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:: 2016/5/17 火曜日::

■[ラノベ]彼女たちの活躍「魔法科高校の劣等生SS」

魔法科高校の劣等生SS (電撃文庫)
著者/訳者:佐島勤
出版社:KADOKAWA/アスキー・メディアワークス( 2016-05-10 )

今回の「魔法科高校の劣等生」は短編集な上に時系列はちょっと遡って、
13巻の達也たちにとって2回目の九校戦がメインになっています。
更にいうと主体となるのは達也と深雪の二人以外です。
そういった意味でもSSという名前になるのも頷ける内容になっています。

幹比古が過去、魔法力を落とした事故の詳細がわかる「竜神の虜」
エイミィが新競技”ロアー・アンド・ガンナー”に挑み、
今回も達也のバックアップが光りジョージが悔しがる「ショットガン!」
ペア競技も増えた”アイス・ピラーズ・ブレイク”で、
雫とタッグを組んだ花音が頑張りジョージが悔しがる「一人でできるのに」
真夜からの命令で目立つことになった黒羽姉弟が頑張る「目立とうミッション」
レオとエリカのドイツ由来の血の呪縛が判明する書き下ろし「薔薇の誘惑」
この5本が収録されています。

1年生時の九校戦が盛り上がったのに13巻であっさり流されて寂しかったんですが、
今回のSSできちんとフォローしてくれて嬉しかったですね。
達也のエンジニアとしての活躍が見られたのは良かったけど、
そのせいでジョージがまたもギャフンと言わせられていたのは可哀想でしたね。(笑
ジョージも頑張ってると思うんだけど、相手が悪いよね…

それにしてもレオとエリカの腐れ縁ですが、
まさか祖父世代の頃から縁があったとはなぁ…
裏表紙で花嫁なエリカの尻に敷かれる(?)レオの姿は、
案外祖父世代で本当にあった姿なのかもしれませんね。
将来的に二人がレオの想像通りになったらそれはそれで面白いけど…
うーん、二人の心情的にありえない気もするかな…(笑

:: 2016/3/15 火曜日::

■[ラノベ]踊らされた大捜査線「魔法科高校の劣等生 19 師族会議編 下」

魔法科高校の劣等生 (19) 師族会議編 (下) (電撃文庫)
著者/訳者:佐島勤
出版社:KADOKAWA/アスキー・メディアワークス( 2016-03-10 )

うーん、まさかこういう結末になるとは…

テロというのは仕掛ける側が圧倒的に有利とはいえ、
達也ならなんとかしてくれると思っていただけに、
最後の最後でUSNA軍に出し抜かれるとは思いませんでしたよ。
念入りに証拠隠滅されたけど、達也なら復元できるだろうから、
もしかしたらUSNA軍暗躍の証拠を握っている可能性もあるけど…
本文から読み解く限り難しいだろうなぁ。

それにしても達也のリミッターは深雪の封印だけではなく、
深雪の存在、そして深雪への愛情が原因だったとは…
以前達也は否定していたけれど間違いなくシスコンだよなぁ。(笑
そしてそのリミッター解除の方法だけど、
理屈ではわかるけれど、大変にうらやまけしからんものでした。
わかっていたけれど一条の入る隙は全くないよ… 諦めろ一条…

そしてシスコンといえば千葉家の長男ですが…
18巻の様子から危ぶんでいましたが、まさかこんな最期になろうとは…
実力は充分あったのに、あそこまで生命を冒涜する傀儡にされるだなんて、
達也と同じく魔法という存在のおぞましさを感じましたね。
エリカが可哀想だし、藤林さんも可哀想です…

それとは一転して一条将輝の一人称で語れる転校日記ですが、
これはこれでコミカルな感じがして微笑ましかったです。(笑
こういう番外編はアリでしょう。
ちょうど次巻は短編集みたいなので、
こういった達也たちとは別視点の短編集を次巻では楽しみたいと思います。

