フラン☆Skin

王様に呼び出されて王城に来たら、謁見まで時間があるので庭で待機するケンイチファミリー
好奇心旺盛なリリス王女はケンイチが作る料理や不思議な能力に刺激されて凸してくるので、
ケンイチは身分差もあって断ることが難しく、カレーを御馳走したりと大変な中、
謁見まで時間があるため、地下にいるネズミ退治を引き受けるんだけど、
地下道はネズミが床一面びっしりと埋まる程に溢れかえっていて…

一話あたりのページ数が減っているのでちょっと刊行ペースが落ちてますね。
Gファンタジーの連載を読む限り、書籍版に準拠せずにWeb版に移行するようなので、
この後の展開をどうするか練っているのかもしれませんね。
あと、単純に王宮が舞台になったせいで作画コストが上がっているのかもしれない。

さて、ネズミ退治は通販サイトで購入した毒餌での退治です。

ニャメナが甘い匂いに釣られてつい舐めようとしているように、
先入観がないスレてないネズミなら一発でコロリでしょう。
まぁ、ファンタジー世界なのでネズミの大きさもピンキリですけど、
ケンイチの資産なら防護服どころか大量の毒も用意できるので余裕なのです。

他のファンタジーものと違って真っ正面から戦う展開は少ないですが、
ケンイチのようなアラフォーなら、金が掛かっても苦労しない手段を選ぶものですよ。
真っ正面から戦うのは十代の少年少女の特権です。
そう考えるとアネモネが冒険に行こうとするのも、年齢的に当然なのかもしれませんね。

合間にチョコを披露してリリス王女や料理人のサンバクさんを唸らせたり、
何がどうなったのか悪霊退治をしたりと色々と便利に使われてますが、
ケンイチはちゃんと対価を要求するわけですよ。
しかもその対価がある意味悪辣というか…ｗ

王城の書庫にある貴重な書籍をドキュメントスキャナで読み込んで複製とか、
手書きの写本が当たり前の世界ではチートですよね～

この世界では魔法を学習するのにも学校に入って学ぶくらいしかないけど、
それにも色々と問題がありますからねー
学校に通っただけでは読めない貴重な書籍を独学で身に付けるアネモネの方が、
ある意味得がたい経験をしているのかもしれませんね。

このコミカライズ版は書籍版とWeb版とも微妙に改変されている箇所が多いけれど、
そのお陰でスッキリと読めるのが良い所だと思います。
ただ、この後の展開はほぼWeb版しかないですからねー
エルフ関係とか諸々調整しないといけないでしょうし大変だろうけど、
過度なおっさん臭さを脱臭しつつ最後まで描ききって欲しいものです。

ケンイチに教えて貰ったチーズの製法を貴族に売ることで、
商売の邪魔をしていた悪徳商人の嫌がらせを排除することができたプリムラ。
しかしそれはケンイチという存在を貴族に知らせることに繋がっていて、
巡り廻ってケンイチが貴族たちの騒動に巻き込まれることになるんだけど…

初っ端から凄い登場の仕方をしてきた有閑マダム、もといユーパトリウム子爵夫人のカナン様。

報酬の魔導書目当てにカナン様から工事の依頼を引き受けたら、
工事現場でカナン様には身体を使って誘われるわ、
杜撰すぎる工事計画に呆れるわで大変ですよ。

それでもケンイチの召喚獣、もとい重機とプリムラの商才、
そして人使いの巧みさで工事中でも快適に過ごせちゃうところは、
とてもケンイチらしいと思います。

ただ、そんな目立つことをしていれば国の上層部に知られることになり、
今度は王都に呼び出されることになるんだけど…

早速暇を持て余した王女のリリス様に見付かっちゃうんですよね。
好奇心旺盛なのに立場は最上位のお姫様が、
ケンイチという最高のオモチャを見付けて我慢できるはずもなく、
重機に乗ってみたり、晩飯を一緒に取ったりとやりたい放題なのですよ。

