その着せ替え人形は恋をする 15巻(完結)は7月25日発売!
終わるのは寂しいけれど、五条くんと海夢ちゃんのグランドフィナーレを見届けよう!
:: 2025/7/22 火曜日::

■[漫画]超能力ジュブナイル・ストーリー「アンダーク 新しい透明な力のすべて」1,2巻

地球から10光年先の暗黒超新星爆発による磁気嵐の影響で、
世界中の若い世代で高熱が続く奇病が流行ってしまう。
その高熱を乗り越えた子供だちは超能力を使えるようになった。
その中でも高校生の姉と二人暮らしの小学生の喜崎杏は生活を便利にすることや、
貧乏を理由にいじめてくる相手にちょっとした仕返しをするくらいしかしてなかったんだけど、
姉の真莉愛は妹を養うために売りをしていたことと、
女衒が妹にも手を伸ばそうとしていることを知って臨界点を超えてしまい…

アキリさんが新作を描いていることに気付いてませんでした。
サンデーGXとか今では扱ってる書店や漫画喫茶を見付けることが困難ですからね…
我ながらアンテナが低くなってしまったものだと思います。

物語は失踪した姉・真莉愛を探す杏の視点で動き出します。
残された僅かな手掛かりから動き出した杏が、
姉の捜索中に出会った同じ能力者の江波るなと、
同世代のハッカー、神太郎と組むことで徒党を組んで、
超能力の謎の解明と真莉愛の捜索をしていくことになるという、わかりやすいストーリーです。

超能力を持つ少年少女達が組んで動くとか、とてもジュブナイルでエモいんですよね。
神太郎は素直になれないところがとても思春期だなぁ、と思うし、
傷にコンプレックスがある江波さんも年頃の女の子だなぁ、と思います。
そして、姉のことを探している杏は愛らしいんですよね…

何も知らない純真な杏にはそのままで居て欲しいけど、
同時に姉の真莉愛が負ってしまった業を知って欲しくもあるというか…
うーん、複雑だ…

真莉愛は真莉愛で、このクソみたいな世の中を少しでも良くしようと動いていると思うんですよね。
妹が女衒に狙われたりしないような優しい世界を創ろうとしているような気がするんですが、
そんな純真な願いすらも老獪な大人達は食い物にしてそうに見えるのが怖いです。

何とかみんな幸せになって欲しいものなんですけどね…
どうなるのかなぁ…

:: 2024/1/7 日曜日::

■[漫画]反逆の中指「BLACK LAGOON」13巻

BLACK LAGOON13巻BLACK LAGOON13巻
出版社:小学館
作者名:広江礼威
作者サイト:Welcome.
作者twitter:広江礼威さん(@hiroerei) / Twitter
紙書籍通販:ブラック・ラグーン (13)
Kindle版まとめ買い:ブラック・ラグーン
DMM電子書籍:ブラック・ラグーン (13)

ロアナプラに居る長身の黒人を狙ったフランスからの刺客「五本指」
自分たちのシマで勝手をやる悪い子たちに連絡会はロックと組んで罠を張る。
「五本指」に裏切れたルマジュールを離反させたロックは彼女を使って罠に誘い込み、
一網打尽にしつつ、ルマジュールは助けるように動いて…

ルマジュールが死ぬんじゃないかと不安でしたけど、
何だかんだで生き残って安心しました。

それにしても意外だったのがレヴィが甘い…
というかルマジュールを受け入れて面倒を見てやってるところですね。
彼女なりに理由があるのは作中で語られている通りなんですけど…
まぁ、ロックの面倒を見ている通り、案外面倒見が良いんですよね、レヴィって。

もう一つ意外だったのがバラライカが納得している点ですね。
彼女に関しては元々合理主義的なところがあるし、
彼女の矜持に触れることをしない限り寛容なところがありますからね。
表の仕事も色々と大々的にやり始めてるし、少しずつ変わっているのかもしれません。

そしてちょっと笑ったのがルマジュールの新しい仕事ですねw

モンモンを背負っているのはある意味、らしいですけど、
描くのが面倒だからあまり裸を描くことがないだろうと思った直後に、
バニーなんだもんなぁ…w
ツラとスタイルは良いから似合ってると思うよ!w

