その着せ替え人形は恋をする 15巻(完結)は7月25日発売!
終わるのは寂しいけれど、五条くんと海夢ちゃんのグランドフィナーレを見届けよう!
:: 2022/12/15 木曜日::

■[漫画]名残の宴「まどろみバーメイド」12巻

まどろみバーメイド12巻まどろみバーメイド12巻
出版社:芳文社
作者名:早川パオ
作者twitter:早川パオさん(@papao_pao) / Twitter
紙書籍通販:まどろみバーメイド (12)
Kindle版まとめ買い:まどろみバーメイド
DMM電子書籍:まどろみバーメイド (12)

ファッション誌アスガルドのカリスマ社長の芹沢女史から依頼されたのは、
クルージング船ネビュラで選抜された5人のモデルからカバーモデルを選ぶために、
5人のバーテンダーと組んで観客から票を集めるというもの。
モデルとバーテンダーの組み合わせでそれぞれ個性的なバーを作る中、
出遅れた雪とspicaの二人が演出するバーは一体どのようなものになるのか…?

私だとこういった競争だと先行逃げ切りタイプが優勢だと思っちゃうので、
りげるさんたちを推しちゃうところなんですが、
相良さんのモデルということを前面に押し出したランウェイバーや、
票の係数を深読みしたカノープスさんたちの茶室には負けたなー、と思います。
私は直観で動いてしまい、観察して考察するという手順を疎かにしがちというか…

雪はどうだったかというと、
コンセプト被りというアクシデントがあったけれど、
逆にそれが怪我の功名となり、spicaさんが先輩の想いを知ったからこそ作りあげることができたのが…

直会。
ヴァルキリーバーという北欧神話へのアンサーが、
日本神話というのが面白いですね。
そしてこたつでのんびりと打ち上げ、というコンセプトがとても良かったです。

お客さんが言ってた「子供の頃に帰ったような幸せな気持ち」というのが良いですよね。
子供の頃は祖父母が時代劇を見てる隣りでこたつに入りながら、
うつらうつらしながら寝入ってたものです。
それを思い出すことができたので、この直会の良さが伝わってきました。

今回のイベントの趣旨も、何故芹沢女史がこのような企画を立てたのかも納得ですが、
ラストの展開だけが意外というか…
雪ちゃん頑張ったのに、何故あんな受難を…
可哀想すぎる…

:: 2022/6/16 木曜日::

■[漫画]船上のヴァルキリー「まどろみバーメイド」11巻

まどろみバーメイド11巻まどろみバーメイド11巻
出版社:芳文社
作者名:早川パオ
作者twitter:早川パオさん(@papao_pao) / Twitter
紙書籍通販:まどろみバーメイド (11)
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DMM電子書籍:まどろみバーメイド (11)

日代子の姉からの紹介で乗船することになったシークレットクルージング船ネビュラ。
ファッション誌のカリスマ社長から任されたミッションは乗船客へのカクテル提供。
雪と日代子の二人だけではもちろん足りないので、
出張バーテンダーのセラフィム三兄弟と組むことになったんだけど、
そのセラフィムから雪は妹と呼ばれて…?

雪が生き別れの妹、というのは妄想が過ぎるのでは?
とは思ったけれどそれなりに理由もあって唸らされるというか…
年齢、名前、水への恐怖、そして遺伝する瞳の色…

確かにこれだけ符号が揃ったら、そう考えるのも当然かもなぁ…
とはいえ雪も両親との思い出があるし、そう簡単に受け入れられるはずもなく…

雪の心を波立たせる朱春さんはちょっと迂闊なところがあるのかな?
とも思いましたがバーテンダーとしての資質と実力、そして矜持はしっかりあるんですね。
依頼者である芹沢社長の思惑とは違う、酒の良い面をしっかりと演出しており、
良いバーテンダーだな、と感じ入りました。

芹沢社長も強引なところはあるし、それが横暴なように見えるけれど、
朱春さんの意見を否定せずに汲み取ったり、ワンマン社長って感じではないですね。
カリスマという言葉がしっくりくる人だと思いました。