:: 2015/12/9 水曜日::

■[漫画]彼女たちの才能。彼女たちの努力。「魔法科高校の優等生」6巻

魔法科高校の優等生 (6) (電撃コミックスNEXT)
著者/訳者:森夕
出版社:KADOKAWA/アスキー・メディアワークス( 2015-12-09 )

Kindle版:魔法科高校の優等生 (6)

Kindle版まとめ買い:[まとめ買い] 魔法科高校の優等生

九校戦の新人戦も中盤。
ほのかのバトル・ボードや深雪のアイス・ピラーズ・ブレイクといった、
原作でも語られたエピソードもありますが、
スバルたちのクラウド・ボールといった原作でもアニメでも省かれたエピソードもあり、
スピンオフならではの楽しみがあります。

それにほのかのバトル・ボードのエピソードでも、
彼女が達也に起動式を組んでもらった経緯が描かれてたりと、
原作をうまい具合に補完する話が組み込まれるだけでなく、
三高の四十九院さんとの交流が追加されていたりと、
独自の要素も盛り込んでいるのが中々に面白いです。

独自の要素の中でも一際目立つのはやはり一色愛梨ですね。
スバルの先天的な魔法である認識阻害をねじ伏せる、
努力によって後天的に勝ち取った「稲妻」の魔法は格好良かったですね。
彼女のように努力で頑張る子は結構好きです。
でも、深雪が参戦するミラージ・バット本戦に出ることが決まっているだけに、
あまり明るい未来が見えないのがツラい…

そんな深雪さんですが原作通りアイス・ピラーズ・ブレイクは圧巻でしたね。
一色さんも戦慄するその実力を遺憾なく発揮するだけでなく、
勝ったことそのものより、達也に褒められることにとろける笑顔を見せるのはさすがでした。

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深雪さんは本当に可愛いなぁ。

それとこの6巻では番外編も幾つか収録されています。
原作でも触れられていた中学生時代から九校戦マニアだった雫の番外編も面白かったけど、
ほのかの恋話で渡辺先輩のノロケ話も読んでてニヤニヤしましたね。
うーん、意外と可愛いところがあるじゃないか、渡辺先輩ってば。(笑

:: 2015/11/11 水曜日::

■[ラノベ]踊る大捜査線「魔法科高校の劣等生 18 師族会議編 (中)」

魔法科高校の劣等生 (18) 師族会議編 (中) (電撃文庫)
著者/訳者:佐島勤
出版社:KADOKAWA/アスキー・メディアワークス( 2015-11-10 )

箱根のホテルで会議中の十師族を狙った自爆テロ。
顧傑の死体を操る魔法によって起こされたその暴挙は、
マスコミが煽ったせいで反魔法団体が焚き付けられる世論が形成されるが、
十師族は黙っているだけではなく達也たちを使って顧傑を捕らえようとして…

死傷者が多数出る血なまぐさい事件が起こり殺伐としますが、
この事件の解決に向けて動く間にバレンタインもあるお陰で、
割りと甘いラブコメ臭も漂う中編でしたね。
ほのかの積極的な攻勢もさることながら、
相合傘をする真由美さんも良いラブコメ要員だったと思いますよ!
達也の手を握ろうとして握れないところとかも萌え度が高かったですしね!

一方メインヒロインである深雪さんですが…
今回はおとなしいと思ってましたが、
まさか妹から婚約者へとジョブチェンジしたことで、
立場を失う恐怖心が出てきたことで尻込みしていたとは…!
これもまた萌えるというか、深雪さん可愛い。
大丈夫、達也が深雪さんを捨てるだなんてありえないから!
微粒子レベルでも存在しないよ!

