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:: 2024/4/12 金曜日::

■[漫画]未来へと繋がる科学「Dr.STONE」27巻

Dr.STONE27巻Dr.STONE27巻
出版社:集英社
原作者名:稲垣理一郎
原作者twitter:稲垣理一郎さん(@reach_ina) / Twitter
作者名:Boichi
紙書籍通販:Dr.STONE (27)
Kindle版まとめ買い:Dr.STONE
DMM電子書籍:Dr.STONE (27)

まさか完結したと思ってた「Dr.STONE」にエピローグ的な27巻が出るとはね…!
ジャンプ本誌に読み切りが載った時にはファンブックに載るのかと思ってましたが、
更に読み切りを追加して27巻として出すとは完全に予想外でしたよ!
もちろん、嬉しかったです!

初っ端から大海原で遭難という「ソウナンですか?」的状況から始まってますが、
都合良く島が近くにあることもないあたり、とても千空らしいと思います。

ただ、どのような状況でも希望を諦めず、
手元の材料から希望を見つけ出すのが千空という男です。
幸いなことに今まで作ってきた科学クラフト素材がある程度あるし、
何よりも頼りになる仲間が居ますからね。
わりと無茶だと思うんですけど、そこはまぁ、千空ですからね!
千空なら有りかな、と納得しちゃいますw

そして残る3話は完全に未来の科学ですね。
金属シリコンを見付けたからってすぐに半導体を作れるあたり、
ちょっとすごすぎですが、確かにバイポーラとかなら出来るのかな?
技術者はいるだろうけど、FETを作るには装置技術的に厳しい気がしますね。
まぁ、初歩的なシリコン半導体でも真空管やパラメトロンよりも小さいでしょうし、
龍水ならBIOSもゼロからプログラムできるでしょうし、余裕でしょう。

ただ、タイムマシンというのは現代の科学でも不可能な領域ですからね。
そこにメデューサという超絶アイテムが有ることで可能性が見えてきたんだけど、
かつてゼノが懸念したように利権や政治で足を引っ張られるわけで…
こんなことが何回も、何十回も有ったからゼノは闇堕ちしたんだろうなぁ…
というのが想像に難くないです。

それはそうと脳天気なクロムがあっさりと結婚を決めてますが…

則巻千兵衛さんといい、ジャンプの発明家はあっさりと結婚を決めるものなのですよ。
とてもクロムらしいと思いますし、
プロポーズを受けるルリが大層可愛らしくて、とても素敵でした。

そして未来科学のキーとなるのが石化装置ことメデューサというのがまた面白い!
人類を苦しめた石化光線によって軌道エレベーターへの道筋が見えてくるとはね…
確かに読み返すと末端部の方が強度が高いという情報は有ったし、
石化した髪でショートしていることから伝導体であることが示唆されてましたけど、
その頃から軌道エレベーターの伏線が張られてたということでしょうか。
凄すぎんだろ…!

問題はテロの標的にされそうなことなんだけど、
国家間のしがらみが21世紀よりもかなり低く、
人類全体でビジョンを共有できている上に、
人類を救済したという実績があるし、転用できる技術が大きいということもあり、
奇跡で積み上がっているからこそ軌道エレベーターへの道筋が立っているんですね。

ただ、それがメデューサが作りあげたものだということに気付いたのがねぇ…
賢すぎるのも厄介ですね。
とはいえ、希望を残してくれたことだし、
千空たちが作りあげる未来の世界を夢見ることが出来るので、
これはこれで良い終わり方だったと思います。

:: 2023/12/4 月曜日::

■[漫画]いざ、上場「トリリオンゲーム」8巻

トリリオンゲーム8巻トリリオンゲーム8巻
出版社:小学館
原作者名:稲垣理一郎
原作者twitter:稲垣理一郎さん(@reach_ina) / Twitter
作者名:池上遼一
作者twitter:池上遼一さん(@Ikegami_Ryoichi) / Twitter
紙書籍通販:トリリオンゲーム (8)
Kindle版まとめ買い:トリリオンゲーム
DMM電子書籍:トリリオンゲーム (8)

