その着せ替え人形は恋をする 15巻(完結)は7月25日発売!
終わるのは寂しいけれど、五条くんと海夢ちゃんのグランドフィナーレを見届けよう!
:: 2009/11/6 金曜日::

■[漫画]この少女危険につき「美少女いんぱら!」2巻

美少女いんぱら! 2 (ジャンプコミックスデラックス)
著者/訳者:北村 游児
出版社:集英社( 2009-11-04 )
定価:¥ 590
Amazon価格:¥ 590
コミック ( ページ )
ISBN-10 : 4088598083
ISBN-13 : 9784088598086

可愛い女子生徒にモテモテな高校教師って、
そのフレーズだけ聴くと素晴らしく羨ましいんだけど、
問題は可愛い女子生徒の枕詞に「バイオレンス」だったり、
「ドM」だったりとつく女の子ばかりという悲劇。

そんな訳で「美少女いんぱら!」の2巻がやっと出ました。
隔週雑誌で4ページ掲載というスローペースなので仕方ないですが、
そのネタの濃度を考えると4ページなのは妥当かな、としみじみと思います。
というか今回も色々な意味でヒドイです…

友谷もねー、恋する女の子な所は凄く可愛いんですよ!
弾馬先生と二人きりで頬を染める所とか、
伊勢谷に先を越されて軽く放心しちゃう所とか。
でもねぇ、バイオレンス且つ殺人的料理の腕がそれらを見事に凌駕してるのが…

そして友谷以外の伊勢谷をはじめの面子も相変わらず濃くて、
セックス大好き次原一家もそうだけど、
チャーちゃんの双子の姉の寧々も変態で、
本当にこの漫画は変態だらけだとつくづく感じ入った次第です。

頑張れ、普通人の弾馬先生。
頑張って普通っぷりを維持するんだ…!

:: 2009/11/5 木曜日::

■[漫画]ジラソーレ社、逆境からの躍進。あるいはコスプレ編「王様の仕立て屋」24巻

王様の仕立て屋~サルト・フィニート~ 24 (ジャンプコミックスデラックス)
著者/訳者:大河原 遁
出版社:集英社( 2009-11-04 )
定価:¥ 540
Amazon価格:¥ 540
コミック ( ページ )
ISBN-10 : 4088598059
ISBN-13 : 9784088598055

ゴールドバーグ映画の成功に伴い金融危機を脱したジラソーレ社だけど、
今度はペッツオーリ社の急進派による工作が開始と油断のならない展開に。
世界的服飾評論家を相手の仕事できりきり舞いなジラソーレ社だけど、
困難を乗り越えて行くことで、ブランドが持つ神話を掴もうとすることに。

今回の見所は何と言ってもジラソーレ社の綺麗どころによるコスプレでしょう!(ぉ
ペッツオーリ社が相手ということで、悠をさっさと自社従業員にせんと企む小悪魔から逃げ、
ビアッジォ親方の所に避難してたら、有給を取ったアンナが秘密裏に助言を求めに来るも、
親方が情報量のカタにコスプレ店員をさせるというラウラの二の舞的な展開に。

童顔のアンナがミニスカメイド姿になるというのはフェミニンで素晴らしいですが、
個人的にはモニカのバニーが良いと思うんですよ。
特にあの尻からフトモモにかけてのラインは絶品です!
流石はビアッジォ親方、良い仕事をしなさる!

それと今回久しぶりに骨董ネタが出てきたので、
古くからの大河原遁ファンには嬉しかったのではないでしょうか。
しかしこれだけ売れてるんだから新装版で「寒鰤屋」出てくれないかなぁ。
古本屋でしか手に入らないってのは辛いモノがあるですよ。

:: 2009/11/4 水曜日::

■[漫画]コタツ蔵出しメイド殺人事件カレー風味「それでも町は廻っている」6巻

それでも町は廻っている 6 (ヤングキングコミックス)
著者/訳者:石黒 正数
出版社:少年画報社( 2009-10-30 )
定価:¥ 560
Amazon価格:¥ 560
コミック ( 189 ページ )
ISBN-10 : 4785932562
ISBN-13 : 9784785932565
作者サイト:おかんの家4

それ町は何気ない仕草や台詞だったりが面白く、
そのセンスの神懸かりっぷりに脱帽しまくりな訳ですが、
それというのも歩鳥という主人公が居てこそだと思う次第です。
普通の女子高生は「サンキュー特急修行中ー」とかアホなこと言わないよ…(笑

6巻でもどの話も面白かったけど、歩鳥の弟と妹のそれぞれのエピソードが好きです。
タケルくんが風邪をひいて寝込んだ時に、
エビちゃんがお見舞いに来てくれるトコとかもう最高。
自分の家に女の子が来るドキドキ感や妹のバカっぷりが恥ずかしい所とか、
あの年代の少年の心を見事に描かれていて、ムズ痒さがたまりませんでした。
あと、汗を沢山かいてお母さんに拭いて貰うトコとか妙にお気に入りです。

それと妹のユキコがまた違った意味で面白い。
特撮ヒーローモノが大好きというまだまだ子供なんだけど、
その子供っぷりが、危ない所も含めて微笑ましいんですよ。
将来は一体どんな大人になるのか不安なような楽しみなような…
やっぱり歩鳥みたいになるのかな…(笑

そして肝心の歩鳥ですが、今回は髪の毛がちょっと長めと短めの二つが見られて、
見た目の意外性と中身の相変わらずっぷりのギャップが味わい深かったです。
母の実家で見せた色々と今一つなアホっぷりも楽しかったし、
やっぱり歩鳥は面白い主人公だと思いますよ。
是非ともこのままアホで天然な主人公で居て欲しいです。

:: 2009/11/1 日曜日::