巻末オマケ漫画では過去キャラも含めてみんなバニーになってましたけど、
広江礼威さんは今バニーがブームなんでしょうか。
まぁ、昨年は卯年でしたからね…!
私もバニーガールは好きなので文句なんてあるはずないです、はい。

今回で五本指編が終わったので、次巻から新章ですね。
サンデーGXは購読していないのでまだわからないのですが、
早めに読めることを期待しております。

:: 2021/8/20 金曜日::

■[漫画]5人の女たち「BLACK LAGOON」12巻

BLACK LAGOON12巻BLACK LAGOON12巻
出版社:小学館
作者名:広江礼威
作者サイト:Welcome.
作者twitter:広江礼威さん(@hiroerei) / Twitter
紙書籍通販:BLACK LAGOON (12)
Kindle版まとめ買い:BLACK LAGOON
DMM電子書籍:BLACK LAGOON (12)

ある日ロアナプラに現れた5人の黒スーツの女性たち。
フランス語を話す彼女たちは大柄な黒人男性を殺してまわり、
流石にやりすぎて連絡会に目を付けられた。
そしてその条件に合致するダッチに火の粉が掛かる前にロックは動き出して…

3年振りの新刊で新章開始です。
今まで出自不明で謎だったダッチの素性が少し見えてきた12巻でしたね。
まぁ、まだ確定はしてない状態なんですけども。

しかし今回の新キャラも濃いですね。

黒スーツの女性5人という時点で濃いけど、
垣間見えるそれぞれの事情というのも中々に濃いです。
ロアナプラという悪所でも生き残れる暴力を持ちつつ、
厄介で面倒くさい任務があるというのが濃いんですよね。

ロックが動く動機がとてもロックでしたけど、
ロアナプラにわりと染まってきているのもロックでしたね。
前回知り合った中国人のフォンとは良いビジネスパートナーになってるみたいだし、
居心地の良いポジションを得てきているんじゃないかな、と思うんだけど、
レヴィに言わせればそれはアカンやつなわけで。
難しい場所だなぁ、ロアナプラってのは。

裏切られたら裏切り返して、
鉄火場の中を駆け抜けるとか、本当に怖いところですよ。

表紙を飾ったこのルマジュールは生き残れるのかどうか…
うーん、半々くらいかなぁ…?

ちなみに巻末に20周年記念の記事が収録されてますが、
長い休載期間の理由が正確に載ってましたね。
サボってたとは思わなかったけどうつ病だったとはなぁ…
これはちゃんと公表しなかったのは悪手だったと思いますよ。
何しろ我々世代だと原稿落として逃げた作家の話とか山盛り聞いてるので、
そっちを連想する人がそれなりに出るのは分かりきっていたので。

まぁ、やはり心を壊す前にちゃんと休まないとですね。
呪術廻戦みたいに。
手遅れになる前にね。

:: 2019/8/24 土曜日::

■[漫画]ガール・ミーツ・ヴァンパイアガール「ヴァンピアーズ」1巻

大好きなお祖母ちゃんのお葬式で出会った少女アリア
お祖母ちゃんの言う通りに運命を感じた一花だけど相手は同性の女の子な上に、
彼女の頼みでお祖母ちゃんの遺品を探しをしていたら血を吸ってくるような吸血鬼で…

「ストレッチ」のアキリさんによる新作は、
吸血鬼の少女と人間の少女のガール・ミーツ・ガール漫画です。
やはりアキリさんは一般向けだと百合モノを描くようにしたのでしょうか…
これはこれで良いことだと思います!

悠久の時を生きるアリアの願いが死、というのはわかるけれど、
運命を感じた好きな相手を殺すことなんてできるはずもなく、
逆ギレというか子供の癇癪の如く拒否する一花ちゃん可愛いです。

風呂上がりのアリアの可愛さに感動して震えて、
アリアが長期戦とみて一緒に住むことになったら感動して泣いて、
一緒に住めると実感したらにやけてしまって、
血を吸いたいと言われたらOKしちゃう…

うーん、一花ちゃんってばマジ惚れですな!
良いじゃないですか、女の子同士だって!
問題ないじゃないですか、吸血鬼だって!
だって、運命感じちゃったんだもの!

「ストレッチ」が好きだった人ならOKだと思うし、
人外百合というジャンルが好きな人ももちろんOkだと思われます。
しかし、お祖母ちゃんの千代さんとも友達で、
明治時代の日本を知っているアリア…
一体何歳なんだろう…?