そして異世界でもカレーは最強なので、お姫様もお気に入りになるのです。

ただ、王様との謁見スケジュールの調整で暇になったケンイチが、
リリス王女から受けたネズミ退治が名前に反してこれまた厄介で…
具体的な退治方法は7巻ですね！
中々に容赦ないぞ！

アネモネと森猫と一緒に移住することにしたケンイチが次の拠点に決めたのは大きな湖のほとり。
ケンイチと一緒の旅して釣りを楽しんだり、ドローンでキャアキャア喜んだり、
アネモネが可愛いことこの上ないんだけど、
そこにケンイチたちを追って獣人ミャレーもやってきて更に賑やかさも加わるのだった…！

いやはや、イラストレーターのケンイチの画力と、
ガリ版印刷という技術に感動する二人を見てるとほのぼのしますね。

趣味と実益を兼ねた絵本作りや、
今後のスローライフをコスパをよくするための燃料の自作と、
ケンイチも色々とやってるんですけど、楽しそうなんですよね。
誰にも邪魔されず、思うままに生きられる自由を満喫するスローライフを堪能してますよ。

ただ、文明が発達していない異世界なので病気もそれなりにあるので、
アネモネの初めての友達を助けるためにケンイチも鉄火場に突っ込んだりと大変です。
それでも通販能力とかを駆使して何とかするのがケンイチですよ…

アネモネは初めての友達が引っ越す悲しみがあり、読んでて泣きそうでしたね…

特にこの世界では死が近いし、何より交通の便が悪いので文通も難しいですからね…
今生の別れになる可能性もあるだけにツラいでしょう。
まぁ、なろう版の通りに進むなら、かなり先だけど再会することができるのですけどね。
そこはご安心下さい。

そして別れる人もいれば、再会する人もいる…
ケンイチに救われて惚れたのに、逃げられちゃったプリムラさんが単独で追ってきましたよ！

いやはや、結構強情というか気が強いというか、強かというか…
まぁ、ケンイチに逃げられた怒りというのもかなりあるんでしょうしね…ｗ

ただプリムラは根っからの商人なので、
ケンイチと再会してもすぐに近隣の街で商売を始めちゃうんですよね。
アネモネも魔法の素質があることがわかり、それを鍛えようと頑張るし、
女性陣は誰もがケンイチに守られるだけの存在ではないのです。
むしろケンイチと一緒に冒険をしたいアネモネは好戦的とすら思えますｗ

とはいえ今まで冒険なんてしたことがない幼女ですので、
いざ実戦となるとテンパってしまうのは仕方ないですね…
そんなアネモネを助けるのがプリムラの護衛のニャメナなんだけど、
彼女は良い姉貴分になってくれてると思います。

そんなアネモネもケンイチのことが大好きなわけで…

アネモネにとってプリムラはケンイチを巡るライバルなので、
今後もたくさん修羅場がありますので…
そこはご安心（？）下さい！

突如異世界に転移してしまった北海道でスローライフを楽しんでいたアラフォー男のケンイチ。
右も左も分からない中、ステータスからネット通販サイトに繋がることが分かったけど、
それには元手となるお金か、換金可能なモノが必要となるため、
ケンイチはまずは拾った錆びた剣を換金して街で行商人のようなことから始めるんだけど…

マンガUP！で読み始めて、面白かったので原作を含めて全巻買って、なろう版も全部読みました。
原作はツギクルなので3巻で打ち切られてましたけど、このコミカライズ版は人気があるようなので、
このままなろう版を全て描ききって欲しいものです。

さて、内容としては異世界転移で通販能力持ちになったという定番の設定ですが、
通販能力とアイテムBOX能力で成り上がっていくのは単純に気持ちが良いんですよね。
それに本人はのんびりスローライフを異世界でも目指しているのに、
知り合った商人の娘プリムラを助けるために能力を明かして、
極悪盗賊一味を倒しに行くとか胸熱展開じゃないですか！

