その着せ替え人形は恋をする 15巻(完結)は7月25日発売!
終わるのは寂しいけれど、五条くんと海夢ちゃんのグランドフィナーレを見届けよう!
:: 2009/5/13 水曜日::

■[漫画]壮大なスペースオペラ、感動の最終回「マップス 愛蔵版」6巻

マップス 愛蔵版 6 (Flex Comix)
著者/訳者:長谷川 裕一
出版社:ソフトバンククリエイティブ( 2009-05-09 )
定価:¥ 1,764
コミック
ISBN-10 : 4797352337
ISBN-13 : 9784797352337
作者サイト:スタジオ秘密基地

銀河全てを舞台にした壮大なスペースオペラ「マップス」の最終巻。
大きく広げた風呂敷は最後には銀河どころではなく、銀河群、それらを内包した宇宙、
そして宇宙が幾つも集まった宇宙群、とそれら全てをひっくるめた”世界”にまで及び、
しかもそれらをキッチリと纏めているのが本作の素晴らしい点だと思います。

銀河の存亡を賭けた神帝ブゥアーと、ブゥアーに反旗を翻す反乱軍との三つどもえの戦いは、
銀河に住む一人一人の一所懸命な思いが積み重なって勝利を導いていくというのが凄い。
ゲン本人が勇者はいなかった、勇者がいない方が良いとまで言って最後のガタリオンとの決戦に臨み、
ゲンたちが自分たちが生きる明日の為に、ブゥアーを乗っ取るしかなかったガタリオンたち、
そして初期宇宙の文明が遺した記録装置ブゥアーを倒していくという展開は、
結局各々の正義を貫き通すエゴとエゴのぶつかり合いなんだけど、
だからこその見応えがあって非常に面白かったです。

また、最終巻には数多くの外伝も収録されており、
リプミラがゲンと出会う200年以上前のダードが誕生する時のエピソードや、
ゲンたちが星図を手に入れる過程での珍道中、
また、シアンが騎士としての生き方を学んだ頃のエピソードだったりと、
面白いものが多かったです。

愛蔵版6冊という形で再び読むことが出来た訳ですけど、改めて読んでも面白かったし、
現在読んでも充分通用する面白さがあることを再認識しました。
ネクストシート単体でも当然面白いですけど、やはり原点である「マップス」は外せないですよ。
ネクストシートしか知らない人がもし居るなら、是非ともこの愛蔵版を読んでいただきたいです。

:: 2009/5/11 月曜日::

■[漫画]武士がいる現代ラブコメ…?「もののふことはじめ」

もののふことはじめ(まんがタイムコミックス)
著者/訳者:神堂 あらし
出版社:芳文社( 2009-05-07 )
定価:¥ 650
コミック
ISBN-10 : 4832267434
ISBN-13 : 9784832267435
作者サイト:さばみそ。

新居に引っ越したら何故か庭に武士が行き倒れてた…

そんなメチャクチャだけど気にしたら負け的な冒頭から始まる4コマ作品。
どうやら過去から来たっぽい仙之丞は行き倒れを助けて貰った恩で、
芝浦さん夫婦とその若殿様に忠誠を誓ってお仕えすることに。

武士がいるご近所コメディという荒唐無稽な内容だけど、
時代錯誤な仙之丞の様々な勘違いという名のボケを、
芝浦さん夫婦が時に肉体言語を伴ったツッコミを入れまくるという、
基本的にそういったスタンスのお話です。

途中から奥方の千草さんの妹の千歳が出てくることで、
仙之丞に春が訪れてまた面白さが増してくるんですよね。
純情な仙之丞の恋模様は小学生のそれを見ているようで微笑ましいというか。
だんだんと尻に敷かれていく様も面白いですしね。(笑

1巻完結なのが残念なんだけど、余り長くするのも難しそうなのも確かで。
あー、でももう少し仙之丞の恋模様を見ていたかったかなぁ。
神堂あらしさんはまんがホームで新連載を始めたみたいだしそちらに期待かな。
ちなみにコミティアにもよく参加されてて、そちらの作品も面白いので、
ティアに参加されるような人はそちらも要チェックかと。

■[漫画]座敷童はニート?「いんどあHappy」2巻

いんどあHappy 2 (バンブーコミックス)
著者/訳者:森 ゆきなつ
出版社:竹書房( 2009-04-27 )
定価:¥ 780
コミック
ISBN-10 : 4812470749
ISBN-13 : 9784812470749
作者サイト:さぶろうぺーじ

喫茶店を営む乙宮さんの家は普通とちょっと変わっているところがあります。
奥さんが仕事で海外を飛び回ってるコトもそうですけど、
一番変わっているのは乙宮家には何と座敷童がいるのです…!
しかもその座敷童の小梅は引き籠もりゲーマーというダメっぷり…
これはそんな乙宮家と小梅の日常を描いた4コマなのです。

いくら家の外に出るのは座敷童にとって厳禁だからとはいえ、
小梅のダメっぷりはもうホントどうしようもなくて、
ゲーム三昧、お菓子食べまくりの日々を過ごしている上に、
座敷童なのにまともに福も呼び込めないという始末。

長男の奈津はツンデレなので普段は厳しく叱ってるけど、
長女の梨津は小梅を可愛がってるからワガママし放題な気も。
しかし、小梅のWiiは身体を動かして疲れるからPS3が欲しいとか、
本当にダメな思考回路だよなぁ。
とはいえ、PS3に掛ける熱意はマジで凄いと思う。(笑

