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:: 2019/8/6 火曜日::

■[漫画]集うかつての宿敵たち「るろうに剣心 ─明治剣客浪漫譚・北海道編─」3巻

薫の父、越路郎を探しに北海道にやってきた剣心たちだったが、
鎌倉武士を源流に持つ劍客兵器たちの騒動に巻き込まれることに。
実検戦闘を防ぐためには剣心と左之助だけでは手が足りず、
もっと強者が必要になるが…

より大きな敵を前にして、
かつて敵だった相手が集結するという展開は少年漫画のお約束ですが、
前作からのファンからするとやはり胸が熱くなりますね。
十本刀の中でも生き残って明治政府に囚われているのがいるのは分かってましたが、
“刀狩”の張はともかく、“大鎌”の鎌足はわりと信頼できそうな気がします。
信頼という意味では安慈和尚が一番ですね。

左之助が言う通り獄中でも筋肉が衰えないあたり、
ちゃんと鍛錬は欠かしてなかったんでしょうね…
うーん、その朴訥さというか、生真面目さはなんとも安慈らしい…
その性格からして無辜の民が傷つけられるのを看過するはずがないので、
命を賭けて戦ってくれそうです。

そして十本刀の中でも屈指の実力者であった瀬田宗次郎。

全国フラフラしてるから合流できるか不安でしたが、
明治政府が意外と仕事してるお蔭であっさり捕獲できたのにはちょっと驚きました。
実力の方も天剣の名に恥じないものを維持しているようで頼もしい限りです。

そしてそして…!
北海道編と言えば幕末に詳しい人ならみんな予想していたと思いますが…!

新選組二番隊組長の永倉新八が登場…!
ゴールデンカムイにも出てきてましたが、
やはり幕末から明治にかけての北海道を舞台にした作品なら出てこないはずがないですよね。
予想以上にチャランポランな性格でしたが、
これはこれで有りだなぁ、と思います。

四乃森蒼紫や比古清十郎といった剣心側の面子は揃ってませんが、
劍客兵器はそろそろ動き出しそうですので、
次巻あたりでバトルが始まりそうです。
はたして、誰がどう戦うのか…
るろ剣を読んでた昔の気持ちを思い出しますね。

:: 2018/9/5 水曜日::

■[漫画]北へ…「るろうに剣心 ─明治剣客浪漫譚・北海道編─」1巻

るろ剣と言えばドラゴンボールの連載が終わって落ち目だったジャンプを支えた作品です。
また、作者の和月伸宏さんはアシスタントから尾田栄一郎、武井宏之といった人気作家を排出しており、
二重の意味でジャンプを支えてきた作家だと言えます。

るろ剣の後の「武装錬金」や「エンバーミング」もわりと面白かったけど、
残念ながらるろ剣ほどの長期連載にはならなかったのは悲しかったですね。
でも、昨年からるろ剣の続編である北海道編が始まったのには驚きました。
何しろ本編がとても綺麗な終わり方を迎えていただけに…
実写版が思いのほか良い出来だったのに触発されたとかもあるのでしょうか。

ただ、例の事件で書類送検されてから休載してまして…
今年の初めに略式起訴されてけじめがついたのか、
連載も復帰し、この度単行本が出た次第であります。

るろ剣はハッピーエンドを迎えた良い作品だっただけに、
どうやって続編を作るのかと思いましたが、
まさか、薫の実父が北海道で生きていたという設定を出してくるとは…!

当時読んでいた私もすっかり忘れていた父の死亡設定でしたが、
よく考えれば人誅編でも薫が偽装死していたし、
死んだはずが生きていた、というのは神谷家の血の因縁なのかもしれない…

この北海道編での新キャラはなかなか濃いですね。
志々雄一派の残党であり、無限刃を持つ明日郎。
外国人とのハーフであり自称文明開化の申し子、阿爛。
志々雄一派の生き残りかと思いきや、それだけではなさそうな紅一点の旭。
この3人を交えての北海道行きですが、
彼の地は斎藤一も出張るほどの事態が起こっているようで、
体力が衰えた剣心がどこまで頑張れるのか心配ですね。

左之助も再登場したことだし、続きが楽しみですよ。

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