新しいカバーモデルを選ぶための催しで、
5人のバーテンダーと5人の候補を組み合わせてバーを作るとか、
やることが大胆でいてクリエイティブで面白いけれど、
雪は妹と呼ばれて心が穏やかでないだろうし、心配ですね…
慣れない船上ということもあり、そちらの意味でも心配です。
倒れなければ良いんだけど…

:: 2022/4/24 日曜日::

■[漫画]オタクの生態「こいくちルームシェア」2巻

こいくちルームシェア2巻こいくちルームシェア2巻
出版社:芳文社
作者名:ハルミチヒロ
紙書籍通販:こいくちルームシェア (2)
DMM電子書籍:こいくちルームシェア (2)

両親の海外転勤で不在中の自宅でルームシェアの大家をするゆめちゃんと、
ドルオタののりこさん、アニオタのみつこさんの3人の同居モノ第2巻です。
不定期連載なので2年振りの新刊となりましたが面白さは変わらないどころか、
むしろ更新している感すらあります。

季節な夏から冬、そして次の夏への1年間が描かれてるんですが、
一年目の夏ではイベントラッシュ(フェスとコミケ)のために、
体力作りをするのりことみつこさんは、とても優秀なオタクですね。
まぁ、私もコミケのために数ヶ月ジョギングしたことあるのでわかります。
コミケは本当に体力勝負なところあるから…

そして、今回一番面白かったのはみつこさんが推しているマタギアンの劇場版回ですね!
女性ファンは十数回行くことがよくあるとは聞きますが、
それを知らないノンケのゆめちゃんが驚くのは当たり前といえば当たり前ですよね。
そっかー 普通の人は劇場で観ながらメモを取らないもんね…
それにガチオタがどこに注目してるかなんて知らないよね…

ゆめちゃんとのりこさんの心の声にめっちゃ笑っちゃったんだわ…
のりこさんは同じオタクだから共感ポイントが多々あったのに、
ここは流石にディープすぎてわからなかった模様…
さもありなん。

わりとノンケなゆめちゃんですが、
推しのイケオジ声優さんを生で見たときのリアクションを見る限り、
ゆめちゃんも立派なオタクになる素質はあるんじゃないかな、と思います!

ルームシェアの期限は残り1年もないから終わりが近付いているのかもですね…
残り1年でゆめちゃんはオタクになるのか否か…
正解は2年後かな…!?

:: 2021/12/17 金曜日::

■[漫画]ニュースタンダード「まどろみバーメイド」10巻

まどろみバーメイド10巻まどろみバーメイド10巻
出版社:芳文社
作者名:早川パオ
作者twitter:早川パオさん(@papao_pao) / Twitter
紙書籍通販:まどろみバーメイド (10)
Kindle版まとめ買い:まどろみバーメイド
DMM電子書籍:まどろみバーメイド (10)

性格に難はあれど実力と努力は確かな砕明寺は伝説のカクテル「ブレイズ」を改良して再現し、
騎帆さんは窮地に立たされることになったんだけど、そこに現れたのは入院しているはずの余呉チーフ。
代わりに出るのかと思いきや、余呉チーフは騎帆さんの枷を解き、背中を押すことで、
騎帆さん本来の実力を発揮させて…

「バーマンプラチナム」の決戦は面白かったですね。
砕明寺のやり方は昭和の時代なら唯一解だったと思うんですが、
SNSを駆使しながら、その向こう側にいるお客を信頼できてなかったというか…
料理ってのは美味しい物を食べるのも素敵だけど、
自分で作る楽しみってのもあるからね。
砕明寺にはそういった視点がなかったからというか…
どこまでも自分を高めることにの固執してしまったのが敗因なのかもしれない。

それはそうと騎帆さんのこの発言はメタネタでしたね。

この作品世界では新型コロナはないみたいですが、
現実ではアルコールが供される飲食店からは脚が遠のく昨今ですから。
そんな時代だからこそ、こういったバーの在り方が示されるのも有りなのかもしれない。

それと次のエピソードまでの骨休みだった温泉回ですが、
とても華やかで素晴らしかったですね!

折角美女がたくさん出てるんだから、
たまにはサービス回があっても良いよね!

