その着せ替え人形は恋をする 15巻(完結)は7月25日発売!
終わるのは寂しいけれど、五条くんと海夢ちゃんのグランドフィナーレを見届けよう!
:: 2019/9/11 水曜日::

■[漫画]ひと欠片の秘宝「Dr.STONE」12巻

Dr.STONE12巻Dr.STONE12巻
出版社:集英社
原作者名:稲垣理一郎
原作者twitter:稲垣理一郎(リーチロー) (@reach_ina) | Twitter
作者名:Boichi
Kindle版:Dr.STONE (12)
Kindle版まとめ買い:Dr.STONE
DMM電子書籍:Dr.STONE (12)

クロムが見つけた鉄鉱石の鉱床のお蔭で実験室から工業へとレベルが上がった科学王国。
物資の運搬といった物流網も整備されて、
地道ながら21世紀までの人類が築き上げた科学の最短ルートを駆け上がり、
人類石化の謎を解く船旅に必要な機帆船ペルセウス号を作り上げるのであった…!

高炉と転炉を作り上げて鉄鋼をじゃんじゃん作る、というのは予想してましたけど、
それをたった1ページでサラッと見せるだけというのは予想外でした。
まぁね! 科学の地道な階段を上がっていくのは面白いけど長いし地味だからね!
この漫画は科学漫画ではなくて、少年漫画だもの!
面白いところを凝縮してなんぼですよ!

でも、流石に復活液の元となる硝酸の作成に必要な白金の話は詳しく出てきましたね!

高校化学で出てきますからね、硝酸の合成方法は!
オストワルト法の名前やその化学式を忘れている人の方が多そうですが、
触媒として白金が必要なのは覚えている人もいるのではないでしょうか?
白金はチートすぎる触媒性能持ってますけどレアですからねぇ…
それだけに千空が百物語にヒントを求めたのもわかります。

結果として石神村の出身地となる、宇宙飛行士たちが辿り着いた無人島にペルセウスで行くことになるわけですが…
そこからは歴代ジャンプ漫画のパロディが地味に使われてましたね!
まず、銀狼の汚いナランチャ!w

覚悟を決めて先に出発した仲間たちに追いつくため泳いで駆けつけたナランチャ。
Dr.STONE本誌連載とジョジョTVアニメで放映されたのがほぼ同時期だったので、
気付いた人もわりと多いと思います。
そんな感動的なシーンを銀狼は人気取りのために再現してしまうという…
ゲスい… 銀狼の思考回路は現代人もドン引きのゲスさやでぇ…!

そしてもう一つはキーパーソンとなる名無しことソユーズのピッコロ(神様)パロ!

赤ん坊の頃に何かしらの脅威から逃げて他所で育つとか、
ナメック星を襲った異常気象から地球に逃げたピッコロそっくりですよ。
そして避難元となったところにお宝(ドラゴンボールではなく白金)が眠っているところもね!
私はそれに早くから気付いていたので、
白金が眠る宝島にはフリーザみたいに外部から来た脅威があるとは思っていましたが…

まさかここで石化光線が出てくるとは…!

これはやはり、石化光線の原因となった何かしらの人物(?)が、
人類の生き残りを何らかの手段で察知して、
この宝島にやってきた上で頭首として君臨した、ということなのでしょうか?

石神村にはそういった伝承が全く伝わってないことから考えて、
石神村の人間と分化した後にそういったイベントがあったのでしょう。
また、頭首というのが人間以外の可能性もありますが、
アマリリスちゃんがソユーズに頭首の面影があると言っていることから、
ソユーズは頭首の血縁という可能性もあるので、人間である可能性の方が高いのかな…?
そもそも血縁だからこそ見逃されて石神村に辿り着けた可能性があるんじゃないかな…?
とか思ってたら今週のジャンプでかなり重要な事実が出てきましたね。
うーん、これはどういうことなんだ…?

それにしてもこの漫画は本当に凄い。
順調に進むかと思いきや予想外の問題が次々と起こって、
読んでてハラハラしまくりですよ!
次の13巻も楽しみです!

