フラン☆Skin

四方を海に囲まれた日倭津国。
王太后の暴走で王太子派と王弟派の派閥争いが鮮明になる中、
瑞穂領の領主サクは王弟の妻の実家と婚姻を結ぶことで王弟派を選び、
サクの実弟であるイサザも兄嫁のミオを歓迎して幸せな光景がそこには有った…

だがしかし、よりによって結婚式の最中に家臣に謀反され窮地に立たされてしまう。
兄嫁を守って地下室に逃げたイサザは、伝説の石の民の封印を解いて契約を結んでしまい…

「バガタウェイ」の古日向いろはさんがwebアクションで始めたのは和風ファンタジー戦記。
家臣の謀反で窮地に立たされるとかとてもハラハラしますし、
地下室に封印されていた存在と契約とか、とても少年漫画っぽくてワクワクするし、
人外との婚姻とかわりとドキドキするんですよね。

伝説に謳われる石の民のヤチホ。
石を自在に操り、石のような硬さの肌を持つ一騎当千のヤチホだけど、
彼女の望みは家族を持ちたいという素朴なもの。

イサザは兄に頼まれたミオ殿を守るために咄嗟に契約したとはいえ、
約束を反故するつもりもない誠実さを見せる上に、
責任感が強いところを見せてくれるので応援したくなるんですよね…
既にミオ殿を守るために隻腕になっているというのに弱音を吐かず、
助けてくれたヤチホのことを案じるだなんて良い子すぎるでしょう…！

戦力的にはヤチホ無双が出来そうなんだけど、
ヤチホ自身も意外だった制約があるせいで思い通りにはいかないんだけど、
だからこそハラハラする展開になっています。
同じ石の民からの勧誘も一顧だにしない姿勢も良いですね。

イサザが守られてばかりの少年ではないということが、
ラストでわかりますが、これはとてもワクワクする展開ですよ。
イサザとヤチホのコンビがこれからどう動くのか…
とても楽しみです。

陰キャオタクの秋山くんと陽キャギャルのカリンちゃんは同じ大学のバイト仲間。
接点がバイトしかなさそうな二人なんだけど、
ある日、アパートを追い出されたカリンちゃんが秋山の部屋へ押しかけてきて、
なし崩しで同居することになったんだけど…？

バイト先でのやり取りも微笑ましいし、
二人の日用品の買い物も同棲カップルデートみたいなんだけど、
これで付き合ってないんだよなぁ…ｗ

カリンちゃんの友達を招いての家飲みをする上に、
酔っ払って膝枕をするくらいの仲なのに付き合ってないんですよ！
いやはや、見てる分にはニチャア…って笑っちゃいますけどね。
わりともどかしくもありますｗ

カリンちゃんはギャルなせいか、初心なせいなのか、
肌面積が大きくてもあまり恥じらいがないんだけど、
それを見てると秋山と同じでドキドキよりもハラハラしちゃうというか…
可愛すぎて心配になっちゃうんですよね…ｗ

そんなカリンちゃんが子供の頃から大好きな魔法少女りるるの同人誌を求めて、
即売会に行って流れでコスプレすることになったんだけど…

コスプレを楽しむカリンちゃんを見ていると微笑ましく思えますね。
非オタだろうと、好きな作品の好きなキャラのコスプレをしているのなら、
それはもう同志なのですよ！

まぁ、カリンちゃんは可愛い上に活躍しちゃったので、
ファンが出来るのは当然なんですけど、
色々と無防備なカリンちゃんを心配する秋山くんの気持ちはよくわかります。

ただ、心配のしすぎでカリンちゃんの精一杯の想いを無碍にして欲しくないので、
ラストのカリンちゃんの恥じらいながらの提案の答えがとても気になります…！
良いところで終わりすぎですよ、ホント。
3巻が待ち遠しいです…！

小田倉浩一(15)は隠れオタクと思っているあからさまなオタクくん。
美少女イラスト描いたり、プラモ作ったり、ドールを着飾ったりと、
クリエイター系のオタク趣味を持つんだけど、
そこに目をつけたクラスメイトの陽キャギャルの鳴海優愛は、
不器用な自分に変わってネイルを作ってくれるようにお願いして…

ヤングガンガンあたりで見掛ける作品によく似た設定ですが、
コスプレではなくネイルだったり、ヘアアレンジだったりなので、
多分問題ないと思われます！

オタクに優しいギャルではなく、ギャルに優しいオタクなのですが、
自分が好きなことをやって女の子に喜ばれるんなら、
オタクにとってはどちらでも大差ない気がします。

LINEのやり取りだけでも緊張してしまうとか、
女子とのやり取りになれてない男子あるあるでオタクくんは可愛いんですよね。
ただ、オタクくんは妹がいるせいかそれほどキョドりはしないあたりが、
絶妙なバランス感覚だと思います。