人が好いにも程があるんだけど、それがケンイチが周囲から好かれる理由なんでしょうね。

通販能力を使いこなすだけでなく、異世界で知り合った人たちの協力を得ながら、
極悪盗賊を一網打尽にするのは爽快感があるんですよね。
レーザーサイトを使って人質を取る極悪人の目を潰して、
聴覚が鋭い獣人ミャレーと連携して倒すところとか、スカッとしましたよ。

そして本作のメインヒロイン（？）となる幼女のアネモネも盗賊から助け出すんですけど…

すっかりと懐かれてしまうんですよね。
アネモネには庇護欲がそそる可愛らしさがあるんですよ。
盗賊に捕まっていたから従順かと思いきや、案外自分の意見をハッキリ言うし向学心もあるんですよ。
アネモネは今後、かなりの重要キャラになるので要チェックですよ！

できればキリが良い2巻まで一気に読んで欲しいところです。
ただ、盗賊から助けてフラグが立ちまくったプリムラさんに何も言わず、
スローライフのために貴族の捜索から逃げ出すあたりはヒドいと思うので、
そこは3巻以降にご期待下さい…！ｗ

元イシュタル・ファミリアのレナに惚れられてしまったベート。
闇派閥へと至る鍵となるアイテムを求めてレナと行動するも、
恐れられるのではなく、好かれることにやりずらさを感じるが、
闇派閥の悪辣さはフィンの想像以上で…

ベートとレナのクレイジー夫婦漫才は初っ端から全開ですね！

ベートは今までフィンのことを認めていたのは間違いないですが、
ここへきてフィンの苦労を実感を持って認めてしまうことに…
まぁ、フィンもそこまでは狙ってなかったんでしょうけどね。
げに恐ろしきは恋するアマゾネスですよ…

しかしそんな淡く楽しい騒動も闇派閥は容赦なく蹂躙するんですけどね。
確かに鍵を捜索するロキ・ファミリアとはいつか倒したいけれど、
ホームであるクノッソスにおびき出すことは難しい。
ならば鍵へのヒントを全部潰せば良いとかエグいことを考えますよ。
そう言えば「3×3EYES」で聖地へ至る鍵を破壊することが任務の妖怪もいたなぁ。
とか思い出しました。（古い

それにしてもベートは本当につくづく女運が悪いですね。
「幸運」アビリティが一番必要なのはベートかもしれません。
しかし、そんな運命に屈せずに正面から雄叫びを上げるのがベートなんですよね。
フィンたちが何年掛かっても滅ぼせなかった悪意を正面から食い破れ、ベート…！

闇派閥の残党を追っていたロキ・ファミリアたちの前に立ちはだかるはオリハルコンの門。
あからさまな罠だけれど、虎穴に入らずんば虎子を得ず、
ということでフィンたちは人造迷宮へと突入するんだけれど、
そこはロキ・ファミリアが予想していた以上の魔窟で…

胃が痛い…　これは胃が痛いですよ…
原作読んでいるのでこの先の展開は知っているのでとても胃が痛いです…
フィンという絶対的な精神的支柱がいるだけにロキ・ファミリアは強いんですが、
だからこそ、フィンが窮地に立たされると脆いんですよね…
そこを狙ってきた闇派閥はとてもよくわかってますよ。

正直、フィンが殺されそうになっている場面は気が気じゃなかったですが、
窮地のフィンを救ったラウルは情けないけど格好良かったですね。

凡人という言葉がどこまでも似合うラウルですが、
凡人だからこそラウルは頼られるんですよね。
情けないし格好はつかないんだけど、
それでも何とかしようと奮闘する姿は格好良かったです。
わりとアキとお似合いじゃないかな？

まぁ、去年の今頃は本当にラウルに手を焼いてましたけどね…
ハロウィンのラウルにクリスマスのリリの組み合わせは凶悪でしたよ…
都市最強の冒険者がラウルとか何の冗談かと思いました…（ダンメモ脳

閑話休題

ロキ・ファミリアのみんなはそれぞれ最善を尽くしているんですけど…
アニメと違ってコミカライズ版はとても原作準拠ですからね…
この後どうなるのかはとても心得ているだけに、
次巻は心を強くして読みたいと思います。