その着せ替え人形は恋をする 15巻(完結)は7月25日発売!
終わるのは寂しいけれど、五条くんと海夢ちゃんのグランドフィナーレを見届けよう!
:: 2012/12/13 木曜日::

■[漫画]千夜、青年編「戦国妖狐」10巻

戦国妖狐 10 (BLADE COMICS)
著者/訳者:水上 悟志
出版社:マッグガーデン( 2012-12-10 )
コミック ( 164 ページ )
作者サイト:続・みずかみ小屋
作者twitter:水上悟志 (nekogaeru) on Twitter

千夜が龍のムドに勝ち、義輝が死んだ9巻。
この10巻からは更に時が進んだ8年後、
千夜たちが青年になった時代がメインになっています。

今まで謎だった土地神を狂神に仕立て上げ、
全ての元凶である迅火を千本妖狐に変化させた五人組。
その正体と目的が判明し、手探り状態だったのが一歩前進し、
迅火へ後一歩という所まで来たんだけど…?

しかしアレですね。
成長した月湖は…、何というかエロい身体してますよね。(ぉ
ロリじゃなくなったのでそういった趣味嗜好の人は残念かもしれませんが、
私としては性格が変わってないし良いと思いますよ。
おっぱい大きいですし。(ぉ

しかし泰山が再登場したのにはビックリしましたけど
その泰山のキャラがキザなアホっていうのには更にビックリしましたね!
というかオオヤマミツチヒメはこんなのが好きなんでしょうか。
神様の好みはよく分かりませんな…(笑

さて、次回は遂に神雲が復活したりしそうな訳ですが、
数年ぶりの親子の対面がどうなるのか。
毎回意表を突く展開ばかりなので楽しみです。

:: 2012/7/25 水曜日::

■[漫画]楽しみ、笑え「戦国妖狐」9巻

戦国妖狐 9 (BLADE COMICS)
著者/訳者:水上 悟志
出版社:マッグガーデン( 2012-07-10 )
コミック ( ページ )
作者サイト:続・みずかみ小屋
作者twitter:水上悟志 (nekogaeru) on Twitter

足利義輝さん、マジかっけー

いやもう、この一言で充分なんじゃないかと思うように、
義輝が終始輝いていた9巻でした。
何というか、人間超越してるんじゃないかという戦闘力よりも、
その潔すぎる生き様が格好いいっスヨ。

ファンタジー的に色々脚色してはいますが、
史実で語られるチートっぷりは伝わっているのではないでしょうか。
Wikipediaの項目を見ると驚くことに作中の畳に刀の予備を刺していた描写って、
フィクションではなくてノンフィクションだったんですね。
てっきりフィクションだと思ってましたよ…
義輝さんマジぱねぇっす。

そんな義輝だからこそ、迷える千夜にブレることなく助言し、
最期まで満足して逝くことが出来たんだろうなぁ、と思います。
でも正直いって、史実のキャラが余りにも輝いているせいで、
千夜たちの影が薄くなったのも否めないかも…

千夜も記憶を取り戻しても自分の中の闇たちを暴力で従えるのではなく、
義輝に諭され自分で答えを出した上でちゃんとコミュニケートしてムドと対決するのは、
成長が感じられて嬉しかったですね。
それはそうと月湖ちゃん容赦ねぇな!

次回、ついにたまが千本妖狐の情報を手に入れるみたいだけど…
果たしてどうなるのか…

:: 2012/5/31 木曜日::

■[漫画]今の水上悟志の総決算「宇宙大帝ギンガサンダーの冒険」水上悟志短編集(3)

宇宙大帝ギンガサンダーの冒険―水上悟志短編集Vol.3 (ヤングキングコミックス)
著者/訳者:水上 悟志
出版社:少年画報社( 2012-05-30 )
コミック ( ページ )
作者サイト:続・みずかみ小屋
作者twitter:水上悟志 (nekogaeru) on Twitter

げこげこ」「ぴよぴよ」と来たからまた擬音2連続かと思ったら、
「宇宙大帝ギンガサンダーの冒険」というまさかのタイトル!
まぁ、今回はアワーズに隔月掲載された実は連作だった読み切りがメインなので、
読み終わったらこのタイトルが順当だと思えるかと思います。