ちなみに血を吸うところまで描かれた第一話は試し読みできます。

:: 2018/11/20 火曜日::

■[漫画]荒野の自由「BLACK LAGOON」11巻

BLACK LAGOON11巻BLACK LAGOON11巻
出版社:小学館
作者名:広江礼威
作者サイト:Welcome.
作者twitter:広江礼威 (@hiroerei) | Twitter
Kindle版:BLACK LAGOON (11)
Kindle版まとめ買い:BLACK LAGOON
DMM電子書籍:BLACK LAGOON (11)

中華人民共和国の電網部隊所属のフォンこと李欣林は、
巨乳インド人ハッカーのジェーンから技術を盗むためにチームに潜入するが、
事前に身元がバレていて試験と称する罠にあっさりとハマってしまう。
ドイツと中国のパワーゲームの結果切り捨てられたフォンに過去の自分を重ねたロックは、
彼女を救うために博打を張ることにして…

BLACK LAGOON、4年半ぶりの新刊です。
作者の広江礼威さんが「Re:CREATORS」に関わっていたこともあり、
長い休載期間がありましたが面白さは変わっていません。
この11巻でフォン編も綺麗に終わっているので、
10巻から読み返すことをお勧めします。

しかし読んでて一番違和感があったのはネット環境とPC環境でしょうか。
作中の時代が20世紀末なことを否応なしに思い出されました。
現代だとタイでもネットカフェどころかネット環境はゴロゴロしてるだろうし、
そもそもディスプレイが液晶じゃないとか、時代を感じすぎですよ。
まさか現代を舞台にした漫画が連載期間中に過去を懐かしむようになってしまうとは…
時代の流れは早いなぁ。

時代は流れても外連味のあるレヴィの銃撃戦も迫力合ったし、
わずかな情報でロックが解決策を見付ける洞察力は面白かったし、
最後にはちゃんと救いがある終わり方だったのにも安心しましたね。
前回のロベルタ編もそうですが、後味の悪いのが多いからなぁ、この作品。

しかしフォンを罠に嵌めたジェーンですが、見事に人を呪わば穴二つでしたね。
ハッキング技術ではジェーンの方が何枚も上手ですが、
人間観察力や裏社会への理解度は圧倒的にフォンが上で、
見事に逆転劇されてるのは痛快でしたね。
これぞ因果応報ですよ。

まぁ、兎にも角にもやっぱり「BLACK LAGOON」は面白い!
と再確認できた11巻でした。
問題は続刊が出るのはまた数年先なんだろうな、ということです。
何しろ来春ゲッサンで新連載らしいですからね。
うーん、オリンピックまでには出ないかな、こりゃ…

:: 2016/9/22 木曜日::

■[漫画]私のご主人様は最高です「蛇沢課長のM嬢」1巻

GXホームで働くやり手エリートの蛇沢課長は成績優秀、イケメン、高身長で人徳も厚いという、
高スペックで女子社員憧れの的…

かと思いきやとある性癖のせいで恋愛対象には見られていなかった。
そう、その冷血そうな人相とは裏腹に蛇沢課長は…

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とてもMだったのです…

この物語はそんな蛇沢課長にご主人様として見初められてしまった蜲川内美々子。
本人はとても不本意そうなんだけど、会社の成績のためにはSっぽく振る舞わないと、
と周りからはからかい半分で言われているんだけど、
実は本人の意志とは裏腹にSの才能があるみたいで…?

とまぁ、何というかとても変態な漫画です。
私はどちらかというとSな方なので、
蛇沢課長にはほとんど共感できないんですが、
それでも美々子さんのドS顔にはちょっとゾクゾクしちゃいますね。

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表紙の時点で中々にクるものがありますが、
本文中で随所に盛り込まれるサドっ気がプンプンする表情は、
前後の話を読むともっとクるものがあると思います。

しかしまぁ、美々子さんのSは本物ですよね。

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これだけナチュラルにご主人様をやっちゃうんだもの…
天性以外のなにものでもないわ…

それにしてもあとがきで月刊ねこだのみから出張掲載依頼があったというのに驚きです。
なんだろう、動物好きはMの資質があるといことなんだろうか…
それとも私が思うよりも世の中の人間の多くはMな人ばかりなのだろうか…
スゴイ世の中になったもんだな…

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