僕の心のヤバイやつ (10) 特装版 4月8日発売!
夏! 海! 青春!

:: 2008/7/20 日曜日::

■[漫画]地獄の蓋は開き、悪夢は加速する「BLACK LAGOON」8巻

ブラック・ラグーン 8 (8) (サンデーGXコミックス)
著者/訳者:広江 礼威
出版社:小学館( 2008-07-19 )
定価:¥ 560
コミック
ISBN-10 : 4091571409
ISBN-13 : 9784091571403
作者サイト:Welcome.

ラブレス家の当主を爆殺し、今は麻薬畑を統括する将軍拿捕の任務に就いている、
 NSA特殊部隊”グレイフォックス”
元コロンビア革命軍に所属し、ラブレス家当主の仇を討つ為に自らを解き放った、
 ”フローレンシアの猟犬”ロベルタ
猟犬を狩る為に派遣され、合衆国もついでにやれれば万々歳、
 コロンビア革命軍”FARC”
ロアナプラの存続を第一に考え、米国を巻き込んだ闘争はご遠慮願いたい、
 香港マフィア”三合会”の張
自国を多頭獣に喩え、身内のはずのNSAの計画を頓挫させることを願う、
 三合会すら顎でつき動かすCIA
相応しい敵と見えるため、動き出した元ソ連の軍隊、
 ”ホテルモスクワ”率いるバラライカ
そして、ラブレス家当主としてロベルタに帰ってきて欲しいガルシアに協力する、
 ”ラグーン商会”のロック

各人各団体の思惑が複雑に絡まり合う中、ついに戦端が切り開かれ、
その闘争は止めることはできず、加速していくだけ。
そんな中、ガルシアはロベルタに辿り着くもその思いに反し、お互いは壊れ、
悲しい結末しか予感できないまま、ロックはまだ希望を捨てずに先を見据える…

血と硝煙の臭いが立ちこめ、地獄の蓋が開いている場所にホテルモスクワまで乗り込んできたら、
一体どんなことが起こるのか戦々恐々として9巻に続くというのが何とも恐ろしいものがあります。

しかし、どういった結末を迎えるのか検討がつきません。
双子の時といい、必ずハッピーエンドになるとは限らないし、そうなる可能性は低いと思います。
それでも読み続けてしまう魅力がこの作品にあると思いますし、だからこそアニメ第3期がある訳で。
でもできるならば、丸く収まれば、と願います。

関連エントリー


ブラック・ラグーン 9 (サンデーGXコミックス)著者/訳者:広江 礼威出版社:小学館( 2009-10-19 )定価…

りゅうおうのおしごと!6巻 ドラマCD付き限定特装版 出版社:ソフトバンククリエイティブ 作者名:白鳥士郎 作者サイト…

ブラック・ラグーン 10 広江礼威アートワーク集+お風呂ポスター付き限定版 (サンデーGXコミックス)著者/訳者:広江…

BLACK LAGOON11巻 出版社:小学館 作者名:広江礼威 作者サイト:Welcome. 作者twitter:広…

Dr.STONE8巻 出版社:集英社 原作者名:稲垣理一郎 原作者twitter:稲垣理一郎(リーチロー) (@rea…


 Comments (2)

2 Comments »

  1. HINAKAです。

    フラン様

    コメントでは、お久しぶりです。
    「ブラック・ドラグーン・8巻」読みましたが、その前にアニメの第3期をやるようですネ。現在進行中の「復讐のロベルタ編」やるのは、原作も終わっていませんし、13話では少々難しい気がします。
    既にフラン様が御紹介の、ノベライズ作品がありますので、そちらの方とかあるいは「薬師寺涼子の怪奇事件簿」のように、完全にアニメ・オリジナル化してくれた方が、色々な意味で安心なんですが……。

    さて、マンガ原作の8巻です。
    かつの獰猛な猟犬、いや狂犬だったロベルタを、普通の女性として扱い、メイド長の地位を与え、言葉は悪いのですが見事に、大人しい飼い犬にしてくれたラブレス家。しかしの平穏は破られ、尊敬し敬愛し、また自らが命懸けで守る事を誓ったその主人が、無惨な爆発の巻き添え死をした段階で、彼女の飼い犬の首輪は外れてしまいました。
    そして、今までの狂犬よりも遙かに危険で、獰猛な猛獣として、自ら復讐という名の狩りに駆け出して行きました。もはや、誰も止める事が出来ない、悲しい狩りに……それでも、彼女が心酔した当主の息子は、父の無念と意志を継ぎ、家族となったメイド長・ロベルタを連れ戻すために、自らもまた狩り場へ赴きます。
    彼にしてみれば、かつて死地であったその狩り場(ロアナ・プアラ)から彼を連れ戻してくれたのは、ロベルタです。ですから今度は、自分がその彼女を連れ戻す!新当主として、そして家族としての、当然の決断。
    これは間違っていませんし、その年齢を考えれば立派な決意です。ですが、その狩り場は、もはや個人の意志でどうにかなるような場所ではなく、「国家」という最大単位の組織すら動く、戦場と化していました。

    当然そんな場所で、正気を保てるはずもなく、ロベルタは薬物の多量摂取で、辛うじて意識を保っています。
    それはもはや狂気であり、地球の裏側から連れ戻す為だけにやって来た、若き当主すら、判別できなくなっていた……のでしょうか?
    狂った彼女の銃口が、若き当主に向けられた時、彼に残された道は怯えて震えるだけなのでしょうか?あるいは、泣き叫ぶしかないのでしょうか?
    おそらく、それでは今のロベルタは止まらないでしょう。彼女を正気に戻せるのは、彼女の主人としてラブレス家の当主としての、堂々とした態度だけでしょう……しかし、この状況で若き当主にそれを期待する事は、可能なのでしょうか?

    そして、仮にロベルタが正気を取り戻したとして、果たしてこの混乱と策謀と殺戮の場と化した戦場から、無事に戻れる物なのでしょうか?
    自らを傍観者と決め、その無事の帰還をひたすら持つ、この物語全体の主人公でありながら語り部に徹している傍観者は、どう思っているのでしょうか?彼の本業、「運び屋」として運ぶ荷物がキチンと生きて届くことを、心から願って病みません。

    本当に、長くなりました!お許し下さい。
    では、また。

    コメント by HINAKA — 2008/7/22 火曜日 @ 19:52:13

  2. >HINAKAさん
    アニメ3期はロベルタっぽい気が…
    どっかで3期の発表でロベルタが描かれていたような覚えが。

    原作のこの8巻も救いがあるような結末が用意されているのか、
    果てしなく不安になるような展開で戦々恐々ですねー
    ガルシアくんには何とか踏みとどまって貰いたいんですが…
    どうなんでしょうねぇ。
    サンデーGX本誌が毎月待ち遠しいです。

    コメント by フラン — 2008/7/29 火曜日 @ 0:22:51

RSS feed for comments on this post. TrackBack URL

Leave a comment

HTML convert time: 0.542 sec. Powered by WordPress