僕の心のヤバイやつ (10) 特装版 4月8日発売!
夏! 海! 青春!
:: 2008/2/9 土曜日::

■[漫画]合作ピンナップで高河ゆん頑張りすぎ「かんなぎ」4巻

かんなぎ4巻かんなぎ (4) (REX COMICS) (REX COMICS)
著者/訳者:武梨 えり
出版社:一迅社( 2008-02-09 )
定価:¥ 580
コミック
ISBN-10 : 4758060851
ISBN-13 : 9784758060851
 
作者サイト:たけなしのーと

TVアニメ化が決定し、予想通りの公式HPが開設されたかんなぎ。
その威光を持ってしてか、ガンダム00のキャラデザまで手掛けた高河ゆん先生と合作ピンナップ!
しかもその内容は祈祷戦士カンナギ00とでも言うべき内容で最高にバカ。
上のAmazonのリンク先でカスタマー画像でアップロードしている人がいるので、
買うのを待てない人は見てみると良いかも。(笑

ナギが自分の正体と向き合おうとして起こった嬉し恥ずかしイベントで、
10kmもひた走ってしまうトゥーピュアピュアボーイの仁くんですが、
ナギへの思いやりとか優しさで二人の仲も赤面モノ。
そんな中、美術部の合宿先は神の息吹が感じる街で出会った同族っぽい相手のお陰で、
ナギのつるぺたアイデンティティがピンチに!
幼女! 幼女! つるぺた幼女!(ぉ

ざんげちゃんこと白亜のイベントも発生中ですが、
私はここでつぐみに注目したいです。
出番は少ないですが、「仁を持って行って欲しくない」と、
ただの幼馴染みへ抱く以上の感情が育っていくのがニヤニヤしてしまいます。
仁には勿体ないほどの幼馴染みだわー

それと巻末にはWARDで掲載された読み切り短編が収録されています。
魔法が出てくるファンタジーなのですが、隠しても匂い立つ武梨えり臭。
趣きは多少違うけど間違いなく作者が武梨えりさんだと核心できる内容です。

ちなみにカバー下にはちょっと危ない二人のポーズが…(笑

:: 2008/2/8 金曜日::

■[漫画]作者本人が一番面白い「アオイホノオ」1巻

アオイホノオ 1 (1) (ヤングサンデーコミックス)
著者/訳者:島本 和彦
出版社:小学館( 2008-02-05 )
定価:¥ 540
コミック
ISBN-10 : 4091512682
ISBN-13 : 9784091512680

燃える漫画家、島本和彦の最新作の主人公は若き島本和彦だった…!

「この物語はフィクションである。」
とデカデカと書いているがそんなの関係ない。
これはどう考えても島本和彦本人だろうと読者全員が確信できる。

大阪大作家芸術大学一回生の焔燃が80年代のデビュー直前、
大学内で庵野秀明や矢野健太郎といった後のビッグネームと出会い、
少年サンデーであだち充や高橋留美子といった若き才能の発露を目の当たりにし、
「自分だって…!」と思いながらもくすぶり続ける―。
そんな将来の可能性を秘めつつも当時のオタク生活にどっぷりとハマる、
少々自堕落な生活も描いた作品。

「放課後、体育館ウラにおいで。」(あだち充)
「ショックです。そんな目でいられていたなんて。」(高橋留美子)
と帯に踊るように島本先生容赦なくやりまくりです。
多分、島本先生だから出来たんだろうなぁ。

ちなみに巻末では庵野監督との対談が収録。
漫画のネタに使った本人がそのまま登場という面白いことに。
しかし二人が大学で同期だったのはこの漫画で初めて知りましたよ。
それと今週のヤングサンデーでも対談が載ってるのでそちらも注目です。

:: 2008/2/7 木曜日::

■[漫画]ほのぼの家族愛「おはよ♪」1巻

おはよ♪1巻おはよ 1 (1) (まんがタイムコミックス)
著者/訳者:ともち
出版社:芳文社( 2008-02-07 )
定価:¥ 600
コミック
ISBN-10 : 4832266098
ISBN-13 : 9784832266094
 