:: 2019/7/6 土曜日::

■[漫画]石油へ至る道「Dr.STONE」11巻

Dr.STONE11巻Dr.STONE11巻
出版社:集英社
原作者名:稲垣理一郎
原作者twitter:稲垣理一郎(リーチロー) (@reach_ina) | Twitter
作者名:Boichi
Kindle版:Dr.STONE (11)
Kindle版まとめ買い:Dr.STONE
DMM電子書籍:Dr.STONE (11)

GW中暇だったんで相良油田まで行ってきたのですが、
あそこって基本的に自動車じゃないといけないような僻地でしたね…
ロードバイクなら何とか駅から行けるのかもしれませんが、
アップダウンが激しいのでかなりのトレーニングになると思われます。

さて、私はGPSに案内されて自動車でサクサクっと辿り着けたわけですが、
どちらもない千空たちにとっては本当に地道な捜索作業な訳です。
でも、そんな地道な作業の中でも食料や素材を空から探して、
そこからパンとかが生まれるんだから面白いですね。

そんな生み出された中の一つであるカメラなんですが…

私はこの銀鏡反応の時点で気付けましたね!
これは銀板カメラを作ってるって!
というか銀鏡反応とか懐かしいな!
これ、学校の実験でやったなぁ…
学校の実験レベルで実用的なのってこの銀鏡反応くらいでしょうね。

気付けたといえばブラウン管もそうですね。

蛍光塗料の時点で何となく察せましたけど、
仮にもディスプレイ産業に従事している身ですから、
ブラウン管は教科書で読んだことはあるので原理は知ってます。
まぁ、流石に自分で設計したり作ったことはないですけどね。
それにしても科学レベルが一気に昭和にまで来たなぁ…
すげぇ…

どんどん科学のアイテムが生み出される楽しみもあるけれど、
ホワイマンとか予測不可能な展開もドンドン産まれていて、
読めば読むほどハマっていってしまいますね。
アニメ第一話も観ましたけれど、結構良い出来なのでそちらも楽しみです。
1クールだとサルファ剤を完成させるまでとかかなー?
楽しみです。

:: 2019/4/8 月曜日::

■[漫画]遙かなる旅路「Dr.STONE」10巻

Dr.STONE10巻Dr.STONE10巻
出版社:集英社
原作者名:稲垣理一郎
原作者twitter:稲垣理一郎(リーチロー) (@reach_ina) | Twitter
作者名:Boichi
Kindle版:Dr.STONE (10)
Kindle版まとめ買い:Dr.STONE
DMM電子書籍:Dr.STONE (10)

ダイナマイトの力で休戦し、司の妹である未来も助けることができて、
これから千空と司の二人が協力しあっていくことになるかと思いきや、
氷月が隠していた牙を剥いて司を排除しようとする事態に!
肺を刺され瀕死の司と貧弱もやしな千空の二人で氷月に立ち向かうことになるんだけど…

相変わらず物語がトントン拍子で進むことなく、
ドキドキとハラハラな展開の連続で全然飽きることがないですね!
氷月が腹に一物持ってるのは予想はしていましたけど、
それでもこの時点でクーデターを起こすとは思ってなかったし、
更に言うなら瀕死の司と千空で勝てるビジョンは見えなかっただけに、
あそこからの逆転には本当に驚かされました。

圧倒的な武力の差がありながらも、
科学の武器があれば簡単に覆せるというのが面白いですね。
まぁ、そこまで持っていけたのも日々のトレーニングの賜物だったといのが熱いです。

理不尽に思えたトレーニングも無駄にはならないとか、面白いじゃないですか。
この時は金狼に感情移入して、グッとくるものがありました。
千空ってば仲間への感謝をストレートに表すから慕われるんじゃないかな、と思います。

