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:: 2017/7/5 水曜日::

■[ラノベ]子狸の可愛い陰謀「現実主義勇者の王国再建記」4巻

現実主義勇者の王国再建記4巻現実主義勇者の王国再建記4巻
出版社:オーバーラップ
作者名:どぜう丸
作者サイト:「どぜう丸」のプロフィール [pixiv]
絵師名:冬ゆき
絵師サイト:「冬ゆき」のプロフィール [pixiv]
絵師twitter:冬ゆき (@f_yuyuyuki) on Twitter
Kindle版:現実主義勇者の王国再建記 4
Kindle版まとめ買い:現実主義勇者の王国再建記
DMM電子書籍:現実主義勇者の王国再建記 4

帝国の介入によりアミドニア公国の公都ヴァン返還交渉に同意したソーマ。
しかしソーマとハクヤは腹案があるみたいで策を巡らすが、
更にその上に被せるように可愛い子狸が民のための思惑を張り巡らせる。
その全てが結実した後にソーマはこういった事態になった理由を知り…

またハーレムが増えたぞ!
異世界&王様だから何人お嫁さんがいても問題ないよね!
という訳で新しいヒロインはアミドニアの公女であるロロアやでー
父と兄に似ず、銭勘定と領民が好きなロロアは美味しいところを持っていきましたね。
ソーマは大変な目に遭ったけど、それも男の甲斐性ということで頑張って欲しいですね。
まぁ、ロロアはそこを見込んだ上で甘えている気がする…(笑

そしてソーマが「人類宣言」に参加しなかった理由が今回で判明しましたが、
まさか「ヘルシンキ最終文書」が元ネタだったとは…
私は近現代史にそれほど詳しくないので気付けなかったけれど、
言われてみればなるほどなぁ、と思いましたですよ。
こういった現代の事象を当てはめて応用するのがこの作品の上手いところだと思います。

他にもソーマがリーシアたちをお手つきにしなかった理由とか、
納得したりして面白く感じるところが多々あったけど、
一番驚いたのは前国王が王位を譲った理由でしたね。
いやー、これは読めないわ…
シリーズ冒頭で突然王位を譲ったのを読んだ時は「ご都合主義だなぁ」とか思っちゃいましたが、
ちゃんと理由があったのに驚かされました。
うーん、これはやられたなぁ。

これで取り敢えず第一部完となりますが、
無事に第二部に入ることができるようですね。
楽しみに待ちたいと思います。

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