桐姫が圧倒的な資本力でトリリオンTVを攻める中、
ハルはスタジオを全て押さえるという一か八かの策に出る。
何とか交渉のステージに上がることができたハルは、
桐姫のD-REXとトリリオンTVの合弁を提案し…

前巻でハルは敵を作らず、味方を増やす戦略をして全員勝者にしたし、
今回も桐姫と潰し合わずに協業することで全員を勝者にしたんだけど、
ドラゴンバンク総帥は前時代的なので敵は全て叩きつぶす戦略なんですね…

この人だけ昭和に生きてますよ。
だからこそ桐姫は離反しようと動くことになるんだけど、
彼女の狙いがよくわからないんですよね…

彼女が言うように通信事業者を押さえたら強いですよ。
現にソフトバンクが強いのはそれでしょうし。
そのためにトリリオンゲームが株式上場するのはわかるんだけど…
桐姫が株を買い占めるなどという簡単でバレやすい手を打つとは思えないし、
何がどうなるのかわからないだけに、ちょっと不安ですね。

それはともかく上場編ですけど、
証券会社の若手営業マンが結構面白いんですよね。
裏技、ハッタリ、演技と何でも使って、
最速かつ最短ルートで突っ走る姿は頼もしいですよ。

ガクが技術で下支えして、ハルが引っ張るだけじゃなくて、
凜々さんたち、色んな人が組み合わさって凄いことが出来上がってるんですよね。
しかし、ヨリヌキの頃から数年しか経ってないのに、
あっという間に駆け上がってきたよなぁ…

それはそうと冒頭で描かれる数年後のガクですが、
彼が指輪を贈る相手はやはり凜々さんなんでしょうか。
数年後にはガクの隣りにハルは居ないけど、やっぱり月か火星に行ってるのか…
それと、ガクが表紙を飾るのは最終巻だったりするのか…
今から色々と気になりますね。

:: 2023/7/26 水曜日::

■[漫画]メディア合戦「トリリオンゲーム」7巻

トリリオンゲーム7巻トリリオンゲーム7巻
出版社:小学館
原作者名:稲垣理一郎
原作者twitter:稲垣理一郎さん(@reach_ina) / Twitter
作者名:池上遼一
作者twitter:池上遼一さん(@Ikegami_Ryoichi) / Twitter
紙書籍通販:トリリオンゲーム (7)
Kindle版まとめ買い:トリリオンゲーム
DMM電子書籍:トリリオンゲーム (7)

ドラゴンバンクからの買収提案を蹴り、逆にドラゴンバンクを買収すると宣言したハル。
資本力に圧倒的な差がある状態なのに、一体どうするのかと思いきや、
今度はAIセレクトショップの時に宣言していたように、
情報メディアを手に入れようと動き出して…

報道を手に入れたトリリオンゲームだけど、
それをそのままネットメディアにスライドさせるんじゃなくて、
現行のメディアの弱点をITの力でカバーするという展開が上手いですよね。

功刀さんは有能だけど、どっぷりと既存の常識に囚われているので、
ガクのような自由な発想が出来ないんですよね。
やはりガクのような地道な努力で培われたITスキルと、
現場の要望を吸い上げる力の両方を持ってる人間は強いです。

ただ、そのような真っ当な人間が綺麗に評価されないのが現実で。
どうしても資本の力という理不尽なものに押し潰されそうになるんだけど、
そこで表に立って出てくれるのがハルなんですよね。

しかもやり方が上手い。
敵を倒すのではなく、味方に引き込んで全員を勝者にしてしまうんですよ。
私みたいな人間だと勧善懲悪が刷り込まれているので、
どうしても完膚なきまでに叩きつぶしたくなるんですけど、
ハルは実利を取る人ですからね。
そもそも敵を作らない戦略なんですよね。

ただ、桐姫は敵というかライバルなんですよね。
圧倒的な資本力を武器に、トリリオンゲームのウィークポイントを攻め、
ワンサイドゲームになるようにぶつけてくるあたり怖いですよね。

もちろんハルがそんなに大人しくやられるわけはなく、
強烈なハッタリをかまして対抗するわけなんだけど…
底辺から積み上げてきたハルには地道な努力をしてくれる仲間が多いのが、
一番の強みなんだなぁ、と思います。