そして司を助けるために石化光線の原因を本格的に調査しようと、
今度は長期航海に向けて動き出した千空たちですが、
そのために復活させた新キャラが中々に濃いですよ。

若くて有能だけど性格はアレな海の男、龍水。
自分の欲望に忠実という、物欲に振り切った男なんだけど、
これはこれで悪くないと思っちゃいます。
ここまできたらいっそ清々しいですよ。

地球の裏側まで航海→船作り→機帆船→石油が必要→探索に気球が必要、
と、今回も科学の階段を登るために遠大なステップがあるんだけど、
千空たち科学チームのおかげで駆け足で進んでいくのが面白いですよね。
しかし機織り機まであっという間に作っちゃうとか半端ないの…

先人の知恵を千空が正確に覚えていたからこそなんだろうけど、
これには杠じゃないけど度肝を抜かれましたよ。

でも、度肝を抜かれる展開はこれからもバンバン出てくるので、
続きを読むのがめっちゃ楽しみですね。

:: 2019/2/10 日曜日::

■[漫画]石鹸が生み出す科学の力「Dr.STONE」9巻

Dr.STONE9巻Dr.STONE9巻
出版社:集英社
原作者名:稲垣理一郎
原作者twitter:稲垣理一郎(リーチロー) (@reach_ina) | Twitter
作者名:Boichi
Kindle版:Dr.STONE (9)
Kindle版まとめ買い:Dr.STONE
DMM電子書籍:Dr.STONE (9)

囚われたクロムを助けるためにハリボテ戦車を開発する千空だけど、
クロムはクロムで大人しく囚われたままなはずもなく、科学の力で大脱出!
これで司帝国との戦いを一気に進められることになるんだけど、
司は司で電話機を発見して千空の思惑を看破して…

逆転逆転、どんでん返しの大逆転!

少年漫画らしい怒涛の展開の連続で何度も心を揺さぶられましたよ!
これは面白い…!

クロムが牢屋から脱獄するために試行錯誤するのが面白い。
手に入れた電池から発火させて簡単にバレて失敗して、
次は電気分解からアルカリ性の液体を作ってヒモを腐食させるとか、
一気にレベルが上がった感がありますね。

それに追っ手の陽を騙す手腕はクロムの科学力と、
ゲンから学んだハッタリが役に立ってて面白かったです。

そして硝酸を巡る戦いでも、
無血勝利をした直後に司たちが出てきて逆転されてからも熱かった!
チェックメイトされた状態からも諦めず、
みんなの力を合わせて科学の力を生み出す展開は最高ですよ…!

流石にね、私もちょっとは化学を囓ったことがありますからね。
硝酸と硫酸と石鹸(グリセリン)というキーワードだけで察することが出来ましたよ。
ニトロを作るつもりだなって…!

まさかここへきてDr.STONEというタイトルをまた回収しちゃうかと。
1巻の石鹸をDr.STONEと言っていたのはここにも掛かっていたのかと。
ホント、何度も驚かされて、興奮させられましたね!

驚かされたといえば氷月ですね。
ちょっとクレイジーなところがあるとは思ってましたけど、
虎視眈々と下剋上を狙ってたとはなぁ…

どこまでも安定した物語にならないあたり本当に凄い漫画です。
続きが楽しみでなりません。

:: 2018/12/7 金曜日::

■[漫画]加速する科学と進行する作戦「Dr.STONE」8巻

Dr.STONE8巻Dr.STONE8巻
出版社:集英社
原作者名:稲垣理一郎
原作者twitter:稲垣理一郎(リーチロー) (@reach_ina) | Twitter
作者名:Boichi
Kindle版:Dr.STONE (8)
Kindle版まとめ買い:Dr.STONE
DMM電子書籍:Dr.STONE (8)

ついに携帯電話(と言うにはゴツいですが)を完成させた千空。
ただ、電話は離れた二人が持っていてこそ真価が発揮されるもの。
道案内のゲンと荷物持ちのマグマとクロムの三人が司帝国に潜入しようとするけど、
監視役のほむらが追跡して…

現代では電波法だなんだで作っても使用することができませんけど、
石器時代においてはそんなの気にすることもなく携帯電話を使えるわけです。
ほむら捕縛作戦で見事に通信機の利点を活かすことで、
石神村のみんなにも携帯電話の凄さを身をもって理解したのが熱いですね。

熱いと言えばあの男…!