正直もう少し続いて欲しかったのですが残念ながらこの2巻で完結。
奈津の年上のお姉さんへの片思いの行方とか見たかったんだけどなぁ。
いやはや残念無念であります。

:: 2009/5/10 日曜日::

■[漫画]今流行の(頭が)ゆるキャラ!「侵略!イカ娘」4巻

侵略!イカ娘 4 (4) (少年チャンピオン・コミックス)
著者/訳者:安部 真弘
出版社:秋田書店( 2009-05-08 )
定価:¥ 420
コミック
ISBN-10 : 4253214045
ISBN-13 : 9784253214049
作者サイト:The Longest Runway Ver.6 – Mlracle Pot Style –

やっぱり面白いなぁ。
4冊目ということで流石にネタが枯渇しそうなものだけどそんなこともなく、
たった8ページのショートコメディなのに笑わせられますよ。
濃い面子が多い少年チャンピオンで欠かせない作品になってますよ。

イカ娘を普通に怖がる渚ちゃんが前巻で登場したことによって、
笑いの幅が大きく広がった感じで、飽きることのない笑いがあります。
そして、今更ながらにイカ娘の魅力的なものにも気付くことができたりも。
渚ちゃんが怖がらない演技をすることで涙目になっているイカ娘は可愛いです。

しかしイカ娘はビーチバレーの時に再認識したけどポテンシャルは高いんですよね。
触手はビーチバレーにお絵描きに、更に手品のトリックに使えたりと万能なんだけど、
それを有効利用すべき頭脳の方がゆるいおかげで良いコメディになってるんですよねぁ。
それはそうと、イカ娘の白スクは色気よりも身内の水着姿を見てしまった的な感覚が。

それとこの漫画は絵柄が萌えよりなんだけど、あからさまじゃないのも良いですよね。
シンプルな線で判りやすく描かれているだけに敷居が低いと思いますよ。
内容もイカ娘という不思議なキャラクターが自然と存在して、弄られて笑いが取れるし、
子供たちと遊ぶ話でもほのぼのと笑いがあるし、ホント良い作品だと思います。

■[漫画]みっちゃんの雌豚っぷりに萌えより先に笑いがきちゃう!「みつどもえ」7巻

みつどもえ 7 (7) (少年チャンピオン・コミックス)
著者/訳者:桜井 のりお
出版社:秋田書店( 2009-05-08 )
定価:¥ 420
コミック
ISBN-10 : 4253212476
ISBN-13 : 9784253212472
作者サイト:のりぺぃじ

いやはや何というか、毎回こんな変態な話を考える作者は頭がおかしいと思います。
しかもそれが7冊目とかどんだけって感じですよ、ええ。
どのキャラも登場当初からほとんどキャラがぶれずに変態だし、
むしろ変態度が上がってるのがクレイジーですよね。

しかしみっちゃんの雌豚っぷりは凄いよなぁ。
どんだけ食欲に忠実なんだと。
明らかに他の二人よりふくよかだし、ドSだし変態すぎる。
それでいて回らないお寿司屋を知らない不憫な子だしで、(笑いで)涙が止まりませんよ。
ちなみに7巻での一番のお気に入りは書き初めでのパンツズリ下ろしシーンです。

変態キャラばかりの為に、普通の感性を持つキャラは否応がなしに変態のペースに巻き込まれ、
何とも悲惨な目に遭うのですが、それすらも笑いになってしまうんだよなぁ。
普通の漫画ならその理不尽さに同情したりしちゃうんですが、
この漫画に限っては先に笑ってしまうという不思議。

兎にも角にもクレイジーで変態で、非常に濃い8ページのショートコメディで、
ある意味何とも少年チャンピオンらしい作品だなぁ、と思います。
掲載誌のマイナーさ故に一般層には知名度が低い作品ですが、
ニッチな業界にこそ受ける作品だと思うのでそれもアリなのかなぁ、と思ったりも。

:: 2009/5/9 土曜日::

■[漫画]紫の恋と真九郎の漢気「紅 kure-nai」3巻

紅 kure-nai3巻アニメDVD電波的な彼女付予約限定版(DVD付) (ジャンプコミックス)
著者/訳者:原作/片山憲太郎・漫画/山本ヤマト
出版社:集英社( 2009-04 )
定価:¥ 3,990
コミック
ISBN-10 : 4089080983
ISBN-13 : 9784089080986
作画者サイト:SOYBEAN

原作1巻エピソードもこれにて完結。
紫が真九郎に対して想いを抱き、
真九郎も夕乃さんや銀子にも見せない弱い部分を紫に見せ、
そして紫の前で最高にカッコイイ場面を見せる主人公ぶりを見せてくれます。

九鳳院の家に宿命付けられた慣習と、
そこに縛られる紫をゲスな兄から救い出す展開はやはり燃えます。
今までがヘタレなだけにそのギャップが熱いというか。
これも一つのギャップ燃えなんでしょうか。

しかし夕乃さんや銀子と魅力的な女性に囲まれ、愛されてるのに、
フラグを立てて活躍するのはロリな紫相手とは。
流石はかつて3大ロリラノベの一角と評された作品だけはあります。
個人的には銀子をもうちょっと優遇して欲しかったりするんですけどね。

ちなみに限定版に付いている「電波的な彼女」のOVAですが良く出来てますよ。
原作1巻を40分ほどの時間軸でよく纏めたなぁ、というのもありますが、
「紅」と違って原作に忠実によく出来てるなぁ、というのが正直な感想。
スーパーダッシュ文庫でアニメ化って原作クラッシュしか思い浮かばないだけに…、ね…

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