その着せ替え人形は恋をする 15巻(完結)は7月25日発売!
終わるのは寂しいけれど、五条くんと海夢ちゃんのグランドフィナーレを見届けよう!
:: 2018/10/17 水曜日::

■[ラノベ]広がる面白さ「ビブリア古書堂の事件手帖スピンオフ こぐちさんと僕のビブリアファイト部活動日誌」2巻

峰守ひろかずさんによるビブリア古書堂の事件手帖スピンオフ、まさかの2巻です。
原作好きだし、好きな作家さんだし、1巻も面白かったので嬉しいんですけど、
続くとは思ってなかっただけにビックリです。
やっぱり原作の実写劇場版が公開される関係なんでしょうか?
どちらにしろ嬉しいです。

2巻ということで時系列的にも1巻の続きなので、
まだ栞子さんの娘の扉子ちゃんは生まれてませんが、
それでもこぐちさんと響平は2年生に進級し、後輩の早紀ちゃんが出来ています。
今回も生徒会長の無茶振りから市立図書館に赴いた先で、
お嬢様学校の聖桜女学園の天塚さんとビブリオファイトすることになって…

今回はラブコメ要素が強かったですね。
やはり恋のライバルが出てくれば盛り上がりますよ。
こぐちさんと同じ黒髪ロングで読書好きなんだけど、
長身で胸が大きくて社交力もあり、実は隠れオタクな天塚さんが響平と仲が良いとか、
こぐちさんの心が穏やかじゃなくなるのもむべなるかなですよ。

響平は響平で、こぐちさんに想いを寄せる千倉くんの登場で、
奮起して頑張ること自体は間違ってないんだけど…
その方向性を間違ったがためにこぐちさんに悲しい思いをさせてしまったのは、
失敗だったかな、と思います。

しかし、最後にはきちんとこぐちさんと向き合って話すのは良いですね。
頑張りすぎて大変なことになってたのには笑ってしまいましたけど、
そういった失敗も含めて青春なんだなぁ…
これも「とらドラ!」を読んだからこその暴走なのかもしれない…

今回取り上げられた本ですが、前回と同じくこぐちさんが好きな児童文学だけでなく、
「ブギーポップは笑わない」や「とらドラ!」が出てくるあたり、
電撃文庫らしくて、高校生読者に合わせてて有りだな、と思いました。
テーマも明快でわかりやすいし、原作に時折混じる後味の悪さもないし、
とてもライトノベルらしい素敵な読み物だったと思います。

余談ですが、「トムは真夜中の庭で」の話を栞子さんが今の「ハリー・ポッター」みたいなもの、
と言っていたのを読んでわかったんですが、
「魔法先生ネギま!」のオマージュ元は「ハリー・ポッター」だったけど、
「UQ HOLDER!」のエヴァと刀太の関係のオマージュ元は「トムは真夜中の庭で」なのかな?
と思いました。
どちらも読んでないんだけど、一度読んでみたいかも…

:: 2018/10/15 月曜日::

■[ラノベ]ナッツ リターン「魔法科高校の劣等生 司波達也暗殺計画 1」

忍者くずれの職業暗殺者のナッツ。
ある日、脱法ドラッグを扱う非道な輩を始末した際、ある少年に目撃されてしまう。
目撃者を始末しようと襲いかかるもあっけなく叩きのめされてしまい、
組織のバックアップを得て何とか始末しようとするも、
その少年、司波達也は難敵で…

もうね、今回のあらすじを読んだ時点で
「それなんて無理ゲー? ってか罰ゲーム…?」
と思ってしまいましたね!
無知は罪とは言いますが、よりによって達也を暗殺しようとするとか、
大魔王ゾーマにカンダタが立ち向かうようなもんですよ。
勝てるわけないじゃん…!

だからナッツが奮闘する様を見てると応援してしまうというか…
ナッツ自身が暗殺者なのに正義感を失ってないところにも好感持ってしまい、
何とか死なないで欲しいな、と思いながら読んでました。

それと今回のヒロイン(?)であるヤミちゃんこと黒羽文弥ですが、
魔法師としての実力もさることながら、
ナッツが悔しがるくらいの美少女っぷりを発揮していたのは、
個人的にポイントが高かったです!

それにしてもナッツの本名…
気付かなかったけど、そういうことか…
良かったねナッツ、親がその名前を付けてくれて。
それがなかったら生き残れなかったと思うよ!