今回はそのアワーズ掲載の読み切りだけではなく、
ブラコンアンソロの「Liqueur」に収録された「わにあに」
トライガン・マルチプルバレッツに寄稿した「砂の惑星の民」
「惑星のさみだれ」完結小冊子に収録された「太陽の世界」
と、多岐に渡った作品が収録されているコンプリートっぷりですので、
多くのファンにとっては福音となる短編集かと思います。
私も「砂の惑星の民」は手元に残ってなかったりしますしね…

アワーズの連作読み切りは水上悟志さんが自分の殻を破ろうと、
熱血ギャグ、SFファンシー、ホラー、と試行錯誤している感じがビシバシと伝わってきました。
それはやはり事実その通りだったみたいで、色々な葛藤が感じられるんですが、
結局どの作品も水上悟志スピリッツを持っているんですよね。
うーん、なんだろうな、こういった芯となるモノが感じられて、
どの作品にも中毒性の高い魅力があるのは長谷川裕一作品に近い気がする…

「己の拳!!」なんてまっすぐ行ってぶっ飛ばす、右ストレートでぶっ飛ばす、
というどこぞの霊界探偵みたいなコンセプトだけで描かれてますけど無駄に熱くてグッと来たし、
「彼の旅が終わる」は最後に全部繋がっているのが分かってビビっと来て、
それでいてラストが綺麗に終わってそこでもビビビっと来ちゃいましたしね。(擬音使いすぎ
また、既存の水上悟志作品との作者自らによる相関関係図はファン垂涎のモノでした。

それはそうと今回も百鬼町シリーズがあった訳ですが…
ラブコメ好きとしてはやはり今回の「恋の鈴鳴る百鬼町」は見逃せない訳ですよ!
夜明を巡って涼音さんときららちゃんがどう動くのか気になるので、
今から次の短編に期待せざるをえないな…!(←気が早い

■[漫画]お帰りなさい「エンジェルお悩み相談所」新装版

エンジェルお悩み相談所 新装版 (ヤングキングコミックス)
著者/訳者:水上 悟志
出版社:少年画報社( 2012-05-30 )
コミック ( ページ )
作者サイト:続・みずかみ小屋
作者twitter:水上悟志 (nekogaeru) on Twitter

短編集と同日で似たデザインで発売されたこの「エンジェルお悩み相談所」ですが、
元はまんがタイム系列で読み切り→連載されて芳文社から出ていた単行本です。
ただ、初版のみで絶版状態だった上に芳文社は契約で数年間他社で再版できない縛りがあったので、
「惑星のさみだれ」から水上悟志ファンになった人は中古で探すしかなくて、
一部ではプレミアも付いていたとか。

そんなファンの声に応えて少年画報社から新装版として出たのがこの単行本です。
当時のカバー表紙も新装版カバーの下にカラーで印刷されていますし、
当時のカバー下の漫画も巻末に収録されているので旧版持ってない人へのフォローも完璧かと思います。
むしろ当時のカラー原稿も新装版ではしっかりとカラーで印刷しているので、
旧版を持っている人でも新装版を買う価値は充分あると思います。

物語は1話完結のストーリーなんですけど、ある公園のベンチで「天使さまお助け下さい」
と3回願うと剣とラッパを持った白い衣を着たムキムキのおっさん天使が助けてくれるという、
インパクトが抜群な展開で、流石は水上作品だなぁ、と思わされます。

連載からは表紙にあるように美少女だけど割りと毒舌なロリ天使も出てきたり、
途中から悪魔タッグも出てきたりしますが、話の流れ的には、
天使がするのは人の後押しをするだけで、前に進むのは常に人だという所は終始一貫しています。
脱サラしてラーメン屋開きたいおっさんや、馬に金注ぎ込みすぎて飢え死にしそうな女と、
色んな人の背中を押して前に進ませてるんですよね。

水上悟志作品の特長として、読者にサクっと心に刺さる事を描写するというのがあると思うんですが、
この作品では2話の「女同士は困る」で人生は恥の連続というフレーズで、
それをロリ天使に諭されて「恥の連続…ね 苦いぜ」のシーンでしょうか。
うーん、今読み返してもやっぱりサクっと心に来るなぁ。

水上悟志ファンなら是非とも持っておきたい一冊だと思いますし、
カラー原稿の収録の件でも旧版持っている人にとってもお得だと思います。
うーん、この調子で「サイコスタッフ」も再版して欲しい所だけど…
契約的に考えて発売されるとしても来年かなぁ…?

