その着せ替え人形は恋をする 15巻(完結)は7月25日発売!
終わるのは寂しいけれど、五条くんと海夢ちゃんのグランドフィナーレを見届けよう!
:: 2025/9/23 火曜日::

■[ラノベ]親の愛、子の想い。「いつでも自宅に帰れる俺は、異世界で行商人をはじめました」12巻

破滅竜の呪いに苦しむママゴンさんとセレスを救うため、
ハイエルフの精霊術士を探して、世界樹の元まで辿り着いたシロウ達。
しかし商人と名乗ったことでハイエルフ達にはギルド”落日”の者と疑われた上に、
ハイエルフの霊体、ミアの件でも問題が起こってしまい…

破滅竜の呪い編もこの12巻で一段落ですね。
どうなることかと最後までハラハラしましたけれど、とても良い大団円だったと思います。
ご都合主義と言われようが、ハッピーエンドが最高だと思うんですよ。
ラストの展開とか素で感動しちゃった…!

ミアの居場所を探してロルフの故郷に辿り着いたのには驚いたけれど、
そこにサジリまで居たのにはさらに驚きましたね。
それにシロウに諭されたように人助けをする変わりっぷりにはもっと驚かされました。
あそこでサクっと処しておかなくて良かったですよ、ホント。
シロウの優しさが巡り廻ってシロウを助けることになってるのが良いんですよね。

それと今回メインとなるハイエルフの幼子のミアとその母ラスリィの物語ですが…
お互いを大切に想い合っているのにすれ違った末の悲劇というのは悲しいですね…
それを助長しているのが偏見に凝り固まった他のハイエルフ達というのが救われませんよ。
ミアちゃんの銀髪も親分の紋章みたいに、何か誤解がある気がするんですよね。
世界樹様はそういったことを教えてくれないのかな…

そして想像以上にギルド”落日”の規模が大きかったけれど、
シロウ達の活躍で半壊に近いくらいに追い込めたように思えます。
ただジルヴァレドはまだ諦めて無いでしょうし、撃退出来たにすぎませんからね…
まだまだ付き合うことになりそうです。

というかアイナちゃんのお父さんが行方不明になった原因の戦争とかも、
ギルド”落日”が関わってるんじゃないかと思っちゃいますね。
その辺はどうなのでしょう?
ステラさんにも長い間会えてないし、
ママゴンさんにラスリィさんと周りに良い母親が増えてきたことでアイナちゃんも寂しく思ってそうだから、
次巻あたりでステラさんに再登場をしてもらいたいものです。

:: 2025/5/23 金曜日::

■[ラノベ]暴力チート縛りプレイでエルフの里へGO!「いつでも自宅に帰れる俺は、異世界で行商人をはじめました」11巻

穏健派の魔王の暗殺を企む悪の商人ジルヴァレドが所属するギルド”落日”
ジルヴァレドと協力関係にある破滅竜もママゴンさんとセレスのお陰で撃退できたけれど、
その呪いがママゴンさんとセレスに悪影響を及ぼしてしまい、
シロウは救うためにハイエルフの精霊術士を捜し求めることになるんだけど…?

ママゴンさんとセレスという暴力チートが封じられてしまったけれど、
それでもシロウには善性と、それに伴う人徳という手札がありますからね。
今まで築き上げてきた人脈を駆使しつつ、
たまのご都合主義での出会いが有ったりでトントン拍子で進んで行くのは爽快感があります。

ハイエルフを探すならハーフのネスカさんが出てくるだろうな、と予想していましたが、
ちゃんと出てきてくれて安心しましたね。
でも、まさかライヤーが煮え切ってないとは思いませんでしたけど…
いや、事情があるのは理解できたんですけどね…
ネスカさんはよく辛抱強く待っていたなぁ…w

そして意外だったのはネスカさんのご両親ですね。
性格はネスカさんとは全然違っていて、
エルフである母親のファナさんは可愛らしさがある人だし、
人間の父親のラーサムさんは初老の落ち着いた人だけど、
妻への愛がとても深い人で驚きました。
いや、伴侶への愛の深さは父親似なのかもしれない…

ファナさんのエルフの里への復讐心(?)が根深かったり、
その里の問題をシロウが商人らしく解決するのは見事でしたけど、
ある程度予想していましたが、今回も次に続くんですね…

”落日”の魔の手が意外な所まで及んでいるみたいだし、
誤解されたシロウがどう挽回するのか気になって仕方がないです。
くそぅ、早く続きが読みたい…!

