僕の心のヤバイやつ (10) 特装版 4月8日発売!
夏! 海! 青春!

:: 2012/9/16 日曜日::

■[漫画]宇河弘樹、百合連作集「二輪乃花」

二輪乃花 (まんがタイムKRコミックス つぼみシリーズ)
著者/訳者:宇河 弘樹
出版社:芳文社( 2012-09-12 )
コミック ( 178 ページ )
作者サイト:【 蛸 グ ラ フ 】
作者twitter:宇河弘樹 (Hiroki UGAWA) (ugawa) on Twitter

宇河弘樹さんは「朝霧の巫女」の単行本化作業を黙々とやってるだけではなくて、
実は新作も描いていらっしゃるんですよね! 余り知られてませんが!

という訳で百合アンソロジーの「つぼみ」に掲載された「コブリアワセ」と「Walk wit me」
そしてつぼみ webコミックで掲載された「ニリンソウ」が収録された「二輪乃花」が発売されました。
ちなみに「ニリンソウ」は今でも読むことが出来ます。
ただ、この作品は他二つと違って明るいコメディ調だということをお知りおき下さい…

「コブリアワセ」は戦中、空襲で家と母を失った少女エリが疎開した先で出会ったのは、
父の後妻として迎えられた亡き母の妹であるミヤコだった。
同い年の母というだけでも複雑なのに、母を失った責任に押し潰されそうなエリと、
情感溢れる筆致で描かれておりかなりしんみりくるものがあります。

「Walk wit me」はある炭鉱の町でのお話。
マルリイが守ると誓った少女、ウエンディとのジュブナイルな内容でして、
こちらも複雑な事情があって色々と救われない内容なんだけど、
しっかり百合モノとして描かれているのが凄いです。

ちなみに両方とも後日談が描き下ろしで収録されているのですが…
「コブリアワセ」の方はエロいし、「Walk wit me」の方は色々と台無しでしたね。(笑
単行本のカバー下の内容もそうですけど、アンケートハガキも遊び心に溢れていて、
かなりお得感がありますので、
宇河弘樹ファンの人、そして百合好きな人は是非お手にとって頂ければと思います。

関連エントリー


朝霧の巫女 9 (ヤングキングコミックス)著者/訳者:宇河 弘樹出版社:少年画報社( 2013-04-30 )コミック…

朝霧の巫女 8 (ヤングキングコミックス)著者/訳者:宇河 弘樹出版社:少年画報社( 2012-05-17 )コミック…

朝霧の巫女 7 (ヤングキングコミックス)著者/訳者:宇河 弘樹出版社:少年画報社( 2011-01-31 )コミック…

皆様ゴールデンウィークを如何お過ごしでしょうか。 私は前半は仕事で中盤は仕事疲れを癒しながら読書で後半はコミティアに行く…

■爆天堂支店(仮)さん 星間飛行 キラッ☆ ヘソチラしてたりと小技が効いてるけど、この直球の可愛さは素晴らしい。 ■Fa…


 Comments (1)

1 Comment »

  1.  実は宇河先生が掲載されている「つぼみ」だけ購入済だったのですが、コレで本棚が少し開きますウム。「つぼみ」は厚いのです。まあ何と申しますか、「スタンダードブルー」の頃から一貫して貧乏暮らしは変わってないのですね宇河先生……。水道代の督促状ってラストじゃないですかー。先発組の山田秀樹先生も後発組の宮下裕樹先生も貧乏生活から脱出したというのに、宇河先生だけは……(涙)。……原稿描いてないですからねぇ……。

     いかさま博覧亭は本日、届いて読みましたー。……はいっ私、石蕗さんに失恋! そういう設定できましたかー。……いいもん苺姐さん一筋に生きますから!(ぷぃすっ)
     前巻に引き続いて本巻も博覧亭の方がメインになる話は少なかったですねー。久し振りに柏達の活躍が見たいので次巻ではまた博覧亭に陽が当たる事を願いまして!

     いけとこは会話の妙がとても楽しいので是非、テレビで! 「作ってくんなよ! 絶対作ってくんなよ!」「おでんで良いかな?」「ネタじゃねぇよ!」とか、「今のはツッコむところでしてよ、礼巫さん」とか、味がありすぎて最低でもラジオドラマが。
     しかし一足飛びで動画は難しいかも知れませんから、先ずは漫画連載ですかね。フラッパーから目指せアニメ化。

    Comment by Mya — 2012/9/25 火曜日 @ 5:13:08

RSS feed for comments on this post. TrackBack URL

Leave a comment

HTML convert time: 0.543 sec. Powered by WordPress