それに優愛だけでなく、優愛の友人であるロリ系のリコこと、
姫野瑠璃子ちゃんもオタクくんによって変身するのですよ。

癖っ毛をヘアアイロンで綺麗に矯正するだけでなく、
メイクまでしっかりしてしまうことで、
好感度が見事に反転しているのにはニヤニヤが止まりませんでしたね！

1巻の時点では優愛よりもリコの方がラブコメ進展度が高い気がするので、
三角関係ラブコメとしてのポテンシャルは充分にあると思いますよ。
タイプの違う女子たちなので、魅力も違ってくると思うので、
2巻もとても楽しみです。

ゲームを通したオタクくんとギャルのラブコメもこの5巻で完結です！
正直勿体無いというか…
これから更に盛り上げることもできると思うのですが、
全5巻というのもキリが良いのは確かだし、綺麗に終わってるのもあるので満足感が高くもあるのです…！

文化祭では最後に花火で綺麗に締めくくったオタくんとアゲハさんですが、
最後の最後で詰めを失敗していたのでゴール手前で足踏みしていたのに比べて、
鶴先輩は部長への想いをちゃんと伝えたわけですよ…！

そりゃ鶴先輩はシャフ度をするわけですよ。
渾身のドヤ顔をする鶴先輩も可愛いと思います！

ただね、やっぱりメインヒロインはアゲハさんなのですよ。
最後の詰めをミスったとしても、
そこを補うことができるのがオタくんです。

まぁ、最後の最後で焦らしプレイもありましたけど、
そのお陰でエンディングは盛り上がりましたからね！
いやはや、素敵なトゥルーエンドだと思います。

これから二人にも色々あると思うけれど、
これからも仲良くゲームをしていて欲しいですね。
多分、二人の結婚式に流れる音楽はゲーム三昧になると思うんだ…！ｗ

「ラーメン赤猫」も連載は１周年を迎えて単行本も４冊目です。
ネタ切れも起こさず、新キャラも出て面白さに磨きが掛かります。

接客業あるあるな困ったお客さんもいるけれど、
それも華麗にさばく猫たちの愛らしさが素晴らしいのですが…
社さんは前職のクセが抜けなくて報連相せずに仕事をしてしまって失敗するんだけど、
それを的確にフォローできる赤猫のみんなが温かいんですよね…
やはり仕事っていうのは人間関係が全てですよ。
まぁ、赤猫の場合は猫関係になるのでしょうけども…ｗ

その猫関係ですが、忙しくなりすぎたので、
猫の手も借りたいということで新キャラもとい新猫が来ました！

将来猫のホストクラブを作りたいというジュエルくんです！

猫のホストクラブという、ある意味凄そうな夢を持つジュエルくんですが、
まだまだ若輩者なので、赤猫のプロの面々には驚かされますが、
地道なトレーニングも欠かさず頑張っていて好感が持てます。

それにどんなにバカにされても猫のホストクラブという夢を捨てないところも、
とても一途で良いと思うのですよ。
そんな夢をバカにせず、応援してくれる赤猫のみんなは最高だと思います！

まだまだ修行が足りないジュエルくんですが、
このまま赤猫で頑張って実力を磨いて、
夢を叶えてくれると良いですね！

まぁ、ジュエルくんが抜けると赤猫が大変だと思うので、
もう一匹赤猫のスタッフ猫が増えてから卒業した方が良いとは思うので、
後数年は頑張って欲しいものです…！

妖巫女すずの排除を企んでいたのは祓忍組合の上層部、五行仙だった…！
しかもその五行仙は1800年前からの怨みで狙っているらしくて…？

まさかここで「邪馬台幻想記」と繋がるとは思いませんでしたよ。
矢吹健太朗さんの初連載作なのでもう四半世紀前の作品ですからね。
アラフォー以上しか知らないと思いますよ。
まぁ、読んで無くても話はわかるので問題ないんですけどね。

その五行仙がすず討伐のために打ってきた手段が問題で…

まさか祭里が男女に分かれるとは…！

トライアングルというタイトルから三角関係を暗喩してたのは間違いないですが、
まさか男女に分割して物理的に三角関係にするとはなぁ…
いやはや五行仙さん、パネェっすわ。
良い仕事してくれますね！

どちらが本物の祭里なのか、自分に自信が持てなくなった女祭里が、
放浪の果てに日喰と再会してトラブルに巻き込まれたことで気付くとか、
ストーリー的に良く出来ていると思うのですが…

ぶっちゃけ、メイド祭里のスカート石化によるパンチラの印象が強すぎて、
それ以外の記憶があやふやになってしまいました。

男祭里は百合の間に挟まる男みたいになっているけれど、
本来は男祭里とのラブコメこそが奨励されるべきなので難しいところですね…
まぁ、何はともあれあやトラはエロコメ有ってこそだと思うので、
これからも祭里とすずがエロコメってくれれば私に文句はありませんので、
是非ともよろしくお願いしたい次第であります。