フラン☆Skin

学園に封印されていたディアボロスの右腕を巡る陰謀は、
スズーキに扮していたシャドウが第五席フェンリルを倒すことで解決した。
ゼータはアルファと違った思惑で動き始める…
そして、事件の最中に良からぬ事を行った副会長エライザを法廷で裁こうとするも、
ミドガル王国を陰で支配する「十三の夜剣」がそれを妨害する。
陰で支配するというフレーズに嫉妬したシャドウは新たな動きを見せて…

今度はミステリーに見せかけたシャドウ様のゴリ押しです！
名探偵気分に浸りたかったのか、単に陰で支配するというポジションが羨ましかったのか、
いつも通りにノリと勢いでジャック・ザ・リッパーに扮して、
次々と悪徳貴族を葬っていくシャドウ様ってば、ノリノリですね！

「十三の夜剣」は下手に王国を操る実績があるだけに、
シャドウ様を痛めつけて遊ぶつもりが見事に返り討ちにされるのは、
正直言って胸がすく思いがしましたね！
暴力…　やはり暴力は全てを解決する…！
感化されちゃったクリスティーナさんの今後が心配です。

ミドガル王国がディアボロス教団と共生していたのは、わりと納得ですね。
圧倒的な実力の魔剣士という軍事力がない国家は脆弱ですね…
そう考えるとシャドウガーデンのバックアップを受けたオリアナ王国は、
下手するとミドガル王国よりも盤石なのかもしれない…

それと日本から連れ去られちゃった西野アカネさんですが、
また変な勘違いと思い込みが炸裂しちゃってるのが面白いです。
ある意味ニアピンしているのが凄いというか…
彼女が真実を知ったらどう思うのか、今からちょっと心配ですね。

それにしても、シャドウはIQ低くて何も考えていないのに、
世界観と設定がIQ高くて驚かされますよ。
ノリと勢いで書かれた小説じゃないんですね。（とても失礼な言い方
コミカライズ版に追いつかれないように、早めに7巻が出ることを期待してますよ！

TVアニメ化も達成するも原作刊行が約2年振りな「陰の実力者になりたくて！」
最近はコミカライズ版しか見てなかったからコメディ要素を多めに摂取してましたが、
原作やアニメ版を摂取することで「そういやシリアス要素も結構あったなぁ…」
と思い返しました。
まぁ、コミカライズ版が原作に追いつく前に新刊が出て良かったですよ。

ノリで開いた異世界ゲートで転生前の日本にやってきたシャドウ様とベータが、
ファンタジーに侵略された日本で無双するだけじゃなく、
電気製品だけでなくヒロインも拾ってきたから、
シャドウガーデンがどう躍進するかと思ってたんですが…
ゼータちゃん、シャドウ様の為にアルファたちとは別行動を取るっぽいですね？

それもこれも思わせぶりなことを言いながら、
実は何も考えてないし、真実を全く見えてないシャドウ様が悪いんですよね。
まぁ、何だかんだで結果オーライになるのではないかと思うのですが…
しかし、オリアナ王国を陰で協調したアルファたちシャドウガーデン本流と、
ミドガル王国でディアボロスの右腕をネコババするつもりのゼータたち一派…
そのうち激突しそうで怖いなぁ…

クレアお姉ちゃんの厨二病、もといアウロラとの二人三脚が傍目からは面白いですが、
一緒に戦うアレクシアは姉のアイリスのこともあり大変そうですね。
仲間の裏切りに真実を知ることができないもどかしさとか、
アレクシアはかなりの難題を抱えてるなぁ。

ディアボロス教団のラウンズもまた一席落とせたし、
ストーリーも進んだとは思うんですが…
この刊行ペースだと完結まであと5年くらい掛かりそうですね…
もうちょっと早めに出ないとコミカライズ版に追いつかれると思うので、
出来れば年内に6巻を出して欲しいものです。

3巻発売から1年半経っての新刊発売…！
Web版から大きく分岐することになった4巻ですが、
そのためにスランプに陥り発売が延びていた模様です。
とにかく無事に発売されてホッと一息ですね。

今回はシャドウガーデンの一員となったローズ先輩に焦点が当たってます。
オリアナ王国を舞台にしたディアボロス教団の陰謀と、
それを阻止するために戦力を投入するシャドウガーデンと、
相変わらず陰の実力者ロールプレイしか考えてないのに上手いこと話が転がるシャドウという、
愉快な展開になっております。

それにしてもイプシロンはスライムボディスーツを使いこなしてますよね…
まさか肌の色にまで合わせこむとは…
これは是非ともアニメでも見たいものですよね…！
大丈夫、スライムだからモザイクとかかける必要ないですよ！
あくまでもスライムですからね！

そして後半からはまさかの日本編ですよ。
ノリで異世界へのゲートを潜ってしまったシャドウと、
シャドウを盲信して付いてきたベータの二人による、
ファンタジーに侵食されてしまった地球を舞台に、
異世界で得た力を使って全力で陰の実力者っぷりを発揮するシャドウが最高にイキイキしてますよね！
うーん、楽しそう。

しかしまさか日本からヒロインを連れてくるとは思わなかったですよ…
というか、シャドウはフラグを立てまくってるのに、
立てたまんまで放置してるのはヒドイハーレム主人公ですよね。
まぁ、本人としては陰の実力者プレイの方がよほど大事なんでしょうけども！ｗ

