなもんですねぇ。

USNAの無謀な実験の余波で召喚された吸血鬼が日本に侵入してきたことによって、
達也の近辺で起こった騒動と、達也を狙ったUSNA軍の暗闘と、
二つの事態が収束へと向かう来訪者編の下巻にして、
達也たち一年生が進級し、真由美たちが卒業を迎える節目となる11巻!

吸血鬼がUSNA軍から脱走して何故日本に侵入してきたのか疑問でしたけど、
まさか七賢人の一人の華僑がそう仕向けてたとはなぁ…
というかそもそもの原因が達也な気がしないでもないけど、
達也は降りかかる火の粉を払いまくってただけな訳で…
必然的にこのルートしかなかったような…
もはや運命としか言い様がないなぁ。(笑

一年生最後ということで少女たちの活躍がめざましい11巻でしたが、
深雪さんは初っ端からアクセル全開のブラコンっぷりが凄かったですね!
まさかリーナと戦ったことを臭いで判別するとかどんだけだよと。(笑
その後の達也の台詞で完全に色ボケしている所まで含めて深雪さんらしいです。
そしてエリカは達也たちの秘密に気付いてしまったが為に、
どんどん深みにハマっていっている所が何とも…
エリカがハマってしまった所は底なし沼なので今後が心配ですね!

で、ほのか&ピクシーな訳ですが予想以上の大活躍ですよ!
というか雫の後押しがあったとはいえほのかのテンションがMAXすぎて怖い。(笑
母娘の関係に近い二人(?)が協力することで予想外の力を発揮するわと、
今後の展開でも重要になりそうなポジションを得たことで、
ほのかにもワンチャンあるかも!?

最後にリーナですけど… 散々だったね!(笑
本気装備を持ち出して達也に挑んで完敗するわ、
吸血鬼相手に防戦一方どころか藪蛇になるわ、
卒業式でもまさかのハッスルで大活躍だわと、
これがUSNA軍のエースなのかというポンコツっぷりが萌えでしたよ!
立場的に早々の再登場はないかもしれませんけど、
美味しいキャラなので二年生編になっても出て欲しいとこです。

さて、次回からはWeb原作なしの正真正銘の新章ですね。
久しぶりに未知の面白さが体験出来そうなので今から楽しみです!

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