:: 2024/10/20 日曜日::

■[ラノベ]魔人の里で出会った闇の商人との戦い「いつでも自宅に帰れる俺は、異世界で行商人をはじめました」10巻

オービルで暗躍していた元宰相が用いていた、ドラゴンすらも操れる「支配の首輪」
それを作れるのは魔族くらいだという結論を聞いたセレスさんは、
只人族との和平路線の魔王に知らせ、製作者を調べるつもりだった。
だが、シロウには魔族と元宰相を繋ぐ”商人”の影を察知していて…

やはりというか、今回の陰謀は単巻では終わりませんでしたね。
しばらくは今回出てきた悪の組織的なものとの争いになりそうですね。
何となくですが、アイナちゃんのパパが見付からない理由にも関わってそうな気がします。

さて、今回セレスさんの妹であるミーファちゃん待望の初登場となりました。
病弱なイメージでしたが… わりとヤンデレの素質がおありなんですね…
お姉ちゃん想いな一面があるとも言えるんだけど、
それ故に暴走しちゃうところが多々あるというか…

セレスさんもコミュ力が致命的に足りてないせいで、
色々とやらかして面倒なことになっちゃってますね…
セレスさんは妹のために武力一辺倒にならざるをえなかったのかもだけど、
もう少し気遣いとか、デリカシーとか、そういったものを身に付けた方が良いと思いますw

魔人の里で過ごすことで、魔人の潜在需要を見つけ出して、
Win-Winの取引を生み出すシロウが真っ当な光の商人だとすれば、
今回出てきたジルヴァレドは他人を道具として扱い、
自分だけが利益を一方的に吸い上げる闇の商人なんですよね…

シロウは誠実な人柄と今までの実績、それに色々なチートで何とかやってますが、
ジルヴァレドは非合法で悪辣な手段も平気で取ってくるので、
これはシロウ以外では対処不可能ではないかな? とも思えますね。
ただ、シロウは仲間の力を借りられる商人なので、
シロウ一人の力ではなく、シロウとみんなの力を合わせて対抗していくんじゃないかな?

次の11巻も楽しみです。

:: 2024/2/23 金曜日::

■[ラノベ]仲間のために獣人の里を救え…!「いつでも自宅に帰れる俺は、異世界で行商人をはじめました」9巻

キルファの「婚約者」という嘘をついて里帰りに付き添ったシロウ。
しかし故郷である獣人の里は今では交易都市オービルの方針転換によって獣人が迫害され、
しかもオーガの脅威に曝される危機的な状況に有った…
キルファは里の仲間たちを助ける為に大嫌いなサジリとの婚約を受け入れるんだけど…

待ちに待った後編ですよ!
本当に首を長くして待ってましたが、その期待以上の満足感を得られる素晴らしい9巻でした!

前編を読んですぐに私が思いついたのは、
セレスさんとママゴンさんの暴力でオーガを殲滅するというプランでしたが…
シロウは独裁者ではなくて商人ですから、そんな本能的なプランを採用しませんよね。
まぁ、セレスさんとママゴンさんが先に暴走したからっていうのも多少はあるかもですけど。
シェスはそんな大人達を他山の石として理性的に成長して欲しいものです…w

理性的なシロウが取ったプランはオービルに商会を出して、正規の値段で獣人を雇用する…
というブラック企業潰しのような真っ当なものなんだけど…、
体制側がそんな隙を作ってるはずもないので、
そこはちょっとアクロバティックな方法を取る言いましょうか…
王女であるシェスと異世界行商人の強みを存分に使った方法で、とても納得感がありました。

どう見ても悪役な宰相と大商人たちの罠をバレリアさん、セレスさん、ママゴンさんという、
圧倒的な武力を背景に大闘技会を勝ち登っていくところは爽快感がありましたね!
そして商会としての地位を得て獣人を雇用しても、それでも里の安全に憂いが残るキルファ…
彼女の意志もわかるんだけど、シロウのやるせなさを考えるとキツイですよね…

でも、シロウは今までたくさんの人たちを助けてますからね。
そんなシロウが困っていたら、みんなが助けてくれるというのは最高に嬉しいじゃないですか!
いがみ合っていた獣人たちも恩讐を超えて協力することができるなんて、凄い人徳ですよ!
そしてキルファが望まない結婚式の最中に乱入するとか、ベタもベタだけど、素敵じゃないですか!
これはもう、キルファルートで決まりじゃないの?
と思えるくらいにフラグがビンビンに立っててニヤニヤしっぱなしでした!