■[漫画]Good Enough!(グッドイナフッ!)「日常」5巻

日常 (5) (角川コミックス・エース)
著者/訳者:あらゐ けいいち
出版社:角川書店(角川グループパブリッシング)( 2009-10-25 )
定価:¥ 588
Amazon価格:¥ 588
コミック ( 164 ページ )
ISBN-10 : 4047153117
ISBN-13 : 9784047153110
作者サイト:kumomadori

という訳で五冊目となった日常ですが、
今を持ってしてもこの作品の面白さを具体的に述べることは難しく、
抽象的に表現したとしてもエキセントリック且つショッキングで、
グッドイナフなエブリディと横文字を適当に並べるしかない次第です。
まぁ、私の語彙がないだけとも言いますが。

今回印象に残ったのはやっぱりみおちゃんの漫画作画エピソード。
みおちゃんの投稿漫画をゆっこと麻衣ちゃんが手伝うんだけど、
ゆっこは初っ端から誰もが経験がある痛い思いをして笑いを誘い、
麻衣ちゃんはいつだってゴーイングマイウェイを突っ走り爆笑させてくれます。
それにしても何故に空也上人だったんだろうか…(笑

それと高崎先生の恋の行方も気になりますね。
桜井先生が可愛いのには同意しますが、
偶然訪れた幸運をその見事なヘタレ根性なせいでフイにするとか、
馬鹿ジャネーノ? と思うけど、だからこそ高崎先生と言えます。(ヒドイ

先生と言えば桜井先生だけでなく、中村先生も可愛いですよね。
策士策に溺れるドジっ娘っぷりも良いですけど、
他人に可愛いと言われて意識しまくる所とか特に可愛いですよ。
こういった萌えのツボを急に押してくるからこの作品は油断出来ないなぁ。

:: 2009/10/31 土曜日::

■[漫画]ドキッ! スク水だらけのプール開き!「FORTUNE ARTERIAL」3巻

FORTUNE ARTERIAL (3) (角川コミックス・エース 135-11)
著者/訳者:児玉 樹
出版社:角川書店(角川グループパブリッシング)( 2009-10-25 )
定価:¥ 588
Amazon価格:¥ 588
コミック ( ページ )
ISBN-10 : 4047153044
ISBN-13 : 9784047153042
作者サイト:きつねのてぶくろ

そりゃもう学校なわけですからスクール水着なのは当然ですけど、
旧スクだとは随分マニアックな学校だと思わざるを得ないです。
まぁ、原作がエロゲなんでマニアックなのは当然かも知れません。
それにしても児玉樹さんが描くスク水姿はエロ可愛いし、おっぱいも申し分ないのですが、
中学時代に感じたクラスの女子のスク水姿を見ている時の、
何というかこう、いたたまれなさ的なものを思い出してしまいます。

かなでさん発案のバーベキュー大会に、
前述したプール開きとイベントは結構ありますけど、
3巻のメインは表紙にあるように紅瀬さんだったかな。
味覚が鈍感で、眠り姫な彼女の正体が垣間見られたんだけど、
そこはお節介焼きな主人公、孝平はそれでも受け止めて心を僅かに開かせます。

そう、この作品の主人公である支倉孝平はお人好しでお節介焼きなんですよね。
児玉樹作品にしては珍しくぶっきらぼうで三白眼じゃない主人公なんですが、
他人に伝染していく程のお人好しっぷりを持つってのも案外合うものですね。
恥ずかしい台詞を何気なくサラっと言っちゃうのはこっちが恥ずかしくなりますけど。(笑

そしてラストではメインヒロイン瑛里華が物語の中心に。
人間離れした所を陽菜を見られて動き出すエピソードだけど、
孝平の傍に一緒に居たからこそ、瑛里華の心も徐々に動かされてきたんだな…
というのが判る展開でちょっと微笑ましかったです。
結構良い所で終わっているので続きが楽しみですね。

:: 2009/10/30 金曜日::

■[漫画]性差や倫理を超えた恋愛集「楽園Le Paradis」第1号

楽園Le Paradis 第1号
著者/訳者:シギサワ カヤ 日坂 水柯 二宮 ひかる 宇仁田 ひかる 中村 明日美子 かず まこを 黒咲 練導 竹宮 ジン 売野 機子 西 UKO
出版社:白泉社( 2009-10 )
定価:¥ 720
Amazon価格:¥ 720
コミック ( ページ )
ISBN-10 : 4592770218
ISBN-13 : 9784592770213

表紙から裏表紙まで一切の無駄がない、
丸ごと一冊が恋愛という名の至上の楽園を形作っているのですが、
読後の充足感と共に、次の作品が読みたいという渇望が湧き出てきて、
楽園なんだけど同時にある意味地獄じゃないかな、と思えてきます。

ある意味異色とも言える作家陣で、それぞれが個性たっぷりの恋愛漫画を綴っており、
幼馴染みだったり、同性だったり、大学の腐れ縁だったり、
設定も状況もマチマチなんですが、全体的な統一感が出ている不思議。
しかも好きな作家以外の作品も余さず読み込んでしまう程に、
それぞれの作品が面白いんですよねー

どの作品も面白いんですが、敢えて個人的なお気に入りを挙げるなら…、
かずまこをさんの「ディアディア」では少女の涙で恋に堕ちそうになり、
日坂水柯さんの「すきなひと」では気の置けない二人の関係に想いを馳せ、
シギサワカヤさんの「あなたさえいなければ。」では恋のどうしようもなさに溜息が出たなぁ。

それにしても面白い作品ばかりでホント素晴らしいですよ。
季刊よりもスローペースな年3回という刊行ペースで待ちきれるか今から心配です。
あぁ…、早く続きが読みたい…

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