フラン☆Skin

業界全体に喧嘩を売って排斥された風使いの生き残りが、
車使いに拾われて育てられた恩返しにファミリーを大きくしようとするも、
そこに対峙するのは五大名家の毒使いであり、主人公の下呂くん！
婚活のために立ちはだかる下呂くんに風車使いは敗れるが…

まぁ、まさか幼女のエリナちゃんが覚醒するとは思わなかったけれど、
風車一家も命が無事だったから、ハッピーエンドじゃないでしょうか。
そして何より、エリナちゃんもちなつと下呂くんの仲を応援するとか、
盤石の布陣じゃないでしょうか！？

ただまぁ、この強引さはまだまだ子供だなぁ、と思いますねｗ
そういった所も可愛いとは思うんですが、
ちなつと下呂くんにはちょっと刺激的すぎたかな！

彼女候補が増えて四股じゃないかと悩む下呂くんですが、
その気持ちはとってもよく分かります！
誠実な人ほど婚活には苦悩するし、だからこそ躊躇うものですが、
悲しいことに何事も試行錯誤の回数が成功の秘訣なんですよね…
そして人生は短いので同時並行で進めないとあっという間に適齢期が過ぎるのです。
うーん、私には無理だなぁ。

ただ、下呂くんには城崎さんというアドバイザーがいますからね。
足踏みなんてさせてくれないし、
何よりも婚活相手であり彼女候補の嬉野さんに頼られたら、
その友人である氷見さんの手助けをするのは吝かじゃないのですよ。

それがレンタル彼氏役だとしても…！

氷見さんのレンタル彼氏役も聞いてみれば納得で、
愛情がねじ曲がっている親と、婚約者が相手となれば、
下呂くんほどの使い手が必要なのも当然ですよね。
しかし、その相手にも霊使いなんて面倒なのが居るのは想定外でしたが…

霊使いとか不定形のものが相手だと下呂くんも大変だと思いましたが、
まさかの音使いの鳴子が手助けしてくれて切り抜けることができるとはなぁ。
不定形な相手には不定形な味方が心強いですね。
ド節介も…　ありがたいぜ…！

昨日、僕らの神様が急逝されていたことが知らされました。

訃報｜集英社『週刊少年ジャンプ』公式サイト

鳥山明デビューの1978年に生まれた私は全国の同世代と同じく鳥山明作品と共に育ちました。
何百回と読み、何十回と模写しましたけれど、私は漫画家を目指そうとはしませんでした。
でも、何百万回と読み、何十万回と模写してプロになった方々は数多くいます。
その一人がこのワンパンマンの作画担当の村田雄介さんでしょう。

僕は漫画家になりたいのではなく、鳥山先生になりたくてこの道に進んだという感覚があります。
鳥山先生のように描きたかった。…

— 村田雄介 (@NEBU_KURO) March 8, 2024

この30巻でも随所に鳥山明に影響された箇所が見受けられます。
表紙カバー折り返しの作者自画像に描かれている自動車や、コケティッシュで魅力的な扉絵。
そしてバングとガロウがぶつかり合うシーンなんて、特にその影響が濃く見て取れます。
鳥山明を血肉にして成長した方の作画だからこそ、
私はこの漫画が好きなんだなぁ…、と再確認しているところです。

もちろん原作のONEさんが生み出した魅力的なキャラクターや、
そのキャラクターが紡ぎ出す物語ももちろん魅力的です。
手強い怪人協会幹部によって削られていくS級ヒーローたちにはハラハラするし、
ガロウとバングの師弟対決には手に汗を握ります。

力を使いすぎて疲弊したタツマキが黒い精子に蹂躙されているのは、
スポポビッチ的なフェチさがあって、ちょっとドキッとしましたけどね…

村田雄介さんは画力が高いため、タツマキとフブキがエッチすぎです。
まったく困ったものです。（全然困ってない笑顔

怪人協会編はあと2,3冊は続くと思います。
サイタマの活躍はこれからだ…！

アニメ化が決まってもラーメン赤猫は通常営業。
とはいえ接客一番は変わらないし、
店長も現状に満足せずに成長が感じられるし、
店の雰囲気も最高で、今日も順調です。

どのエピソードも素敵なんですけど、
私が特に感じ入ったのは、ちょっと引っ込み思案な初見さんですね。

彼女が時間を気にしているのに気付いたハナちゃんが佐々木さんと話し合い、
相席にしてもらった上で、その上でサービスを付けることで他のお客さんとの交流が図れて、
みんな笑顔でラーメンを食べられたのを見ると、
「接客一番」という言葉は本当なんだなぁ、と感動します。

ハロウィンで折角届いたカボチャを使った限定メニューを出したり、
店長の変化、というか成長が感じられるのも良かったですよね。
そしてそのハロウィン回で登場したテトラ先輩のパートナーである石上さんですが…

クリシュナにこれだけ懐かれている時点で、
どのような人なのかわかっちゃいますね。
本当に良い人なんだなぁ。

インフルで倒れた社さんの代わりに久しぶりにヘルプで入ったテトラ先輩ですが、
確かにこれはラーメン赤猫に向いてないな、と思いましたｗ
スキルはあるし、猫らしい可愛さを振りまくのには向いていると思うんですけどね…ｗ

東側のスパイであるウィーラーを捕まえるために暗躍する西側スパイのロイドパパたちと、
西側の情報を得るためにウィーラーを保護したい秘密警察のユーリたちの、
仁義もなければ容赦もないスパイ合戦は大詰めに！
ユーリと格闘したせいで負傷したロイドはウィーラーとの戦いで不覚を取るが…？

