僕の心のヤバイやつ (10) 特装版 4月8日発売!
夏! 海! 青春!
:: 2018/6/24 日曜日::

■[ラノベ]さらばー、イゼイラー 旅立つ船はー「銀河連合日本」8巻

銀河連合日本8巻銀河連合日本8巻
出版社:星海社
作者名:松本保羽
作者サイト:柗本保羽
作者twitter:柗本保羽 (@YasuhaMatsumoto) | Twitter
絵師名:bob
絵師サイト:びよんびよん堂
絵師twitter:bob (@biyonbiyon) | Twitter

ティエルクマスカ銀河からの帰還途中、ガーグデーラに襲われた柏木一行。
それをなんとか撃退したと思ったらしぶといヤツがいて、
精死病の原因調査の行程にも若干の変更があり、
そのせいか不可思議な体験をすることになり…

不意に植物人間のようになる精死病の原因ですが、
SF好きというかこういった作品が好きな人にはわかりやすいものでしたね。
魂とも言うべきものだけが平行世界に行ってしまうという、
SFとオカルトの境界線上の内容でしたが、
確かにこれは外部から気付くのは難しそうだな、と思います。

結局この手のものは試行錯誤、何度も失敗して見つけるものだから、
はじめから正解に辿り着いてしまう文化で生まれ、育ったものには、
気付くことはより困難になるんでしょうね。
しかし何世紀も気付かないというのは、問題の根深さを表しているような気がします。

そして地球では政府が竹取物語という原因を発表することで、
より一層世界情勢が混迷してくるようになりましたが、
そこからまた面白くなっていくので楽しみですね。

それはそうと巻末の番外編エピソードですが、
艦これ的なアレなのを出してくるのは宇宙戦艦が出てきたこの巻がぴったりなんでしょうが、
艦これ公式イラストレーターであるbobさんに挿し絵を描いてもらうとか、
アグレッシブだな、と思いました。(笑

:: 2018/2/20 火曜日::

■[ラノベ]カグヤの帰還「銀河連合日本」7巻

銀河連合日本7巻銀河連合日本7巻
出版社:星海社
作者名:松本保羽
作者サイト:柗本保羽
作者twitter:柗本保羽@小説『銀河連合日本』 (@YasuhaMatsumoto) on Twitter
絵師名:bob
絵師サイト:びよんびよん堂
絵師twitter:bob (@biyonbiyon) on Twitter

大使として5000万光年離れたイゼイラ本星にやってきた柏木。
天皇家からの贈呈品が動かぬ証拠となり、
ついにティエルクマスカ銀河連合が日本にやってきた理由、
竹取物語に描かれた内容が1000年前の事実を元にしていたことがわかって…

今回はアメリカとの外交、イゼイラとの外交、
柏木のバカな提言とガーグデーラとの戦闘がメインの回でしたね。
それにしてもイゼイラとの外交よりも、
アメリカとの外交の方が面倒くさそうなのが何とも…
まぁ、フィクションですから!

柏木の提言ですが、バカにされてるけど理に適ってますよね。
偶発的に上手くいったなら限りなく条件を揃えて検証実験するのは、
科学者としてとても正しいと思うんですよ。
そういった思考ができないのがトーラス文明の弊害なのかもですが、
多分、地球の科学者なら誰もが思いつくんじゃないかなぁ…
まぁ、それを交渉中の異星人相手に口に出せるかといえば難しいでしょうけども。(笑

最後のエピローグですけど、これは現在なろう版で連載しているのを読めばわかるでしょうね。
…ということはそこまで書籍化されたりするんでしょうか。
てっきり第一期だけで終わると思ってたんですが。
それだとかなりの巻数になると思うんですがはたして…

:: 2017/10/17 火曜日::

■[ラノベ]千年の縁「銀河連合日本」6巻

銀河連合日本6巻銀河連合日本6巻
出版社:星海社
作者名:松本保羽
作者サイト:柗本保羽
作者twitter:柗本保羽@小説『銀河連合日本』 (@YasuhaMatsumoto) on Twitter
絵師名:bob
絵師サイト:びよんびよん堂
絵師twitter:bob@画集発売中 (@biyonbiyon) on Twitter

ティエルクマスカ銀河連合に招待されて初の外宇宙に出た人類になった柏木。
道中、正体不明の敵に襲われる旅客船を救ったりと、
イゼイラ本星に到着前から既に大活躍だったけれど、
交渉人としての仕事の本領発揮はまだまだこれからで…

この7巻では色々な謎が解き明かされてスッキリしましたね。
フェルさんが持つストーリーだとか、ヤルバーンが日本に来た理由だとか。
まぁ、大半は割りと前から察することが出来た真実だったので、
私としては答え合わせ的な側面が強かったですけど、
それでも面白かったです。

ただ、Web版読んでた時にも思ったけどヤルバーンの人はなんで早く気付かなかったのかと…(笑
「竹取物語」とか日本文化を勉強するなら避けては通れないと思うし、
「大和の国」とかもそうなのになぁ…
というツッコミはどうしても出てきてしまいますね。(笑
まぁ、そこは… お約束ということで…?

