フラン☆Skin

結婚を決めた大原くんと本城寺さん。
二人はキスより先には進んでいないけれど、
阿蘇で大原くんの実家に改めて挨拶に行ったりとしてたんだけど、
そこで大原くんは大原パパから阿蘇に帰って会社を継いでくれと頼まれ…

二人とも考えて考えぬいて、悩みに悩みぬいた上で結局何も口にしないタイプなので、
ディスコミュニケーションが捗ってしまって読者としては悶々としてしまうんですが、
本城寺さんがうっかりと大原くんのスマホを取ってしまったがために、
大原パパから事情を聞いてしまい事態が動いてワクワクしちゃいましたよ…！ｗ

ハラハラもしているけれど、
本城寺さんがどういうリアクションをするのか楽しみが勝ってワクワクしちゃったんですが、
そのワクワクに見合うくらいに本城寺さんが予想外のアクションに出て面白かったですｗ

大原パパは色々と心労が重なってしまっているけど、
わりと自業自得なところがあるので頑張って貰うしかないのです。
とはいえ本城寺さんはわりと乗り気というか、阿蘇に順応できているので、
このまま順調に進めば良いのではないかと思ったんですが…

ここで本城寺ママが出てきちゃったからなぁ。

結婚は家同士のものである、という側面もまだ残っているので、
どうしても家族の話は避けて通れないと思うのですが、
本城寺ママはコーディネーターというかコンサル系な上に、
大原くんは素直なところがあるので…
何というか食い合わせが悪いなぁ、と思った次第です。

そう言えば実写ドラマがアマプラで配信し始めてるみたいですね。
実写化は興味が薄いので特に見てませんが、
少しでも原作ファンが増えるなら嬉しいです。

半同棲生活を送り始めた大原くんと本城寺さん。
結婚を前にして夜の営みについても考える必要があるんだけど、
二人はまだキス止まりという中学生みたいなペース。
しかし、そこに本城寺さんがぶっ込んできたのであった…！

二人は色々と考えた結果として無言になるタイプなんですよね。
考えがそのまま口から出るタイプの人には信じられないかもしれませんが、
わりとこういう人は多いと思うんですよ。
まぁ、大原くんと本城寺さんの場合はお互い同じタイプなんで気兼ねは必要ないかもですが…

それにしても二人のペースはかなりスローなので、
このまま結婚までの道のりは通そうだなぁ…
と思っていたら本城寺さんが女子会と女子旅で少し経験値を得た上に、
大原くんのご両親へのご挨拶イベントが発生したことで、
色々と大きく動き出しましたね…

長男だとどうしても継いでくれることを期待してしまうのが田舎ですよ。
そして年老いた祖父母の介護からは逃げられないのもそうなんですよね…

田畑なんて放っておけば良いと思うかもしれませんが、
手入れをしなければ雑草が繁茂してご近所さんの田畑に迷惑が掛かるから、
管理はしないといけなくて、これがまたわりと煩雑なんですよね。

愛情を持って育てられた大原パパはそういったことをする決意をするのは良いんだけど、
結婚の報告に戻った大原くんに言うのはタイミングが悪すぎですよね…
いつかは話さないといけないとはいえ、
幸せ気分も吹っ飛ぶし、下手に本城寺さんに伝えるのも難しいし…
これは苦悩するのもわかるし、とてもリアルだと思います。

二人にとって大きな試練だと思いますが、
これを乗り切らないとスタートラインにすら立てませんからね…
頑張って欲しいなぁ…

転勤回避のための偽装結婚だったはずが、
少しずつ触れ合うようになり、知り合うことで仲が深まり、
ついに本当に結婚することになった大原くんと本城寺さん。
まるで中学生のような初々しいラブコメ姿を見せてくれるんだけど、
結婚をするためには色々とやることがあって…

いやはや初々しいですね。
些細なことで幸せを感じる二人を見ていると、
恋人同士、婚約者同士というのは良いものだなぁ、と感じます。

半同棲のような二人だけど。
キスから先にはまだ進んでいないんだけど。
それでも幸せそうな二人を見ているとほんわかしちゃうんですよね。

とはいえ現実的に結婚というものを考えた場合、
婚姻届けを出したら終わりというものではなく、
そもそも婚姻届けには証人が必要だし、
実際問題、両親への報告は必要ですしね。
まぁ、最近は結婚式やらない人も多いみたいですが…
コロナ禍というのもありますし…

しかし、そんな結婚に浮かれるばかりではなく、
進士さんの現状やジョージさんの過去を描くことで、
結婚は全て素晴らしいものではない、と言ってきてるのは重いですね。
それはそうとフラダンスをする本城寺さんはとても良かったです。

それとついに半同棲から同居を考え出した二人ですが…

家賃15万というあたりに都内の家賃の高さを思い知らされましたね…
地方だとその三分の一とかなんだよなぁ…
都内だと家賃補助とか出る会社じゃないと厳しいわ…

そして同居だけでなく、夜の夫婦の営みについても話題が出てきましたが、
中学生並の恋愛指数の二人がどのようにステップアップしていくのか…
私、気になります！

思わずキスしてしまった二人だけど、翌日は普通に会社で再会し、
中学生のような初々しい様子を見せてくれることに！
そして今度は上司から同棲レポートという仕事を頼まれ、
その仕事をやるかどうか、慎重に考えて出した本城寺さんの結論は…

