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夏! 海! 青春!
:: 2016/12/6 火曜日::

■[漫画]ピンク色デイズ「初めてのあの日、ぼくらは」2巻

10代の少女たちの初体験を綴った本作ですが、
残念ながらこの2巻で完結となります。
オムニバス形式での短編連作って雰囲気は、
「サラダデイズ」とよく似ていて好きだったんですけどね…

完結ということで途中で巫女さんの短編はありますが、
メインは1巻で出てきた鹿音ちゃんの物語です。

hajimetenoanohi02_01

1巻の初体験は幽体だとか夢だとかそういったモノだったので、
未だに肉体的に処女だったこともあり、
ここでちゃんと破瓜イベントをクライマックスに、
そしてドラマチックに描いてくれたのは嬉しかったですね!

1巻で出てきた月ちゃんが良いサポートしてくれてるのも嬉しかったし、
妹の鹿音と兄の明彦、それぞれの視点からのエピソードがあるのも良かったですね。
二人の両想いのラブラブっぷりが二重に知ることが出来ましたし。

これで完結というのは寂しいものがありますが、
物語としては綺麗に終わってくれたのには安心しました。
ただ、一言述べることがあるとすれば…
後書きの作者自画像はもう少し格好良く描いてもバチは当たらないかな…(笑

:: 2015/12/10 木曜日::

■[漫画]あの頃『SALADA DAYS』を読んでいた私たちへ「初めてのあの日、ぼくらは」1巻

初めてのあの日、ぼくらは (ニチブンコミックス)
著者/訳者:猪熊 しのぶ
出版社:日本文芸社( 2015-12-09 )
作者サイト:ぜい肉キロ10万円
作者twitter:猪熊しのぶ(@shinobu_inokuma)さん | Twitter

今から20年前、マガジンがまだ不良漫画全盛でサンデーがまだ元気だった頃、
マガジンの「BOYS BE…」と双璧をなす恋愛漫画に「SALADA DAYS」という作品がありました。
どちらもオムニバス形式だったんですが、「SALADA DAYS」の方が私の好みでして、
毎週ドキドキ&ニヤニヤしながら読んでいたんですよね。
連載が終わった時は満足感と喪失感を同時に味わったものでした。

「SALADA DAYS」作者の猪熊しのぶさんはその後に「旋風の橘」といった迷(?)作や、
「都立水商!」という名作の他にも色々と手掛けてらしたんですが、
この度新天地であるコミックヘヴンで原点に立ち返られました!
それがこの‘初体験限定’オムニバスラブストーリー「初めてのあの日、ぼくらは」です!

この単行本には短編が4つ収録されているのですが、
そのどれもが10代の少女たちの初体験とそこに至るまでの恋模様が輝いているんですよね!

児童養護施設で出会い、恋におちた二人の別れと再会の約束が眩しい「月は朝日と共に」
陸上界のホープである千早ちゃんに愛されてるけど自分に自信がない少年の「無名コンプレックス」
ゴスロリ金髪ツインテールでツンデレなロリ巨乳義妹という属性特盛りの「夏の夜の夢」
一卵性双生児同士の両親を持つ双子のようないとこ同士の「とりかえばや!」
相変わらずバラエティ豊かで素晴らしかったですね!

個人的には「月は朝日と共に」と「夏の夜の夢」が特に気に入りましたねー
「月は朝日と共に」は朝日くんが月ちゃんに恋することによって成長し、
最後には前を向いて歩んでいく感じがして爽やかなところが良かったです。
何より月ちゃんが可愛いのが良いですね!
描き下ろしでその後の月ちゃんが見られたのは嬉しかったなぁ。

そして「夏の夜の夢」ですが、
義妹の鹿音ちゃんのこれでもかといった属性盛り合わせっぷりも凄かったですけど、
ちゃんとハッピーエンドで終わったのが良かったですねー
優しいおばあちゃんが二人の縁をしっかり結んでくれたんだなぁ。
やっぱりこの手の話だとハッピーエンドじゃなきゃ!

他の2つも面白かったし、そちらの方が好みという人も多いでしょう。
そういったそれぞれに好みに合う作品に出会えるのがオムニバスの良いところですよね。

ちなみに「SALADA DAYS」ですが現在はマンガ図書館Zで全巻読めます。
この「初めてのあの日、ぼくらは」と違ってエロいシーンは(多分)ないですけど、
恋のドキドキ感は変わらないので未読の人は是非読んで欲しいですね。

それとメロンブックスでコミックヘヴンと一緒に買うと小冊子が付いたらしいです…

「はじぼく」特典小冊子サンプル「初めてのあの日、ぼくらは」 by 猪熊しのぶ on pixiv

知らなかったー!
頑張ってメロンブックスまで行って買うべきだった…
事前に情報を集めなかったのが敗因か…
無念である。

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