そしてこの作品もアニメ企画進行中とのことですが、
はたしてどうなるのか…
というかどこまでやるんだろう…
出来れば3巻まではやって欲しいところなんですが、
この4巻までやってくれればイプシロンのスライムボディスーツが拝めるんだよなぁ…
悩ましいところです…ｗ

かつてラノベ界の偉大な先人が言いました。
悪人に人権はないと…
盗賊の財産は俺のモノ！
というわけで無法都市という貯金箱にお金をおろしにいったシドが、
始祖の吸血鬼と戦ったりとする3巻です。

クレア姉さんはツンデレのブラコンですよね。
そこがわりと魅力的ではあるんだけど、
わりとチョロすぎるというかアホなところがあるのが難点というか…
いや、まぁ、そこもまた魅力なんでしょうけどね！
今回は吸血鬼退治の余波で面倒な人のアバターとして目覚めちゃったみたいなので、
これからまた大変でしょうね…

そしてベータですが…
書庫で調べ物をしていた時はわりとクール系美女って感じだったのに、
シャドウを応援する時だけでゃ10歳くらい幼児退行してるみたいで、
これはこれで可愛いな、と思いましたｗ

そして後半の信用創造編ですが…
概念だけを伝えられたアルファたちがたった数年で信用創造を使いこなすとか、
本当にシャドウガーデンは優秀だと思います。
その中心人物であるシドが蚊帳の外なのが笑いを誘いますが、
そもそも報告をきちんと聞いていないのが悪いので同情はできませんよね…ｗ

Web版からちょっと変わったのは教団の計画ですね。
実は教団主導で偽札を作る計画があったことで、
シドの裏切りに説得力が大きく持たせられることになったのは、
素直に上手いなぁ、と思いました。

さて、これで最新巻まで追いついたわけですが…
続きはいつ読めるんでしょうか？
Web版の連載もしばらく止まってるし…
早く…　読みたい…！

シドが自分に惚れていると勘違いしたローズ先輩が、
シドを伴って女神の試練を見物に聖地リンドブルムに赴くと、
そこにはアルファを始めとしたシャドウガーデンだけでなく、
聖教を隠れ蓑にしたディアボロス教団の幹部が暗躍していて…

2巻前半で魔人ディアボロスの正体が見えてきましたが、
相変わらずシドはそういったことを全然理解できていないのに、
陰の実力者ロールプレイで最適解を選び続けるとか、
シャドウガーデンのメンバーの誤解がとける日は全然来ないですね！

それにしても悪役のネルソンさんですが、
髪の毛が抜けた理由のやり取りには笑っちゃいましたね。
シドのエクスカリバーを見ても謝らなかったけど、
流石にこれには謝らざるを得ない…！ｗ

あと、緻密のイプシロンの「これは盛れる」にも爆笑しましたｗ
これも一つのシリアスな笑いなんでしょうけど、
シリアス進行でスライムボディースーツでボンキュボンを作り出すとか、
笑ってしまいますよ。
それがシャドウに筒抜けなのもなんというか、良いですよね…

そして後半のブシン祭ですが…
こちらでも陰の実力者ロールプレイが炸裂しまくりでしたね！
自分のロールプレイのためだけの行動が、
ローズ先輩を助けるための一助になっているのが面白いです。

それにしても物語の中心にいながら、
物語のことを全然把握できてないとか、
本当にシドはどこまでもバカだなぁ、と思っちゃいますね。
はたしてシドが世界の真実に気付く日がくるのだろうか…
というか、フラグ立てまくりなことにもいつ気付くのだろうか…
最後まで気付かない気配がプンプンするぜぇ…！

主人公でもなく、ラスボスでもなく、陰ながら介入して実力を示す者…
そういった「陰の実力者」に憧れた日本人男子が真面目に取り組むも、
核の威力には勝てないことに絶望し、魔力といった不可思議なモノに可能性を見出し、
クレイジーな修行の末に死亡するも魔法アリの異世界にシド・カゲノー転生し、
そこで本格的な陰の実力者としての力を付けていくんだけど、
どこまでもクレイジーなせいでとんでもないことになっていって…

DMMでポイント50％還元だったので前から気になっていた本作を購入し、
GW連休を利用して読破した次第です。
「陰の実力者」と言えばGガンダムのシュバルツみたいな人物かと思うのですが、
それをクソ真面目に頑張って限界を一点突破してしまうとか狂気ですよ。
本人はごっこ遊びのつもりで言った「ディアボロス教団」が、
瓢箪から駒でマジで実在して、ごっこ遊び仲間のつもりで作った「シャドーガーデン」が、
どんどんと実力を付けていくのは笑ってしまうわけです。

訳知り顔で適当に言った内容が勘違いされる展開も、
シドの実力がマジで最強だから適当な格好付けが本当に格好良くなってるのは、
何というか設定が凄く上手く活きているよなぁ、と思いますね。
特に学校にテロリストが来た時の活躍なんて、
モブ演技も陰の実力者演技も最高に輝いていましたよ…

それにしてもアルファをはじめとしたシャドウガーデンの面々だけでなく、
モブのシドとして接した相手たちも次々とフラグを立ててしまうとか、
陰の実力者というよりのもラノベ主人公ですよね…
いや、実際にラノベ主人公なんですけども！
本人はラブコメよりも陰の主人公ロールプレイにしか興味がなさそうなので、
ヒロインたちは大変だろうな、と思いました。