作者サイト:ともち屋本舗

ともちさんはスコラ時代のバーズで活躍するも、幻冬舎の雑誌方針の違いから離れ、
現在は芳文社でファミリー向け4コマ漫画というフィールドで活動されています。
元々スコラ時代から恋愛モノが得意で、「だいすき!」から「家族愛」も入り、
「愛をあげよう」では血の繋がらない姉弟のラブコメ&家族愛の物語を紡ぎ出しました。
それ以降「恋愛」と「家族愛」をテーマにした作品が多く、この作品も例外ではありません。

「おはよ♪」は明が働いていた会社の倒産で職を失い数年ぶりに実家に戻ったら、
年齢不詳な童顔な雪乃さんとその娘の小学生離れしている体の美咲ちゃんが、
間借人として2階に住んでいるという驚きの事実。
父(62歳)の今は亡き親友、ナベさんの奥さんと娘の二人と同居生活で、
失職でうじうじと気落ちする暇もないほどに楽しく振り回されます。

体つきは大人なのに小学生らしい天真爛漫さを持つ美咲ちゃん。
ランドセルを前に担ぎたいとか、母親の昔のセーラー服を着たりとか、
友達の萌香ちゃんも気疲れさせる言動で朝の挨拶から明を翻弄します。
そして30歳半ばのはずなのに10代に見える天然だけど優しい雪乃さんの母の愛に抱かれ、
時折しんみりすることもあるけれど、母以外は血が繋がってないけど、
間違いなく”家族”のみんなに囲まれて楽しい生活を送っています。

連載誌がまんがタイムとまんがタイムファミリーということもあり、
「家族愛」をテーマに今のところ描かれてますが、
「恋愛」モノも描けるともちさんだから、今後の明の動向にも注目したいです。
あからさまに雪乃さんへ好意を持っているのに全然進展してないですからねー
実の両親だけでなく美咲ちゃんにまでからかわれてるけど頑張れ明。(笑

まだ恋愛成分は薄いけど、ほのぼのホームコメディとして既に充分な面白さです。
今後の展開にも期待です。

参考:まんがタイム インタビュー 第11回ともち先生

:: 2008/2/5 火曜日::

■[漫画]実はオタネタも強い「王様の仕立て屋」17巻

王様の仕立て屋~サルト・フィニート~ 17 (17) (ジャンプコミックスデラックス)
著者/訳者:大河原 遁
出版社:集英社( 2008-02-04 )
定価:¥ 530
コミック
ISBN-10 : 4088596870
ISBN-13 : 9784088596877

ロンドン庶民層向けの伝統ある店「ギルレーズハウス」お家騒動に巻き込まれた織部悠一行。
ジラソーレもロンドン支店が微妙な位置に立たされるし、
セルジュも家出中の兄がTVに出てフランスのパパンにバレちゃうしで周囲もドタバタ。
更に階級社会イギリスのしがらみでヘルプのはずが遊撃隊となって仕事をこなす悠。
しかし文句を言わずどんな客相手でもしっかりと職人の腕を見せて一着を仕立ててくれます。

階級社会が根強く残っている現在のイギリスと、大英帝国の歴史文化を背景に、
前回のイギリス編では描けなかったジョンブルの粋なところを描いてくれます。
今回は庶民層の店の問題ということもあり、安い予算での仕立てが多く、
低予算なりのオンリーワンな仕立て服を見せてくれます。

人と人との繋がり、貴族の立ち位置、会社という組織の運営。
複雑に絡まりあったそれらを服飾に絡めて物語として組み上げるのは流石です。
イギリスを舞台にした長編でありながら、各話はちゃんと短編として面白いんですよね。
また、職人の矜持というものが何度か出てくるけど、そこが渋いんですよ。
それでいて「らき☆すた」ネタをさり気なく仕込んでいたりするから侮れません。(笑

ラウラたんの嫉妬とかツンデレっぷりとか目を見張るものがあるんだけど、
何故か恋愛方面にはトンと進展がないんだよね、この漫画。
それが個人的には残念なトコなんだけど、薀蓄漫画としてだけでなく、
個性的なキャラの掛け合い等の面白さはやはり見逃せません。