メディア合戦は次の8巻で一区切りになりますが、
ドラゴンバンク戦はまだまだ続きますよ。
楽しみです。

:: 2023/4/11 火曜日::

■[漫画]いざ龍退治「トリリオンゲーム」6巻

トリリオンゲーム6巻トリリオンゲーム6巻
出版社:小学館
原作者名:稲垣理一郎
原作者twitter:稲垣理一郎さん(@reach_ina) / Twitter
作者名:池上遼一
作者twitter:池上遼一さん(@Ikegami_Ryoichi) / Twitter
紙書籍通販:トリリオンゲーム (6)
Kindle版まとめ買い:トリリオンゲーム
DMM電子書籍:トリリオンゲーム (6)

ソシャゲを大ヒットさせたトリリオンゲーム。
ドラゴンバンクにもひと泡吹かせて、順調ではあるんだけど、
ドラゴンバンクは大人しくしているわけもなく、
いきなりボスの黒龍総裁の自宅に招かれて…

流石に大富豪は横綱相撲をするものだなぁ、と思いましたね。

別にあくどいことを仕掛けようとしているわけではなく、
むしろ空売りを仕掛けた時よりも穏当な方法ではあるんですが、
それだけに本気度が感じられてガクブルですよ。
ガクの気持ちもよくわかります。

こういう時だからこそハルのクソ度胸がめっちゃ頼りになるんですよね。
まぁ、いきなりラスベガスに行ったのには驚きましたけど。
それにしても富裕層の楽しみ方とかマジであんなのなんでしょうかね。
納得はできるけれど、ああいった人生の楽しみ方は私には無理だなぁ…
ガクみたいに割引率で頭悩ませるくらいが私には丁度良いですw

しかし、ラスボスだと思ってたドラゴンバンクだけど、
まさかこの時点で喧嘩を売るとは思わなかったなぁ…

資本力に圧倒的な差があろうとも、喧嘩を売る時は売ってしまうハルのクソ度胸が凄い。

社名の通り一兆ドルを目指すトリリオンゲームは、
まずはドラゴンバンク買収に一兆円を目指す、というのは分かりやすいんですけどね。
まぁ、それにしたって凄い額なわけなんですが…

ドラゴンバンクのメディア戦略に先んじて対抗してネットメディアを立ち上げるのはわかるけど、
そこから桐姫とのガチンコネットメディア対決にいったのには驚いたし、
更にハルが報道に手を伸ばしたのには更に驚きましたね。
一体ハルの頭の中ではどういったロードマップが描かれているのか…

先が見通せないだけにワクワクが止まらないです。

:: 2022/11/4 金曜日::

■[漫画]まずはビリオン「トリリオンゲーム」5巻

トリリオンゲーム5巻トリリオンゲーム5巻
出版社:小学館
原作者名:稲垣理一郎
原作者twitter:稲垣理一郎さん(@reach_ina) / Twitter
作者名:池上遼一
作者twitter:池上遼一さん(@Ikegami_Ryoichi) / Twitter
紙書籍通販:トリリオンゲーム (5)
Kindle版まとめ買い:トリリオンゲーム
DMM電子書籍:トリリオンゲーム (5)

ハルにとって捨て石だったソシャゲ開発を本命に育て上げたガク。
資金面では綱渡りなトリリオンゲームだけど、
ハルは相変わらずクソ度胸を発揮して業界のドンを前にハッタリをかまして、
どんどん前に進んでいって…!

