僕の心のヤバイやつ (10) 特装版 4月8日発売!
夏! 海! 青春!
:: 2016/9/19 月曜日::

■[ラノベ]女流棋士のお仕事「りゅうおうのおしごと!」4 ドラマCD付き限定特装版

りゅうおうのおしごと! 4 ドラマCD付き限定特装版 (GA文庫)
著者/訳者:白鳥 士郎
出版社:SBクリエイティブ( 2016-09-16 )

作者サイト:のうりんのぶろぐ
作者twitter:白鳥士郎(@nankagun)さん | Twitter
絵師サイト:Life is free
絵師twitter:しらび(@shirabii)さん | Twitter
Kindle版:りゅうおうのおしごと! 4
Kindle版まとめ買い:りゅうおうのおしごと!

女流棋士への最短ルート”マイナビ女子オープン”
そのアマチュア枠で出場することになったあい、天衣、桂香の三人。
これから忙しくなり弟子に構ってられなくなりそうな八一は、
二人の弟子のサポートをしようと気合いを入れるが、
いつの間にか二人とも危なげない強さを身に着けていて…

今一番勢いのある(個人の感想です)ライトノベル「りゅうおうのおしごと!」最新刊が発売!
今回は女流棋士とはなんぞや、という根本的な疑問に対して、
具体的に、そして赤裸々に答えを出してくれます。

女流棋士のトップを長年勤めている”エターナルクイーン”釈迦堂里奈曰く「晒し者」
女流棋士に将棋の才能以上に求められている才能「ルックス」
そしてニコ生でも人気の鹿路庭珠代女流二段が持つ属性「巨乳女子大生」
そういった現実的なモノをまざまざと見せつけてくるからこの作品は凄いと思います。

ただ、そんなイロモノみたいな女流棋士だけど、
戦う騎士たちの本気具合もビシビシと伝わってくるんですよね。
あいや天衣といった煌めく才能を持つ子供たちだけでなく、
将棋人生を賭けてかつての戦友と涙ながらに指す桂香さんや、
本気だからこそ孤独になる鹿路庭さんとか最高に熱いんですよ。
可愛いだけで乗りきれるほど、将棋界はぬるま湯じゃないんだよなぁ。

また、3巻で名前だけ出ていた祭神雷は予想以上にネジが飛んでましたが、
この4巻の銀子は読者のネジが飛んじゃうほどに可愛くてヤバかったですね!
将棋界は女流棋士が可愛いだけで乗りきれないと言いましたが、
ラノベ界はヒロインが可愛いことは必須事項ですからね!

釈迦堂さんの手によってドレスアップされた銀子は見た目だけでなく、
八一を罵倒する台詞も「…しねぇ」とか可愛いものになってる上に、
馴れないヒールで不安定だからと八一に頼りきりになっちゃったりと、
もうとにかく、マキシマムに可愛かったです。
やはりね、銀子は尖ったツンがあるからこそ、デレが輝くんだな!
と、そう思わざるをえないわけですよ!
まぁ、一番可愛いのはシャルちゃんだな、とも思うのですが!(ぉ

それにしてもあいと天衣の二人は本当に強かったですね。
その強さの原動力になっているのが師匠である八一のためというのが、
師匠そっくりだな、と思うんですよね。
あいに無様なところを見せてられないから頑張った八一の姿を見てきたからこそ、
あいも頑張ったんだなぁ、と思うと胸の奥からあたたかいものが溢れてくるようです。

そんな風に将棋に関して詳しくなくても面白かったですが、
将棋に関して詳しい人もニヤリとするネタも多かったかと思います。
終盤の歩夢と名人との勝負で千日手となった6六銀は、
第60期王座戦5番勝負の第4局の羽生名人のソレが元ネタでしょうし、
リップクリーム投了も佐藤天彦八段のソレが元ネタでしょうね。
そういった細かい将棋ネタも拾ってるところも評価されたからか、
ライトノベルで将棋ペンクラブ大賞を受賞という快挙も成し遂げられたのでしょう。
いやはや凄い。

しかし、そんな受賞をした直後にこの限定版に付属したドラマCDで、
JSだらけの海水浴な内容を収録するのが一番凄いと思います。(笑
うーん、小倉唯ボイスのシャルちゃんマジ可愛いな…
今からアニメ化が待たれる…!