次のエピソードは雪ちゃんが主体となるみたいですが、
なんか曰くありげな三人が出てきたので、どうなることやら…
雪ちゃんの成功と心の平穏を祈っております。

:: 2021/6/19 土曜日::

■[漫画]白金のバーテンダー「まどろみバーメイド」9巻

まどろみバーメイド9巻まどろみバーメイド9巻
出版社:芳文社
作者名:早川パオ
作者twitter:早川パオさん(@papao_pao) / Twitter
紙書籍通販:まどろみバーメイド (9)
Kindle版まとめ買い:まどろみバーメイド
DMM電子書籍:まどろみバーメイド (9)

新進気鋭だけど敵を作りやすい銀座のバーテンダー、砕明寺。
売名のためにエリシオンの余呉チーフを罠に嵌めたがために、
強い恨みを買ってしまい、今度は罠に掛けられて、
バー番組「バーマンプラチナム」への出場を仕組まれて…

バーテンダーの腕を競う三番勝負とか少年漫画みたいですが、
基本アルコールが入るから青年漫画向けではありますね。
SNSを駆使する砕明寺を相手に、
既存のマスコミとSNSの合わせ技で追い込む真下さんは上手でしたね。

ただ、砕明寺のバーテンダーとしての腕も確かなものなんですよね。
余呉チーフを陥れたり、雪のレシピをパクったり、
色々と問題があるのは確かなんだけど、
圧倒的な試行錯誤の量と世界を旅した経験値を持ち、
膨大な引き出しの数から導き出される答えには感心しちゃうんですよね。
それだけに、正道を歩まないことへの残念さも感じるわけで…

三番勝負の前座の二試合は正統派というか、
とても良い勝負だっただけに、砕明寺の言動のダーティさが際立つんだよなぁ…
特に若尾さんと黒鉄さんの勝負は後味もすっきりで素晴らしかった。

それだけに砕明寺の人当たりの悪さが際立つというか…
自分に自信を持つのは良いんだけど、
角が立つ物言いしか出来ないのが残念というか…
うーん、これはもう、性格かな…

ただ、その圧倒的な実力を前に騎帆さんがどう立ち向かうのかが心配ですね。
審査員から棄権を勧められるほどなんだけど…
何とか一矢報いて貰いたいものです。

:: 2020/12/26 土曜日::

■[漫画]王か道化か?「まどろみバーメイド」8巻

まどろみバーメイド8巻まどろみバーメイド8巻
出版社:芳文社
作者名:早川パオ
作者Twitter:パオさん (@papao_pao) / Twitter
紙書籍通販:まどろみバーメイド (8)
Kindle版まとめ買い:まどろみバーメイド
DMM電子書籍:まどろみバーメイド (8)

7巻終盤で出てきた銀座でバーを構えた新鋭のバーテンダー砕明寺。
彼がSNSを効果的に使って銀座で本格始動した頃、
騎帆さんは客と蒸発したクズバーテンダーの実父と再会し、
自分をバーテンダーとして一人前に育ててくれた余呉チーフの引退にしんみりし…

うーん、騎帆さんのお父さん、クズですなぁ…

酒を飲む人の大半はこう言うんだけど、
正直、月にビール一杯飲むかどうかの私にはわからない感覚ですね。
ただ、これを言う奴は大抵がクズだというのはわかります…w

生活態度はクズだしバーテンダーとしての腕もイマイチっぽいけれど、
それと比べると余呉チーフはとても人格者ですね…

実父が蒸発してやさぐれていた騎帆さんをスカウトし、
実父に仕込まれていたとはいえバーテンダーとして基礎からしっかりと鍛え上げ、
誰よりも真面目に働き、後進の範となっていた余呉チーフ…
騎帆さんは正反対というか両極端な二人のバーテンダーに育てられたんだなぁ…

そしてそんな人格者であり人徳者である余呉チーフを、
老舗の店だからという理由だけで標的にし、
自分が成り上がるための踏み台にした砕明寺は、
腕はあるだろうけど、やり方が間違ってますよね。
喧嘩を売るならクズ相手にした方がまだマシだったと思うんですが…

次巻では砕明寺と騎帆さんたちの戦いになるみたいですが、
騎帆さんの実父がそこにどう関わってくるのか読めないな…
このタイミングで出てきたってことは何かしら関わりそうなもんだけど…
どうなんだろう…?

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