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:: 2011/8/22 月曜日::

■[ラノベ]ガイアが俺にもっと耕せと囁いている「のうりん」1巻

のうりん (GA文庫)
著者/訳者:白鳥 士郎
出版社:ソフトバンククリエイティブ( 2011-08-12 )
文庫 ( 312 ページ )
絵師サイト:ticketchan
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「ガイアが俺にもっと耕せと囁いている」

もうこのキャッチコピーの時点で笑わされて、結果として購読した次第なんですが、
いやはや、予想以上に笑ったし、何より農業モノとして面白かったですよ。

岐阜県立田茂農林高校に通う畑耕作は幼馴染みの農(みのり)と、高校で出会った友人の継と共に、
クラスメイトの畜産お嬢のおっぱいやアラフォー教師ベッキーに囲まれながら、
農業に青春をかけながらアイドルの草壁ゆかに身も心も捧げてたらまさかの電撃引退宣言。
絶望に暮れながらパンツ一丁で抱き枕に入って落ち込んでたら、
転校生としてやってきた木下林檎はどう見ても草壁ゆかその人で…!?

柿崎ぃぃぃぃぃ!!!」から「生存戦略、しましょうか」まで、
古今東西のパロネタをふんだんに散りばめた面白さはもちろん素晴らしかったですが、
何といってもキャラクターの魅力が特に光っていましたね!
耕作は何だかんだで農業について熱心で良いヤツだし、
そんな耕作が好きなんだけど言い出せない典型的幼馴染みの農は元より、
何故か初めから耕作への好感度MAXな林檎は農と真っ向から張り合ってて、
修羅場好きな私としましては盛り上がりまくりでしたよ。

しかし、読む前は「銀の匙」に触発されただけのなんちゃって農業モノかと思いきや、
入念に農業高校について取材された内容で驚かされましたよ。
ラストの持って行き方も農業モノとして考えられていたからこそだったし、
正直ちょっと感動してしまいましたね。
平仮名四文字タイトルだからと侮っててすいませんでしたー!
まぁ、作中で「銀の匙」が出てきたのには笑わされましたが。(笑

ちょっとフォント弄りがすぎるような気がしますが、
挿絵の使い方の自由度に関しては、これくらいはアリかなー、と思います。
特に挿し絵に台詞を入れるという使い方は斬新だったなぁ。

パロを使ったコメディが多めだったり、少々斬新な所は多々ありますが、
面白さのベースはしっかりしていると思いますので、
林檎が農林高校にやってきた経緯も気になるので2巻以降も楽しみです。

ちなみに全9章のうち3章までをGA文庫で試し読みできるので是非読んで欲しいです。
面白いですから!

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