:: 2016/9/17 土曜日::

■[ラノベ]メメタァ!「異能バトルは日常系のなかで」12巻

異能バトルは日常系のなかで 12 (GA文庫)
著者/訳者:望 公太
出版社:SBクリエイティブ( 2016-09-14 )

作者twitter:望公太(@nozomikota)さん | Twitter
絵師サイト:KONGARI -http://029-oniku.com/-
絵師twitter:029(@o2929)さん | Twitter
Kindle版:異能バトルは日常系のなかで 12
Kindle版まとめ買い:異能バトルは日常系のなかで

本編の続きかと思った?
残念! アニメの円盤特典小説のまとめでした!

いや、うん、ビックリだね。
てっきり完結直前のつもりで読み始めたら、
いきなり時系列がおかしいと思った直後に、
「これ、円盤の特典小説だ!」と分かった上に、
更にメタネタのオンパレードで、もうどういうことなのかと。
まぁ、本編の筆が進んでないだけなんでしょうけど。

一応書き下ろしもあって、それは表紙になっている運命子ちゃんの話で…
本編でちらっとだけ言われていた彼女が死ぬ話なんですけど、
円盤特典の一十三の話も相まって中々しんみりするモノがありましたね。
そういった意味では予想は裏切られたけど、期待通りのものは少しあったかな、
という気持ちになります。

それとこの円盤特典を読んだ後はとてもアニメ版を観たくなりますね!
特にOP動画は何度も見返しましたよ。
具体的に言うと彩弓さんのおっぱいがブルンブルンと揺れるところを!
彩弓さんが恥じらいを感じていると思いながら観ると、
何というか、こう、こみ上げてくるものがありますよね!(笑

こうやって文庫の形になったことで挿し絵が付いたので、
円盤を全部持っている人にもお得感があると思います。
具体的に言うと鳩子を相手ににラッキースケベが起こったところのイラストとか!

うん、何というかおっぱい尽くしだった気がする12巻でした。
これはこれで悪くないんですが…
次巻こそは物語が安藤寿来メインで進みますように。

:: 2016/9/15 木曜日::

■[ラノベ]フェルディナンドの演奏会「本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~」 第三部 領主の養女I

領主の血縁なのをいいことにやりたい放題だった神殿長と、
彼に協力した他領の貴族の悪辣な策略を打ち破ったものの、
マインは愛する家族を守るために別れて戸籍ロンダリングし、
上級貴族の娘ローゼマインとなった上で、
そこから領主の養女となるべく教育を受けることになり…

権力を得たために本作りのために更に暴走するローゼマインことマインの、
変わらない中身に安心しつつも、
家族との交流を禁じられて遠目に見るだけになった現状が寂しかったです。
その僅かな逢瀬に凝縮された愛情がとてもいとおしくて涙が出ちゃいますね…
しかもトゥーリが最後の約束を守るために努力を重ねているところとかも、
地味に涙腺を刺激してきちゃうんだよなぁ…

また、領主の養女として印刷業を広めるために寄付金を集める必要があるのに、
虚弱すぎてお茶会も開けないとは相変わらず逆境すぎるけど、
そこを前世の知識で手段を講じて乗り切るという展開は面白かったですね。
特にチャリティーコンサートとか発想が女性らしくてとても新鮮でしたし、
神官長のファンである母・エルヴィーラの暴走っぷりがとても楽しかったです。(笑

それにしてもアン○ンマンのマーチをアレンジして恋歌にするとか、
一体どんな風になったのか非常に興味深いですね。
これは是非アニメ化して聞かせていただきたいところです。
JASRACに怒られない範囲内で良いので!(笑