ドラゴンバンクという悪役が良い仕事をしてくれますよね。
ハルの自作自演とはいえ空売りを仕掛けてきた時は戦々恐々としましたが、
それを見事に返り討ちにした時の相手の顔を見たときはとてもスカッとしましたよ!
この爽快感がたまらなく面白いです。

そしてガクたちが作るソシャゲだけど、
わりとリアルな数字には驚かされるというか…

そうか… 課金ユーザーって2%くらいしかいないんだ…
私の周りは廃課金勢が多いので、その10倍くらいいると感じてましたけど、
私が構築しているTLがおかしいんだなぁ…w

そして売り上げに対する収入ですが、
やはりITプラットフォーマーの手数料30%はエグいですよね。
AppleとGoogleにはいつかギャフンと言わせてやりたいものです。

出資者への見返りも凄いモノでしたが、
開発者たちへもちゃんと見返りをしっかりするのがハルらしいですよね。
やはり初志貫徹をしてこそって感じですし。
ガクはガクでホームレスになるのもらしいっちゃらしいというか…w

収入ゼロで仕事を続けるとか創業者だからこそというか。
それでもこの数年後には長者番付の上位に食い込むんだからなぁ。
うーん、面白い。

そんなガクに金の匂いを嗅ぎつけた元クラスメイト女子が、
ガクが抱いていたほのかな幻想を打ち砕いちゃって、
ガクがちょっと可哀想でしたね。
難しいよね、金がありすぎるっていうのも…
いつかガクのささやかな夢が叶う日がくるといいな…

:: 2022/7/6 水曜日::

■[漫画]メディア帝国をゲットせよ!「トリリオンゲーム」3,4巻

トリリオンゲーム3巻トリリオンゲーム3巻
出版社:小学館
原作者名:稲垣理一郎
原作者twitter:稲垣理一郎さん(@reach_ina) / Twitter
作者名:池上遼一
作者twitter:池上遼一さん(@Ikegami_Ryoichi) / Twitter
紙書籍通販:トリリオンゲーム (3)
Kindle版まとめ買い:トリリオンゲーム
DMM電子書籍:トリリオンゲーム (3)

トリリオンゲーム4巻トリリオンゲーム4巻
出版社:小学館
原作者名:稲垣理一郎
原作者twitter:稲垣理一郎さん(@reach_ina) / Twitter
作者名:池上遼一
作者twitter:池上遼一さん(@Ikegami_Ryoichi) / Twitter
紙書籍通販:トリリオンゲーム (4)
Kindle版まとめ買い:トリリオンゲーム
DMM電子書籍:トリリオンゲーム (4)

AIセレクトショップを立ち上げ、売り上げの反応からモテに特化することになり、
花をメインに扱い、それがヒットし、本業のフラワーショップに事業売却を持ち込むも、
一ヶ月で売り上げ二千万円を条件に出されたハルとガク。
二人は目標達成に向けて花卉市場で最も激戦区であるホスト業界に乗り込むのだった…!

ハルのコミュ力お化けっぷりからNo.1になるのは予想出来てましたが、
ガクも客の反応を的確にリサーチしてすぐに反映したりと良い仕事してるんですよね。
客が欲しいものを実地で調べに行くハルのコミュ力と、
すぐにそれを要望以上に実現できるガクのITスキルが噛み合って、
目標を達成する爽快感はベンチャービジネスの面白みが凝縮されてて面白かったです。

ただ、そういったベンチャーの上澄みだけを掻っ攫っていくのが大企業なわけで…
既得権益に護られた大企業の老害、という分かりやすい悪役を倒しに行くからハルは格好いいんですよね。
とはいえ、やり方がぶっ飛んでるからガクと一緒に読者の私も驚かされるんですが…w

私はどうしても発想が普通なので地道にコツコツと成長するしか考えてなかったんだけど、
ハルは一気に芸能プロを買収するという奇想天外な手を打ってくるんですよね…
そのための捨て石とされたソシャゲチームには憐憫しかなかったんだけど、
そこをガクが自力で本命に仕立て上げていく流れは、ハルのパートナーとして格好良かったです。

それにしてもソシャゲ開発のために引き抜いてきた蛇島さんですが、
彼の過去が何とも現実世界の悲哀を適切に描いてて、心が虚しくなりますね…

一部業界を除いて、クリエイターに給料が還元される所なんてないですからね。
利益というものは社員ではなく、株主が持っていくものですから。

でも、そういった有能なのに不遇とされている人たちを引き抜く、
というのはハルが初めから言ってましたからね。
今回はそれを有言実行してくれて嬉しかったです。
ソシャゲ稼働でハルとガクという両輪が動き出したのが感じられて、
読んでてとても痛快で嬉しかったです。

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