それはそうと巻数表記があるということはまだ続くのでしょうか。
達也… どんだけ狙われるんだ…

:: 2018/9/17 月曜日::

■[ラノベ]それぞれの日常「はたらく魔王さま! SP2」

はたらく魔王さま! SP2はたらく魔王さま! SP2
出版社:KADOKAWA
作者名:和ヶ原聡司
作者twitter:和ヶ原聡司@はたらく魔王さま! (@wagahara211) | Twitter
絵師名:029
絵師サイト:仕事情報 | KONGARI
絵師twitter:029 (@o2929) | Twitter
Kindle版:はたらく魔王さま!SP2
Kindle版まとめ買い:はたらく魔王さま!
DMM電子書籍:はたらく魔王さま!SP2

このSP2もBD/DVD特典の2.8巻の加筆バージョンです。
原作2巻までをアニメ化しているので、
原作読んでなくてもアニメ版を見ていただけで楽しめる内容になっています。
まぁ、いきなりこのSP2だけ読み始める人はレアだと思いますけど。

元々が2.8だったということからわかるように、
原作2巻と3巻の間の時系列の短編集です。
真奥と芦屋が如何にして日本の生活に馴染もうとしていたのかとか、
恵美が聖法気と肉体の相関を調べたりとか、
それぞれの日常が垣間見えます。

特に芦屋に散髪してもらう真奥とか、
あまりの節約っぷりに涙を誘いますね。
会社の同僚の一人に給料の大半をゲームに注ぎ込むため、
散髪は自前のバリカンでやってる人がいましたが、
そういった節約ができるのは男性ならではですよね。

鈴乃のはじめてのメイクとかもそうだったけど、
女性の身だしなみにかける労力を考えると、
男性はわりとなんとでもなるよなぁ、と思ったりも。
それはそれとして、メイクして浮かれる鈴乃は可愛かったです。

今回の書き下ろしの短編は18巻に近いソレなんですが、
鈴乃と漆原の成長が感じられて、時の流れを感じます。
一番成長したのはちーちゃんだと思いますけど、
他のみんなも成長してるんだなぁ、と感慨深いですね。
それが実感できる19巻を早く読みたいところです。

:: 2018/9/16 日曜日::

■[ラノベ]性癖特盛り「ゴスロリ卓球」

ゴスロリ卓球ゴスロリ卓球
出版社:KADOKAWA
作者名:蒼山サグ
作者サイト:
蒼山サグのつくば日記

作者twitter:Sag Aoyama(蒼山サグ) (@SagAoyama) | Twitter
絵師名:マナカッコワライ
絵師twitter:マナカッコワライ (@Mana_Wara) | Twitter
Kindle版:ゴスロリ卓球
DMM電子書籍:ゴスロリ卓球

「ロウきゅーぶ!」「天使の3P!」の蒼山サグさんの新作は、
卓球少女たちがゴスロリ服を着て行う闇卓球!?
大富豪たちの賭けの対象となった美少女というだけでもアレなのに、
ゴスロリだし幼馴染み属性ありだし、性癖盛り沢山です。

親の借金を肩代わりして卓球で稼ぐとか、
シチュエーションとしては「Happy!」に近いけど、
ヒロインである羽麗が天然クールなので悲壮感はないですね。
むしろ主人公であり、羽麗の幼馴染みである修の方が緊迫感あります。

闇卓球にゴスロリ服と、かなり奇抜な要素があるけれど、
それでもそれなりに理由付けされてるのは流石に上手いな、と。
まぁ、単にゴスロリ服着させたかっただけな気がしますが。
美少女たちがゴスロリ服着てる時点で萌えだしね。

それにしても羽麗が可愛かったですね。
天然クールで卓球は天才だけど、それ以外が全然というか。
あと、修に対する独占欲が強いのも良いですね。
これ、多分、子供の頃に結婚の約束をしてて、
ずっとその約束を大事に守ってる系ですよ。

巻数表記がないのは、多分売れ行きが良かったら続く、ということなんでしょうね。
結構面白い作品だとは思いますが、
卓球を題材にした作品は稻中以外長続きしないというジンクスがあるので、
どうなるか心配ではありますね。
できれば修の妹が出てくるまでは続いて欲しいものです。

:: 2018/9/15 土曜日::

■[ラノベ]赤紫の神託「アクセル・ワールド 23 -黒雪姫の告白-」

アクセル・ワールド 23 -黒雪姫の告白-アクセル・ワールド 23 -黒雪姫の告白-
出版社:KADOKAWA
作者名:川原礫
作者サイト:
作者twitter:川原礫 (@kunori) | Twitter
絵師名:HIMA
絵師サイト:天才卓球少女
絵師twitter:HIMA (@himapo) | Twitter
Kindle版:アクセル・ワールド 23 ―黒雪姫の告白―
Kindle版まとめ買い:アクセル・ワールド
DMM電子書籍:アクセル・ワールド 23 ―黒雪姫の告白―