今回は神官長フェルディナンドの意外な一面が見られてとても面白かったです。
貴族の女性からアイドルのような扱いを受けるとか、
養育係だったリヒャルダに頭のあがらないところとか。(笑
フェルディナンドはマインにとってこれからもっと大切な人になってくるので、
どんどん色んなところを見せてくれると思います。

それはそうと「となりのトト□」のネコバスに発想の着想を得て作った、
マインの騎獣であるレッサーくんをやっと絵で見ることができて感動しました。(笑
今まで何となくほわほわっとした感じで想像することしか出来なかったので、
椎名優さんが愛くるしい姿をはっきりと具現化してくださったお陰で、
これからは本文を読んでてもイメージを明確に描くことができそうです。

やっぱり書籍化されて、椎名優さんがイラストレーターで良かったなぁ…
と、しみじみと思いました。

:: 2016/9/11 日曜日::

■[ラノベ]南の海と四葉の兄妹「魔法科高校の劣等生 20 南海騒擾編」

魔法科高校の劣等生 (20) 南海騒擾編 (電撃文庫)
著者/訳者:佐島勤
出版社:KADOKAWA/アスキー・メディアワークス( 2016-09-10 )

Kindle版まとめ買い:魔法科高校の劣等生

今回の魔法科高校は1冊のボリュームに収まっているので丁度良い塩梅です。

四葉家の仕事で沖縄に訪れることになった司波兄妹。
表の仕事では5年前の沖縄戦の追悼行事への出席ということだったが、
裏の仕事は久米島沖の人工島竣工記念イベントを狙ったテロの防止。
折しもあずさたち卒業生たちの卒業旅行も沖縄で、
更にほのかと雫も北山家がイベントに招かれている関係で合流して…

沖縄だから水着イベントがあるかと思ったけど、春先だったのでなかったでござる…!
いや、それでもほのかはアグレッシブに攻めてくれたので水着0ということではなかったですけどね!
むしろ深雪さんは脱がないからこそのエロさがあるというか。
雰囲気に酔った深雪さんの積極性も良かったですし、
寝込みを襲おうとしているところはとてもキュンキュンしましたね!
やはり兄妹から婚約者に変わったことでリミッターが解除されつつあるのでしょうか。
呼び方も変わってきてますしね。

テロ防止作戦ですが、まさか大亜連合のあの二人が今度は友軍として参加するとは…
生きたまま捕虜にしたから捕虜交換があったとは思ってたけど、
降格とかされてなかったのは意外でしたね。
「灼熱のハロウィン」で十三使徒が死んだことから考えると、
精鋭が欠けたとかの台所事情があるのかもしれませんが。

テロ作戦ですが裏から糸を引くイギリスの黒幕っぷりがなんともイギリスらしかったですね。
それに操られたオーストラリアから来たテロ作戦応援要員の二人が可哀想になってきます…
世界の裏側では老獪なジジイたちが暗躍しているので、
まだまだ面倒な事態になるでしょうね。
次回から司波兄妹は三年生に進級することになりますが、
学校のイベント以上に四葉家として、魔法師として大変になりそうで心配です。

:: 2016/9/4 日曜日::

■[ラノベ]鉄腕RADASH! 5人は異世界で水路を作れるのか!?「第七異世界のラダッシュ村」

第七異世界のラダッシュ村 (星海社FICTIONS)
著者/訳者:蝉川 夏哉 はみ
出版社:講談社( 2016-07-16 )

作者サイト:ここは地の底
作者twitter:蝉川夏哉@カクヨム迷宮の子(@osaka_seventeen)さん | Twitter
絵師サイト:musica
絵師twitter:はみ(@hami_mi)さん | Twitter

去年友人のラノベ作家に「次、どんなジャンルが流行りますかね?」と聞かれた時に、
「鉄腕DASHかモンハンかな。異世界に転移したTOKIOが村作りしながらモンスターを狩る」
とか適当に応えてたら全然別な作家さんからマジでそんな感じの本が出ちゃったよ!
いや、モンスターは狩らないけど!

