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夏! 海! 青春!
:: 2012/9/14 金曜日::

■[ラノベ]ツンデレな魔弾の射手「楽聖少女」2巻

楽聖少女2 (電撃文庫)
著者/訳者:杉井光
出版社:アスキー・メディアワークス( 2012-09-07 )
文庫 ( 376 ページ )
作者サイト:杉井光・公式サイト NEET TEEN
作者twitter:岸田メル (mellco) on Twitter
絵師サイト:迷子通信
絵師twitter:岸田メル (mellco) on Twitter

美少女なベートーヴェンとのラブラブな日常を綴った物語。

多少誇張してますが、大体その通りだと思うのですがどうか。
200年後の21世紀の日本からゲーテに呼び出されて、ゲーテとして過ごすことになったユキが、
ナポレオンと話したり、魔弾の射手のツンデレっぷりにツッコミ入れたり、
そんな物語です。

格闘家なハイドンのに連なる脳筋たちが出てきたりと、
何かどんどん神様のメモ帳に近い構図になってきた気がします。
というかこの作品は全体的にコメディ調が強いですよね。
まぁ、そもそも悪魔が普通に出てきたり、ナポレオン一人で戦線突破とかオカルトだしなぁ…

ちなみに作中で言っている通り、ヨーロッパは強い契約社会ですよね。
人種も言葉も違うので、契約というのが非常に重要で、
阿吽の呼吸や暗黙の了解がまかり通る日本がむしろ異常なんですよね。
新約聖書が神との新たな契約を意味していることからも、契約の重要性が分かるかと。

これはこれで面白い作品だと思うのですが…
うーん、やっぱり「神様のメモ帳」の続きも読みたいんですよね。
アニメの出来が残念だったとはいえ、原作の面白さは不朽だと思いますので、
同時並行で良いので両方の刊行をお願いしたいです。

:: 2012/5/13 日曜日::

■[ラノベ]クラシックの楽聖がこんなに美少女なわけがない「楽聖少女」1巻

楽聖少女 (電撃文庫)
著者/訳者:杉井 光
出版社:アスキー・メディアワークス( 2012-05-10 )
文庫 ( 392 ページ )
作者サイト:杉井光・公式サイト NEET TEEN
作者twitter:岸田メル (mellco) on Twitter
絵師サイト:迷子通信
絵師twitter:岸田メル (mellco) on Twitter

杉井光がまたもや新シリーズ!
幾ら多作だとはいえ、同レーベルでは「神様のメモ帳」が未完なのに!?
と思わざるを得ない訳ですが、アニメ化の出来を考えると「見切りを付けたのかなぁ…」
などと不安にならざるをえなかったり。

今度の新シリーズは「さよならピアナソナタ」と同じ音楽をテーマにしたものですが、
現代の高校生が悪魔メフィストフェレス(美人)に19世紀の欧州にゲーテとして連れ去られるという展開。
何故か舞台は史実より高度に発達した異世界っぽいトコロで、
どうしてか若返ったことも周囲に普通に受け入れられながら、
何がどうなったのか出会ったロリの入った美少女が楽聖ベートーヴェンで…
と、何だか異世界転生で時代逆行というWeb小説にありがちな展開でありながら、
音楽ネタも盛り込まれているという、何とも複雑怪奇な内容になっています。

とはいえ、杉井光作品ですので音楽に関するネタとかも凄くよく出来ていますし、
何よりヒロインであるベートーヴェンのキャラクターが勝ち気で才気溢れながら、
性的な知識は凄く薄弱という凄く杉井光らしいものがある上に、
主人公がツッコミ入れまくりだったりするんですよね!
いやもう、本当に杉井光作品のテンプレートそのまんまだな!

それでいて飽きがこないのも何とも杉井光作品らしいのですが、
今回はクラシック音楽の巨匠だったりハプスブルク家に喧嘩売ってるのかと思うネタもあったりと、
いつもよりかなり笑わせに来ているなぁ、と思わせられます。
特に「はいッどぉおおおおおおおんッ!」のトコロは、
正直言って「口惜しい…、でも爆笑しちゃう…!(笑」ってな感じで笑い転げましたね!
くそぅ、こんなネタ笑ったのは「のだめカンタービレ」8巻でカイ・ドゥーンの登場時に、
描き文字で「ドゥーン」とあった時以来の笑撃ですよ…!(判りにくい例え

まぁ、何にしても問題作でありつつも面白く笑えて、そして何よりも萌えられる作品でした。
今後も続刊が出ることを期待したいのですが…
何とか「神様のメモ帳」も完結まで持って行って欲しいですね…

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