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:: 2025/11/4 火曜日::

■[漫画]圓明の理が辿り着く先「修羅の刻」26巻

修羅の刻26巻修羅の刻26巻
出版社:講談社
作者名:川原正敏
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桃李の協力を得て、陰陽師として階を登った安倍晴明。
そして時は流れ、安倍晴明の孫にあたる渡辺綱と庚が酒呑童子を打ち倒し、
京都は平和になったかと思いきや、
酒呑童子とはまた別の悪鬼の気配が漂っていて…

安倍晴明編はこれにて完結です。
あとがきで酒呑童子編と時系列がごっちゃになったのを詫びてましたが、
修羅の刻シリーズではそんなこと日常茶飯事なのでファンとしては気にしてないですね…
八雲の次に天斗にいかず、出海をやって、
それから鬼一と辰巳を挟んでから天兵をやったのに何を今更…w

それにしても芦屋道満というキャラの設定をそうするとは…
なるほど、桃李に式神だった兄を殺された意趣返しとは…
三十年以上も憎み続けて、毒と薬の調合と調整を行ってきたんですね。
それでも自分の技を磨き続けた桃李には及ばなかったみたいだけどね!

晴明が言っている通り、桃李は理の求道者なんですよね。
陸奥圓明流の技の大半を体系化したのは桃李だと思ってましたよ。
まぁ、庚が斧鉞を生み出したみたいに、後の世代が編み出した技もあったでしょうが、
それでも奥義は桃李が生み出したと信じてましたよ!

しかしこうなると、龍破や四門が生み出された話も読んでみたくなりますね…
欲を言えば不破圓明流が神威を編み出した話も読みたいけど、
さすがにそれは欲張りすぎかな…
兎にも角にも、修羅の刻シリーズはまだ続いてくれると思ってるので楽しみにしています!

:: 2025/9/24 水曜日::

■[漫画]雲の彼方に「修羅の刻」25巻

修羅の刻25巻修羅の刻25巻
出版社:講談社
作者名:川原正敏
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安倍晴明の元で研鑽を積み、父を越えるために陸奥に戻った桃李。
一方で安倍晴明は内裏の火災を逆に機として、
陰陽師としての階をトントン拍子に登っていくんだけど、
播磨からやってきた智徳法師と道魔法師が術比べを仕掛けてきて…

安倍晴明がいるなら当然、道魔法師も出てくると思ってましたよ。
そして式神とは名ばかりの用心棒を使うならバトルですよね。
もちろんそこには陸奥から帰ってきた桃李がタイミングバッチリで登場するわけですよ。
わかってはいても格好いい…!

しかしまぁ、道魔法師たちが毒を使うというのも面白いけど、
その毒が届くより速く動く桃李の凄いことよ…
初代陸奥を越え、二代目陸奥として圓明流を作りあげた桃李だからこそ、
合理的な動きをすることで圧倒的な速さを見せたんだろうなぁ。

そして桃李の父を越えるまでの話ですが…
とても陸奥らしくて笑っちゃいましたねw
このバカな精神が九十九まで受け継がれているんだから、
本当に陸奥っていうのはバカな系譜ですよ。

さて、次の26巻で安倍晴明編は終わりです。
圓明の理を紡ぎ上げた桃李が何を見出したのか…
陸奥圓明流のファンなら必見ですよ!

:: 2025/8/22 金曜日::

■[漫画]陸奥圓明流の始まり「修羅の刻」24巻

修羅の刻24巻修羅の刻24巻
出版社:講談社
作者名:川原正敏
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野見宿禰の子孫と戦うため、陸奥から京の都にやってきた桃李。
桃李と出会った陰陽師の安倍晴明が導いたのは、
當麻蹴速の子孫で、當麻宿禰 玄速。
当代随一の使い手がぶつかり合うことで、安倍晴明の陰陽の道がどう開けるのか…?

今回、ついに陸奥圓明流の名前の秘密が明かされます。
まさか命名したのが安倍清明だったと…
そして二代目である桃李がその技の基礎を築き上げていくんですけど、
千年後の陸奥圓明流を知っている身としては感慨深いですね。

父である初代が強いからこそ桃李は強くなろうとして技を磨く必要があり、
その組み手の相手として玄速は充分な強さが有ったんでしょう。
競い合える相手がいるからこそ理を解き明かし、技を練り、
少しずつ陸奥圓明流を形にしていくのが面白かったです。

特に安倍晴明の有名な蛙を潰す逸話の元になったエピソードでは、
桃李が無空波の原形となるものを見出すのが良いですね…!
この技を磨いて父親超えをしたのかなぁ…?
だとすると熱いんだけど…

桃李とは一旦お別れですが、安倍晴明編ままだ続きます。
安倍晴明と因縁がある蘆屋道満との対決のエピソードがありますからね。
そこでの陸奥圓明流の絡みも面白いことになりそうなので、
続きが楽しみですね。

:: 2025/7/19 土曜日::