この作品はタイトルから連想できるようにほぼ間違いなく鉄腕DASHが元ネタです。
宇宙開発よりも異世界開発が進歩した並行世界の地球で、
フリーライターの海野啓太郎を含めた男5人が異世界転移事故で、
全く未知の異世界である第七異世界に転移しただけでなく、
そこで人類初の異世界人と邂逅し、救助が来るまで村作りをするという内容です。
もちろん、水路も作るよ!(笑

鉄腕DASHもそうだけど、どうすれば生活を豊かに出来るのか、
手持ちの材料から考え、工夫していくのが面白いんですよね。
畑を作って何を植えるのか、現地でお金を工面するのに何を売るのか。
そういったアレコレを試行錯誤しながらやっていくのが面白いんですよ。
掘っ立て小屋ではなく高床式の方が圧倒的に文化的な暮らしが出来るけど、
そのためには木材が必要で、でも現地の森林資産は厳重に管理されているとか、
壁が立ちふさがっているんだけど、悲壮感はないというか。
さぁ、これからどう解決していこう、という前向きさが見えているのが良いですよね。

それと現地人との交流も面白いです。
お互い言葉が通じない中で、「これはなんだ?」という言葉を手に入れてから、
次々と単語を獲得していき現地の言葉を覚えていくスタイルが良いですね。
昔、アイヌ語の研究家が樺太に渡って現地の言葉を調べるのに、
似たような体験をされている本を読んだことがあるのでとても納得できる内容でした。

それに、先述したように森林資産を厳重に管理しているのも、
江戸時代の日本も同様な制度があったみたいだし、
異世界の文化風習が練り込まれているのも興味深かったですね。
異文化交流の面白さも詰まっていてとても面白かったです。

ただ流石にこの内容を一冊に纏めるのは難しいみたいで、
まだまだ序盤って感じはしましたね。
続きがありそうな終わり方だったし、
できれば続いて欲しいところです。

:: 2016/9/3 土曜日::

■[ラノベ]十二神将たちの戦い「東京レイヴンズ EX4 twelve shamans」

東京レイヴンズEX4 twelve shamans (ファンタジア文庫)
著者/訳者:あざの 耕平
出版社:KADOKAWA/富士見書房( 2016-08-20 )

作者サイト:あざログ
作者twitter:あざの耕平(@k_aza)さん | Twitter
絵師サイト:—マッチョリ—
絵師twitter:すみ兵(@suminiku)さん | Twitter
Kindle版:東京レイヴンズ EX4 twelve shamans
Kindle版まとめ買い:東京レイヴンズ

東京レイヴンズの最新巻は短編集の4冊目のEX4!

…まぁ、長編の続きはかなりボリュームが大きそうなので、
執筆に時間を取られるのも仕方ないでしょう。
今回はBD/DVD特典の中編2つをメインにした、
十二神将たちの物語が綴られています。

表紙にあるようにメインの中編2つの主人公は鈴鹿と大友です。
鈴鹿の方は十二神将になってからのアイドル的な活動をさせられながら、
目的に向かって虎視眈々と準備を進めている用意周到さに、
鈴鹿の優秀さが現われていると思いますね。
まぁ、それすらも手の平の上で踊らせているような天海のじいさまの方が凄いですけど。
あと、式神のソハヤとの別れは物悲しかったなぁ…

そして黒子こと大友陣の中編ですが、これもまた面白い!
あざの耕平さんはおっさんが主人公の方が筆がノッてる気がします。(笑
本編中では語られなかった片足を失った原因にして、
蘆屋道満との初対決の詳細が語られているわけなんですが…
大友の合理的な判断による撤退っぷりがカッコイイんですわ。
勝利ではなく撤退で魅せるとか凄いなぁ、ホント。

さて、次こそは本編の続きでしょうが…
中々に難産っぽいですね…
物語の核となりそうな部分なだけに大変かとは思いますが、
あざの耕平さんならきっと楽しませてくれると知っていますので、
首を長くして待っていようと思います!

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