その着せ替え人形は恋をする 15巻(完結)は7月25日発売!
終わるのは寂しいけれど、五条くんと海夢ちゃんのグランドフィナーレを見届けよう!
:: 2008/7/9 水曜日::

■[漫画]末永くお幸せに!「エン女医あきら先生」11巻

エン女医あきら先生 11 (まんがタイムコミックス) (まんがタイムコミックス)
著者/訳者:水城 まさひと
出版社:芳文社( 2008-07-07 )
定価:¥ 650
コミック
ISBN-10 : 4832266497
ISBN-13 : 9784832266490

13年続いた「エン女医あきら先生」も遂に大団円。
連載開始当初はドジだけど元気な女医のあきら先生が、
病院で巻き起こすトラブルをコメカルに描いた作品だったのが、
終盤では恋人の歩君とのむず痒くなるエピソードばかりで、
あまりの甘さの量に胸焼けするかと思うほどです。

いつになってもあきら先生がプロポーズせず、
周りがヤキモキしまくる中、二人がイチャイチャしていて、
バカップルがここに極まれりという感じ。

外堀がどんどん埋まる中、ひょんなことから歩君の両親とあきら先生が出会ったことで、
一気に結婚まで話が進んで遂に最終回へ。
結婚式はあきら先生らしい、でも可愛らしいドジも挟みつつ、
医者として二人で歩んでいく姿は大団円と言えると思います。

長期連載シリーズ作品だっただけになくなると寂しいですが、
サザエさん時空だと思った作品がこのように大団円を迎えて終了すると感無量ですね。
二人とも末永くお幸せに!

:: 2008/7/8 火曜日::

■[漫画]オタク×自転車ロードレース「弱虫ペダル」1巻

弱虫ペダル 1 (1) (少年チャンピオン・コミックス)
著者/訳者:渡辺 航
出版社:秋田書店( 2008-07-08 )
定価:¥ 420
コミック
ISBN-10 : 4253214517
ISBN-13 : 9784253214513

アニメやガチャポンを愛する高校に入学したばかりの主人公、小野田坂道。
体育会系にコンプレックスがあり、オタク仲間を渇望する坂道は、
お金がかからないという理由だけで秋葉原まで往復90kmを自転車で走破してしまう。
斜度20%の急な坂道も歌いながら登り切ってしまう坂道の脚力に、
同じ新入生の自転車レーサー今泉が驚愕する所から物語は動きだします。

昔から自転車漫画は案外多く出ているのですが、主人公がオタクというのは珍しいです。
電車代をケチって自転車を使ったり、大きい声で高圧的な体育教師が苦手だったり、
オタクな話を語り合える友達が欲しかったりと共感できる所が多いんですよね。
そういった主人公だからこそ持つロードレースのポテンシャルが、
自転車競技と出会うことで花開いていくだろう展開は凄く面白く興奮します。

そして坂道の才能に目にとめる努力家の今泉に自転車オタクの寒咲さん。
中学の頃、ある大会で1位と大差をつけられてから一層の努力を重ね、
全てのことに勝とうとする今泉の姿勢は嫌みがなく好感が持てます。
寒咲さんもオタク蔑視せず、的確に自転車のアドバイスをしてくれたりと、
無くてはならないキャラクターなんですよね。

身近な乗り物をテーマにその奥深さを描く自転車漫画。
主人公がオタクというユニークな部分がキャッチーであり面白く、
才能が見出され、花開いていく王道展開は少年誌的でありハマるものがあります。
まだ1巻と序盤ですが、これからの展開が非常に興味深く楽しみな作品です。
オススメです。

:: 2008/7/7 月曜日::

■[漫画]全ては友人の為に「Landreaall」8~12巻

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Landreaall 12 (12) (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)


DXのお見合いやフィルの従騎士訓練の話を挟み、舞台はウルファネアへ。
家の事情で長期休暇の直前に帰国することになった竜胆。
彼が帰国することは実はアカデミーが願った結果であり、
結果的に利用されたDXは静かに怒り、竜胆の手助けに向かう―。

お見合い自体は始まったと同時に爆笑の内に破談となったけど、
相手の妹のメイアンディアとはロマンスが始まりそうな伏線があってドキっとしたり、
道楽だけではなく、フィルの訓練に付いていくDXに思慮深さを感じたり、
ライナスのふるちん小話で和んだりと主要エピソード以外も面白いです。

ウルファネアに入ってからも濤家の問題が色々と面倒だったけど、
ウールンの助けもあり八方無事に収まったのは最良の結果だったんじゃないかな。
頑固兄貴の竜葵は言葉が少ないせいで誤解されやすいけど、
竜胆のことを思っていることが伝わってきたし濤家のこれからに不安はないですね。
DXも個人の力だけでなく、立場を行使する事に及んで次のステージに上がったような気がします。
まぁ、それはそれとしてウールンの再登場が素直に嬉しかったです。
何か更に縮んだ気がするけど、それはそれでぷりちー(笑

そんな騒動がウルファネアで繰り広げられている最中、アカデミーでは非常事態が。
イオンが天馬の世話をするのんびりしたエピソードかと思いきや、
DXたちが不在の間に起こるモンスターの襲来に晒される生徒たち。
丁度本誌連載分に追いついた形なので先を楽しみに待っていようと思います。

しかし幼女時代の竜胆って可愛いよなぁ。
目に涙を浮かべて不満顔とかやばいっすよ。
そりゃ弟だと知らされた竜葵がどんな態度取れば良いか判らなくなるのも無理なかろうて…(笑