シロウの人徳という力で無双するのは最っ高でしたね。
今回の騒動のカラクリと黒幕たちは前編で予想出来た範囲でしたが、
それでこの物語の面白さが色褪せるものではありませんよ。
最後にはシロウがプロレス技で決めてくれたのも最高にスカッとしましたしね!

最後までとても面白かったです。
ただ、魔族関係で不穏なフラグが立ったのがちょっと心配ですね。
次巻はセレスさんがメインの回になるのかな?
このままシロウの商売と人徳で魔族との間にも平和が訪れると良いなぁ…

:: 2023/10/25 水曜日::

■[ラノベ]獣人の里でトラブル発生!「いつでも自宅に帰れる俺は、異世界で行商人をはじめました」8巻

突然キルファから「お婿さんになって欲しい」と頼まれた士郎は、
それがすぐに「婚約者のフリをして欲しい」という意味だと察して、
他ならぬキルファの頼みならと了解し、
キルファの故郷である獣人の里に行くことになっったんだけど…?

初めに言っておきますが、これは前後編の前編です。
読んでる途中で「これ一冊では終わらないのでは?」とは思ってましたけど、
まさかこんな良い所で「つづく」をやられるとはなぁ…
この作品のことだからハッピーエンドになると信頼はしていますが、
もどかしい気持ちになるのは確かですね。

キルファの里が陥っている状況には同情するけれど、
それでキルファに望まぬ結婚を押し付けて自分たちは平穏を得ようとする里の人々を見てると…
その…、ちょっと、軽蔑しちゃいますね…
里長のおばあちゃんは忸怩たる想いをしてそうなのはわかるんだけどね…

キルファもね…、士郎のことを最後まで信じて欲しかったなぁ…
今まで士郎が信じられないようなことをしてきたことを、
間近で何度も見てきたんだから、今回も何とかしてくれるって信じて欲しかったし、
もっと頼って欲しかったです。

まぁ、士郎への信頼は厚いけど、
それ以上に故郷の人々への情も厚いからこそ、
自分を犠牲にしようだなんて結論を出したんだろうけど…
正直、キルファを犠牲に平穏を得ようとする姿を見てると、
士郎の方を大切にして欲しいな、と感じてきちゃいますね。

まぁ、今回の騒動には間違いなく裏があるし、
士郎には暴力はないけれど、資金力と人徳とコネが唸るほどにあるから、
次の9巻ではきっちりと決着をつけてくれると信じてますよ!
前中後編にはならないように、お願いします!

:: 2023/2/25 土曜日::

■[ラノベ]再会と願い「いつでも自宅に帰れる俺は、異世界で行商人をはじめました」7巻

死者と会えるダンジョンでアイナちゃんのお父さんが生きていることが分かったけれど、
ステラさんが手掛かりを求めに旅に出るのは難しく、
デリケートな問題だけあって士郎も声を掛けるのを躊躇っていた。
そんな時に王女であるシェスがニノリッチに移住してくるという話を聞いて…

ニノリッチが儲かっているという情報から野盗集団が多数やってくる、
というのは論理的だけど、野盗集団もドラゴンと魔族がいるという情報を得るべきでしたね。
そして、士郎のお人好しっぷりを知らなかったのが致命的というか。
見事な因果応報っぷりには笑っちゃいましたし、
これをキッカケに保険事業を始める士郎も中々に商売人だな、とも思いましたね。

そしてシェスですが、やはり優しい子ですね。
腹違いの妹のパトリシアのために自分からニノリッチに赴こうとか、本当に優しいですよ。
まぁ、アイナちゃんや士郎に会いたいっていう理由も大きかったんだと思いますけどね。

そしてシェスと会うことでアイナちゃんは心の内を打ち明けることができ、
士郎が用意したプレゼントでその心が決壊し、
ステラさんと一緒に本当の願いを口に出すことができたのは良かったですね…
そして、その願いを後押しすることができる士郎が居てくれたのがアイナちゃんの幸運ですよ。

ステラさんを助けるために白狼の牙が助けてくれるのは士郎の人徳が有ってこそですよね…
アイナちゃんのお父さんが未だに故郷の街にすら帰ってきてないことから考えると、
旅を出来ないくらいの重傷なのか、記憶を失っているのか…
これから先でも士郎の出番がありそうですね。

宝玉、というかビー玉の伏線も出たことですし、
これからも面白い展開になりそうですが、
さしあたってはキルファですね。
たぶんお見合い回避のためのお願いなんだろうけど、
士郎は結構モテるのでまた騒動が起こりそうですね…
続きが楽しみなので、作者さんは健康に気を付けて頑張ってほしいです。

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