大木大樹、久しぶりの登場…!

司帝国のスパイとして雌伏していた大樹と杠が、
携帯電話を得たことで本格的に動き出すわけですよ!
これは中々に熱い!

しかし、ゲンのリリアン声帯模写で騙す作戦の被験者第一号が、
まさかのリリアンガチファンだったのには熱さよりも冷や汗が出ましたね!
本当に千空はトコトン運が悪いですよね。
まぁ、運が悪くても再現性が高い科学で乗り越えるからこそ面白いんですよ。
一昔前に企業面接で流行ったフェルミ推定をも当然のように使いこなすとか、
流石は千空さんやで…

それにしても携帯電話だけでも度肝を抜かれたというのに、
まさか蒸気機関による自動車を作ろうとするとか…

本当にどこまでも読者の予想を超えてくるよなぁ。
作り方も理に適ってるから納得です。
また、失敗が少ないのは先人たちが既に歩んだ道だからでしょう。
もしかしたら石化する前にミニチュアサイズとかで実際に作った経験があるのかも?
なんにしても、本当に凄い。

ジャンプ本誌では既に決着がついている司帝国との戦いですが、
おそらく次巻には全て収録されてくると思います。
メッチャクチャ面白いので今から期待で胸が膨らみますね!

:: 2018/9/6 木曜日::

■[漫画]時を越えて届く声「Dr.STONE」7巻

Dr.STONE7巻Dr.STONE7巻
出版社:集英社
原作者名:稲垣理一郎
原作者twitter:稲垣理一郎(リーチロー) (@reach_ina) | Twitter
作者名:Boichi
Kindle版:Dr.STONE (7)
Kindle版まとめ買い:Dr.STONE
DMM電子書籍:Dr.STONE (7)

クロムとカセキのコンビが作った水車によって動力を得た科学王国・石神村。
そこからケータイ作りに向けて連鎖的に次々と発明されドンドン生活が豊かになることで、
石神村の住人たちは科学の恩恵を身をもって実感することになるんだけど、
ケータイの作成には数々の難題が立ちふさがっていて…

竹炭フィラメントで真空管って出来るんだっけ?
と疑問だったんですが、やっぱり駄目だったんですね…

試行錯誤の連続は大変なんだけど、
千空の知識によってゴールが明確に見えている分、まだマシでしょうね。
とはいえ石器時代相当の技術水準で高融点金属なんて無理ゲーだろうと思ってましたが、
まさかバッテリー作成→クロムの洞窟探検→灰重石ゲット→日の出の紫外線で正体判明とか…
ドラマチックにもほどがあるでしょう…!

物語の構成がすこぶる巧すぎて読んでて興奮しまくりですよ。
採掘でのマグマの活躍もそうだけど、
それぞれが得意なことを分業することで問題を解決していくプロセスは、
これも一つの友情の形なのかな、と思います。

それと白夜パパが遺していたものが他にもまだあったとは驚きです。
まさか墓石にガラスで作ったレコードを入れておくとか、
全く予想ができませんでしたよ。

確かに宇宙飛行士くらいのエリートなら有り合わせの材料からレコードくらい作れるでしょう。
もっとも白夜も遺したレコードで息子があんなゲスい作戦を実行しようとするとは、
まったく予想ができなかったでしょうけどね!

それにしても今更ですが、ゲンって普通の漫画なら敵にいそうなキャラですよね。
大樹みたいなまっすぐな主人公を翻弄するライバル役になりそうなのに、
信頼して心強い仲間にするとここまで面白くなるんだなぁ。
ちょっと目からウロコです。

さて、次巻からは千空たちの反撃が始まりますよ。
科学で作ったモノを使っての快進撃は爽快感があるので、
次巻も楽しみですね。

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