もっと先へ… 物語を加速したくはないか、作者。

そんなことを思ってしまう1年弱ぷりの新刊となるアクセル・ワールドの23巻です。

今のままでも充分面白いんですけど、
物語の進行が遅々として進まないのはとてもストレスフルなのです。
電撃文庫の長期シリーズ特有の問題とも言えるのですが、
かつてのジャンプ漫画と同じ傾向だと感じてしまいますね。

今回も白のレギオンとの決戦になるはずだったのに、
オーキッド・オラクル救出までっだったし…
まぁ、黒雪姫とハルユキの一緒にお風呂回があったせいだと思えば、
ちょっと致し方なしかな、とも思ってしまいますけどね!
お風呂回は何より優先すべきですからね、わかります。

それにしてもオラクル救出作戦は中々ハラハラしましたね。
敵が周到に仕掛けた罠をギリギリのところで潜り抜ける展開は、
とても手に汗握るモノがありますよ。
加速世界ではブラック・バイス以外は待ち伏せが難しいため、
アバターが出てくるリスクは少ないとはいえ、
白のレギオンが仕掛けた罠はいつも周到で重厚なので、
とてもドキドキさせられました。

しかし、鍛冶屋まで拘束してたとは流石だなぁ…
ピッコロ大魔王が神龍を殺したようなもんですかね。
自分は利用して、敵には利用されたくないから排除するとか、
やはり白のレギオンは大魔王的な悪辣さがありますよ。

そんな悪辣さを撥ね除けるのがハルユキたちの速攻なわけです。
やはり決断と行動の速さはこの加速世界では重要ですよね。
これからも速攻で頑張って欲しいものです。
もちろん、作者の新刊執筆速度も速攻でお願いしたいですね!

余談というか、蛇足的な感想ですけど…
白のレギオンが強大で王たちが無限EKされているという極限状態なんだから、
ザ・ディスティニーの封印を解いて使えば良いのに、と思ってしまうんですよね…
それをしないのは、感傷的な意味でなのか、
それとも加速研究会に奪われるリスクを怖れてなのか、
はたまたチート性能すぎて作者が扱いに困っているのか…
気になるところですね!

:: 2018/8/14 火曜日::

■[ラノベ]パラサイトの侵攻「魔法科高校の劣等生 26 インベージョン編」

魔法科高校の劣等生 26 インベージョン編魔法科高校の劣等生 26 インベージョン編
出版社:KADOKAWA
作者名:佐島勤
絵師名:石田可奈
Kindle版まとめ買い:魔法科高校の劣等生

パラサイトとなった九島光宣から水波を護ることになった達也。
十師族もそれに協力することになり七草姉妹も出張ることになったんだけど、
光宣の実力は予想を超えていて…
また、USNAでもスターズ部隊がパラサイトに乗っ取られ、
四葉の保護下にあるリーナを暗殺するための部隊を送り込んできて…

リーナ、可愛いですよね…

初登場の時から可愛かったし、映画でも可愛かったですけど、
この巻を読み、やはりリーナは可愛さに特化したヒロインだな、と再認識した次第です。
身体はエロいし、どちらかと言えば顔も美人系なんですけど、
言動がとても可愛いんですよね。
勘違いして下着を着けずにロングTシャツ一枚になって恥じらったり、
暇だからと魔法研究中の達也の所に押しかけて、
うっかりと軽く軍機をポロッとしちゃってるところとかね。
とても可愛いと思うんですよ。

可愛いと言えば裏表紙にあるデフォルメされた七草姉妹ですが、
三人ともとても可愛らしいですよね。
下の二人は十師族としてはまともすぎますが、
それも可愛いというか。
そんな可愛い三姉妹を撃退するとか光宣はとても許されないことをしましたよ。
強烈に自我を保っていたけれど、国外からのパラサイトに汚染され、
更には閣下を手に掛けることで更に心にヒビが入ったことで、
これからどう変化していくのか心配です。

目的を達成するために安易に同族を頼って壊れた光宣と、
図らずも友情を育み、信頼を得た友人を頼っている達也。
本来の人間性から言うと逆になりそうなものなんですが、何とも面白いものです。
達也には深雪がいたけれど、光宣にはいなかったのが大きいんでしょうね。
光宣の傍にもっと早くから水波がいればな…
と、そう思わざるを得ません。
閣下に失敗があるとすれば、そういったケアが出来なかったことでしょうか。

それにしても世界情勢がきな臭くなってきましたが、
最終的にはその尻拭いを達也がやることになるのでしょうか。
現在開発中の戦略級魔法でどうにかしたりするのか…
というかそもそも誰に使わせるつもりなのか…
参考にしているトゥーマン・ボンバの特性上、一条のような気がするけど…
うーん、気になる…!

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