困難だけど解決への道筋が見え始めた問題に対して、
希望を抱いて歩み始めることができるという状況は良いですよね。
この巻はそういった意味でも大きな山場だったと思います。
まぁ、物語はまだ続くし起伏はあるのでこれからも楽しみです。

:: 2017/7/19 水曜日::

■[ラノベ]宇宙へ…「銀河連合日本」5巻

銀河連合日本5巻銀河連合日本5巻
出版社:星海社
作者名:松本保羽
作者サイト:柗本保羽
作者twitter:柗本保羽@小説『銀河連合日本』 (@YasuhaMatsumoto) on Twitter
絵師名:bob
絵師サイト:びよんびよん堂
絵師twitter:bob (@biyonbiyon) on Twitter

ガーグの暗躍とロシアを含めた不穏な世界情勢と、
楽観はできないんだけど悲観もしていない柏木たち日本政府とヤルバーン。
しかし、割りと平穏な日常を送っていた頃にフェルに帰国命令がきて、
柏木はこれを機に覚悟を決めることになり…

この作品を含めて小説家になろうで好まれる要素の一つとして、
日本文化&地球文明SUGEEE的なものがありまして、実際この作品でもその要素はあるんですけど、
この作品は基本的に宇宙を舞台にしたSFですからね。
日本人が宇宙に出てSUGEEE的なこともあってしかるべきなのであります。
そもそもコミュニケーションが作品の肝の一つですしね。

しかし冥王星の衛星軌道にワープゲートとでも言うべきものを一ヶ月かそこらで作って、
そこから一気に300万光年を一日からそこらでジャンプするとか、
やっぱりティエルクマスカ連合の技術ってば凄いですよ。
それに圧倒されるだけでなく、自分が出来ることを見つけて活躍するあたり、
柏木も主人公らしい凄さがあって面白かったです。

しかしそんな柏木に振り回される家族も大変そうだなぁ…(笑
何も知らされなかったところにフェルさんとの結婚のご挨拶とか、
よく心臓発作とか起こさなかったもんですよ。
まだまだこれからも驚きの連続だと思うだけに、
気を確かに持って欲しいものであります。(笑

さて、次巻ではイゼイラ本星での日常がメインになりそうですね。
そろそろヤルバーンが日本にやってきた理由も明かされる頃合いでしょうか。
いやはや楽しみです。

:: 2017/3/6 月曜日::

■[ラノベ]サイエンス政治フィクション「銀河連合日本」4巻

銀河連合日本 4 (星海社FICTIONS)
著者/訳者:松本 保羽 bob
出版社:講談社( 2017-02-16 )

Web連載版:小説家になろう
作者サイト:柗本保羽
作者twitter:柗本保羽(@YasuhaMatsumoto)さん | Twitter
絵師サイト:びよんびよん堂
絵師twitter:bob(@biyonbiyon)さん | Twitter

ティエルクマスカ銀河連合からの信任状捧呈式。
ガーグからの妨害が懸念される中、
突撃バカに感染したフェルが企図した大胆な計画により、
超科学全開な前代未聞なモノになり…

信任状捧呈式をメインに取り扱ったラノベなんて初めて読みましたよ。
実生活でもたまにニュースに数分流れるだけのイベントなのに、
ここまでガチで書くとか何か凄いですね。
SFよりも政治色が濃い作品ですが、それにしたって特異的だなぁ。
租借なんて言葉、久しぶりに聞きましたよ。

中でもティエルクマスカの産廃利用構想で出てきた、
放射能除染に関する懸念事項とかは政治だと思いましたね。
核兵器が使えない理由と、放射能除染が出来ることで使える兵器になってしまうこと。
それ故に公表できないもどかしさ。
SF的な凄い技術でなんでも簡単に解決できないあたりが面白いです。

しっかし、サファリパーク的な服を着た麗子さん(金髪縦ロール)が、
ヤクザ相手にミニガン(非殺傷設定)を抱えて無双するとか、
最高に笑える展開でしたね。(笑
そこにbobさんの挿し絵が入ってくるあたり判ってらっしゃる感がありました。

さて、次回は舞台が宇宙になりますね。
やはりSFといえば宇宙は外せないですよねー
どのような挿し絵があるのかも含めて楽しみです。

:: 2016/11/2 水曜日::

■[ラノベ]自衛隊、北海道にて、異星人と訓練せり「銀河連合日本」3巻

銀河連合日本 3 (星海社FICTIONS)
著者/訳者:松本 保羽 bob
出版社:講談社( 2016-10-15 )

Web連載版:小説家になろう
作者サイト:柗本保羽
作者twitter:柗本保羽(@YasuhaMatsumoto)さん | Twitter
絵師サイト:びよんびよん堂
絵師twitter:bob(@biyonbiyon)さん | Twitter

5000万光年彼方からやってきたティエルクマスカ銀河連合と無事国交を結べた日本。
民間レベルでの交流も徐々に浸透してきた頃、
自衛隊と探査船ヤルバーンの合同演習をするまでの交流をするまでになった。
しかし周辺諸国、特に中国ではきな臭い雰囲気が漂ってきて…

SF版ゲートとも言える本作ですが、
この作品の売りはゲートでは無用の長物でストレスの原因だった”政治”がメインです。
科学技術が圧倒的に発展した異星人を相手にどういう風に交流していくのか。
世界情勢を鑑みてどのように動いていくのか。
そういったアレコレを考察していくのが楽しいのです。

もちろんキャラクターも魅力があります。
表紙を飾っているシエさんの妖艶な姿とハイジャック犯へのTUEEEっぷりも良いですし、
キグルミシステムで日本人形態を模したフェルさんとか可愛かったですしね。
そこら辺は艦これで名を馳せたbobさんの実力が遺憾なく発揮されているなぁ、
と思わせられますね。
その実力はおっさん政治家たちで発揮させたのには苦笑いでしたが。(笑

異文化の交流や政治が主となる作品なので、
島耕作世代に受け入れられるかもしれませんが、
アレほど破天荒でクレイジーな内容ではないのでご安心ください。(笑

次回は信任状捧呈式から始まるみたいなので、
そろそろ舞台も宇宙へ行く予感がしますね!
しかし信任状捧呈式があるライトノベルってかなり珍しい部類でしょうね…
そういった意味でも特異的な作品だと思います。

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