業務命令が切っ掛けだったとはいえ、
本城寺さんが一歩を踏み出せたのは喜ばしいですね。
とはいえ、根が真面目な本城寺さんだからすんなり同棲生活が始まるとは思いませんでしたが、
まさかマニュアルを作ってくる上に部屋の中でテントを立てるとは…ｗ

よくよく考えるととても本城寺さんらしいなぁ、と思いました。
ただ、マニュアルが画一的すぎて疲労してたり、
トイレやお風呂といった細かいところが想定できてなかったり、
色々とトラブってるのは面白かったです。
そのトラブルのお陰で銭湯から連れ添って帰る二人を観れたのは嬉しかったですｗ

このまま嘘から出た誠で結婚するのかと思いきや、
一度上司にゲロって清算したのには驚きました。
まぁ、この二人には罪悪感をない状態で新婚生活を送って欲しいし、
これで良かったのかなぁ、とも思います。

シベリア送りもなくなり、二人が偽装結婚する必要もなくなり、
このまま関係が解消されて終わってしまう…
というところで本城寺さんを追いかけて走り出した大原くんの姿を見て、
「よし！　よくやった！」とガッツポーズを取りましたよ。
そこで走ってこそ、物語は始まるんですよ。
ここからが二人の物語の再スタートだったんですよ…！

そこから始まる終盤の展開は最高でしたね…！
それもこれも、あそこで大原くんが走り出したからこそなので、
本当に大原くんは良い仕事をしてくれました。

とても良い終わり方をしたのでまるで最終回みたいでしたが、
二人が言っていた通り、ここからが始まりですからね。
ラブラブな新婚生活だけでなく、実家への挨拶とか家族計画とかありますからね。
うーん、6巻からの展開もとても楽しみですね…！

本城寺さんに告ってしまった大原くん。
30分リアクション0の無言空間に耐えられずに撤退するも、
同じ職場の同僚なのでいつかはもう一度会うわけで…
それとは別に後輩の権田がアプリで女の人と会うというので付き合ったら…

うーん、今の時代はマッチングアプリなんですね。
私も後10歳若かったら使ってたかもしれません。
私の世代だと合コンから街コンへの過渡期って感じだったからなぁ。
まぁ、そういうのが上手くいかなくて未だに独身なのですが…！

それはともかく権田ですが…
権田はちょっとバカなんだけど、愛すべきバカというか。
愛に恵まれない家庭だったからこそ、普通の家庭に憧れてるところとか、
私は結構好きなんですよね。

でも、人生経験は普通だったから。
想定外の事態に的確に対処できず、失敗してしまい…
人生っていうのはそういうものだとは思うけれど、
反省し、何よりも相手を傷付けてしまったことに涙を流す権田を見てると、
背中を叩いて励ましてあげたくなるんですよね…

そんな権田のことを隣りで見ていたからこそ、
本城寺さんの訳が分からないデートに付き合い、
訳が分からない提案に対して一歩踏み出すことが出来たんだけど…

ここからの展開が驚きの連続でしたね。
まぁ、恋愛っていうのはその場のノリとかありますもんね。
とはいえこの二人が…
という驚きはありました。

冷静に見えた本城寺さんも、
自宅では全然冷静になってなくて可愛かったです。

偽装結婚なんだけどあっという間に実家の父にまで知られてしまった大原くん。
流石にこれは説明しないといけない、という訳で、
本城寺さんも同伴で実家の阿蘇に帰省することになったんだけど、

いやー、本城寺さん可愛いですね…
大原くんのおばあちゃんの仕事を手伝うも、
緊張しすぎて倒れてしまう生真面目さ。
田舎の夜に二人で散歩しただけで、
トキメいてしまう乙女さ。
大原くんがお隣の幼馴染みと、
気安く触れ合っているだけで嫉妬しまうチョロさ。

まぁ、恋する乙女ゲージが上がり調子だったところに、
こんなの見せられたらスンってなるよね。
でも、大原くんにはそれがわからないから、
どうしても戸惑ってしまうんだなぁ。

そしてこの漫画の世知辛いというか現実を見せてくるのが、店長代理の進士さんのエピソード。
ラブラブな夫婦だったと思ったのに、
それは旦那の方だけだったかも知れない。
いきなり離婚を切り出される夫婦と、
そこに挟まれる一人息子とか、切ないにもほどがありますよね…

そんな進士さんを見た直後だというのに、
酔っ払った本城寺さんに「どうしたいんですか！？」と聞かれたら、
素直に告っちゃう大原くんってわりと大物なのかもしれない…

しかし本城寺さん…
リアクションが「ぎょえっ！！」って…ｗ

しかも何も返事を返さないで睨むだけとか…
そりゃ大原くんじゃなくても逃げるわ…
ヘタすりゃ1時間近くも睨まれたわけで…
うん…　これは戦略的撤退もやむなし…

これからどうなるんですかね。
一歩進んで二歩下がって三歩進んで一歩下がる、みたいな。
負けるな…！　大原くん…！