それにしても事件の方ですが…
花音の短絡的な発言には「まるで成長していない…」と感じましたね。(笑
五十里がいつも諭してくれるから成長していないのか、
五十里がいるからこの程度で済んでいるのか微妙なところです。
それに比べて七宝は精神的に成長したな、と。
達也に鼻っ柱をへし折られてから研鑽を積んできたのと、
やはり実家が十師族に選ばれたのが精神的な安定につながったのかと思います。

肝心の顧傑の事件ですが、
テロというのは実行側の方が有利だとはいえ、
達也以外の面子は後手後手に廻るどころか情報を得ることも出来てないとか、
これは四葉が突出していると見るべきか、他が不甲斐ないと見るべきか…
一条なんかはわざわざ関東まで出張っているだけにちょっと可哀想ではありますね。
深雪さんの眼中にもないのが更に物悲しいと言いましょうか… 哀れ…

しかし最後の展開には驚いたなぁ。
これはエリカだけじゃなくて藤林さんも穏やかじゃなくなりそうだし、
一方で深雪に手を出そうとする輩どもは、
達也の逆鱗に触れまくりだと思うので、
下巻がどのような展開になるのかちょっと心配ですね。

:: 2015/11/4 水曜日::

■[漫画]司波達也の実力「魔法科高校の劣等生 九校戦編」4巻

九校戦編も4巻になり、舞台はモノリスコード戦へ。
今まで補欠という立場に甘えていた達也を、
十文字先輩が活を入れて参戦させることになったんだけど、
そこに幹比古とレオも巻き込まれてしまい…

相変わらずこの漫画版は色々と解りやすいです。
文字媒体の原作ではどうしても読者の想像で補うしかなかったんだけど、
漫画だとしっかりとイラスト付きで解説してくれますからね。
アニメだと尺の都合でサクっと進んじゃったからなぁ…
カーディナル・ジョージの「加重系統プラスコード」とか、
漫画版が一番解りやすかったです。

一条たち第三高校との決戦も盛り上がったし、
全体的に良いコミカライズだと思いますよ。
深雪さんだけじゃなくてエリカのブラコンも可愛かったし。
何気に小野先生の私服姿も可愛かったと思います。

それと「魔法科高校の優等生」も同じく九校戦なためか、
最後に優等生のキャラがチョロっと登場してますね。
具体的には一色愛梨が出ていたので興味がある人は確認してみてください。
これは優等生でもこのシーンが出てくるということかもですね。
そちらも楽しみです。

:: 2015/9/17 木曜日::

■[漫画]これが私のお兄様「魔法科高校の劣等生 追憶編」3巻

魔法科高校の劣等生 追憶編 (3) (電撃コミックスNEXT)
著者/訳者:依河和希
出版社:KADOKAWA/アスキー・メディアワークス( 2015-09-09 )

作者サイト:あぅ詰め
作者twitter:依河和希 (wakipedia)さんはTwitterを使っています

Kindle版:魔法科高校の劣等生 追憶編 (1)
Kindle版:魔法科高校の劣等生 追憶編 (2)
Kindle版:魔法科高校の劣等生 追憶編 (3)

大亜連合の侵攻に呼応して蜂起した国防軍の反逆者に銃撃された深雪たち。
深雪の危機を察知して急ぎ戻ってきた達也が固有魔法「再成」を使い、
深雪たちの窮地をギリギリで救ったが、
激情に駆られた達也が侵攻軍を私怨で滅ぼすことにして…

追憶編のクライマックスは深雪の視点からと達也の視点からの両方から描かれています。
深雪視点で見るとお兄様への敬愛が溢れ出ていますが、
達也視点からでは慟哭と憤怒が滾っていますね。

原作では文字媒体なことと文体のせいで感情的に平坦に感じられますが、
漫画ではキャラクターの表情が如実に感情を教えてくれます。

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深雪に達也に深夜に穂波と、
それぞれの感情がよくわかる表情こそが、
この漫画版追憶編の見所だと思います。

これでアニメでは語られなかった追憶編は終わりましたけど、
他にもアンジー・シリウスが転校する話とか二年生編とか諸々残ってるので、
今後も「魔法科高校の劣等生」のコミカライズが楽しみですね。

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