:: 2008/7/6 日曜日::

■[漫画]同世代の友人たちとの学園生活「Landreaall」4~7巻

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無自覚なシスコン兄貴、DXの活躍が読めるのはZERO-SUMだけ!
まぁ、DXがシスコンなのも仕方がないくらいイオンは理想的な可愛い妹なんですよ。
恋に恋しちゃったり、失恋しちゃったりと兄としてはハラハラせざるを得ない訳で。
そんな色んな意味で波乱の生活満載な学園編がスタート。

3巻までの冒険譚とは打って変わった王都でのアカデミーでの生活。
手癖が悪いけど信頼に足る初めての友人のフィルに、留学生の竜胆。
DXが同世代の友人たちを作っていくのがこの4~7巻での物語です。
DXが絡んで穏便な学生生活が当然送られるはずもなく、騒動が起こる訳ですが、
雨降って地固まる的に友情が深まっていくのは読んでて凄く面白いです。

ちなみに新キャラの中でのお気に入りは竜胆の護衛ニンジャの五十四さんです。
小さいのに大きい、ロリ体型の巨乳で24歳の過保護なお姉さんですよ。
最高じゃないですか。
男キャラではフィルが一番好きかな。
DXが来て一番影響されてるのがフィルだろうし、そして成長してるもフィルだろうね。

火竜退治の英雄譚を持つ第4位王位継承候補の編入で沸き立つ学園を舞台に、
庶民、商人、貴族、同じ王位継承候補と様々な人生を抱える友人に囲まれ、
普段眠そうでボケーっとしているのにやる時は無茶をやりまくってしまうDXが
成長していく姿はハラハラする所も含めて頼もしい限りです。
しかしアンちゃんって性別が不詳ですよねー
一体どっちなんだろう…

:: 2008/7/5 土曜日::

■[漫画]火竜に囚われた魂を助ける為に…「Landreaall」1~3巻

Landreaall 1 (1) (IDコミックス ZERO-SUMコミックス) Landreaall 2 (2) (IDコミックス ZERO-SUMコミックス) Landreaall 3 (3) (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)

以前から勧められていたのですが、最近やっとまとまった時間が取れたので読破しました。
現在12巻まで出ているので流石に時間が掛かりましたが、それ以上に面白く熱中させられました。
ZERO-SUMは普段読まない雑誌だけにチェックできてなかったんですが、
これからは毎月読もうと思います。

で、この1~3巻はLandreaallの序章とも言えるDXたちの火竜退治の冒険譚。
アトルリア王国の開拓地エカリープの丘に立つ火竜を封じる洞詠士マリオンの魂が宿る「歌う樹」。
幼い頃にマリオンに出会い、そして恋したDXが彼女を救うために火竜退治を決意し、
妹のイオンと護衛役のニンジャ六甲と共に旅立ち、火竜に立ち向かう―。

何というか王道とも言えるストーリーなんですが、それだけではないんですよね。
隣国のバチカン公国での騒動に、結末が有り体なハッピーエンドじゃなかったり、
何度も読み返してしまい、そしてその度に新たな発見がある伏線の巧さが光る物語性。
登場するキャラクターの一人一人に内包される人間としてのドラマが感じられ、
読んでいて飽きないんですよ。

普段はぼーっとしている昼行灯みたいな主人公のDXが恋した相手の為には命懸け。
しかもその恋が報われない可能性が高くとも…、という展開には切なく感動するものがありました。
それとどのキャラクターも魅力的でしたが、3巻までだとウールン姫がお気に入り。
ただ可愛いというだけではなく、気位の高いとこも良いというか。
うーん、頭を撫でてあげたい。

:: 2008/7/4 金曜日::

■[漫画]実話を元にした奇跡の物語「オール1の落ちこぼれ、教師になる」2巻

オール1の落ちこぼれ、教師になる (2) (KADOKAWA CHARGE COMICS 17-2)
著者/訳者:宮本 延春 清水 洋三
出版社:角川グループパブリッシング( 2008-07-05 )
定価:¥ 630
コミック
ISBN-10 : 4047250414
ISBN-13 : 9784047250413

小学校の頃からいじめに遭い、中学時代はオール1を取る。
両親も他界し、どん底を経験した一人の青年が教師になるまでの変遷を描く…
そんな実話を元にした物語も後半に入り、定時制の高校に入学してからのエピソードになります。

定時制高校で8年間縛り付けていたいじめの呪縛から解放され、
学力的にはまだまだながら、その飽くなき情熱で教師を動かし、
名古屋大学理学部という難関を目指す姿は学問を志す者の理想型と言えます。
20年以上凍っていた「学びたい」という感情が爆発的に解凍された形というか。
自分はどうだったか、今自分はどうなのか考えさせられます。

大学の試験の為、5年間世話になり、生きる活力を呼び戻してくれた会社の人たち。
深夜残業も厭わず補習授業に付き合ってくれる恩師。
多くの人々に支えられ、目標を叶えようとする姿は感動します。
何よりこれが実話と聞いたら更に。

大学院で物理学を学ぶ夢を叶え、そして今まで世話になった人たちの恩に報いる為、
教師という新たな夢を30歳を超えて叶えたってのは若い人だけでなく、
私のように三十路以降の人たちにも可能性を感じさせてくれると思います。

漫画という媒体がなかったら読むことはなかっただろうから、チャージ編集部には感謝したいです。
清水洋三さ先生の絵柄はすっきりしていて取っつきやすいし、
全2巻と短いので多くの人に手を取って読んで欲しいなぁ。

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