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:: 2013/8/5 月曜日::

■[ラノベ]激オコスティックファイナリアリティぷんぷんドリーム「東京皇帝☆北条恋歌」11巻

ツンデレの語源に深く関わる佐久間晴姫というキャラを生み出した、
元祖ツンデレ作家の竹井10日さんの古くからのシリーズが遂に本格的に再始動!
10巻の時点でアナウンスされていた通り、イラストレーターさんが要河オルカさんから、
要河さんの実兄の高階@聖人さんに変更になりました。
確かに絵柄は若干変わったけど元々雰囲気が似ているので全然許容範囲内ですね!

歴史の強制力なのか閉じた世界であろうとも来珠とゆかり子の二人はそれぞれ、
宰相と元帥に唐突に就任することになるんだけど、
多忙な来珠がたまたま政治的才覚を見せた一斗を気に入ることに。
お陰で元の世界のように来珠、恋歌、ゆかり子の第一次一斗ハーレム包囲網が再結成されて、
この作品の面白さの基盤が再度整った感じがします。

ストーリー的にはクライマックスに突入してシリアスな雰囲気が出来ているんだけど、
相変わらずぽわぽわな恋歌のお陰でしっかりとギャグを入れているのは流石です。
しかも途中から花恋ちゃんまで再登場してぽわぽわ度が更に倍に!
というかあっという間にデレ期に入った来珠の「かじゅと」はダメージでかいな!
最高に可愛いな! いや、もちろんゆかり子さんの「かじゅと卿」も良いんですが!

しかし進化の塔の攻略と明らかになっていく真実というのは、
それはそれで衝撃的ではあるんですが、相変わらず把握しづらい世界観の広がりっぷりが…
エロゲを含めた既存の竹井10日作品を全て網羅していても把握が難しいんだよなぁ…(笑
まぁ、そういった細かい所は目をつぶっても充分面白いんですけどね。
それが竹井10日さんの魅力だと思います。

巻末の短編では来珠が人気投票一位になった記念のモノと、
ザスニに掲載されていた元の世界で来珠が宰相に就任した時の一幕が語られています。
しかしこんだけ一気に仲良くなった来珠、恋歌、ゆかり子の三人を修羅場に落とすとは…
基本流されてばかりなんだけど一斗ってやっぱり凄いのね…(笑

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