確かな腕がありながらそれに驕らず、飄々としながらも客には誠実な一着を仕立てる。
でも女性には振り回されっぱなしな織部悠の仕事をごろうじろ。

:: 2008/2/2 土曜日::

■[漫画]ユリア100式でお馴染みの萩尾ノブトオリジナル作「はるいちばん」

はるいちばん (ジェッツコミックス)
著者/訳者:萩尾 ノブト
出版社:白泉社( 2007-12-20 )
定価:¥ 530
コミック
ISBN-10 : 459214452X
ISBN-13 : 9784592144526

萩尾ノブトさんといえば寸止めエロコメ「ユリア100式」で有名で、
その内容は寸止めなのに近所の店では18禁指定にされてる程です。
ただ、「ユリア100式」以外にもオリジナル作品も手掛けていて、
2年前に出た「ADパラダイス」は抱腹絶倒のエロシーンの連続でかなり笑わせて貰いました。
そしてこの「はるいちばん」はその系統の作品です。

医大生として上京してきた純朴な青年、一実は遠縁の親戚の家に居候することに。
ただ、その親戚というのがちょっとというかかなり変わった美人4人姉妹で…
一実をムコに取って亡き父が残した町医者の嫁の座をゲットする為に動き、
初日に初キス→初手コキ→初フェラ→初挿入とコンプリートしちゃうのでした。

もう、何というかバカなんですよねー
「ADパラダイス」の時とノリが同じで、何かしらの理由を付けてエロい流れに。
一実本人は純朴というか世間知らずな為、周りに流されてますます深みにはまって…
一番しっかりしてそうな次女のさくらからして、
温泉にのぼせにくくする対処法で「血行をよくするタンパク質と体を冷ますナス」が良いからと、
ナチュラルにフェラチオをしようとするからなぁ。
後の3人についてはお察し下さいってもんです。

ユリア100式に近い作品ですけど、個人的にはこっちの方が好きですね。
いや、こっちは寸止めではないからとかそんな理由とかではなくですね?
単にバカなエロコメがかなり極まっているのが楽しいというか。
ただまぁ、少なくともエロを期待する作品ではないかな、とも思います。
いや、エロいといえばエロいんですけどね…
バカ度がそれを遙かに上回っているだけの話で…(笑

:: 2008/2/1 金曜日::

■[漫画]ビールのお供にエロ漫画「彼女の残り香」

彼女の残り香 (富士美コミックス)
著者/訳者:陸乃 家鴨
出版社:富士美出版( 2007-07-25 )
定価:¥ 890
コミック
ISBN-10 : 4894217473
ISBN-13 : 9784894217478

発売は半年ほど前なんですが、先日大阪メロンで立ち読みしたら面白かったので。
エロ漫画雑誌を月に2,3冊は買ってるおかげで読んだ事がある作品も幾つか収録。
基本短編なんですが、表題になっている連作の「彼女の残り香」がメインですね。
巻末に書き下ろしのエピローグもあり、雑誌で読んでた人も楽しめるかと思います。

高校時代の彼女がフラリと家出して5年。
唐突に帰ってきた彼女に相変わらず翻弄されつつも、それが心地良い主人公。
久しぶりの彼女の体は女の体になっていて、高校時代の回想も交えつつエロシーンに突入。
取り立てて凄いエロいとかじゃないんですけど、絵柄とか雰囲気が結構好みなんですよね。

他の短編なら親友の弟が童貞を捨てに訪ねてきた「親友の弟がやってきた」が好きかな。
エロいことで頭が一杯の思春期真っ盛りの男の子の我慢ならない興奮と、
そんな年下の男の子相手に今までのエッチとは違うものを見出してしまうお姉さん。
うーむ、良い。

個人的にこの単行本を買う決め手になったのは巻末の「彼女の残り香」のエピローグですね。
ビールにセックスと奔放で、世界中を放浪する彼女の言葉を何だかんだで信じてしまって、
ずっと待ち続ける男と、そんな男が待っていることを信じて微塵も疑わない彼女。
ちょっと男には同情するけど、そんなトコも良いなぁ、と思います。

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