いくら負傷しているとはいえロイドが負けるとは思ってなかったけど。
それ以上にフィオナ女史が大活躍するとは思いませんでした…
必ず最後に愛は勝つんだなぁ…

フィオナ女史の愛が予想以上に重くてビックリだよ！
ロイドのためなら喜んで死にそうですよ、この人。
わかってはいたけど、怖いわぁ…ｗ

そんなシリアスでクレイジーな展開が終わったと思ったら、
ダミアンくんの可愛らしいところが見られまくりのダミアニャ回があって、
とってもニマニマしましたね！

ダミアンくんは頑張ってるし、
複雑な家庭事情っぽいのにわりと真っ直ぐ育ってるし、
何だかんだでアーニャのことを意識しまくりで本当に可愛いんですよ！
冗談抜きでダミアンくんとアーニャの二人の仲の良さが、
将来の世界平和に結びつきそうな気がします。

それと新キャラが出てきましたね。

フォージャー家のお隣に引っ越してきた老夫婦ですが、
彼女たちに何か秘密があるのか…
取りあえずはアーニャの勉強は改善できそうなので、
そういった意味では朗報なんですけが…
どうもアーニャの過去に何かがありそうな気配がプンプンとしているのが不穏ですね。
大丈夫なのかしら…？

現在アニメ放映中の悪役令嬢レベル99の新刊が出たぞー！
アニメ版はどうもこのコミカライズをベースにしているようですね。
そこにファイルーズあいさんの名演技が相乗効果を成して、
面白さが爆上がりしているので楽しみに観ていますよ。

ユミエラのぶっ飛んだ思考回路がハチャメチャに面白いんですけど、
一応（？）女性向け作品ですからね。
やっとユミエラもパトリックへの好意に自覚したと思ったら…

これだもんなぁ…ｗ
これはパトリックは苦労しますわ。
実際にユミエラと釣り合うようにするために必死にレベル上げしてるし、
更にユミエラに勘違いされてるしで大変ですよ。
頑張れパトリック…！

ユミエラはユミエラでリューと遊んだり、
隣国のスパイに勧誘されたりと色々としているんですが、
エレノーラ様とのやり取りが一番好きですね。

ある意味ユミエラのレベルを気にしていないし、
リューのことも恐れていない豪胆さと、
エドウィン殿下への恋心だけで勉強にブーストが掛かったり、
ユミエラとは違った意味でぶっ飛んでて面白いんですよね。
類は友を呼ぶんだなぁｗ

刊行ペースがのんびりとしていること以外は全く文句がないコミカライズです。
アニメ共々、もっと知られると良いな！

乙女ゲーの悪役令嬢レミリア・ローゼ・グラウプナーに転生した女子大生のエミは、
悲劇の運命から最推しのレミリアを救うために奔走し、人徳を積み上げていた。
だが、ヒロインである星の乙女の身体を乗っ取って転生した悪女の悪意ある言動で貶められてしまう。
絶望したエミが深い眠りについたことで、エミの無償の愛に守られていた本来のレミリアの魂が覚醒し、
愛するエミを傷つけた者たちへの復讐を決意するのだった…！

4巻が発売されたのを機に全巻一気買いしたんですが、面白いですね！
思わずWeb原作まで遡って読んでしまいましたよ。
タイトルだけでは意味がわかりませんでしたが、
pixivで公開されている第二話まで読んだら意味が分かりました。
なるほど、悪役令嬢の”中の人”という意味はそういうことだったんですね。

主人公であるレミリアは属性：悪なんだけど、
属性：善のエミに身体を乗っ取られることで、
エミの惜しみないレミリアへの無償の愛を知ることで人の幸せを実感するんですね。

親には与えられなかった裏表のない愛情をたっぷりと享受することで、
属性に反してエミが幸せになって欲しいという気持ちを抱くことになるんですよ。

エミは不幸な境遇だったレミリアが幸せになって欲しくて奔走し、
レミリアはそんなエミの姿を見てエミとしてのレミリアが幸せになって欲しいと望むという、
とても良い至高の百合循環が形作られていたのです。

問題は乙女ゲーのヒロインであるピナに他罰的で性悪で考えが浅いクソ女が転生してきたことです。

ピナの中の人はこの世界をあくまでゲームとしてしか見ていないので言動が浅く軽いため、
エミが地道に培ってきた人徳には勝てないんですよね。
そこで課金アイテムと、悪意で捏造された証拠という卑怯な手段でエミを貶めるあたり、
本当に性根が腐っていると思います。

真っ正直な善人であるエミはこういった性悪なクズとは相性が悪いんですけど、
属性：悪であるレミリアならば話は別です。
愛するエミを絶望の闇に落としたピナと、それに賛同した元婚約者への復讐を誓い、
エミがレミリアのために鍛えてくれた肉体を使って行動を開始することになるのです！

レミリアの目的は復讐であり、ピナへの悪意100％で動くことになるんだけど、
エミが望むレミリアらしい行動様式が大原則となっています。

行動と結果だけ見れば間違いなく聖女だし、
実際に追放された先の村民たちには聖女だと慕われているんだけど、
全ての行動原理はエミへの愛情だけという歪さが面白いんだよなぁ…

そして白梅ナズナさんの作画力が素晴らしいのですよ。
原作はわりと淡々というか、情感が薄い描写なんですけど、
このコミカライズでは表情に感情が乗りまくっているんですよね。

それによって原作には無かった面白さが溢れているんですよ。
さながらレミリアがエミを深く理解し、愛しているように、
白梅ナズナさんが原作を深く理解し、愛していることが感じられるのです。

4巻までで復讐の下拵えがほぼ終わったので、
5巻以降はメインディッシュである復讐パートに入ると思います。
これからの展開が今から楽しみでなりません…！