僕の心のヤバイやつ (10) 特装版 4月8日発売!
夏! 海! 青春!
:: 2011/6/25 土曜日::

■[漫画]また一つの冬目景作品が完結「幻影博覧会」4巻

幻影博覧会 4 (バーズコミックス)
著者/訳者:冬目 景
出版社:幻冬舎コミックス( 2011-06-24 )
コミック ( ページ )

冬目景と言えば多岐に渡る雑誌で様々な作品を連載し、どの作品もそれぞれの面白さを内包しながら、
しかしどれもが完結しないというので評判でしたが、最近はまとめに入る作品が多いみたいで、
この幻影博覧会もこの4巻で完結という運びになりました。
BIRZ連載ということでちょっとだけ思い入れがあっただけにちょっとしんみりしたり。

この4巻では今までのミステリーの話とは一風変わった趣きで、
助手の真夜が持つ不可思議な謎の集大成とも言うべき内容。
類い稀な知性を持ち、それでいて両親の顔を思い出せない不可解な過去。
彼女が抱える謎が判明し、そして不可避な別れが訪れるラスト。

しかしどんだけ知性が高くても恋心というものには理解がなかったみたいで、
松之宮に対する態度はどこまでいっても、助手と探偵という関係だったみたいだし、
男勝りの竹下でさえ恋心に敏感というか松之宮に対する恋心を隠そうともしてないのに、
それにすら気付かないとは、まぁ、それが真夜らしいといえばそうなんですが…(笑

しかし良いトコで終わったというか、まだ続きを読みたくなる終わり方というか。
ここら辺は羊のうたもそうだったっけなぁ…
完結ということには異論はないのですが、ぐぬぬ…
まぁ、この調子でイエスタデイをうたっても完結して欲しい所存ですよ…!

■[漫画]色んな宝物が散りばめられた「がらくたストリート」2巻

がらくたストリート 2 (バーズコミックス)
著者/訳者:山田 穣
出版社:幻冬舎コミックス( 2011-06-24 )
コミック ( ページ )
作者サイト:胡乱堂入口

1巻から結構間が空いてしまいましたが、無事に2巻が出た「がらくたストリート」
個人的には凄く面白いと思うんですが、掲載誌がマイナーなのもあるのか、
作者もビックリの売れてなさらしく、正直ちょっと意外ではあります。
各書店がプッシュするのも分かる面白さなんですけどねー

今日も今日とて土地神様や宇宙人たちがいるリントたちの日常。
特別で一本スジが通った物語がある訳でもなく、
リントたちの周辺の人たちの細々としたマニアックな蘊蓄が散りばめられた、
そんな日々が凄く魅力的に輝いているんですよね。

夏休みの最後にふらりと一人で山にキャンプしに行ったり、
そこで未来に飛んだり、時間が関係ない土地神に助けられたりと不思議な日常から、
路地裏をウロチョロして小さな新発見したり、友達と遊んだりと、
大小様々な日々が魅力的なんですよ。

しかし細かい雑学がホント色々と深いというか…
オーディオからキャンプ料理にテニスに体操にと興味深い限りです。
女体も肉感もあってステキだし、小学生のラブコメも初々しいしで、
様々な面白さが詰め込まれているので是非とも読んで欲しいです。

HTML convert time: 0.114 sec. Powered by WordPress