:: 2012/1/19 木曜日::

■[漫画]暴れん坊鳥将軍コンテスト「戦国妖狐」8巻

戦国妖狐 8 (BLADE COMICS)
著者/訳者:水上 悟志
出版社:マッグガーデン( 2012-01-10 )
コミック ( ページ )
作者サイト:続・みずかみ小屋
作者twitter:水上悟志 (nekogaeru) on Twitter

第二部のヒロイン、月湖が黒龍のムドに攫われそうな場面から始まる8巻ですが、
そこへ第一部のヒロインであるたまが成長した姿で颯爽と登場して活躍するという、
ヒロインでありながらヒーローっぷりを発揮するたまが序盤から格好いいです。
まぁ、真介とはすぐに別れるのが残念ですが…

しかしたま以上にインパクトがあるキャラクターが出てきます。
第13代征夷大将軍、足利義輝公が笑いながらの登場!
史実でも剣聖とも言われるほどに武芸に秀で、覇気に溢れた将軍と言われた義輝は、
人と闇の間で揺れ悩む千夜をバッサリと人であると断じ、
豪放磊落でありながら間違いなく傑物であると感じられる雰囲気はとにかく凄いの一言。

そんな人と出会い、また、真介の教えを受けて、
再度の襲撃で攫われた月湖を助けるために千夜は自身の身に潜む、
千の闇たちとコミュニケーションを取ろうとするわけなんですが…
うーん、史実のあの日で、黒龍は松永久秀のもとにいるというのが、
中々に意味深ですね。

タイトルの「戦国」という言葉が少しずつ話に入ってきたり、
山の神の名前がオオヤマミツチヒメだと分かったり、
雷堂斬蔵が再登場したりと色々と盛りだくさんな内容でした。
でもまぁ、一番インパクトがあったのは義輝だよなぁ。
カッケー

:: 2011/8/10 水曜日::

■[漫画]千夜月湖物語「戦国妖狐」7巻

戦国妖狐(7) (ブレイドコミックス)
著者/訳者:水上悟志
出版社:マッグガーデン( 2011-08-10 )
コミック ( ページ )
作者サイト:続・みずかみ小屋
作者twitter:水上悟志 (nekogaeru) on Twitter

6巻で主人公である迅火が神獣に堕ちることで第1部が完結という衝撃的なラストでしたが、
第2部は当然のように主人公が交代。
しかもその主人公というのが迅火と敵対した龍の霊力改造人間、神雲の息子にして、
千魔混沌の魔神の器である千夜。
封印の影響か記憶を失った千夜と抜け殻になったような真介が闇と人間が同居する村で、
心穏やかに暮らし始めた所から物語が動き始めます。

記憶を失った千夜が妙に可愛いというか、子供らしいんですよね。
強い力を持つが故に葛藤と苦悩に苛まされる子供というのも惨いですが…
そうならないように、力及ばずながらも尽力しようとする真介と、
心が強い新ヒロインの月湖が救いになっているように思えます。

そうなんですよ、ヒロインである月湖が可愛い上に格好いいんですよね。
千夜が村を護るために戦った余波で実の父を目の前で失っておきながら、
千夜に恨み言一つ言わず、むしろ自身の力不足を嘆くとか心が本当に強い。
龍という圧倒的な強者を前に千夜を護ろうと立ち向かったりと、
闇の盗賊団の頃からそうですが、一貫して誰かを護ろうと自然と動いていて、
気持ちが良いヒロインなのです。
というか、主人公度ではヘタすりゃ千夜よりも適性あるかも…

第1部から話が続いているようか、当然のように繋がっていますし、
神を狂わす謎の5人衆はまだ暗躍してるようだしと物語はまだまだ深い部分があります。
物語が進むことで堕ちた迅火はどうなるのか、
千夜と月湖がどういった軌跡を歩むのか先が楽しみです。

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