■[漫画]安倍晴明編開始!「修羅の刻」23巻

修羅の刻23巻修羅の刻23巻
出版社:講談社
作者名:川原正敏
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刻は村上天皇の御世、今で言う平安時代。
四十近くでありながら未だ天文得業生の身であった陰陽師・安倍晴明。
彼が呪詛祓をしているところに出会ったのは、
陸奥から野見宿禰の子孫を訪ねてきた桃李という名の青年で…

酒呑童子編で繋がりが示唆されていて、予告がされていた安倍晴明編が開始です。
この23巻はまだ序章も序章っていう感じです。
何しろ桃李が本気で戦ってすらいませんからね。
むしろ本気を出せそうな相手が出てきたところで終わっているので、
単行本派の人はとてもヤキモキしてそうです。

しかしまぁ、安倍晴明と言えば陰陽師として有名すぎですが、
オカルトとは無縁の修羅の刻シリーズで式神をどうするのかという答えが豪快というか…
2000年以降の修羅の刻は史実を綿密に調べた上で作られている印象が強いですけど、
今回はそれでいて大胆な解釈を交えてきましたねぇ…w
いや、まぁ、私としてはアリなんですけどもw

今回の陸奥が立ち向かうのが當麻蹴速の子孫というのは面白いですね。
日本書紀で語られる血筋というだけでも凄いのに、
しかも野見宿禰の血も混じっているとか、
平安時代らしい外連味のある設定で素晴らしいですよ。

陸奥の血としては桃李の親父が修羅と言われる祖のようですが、
次の巻では圓明流の名前の祖が示唆されると思いますのでお楽しみに…!

:: 2024/6/17 月曜日::

■[漫画]斧と鉞「修羅の刻」22巻

修羅の刻22巻修羅の刻22巻
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作者名:川原正敏
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手甲を取り戻しに来た茨木童子を撃退した綱と庚の姉弟だったが、
頼光邸の襲撃自体も陽動で、本命は関白の暗殺だった。
次期関白を狙う藤原道長から酒呑童子討伐の密命を受けた頼光は、
四天王と保昌と共に酒呑童子が住むという大枝山へと向かうのだった…

この22巻で酒呑童子編は完結です。
本命の鬼と修羅の戦いの前哨戦とばかりに、
茨木童子と渡辺綱の戦いが見られるとは思いませんでしたが、
綱は剣術と圓明流のハイブリッドな戦いをしていました。
修羅の刻1巻の陸奥八雲の宮本武蔵戦を彷彿とさせるものがありましたね。

そして肝心の庚と酒呑童子の戦いですが、これがまた凄まじい!

命懸けの戦いに喜んで飛び込んでこそ陸奥とはいえ、
相手は圧倒的な体格差と、鬼と言われるほどの頑強さと膂力を持つ酒呑童子。
いくら陸奥の技があろうとも、圧倒的なパワーを前に無空波でも出すのかと思ったら、
まさか斧鉞を使う…、というよりも編み出すとは…!

でも、確かに庚が金太郎だとすると、
金太郎と言えばまさかりですもんね。
あまりにも当然すぎて逆に失念していたレベルですよ。
その決着の在り方にはとても納得できました。

この時代の陸奥は生まれてまだ数代くらいでしょうから、技はまだ全部編み出せてないのでしょう。
そう考えると中々に興味深く、面白かったですね。
それと前巻で期待したように来年に安倍晴明編があるようなので、
そこでも新しい技の開眼の瞬間が拝めるのでしょうか?
楽しみ。

:: 2024/5/21 火曜日::

■[漫画]京の闇「修羅の刻」21巻

修羅の刻21巻修羅の刻21巻
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作者名:川原正敏
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京の都に蔓延る疫病と、それを省みない関白。
そのような世の中で台頭するのが酒呑童子。
それを良しとしない源頼光が動き出すんだけれど、
意外と鬼たちは賢くて…

酒呑童子編だけど、今回も酒呑童子の出番はほぼありません。
それに伝説上では酒呑童子との戦いよりも前に、
一条戻橋での茨木童子と渡辺綱の決闘がありますからね。
この修羅の刻でもそれをモチーフにした戦いがあるのが嬉しいですね。

茨木童子のエピソードとして有名なのが腕を切られる、というものですから、
どうするのかと思ったら、手甲を装備しているという設定にするのが面白いです。
人外の力を持つから金属製の手甲を使いこなせるし、
綱の叔母に化けるというエピソードから女性という設定にするのも納得です。

そしてその腕を取り戻しに来るという話もちゃんと描かれてるんですけど、
そこで頼光の意外な強さに驚かされましたけど、
それ以上に庚の再登場には「待ってました!」という気持ちが大きいですね。
綱にはない修羅の餓えが庚にはあるので、
俄然、酒呑童子との戦いも楽しみです。

酒呑童子編は次の22巻で終わりですけれど、
庚の母の血筋があやかしということから、
安倍晴明の母との関係が匂う気がするので、
そこら辺も知りたいところですね。

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