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:: 2013/7/7 日曜日::

■[漫画]小坂さん…「高杉さん家のおべんとう」7巻

高杉さん家のおべんとう 7 (フラッパーコミックス)
著者/訳者:柳原 望
出版社:メディアファクトリー( 2013-06-22 )
コミック ( 182 ページ )
作者サイト:柳原望・公式web「天水花苑」/home

うん、判っては居たんですよ。
フラグはビンビンに立っていたし、小坂さんのことを考えるとそれが良いとは判ってはいるんですよ。
年齢的に小坂さんが割りと厳しいのは判ってはいるんだけども!
でもねー…、丸宮兄と付き合うにしてももうちょっと待って欲しかったというか…
読んだ後の、この虚脱感というか寝取られ感というか、
そういうのを感じるのはオタク特有のモノなのでしょうか…

描き下ろしエピソードで、如何にして小坂さんが落ちたのかというのを描いてるのもまたね…!
キャラクターを掘り下げる意味でも重要なのは判りますし、
これはこれで必要だということも重々承知しております!
でもね、これは中々にキツイものがある訳ですよ!
丸宮兄と高杉さんを比べると圧倒的に高杉さんに共感してしまう私としては!

後書きで書かれているとおり高杉さんは「空気を読むが機を逃しまくる男」なんですよね。
それに比べて丸宮兄は「空気は読まないが機を逃さない男」な訳で、
そういった意味でも高杉さんは草食系であり、丸宮兄は肉食系だと思うんですよ。
これはもう本当にそういった性格というか個性なんでしょうね。

高杉さんは失敗は多いけれど性格が悪いわけではないだけに、
何というか応援してあげたくなるだけにもどかしいと言いましょうか。
今回も長年の地道な努力が報われたと思った途端にハシゴを外される展開で、
読んでて悲しくなりましたよ…!
それでも今までの経験から耐性が出来ているお陰でへこたれず、
少しずつ成長を見せてくれる高杉さんを見てると更に応援したくなりますね…!

小坂さんとは本当に”縁”がなかったんだなぁ、とは思うんですよ。
久留里が来なかったら高杉さんは成長せず、小坂さんのハートを掴めなかった訳で…
でも久留里が居るからこそ高杉さんは久留里中心になって物事を考えてしまい、
結果として小坂さんが身を引く事態になってしまった訳で…
何だろうなぁ、「うさぎドロップ」でダイキチとコウキママが結ばれなかった時も思ったけど、
本当に歯痒くてもどかしいものがありました。

そしてそんな風に読後に色々と考えさせられるのも、
ある意味漫画の面白さなのかな、とも思います。

久留里は将来像が徐々に明確になってきた感じはするけど、
高杉さんはまだまだ(過保護気味の)保護者気分から脱してないので、
久留里は苦労することが多いとは思います。
ですが、草食系な高杉さんをスーパーの特売の時に見せる肉食系な勢いで、
是非ともゲットしていただきたい所存であります。

:: 2012/11/4 日曜日::

■[漫画]合縁奇縁、人の縁「高杉さん家のおべんとう」6巻

高杉さん家のおべんとう6 (フラッパーコミックス)
著者/訳者:柳原 望
出版社:メディアファクトリー( 2012-10-23 )
コミック ( 182 ページ )
作者サイト:柳原望・公式web「天水花苑」/home

高校に進学して仲の良かった友達が周りに居なくなり、
元の性格からあっという間にぼっち状態になった久留里。
でも前と違うのはそこから前に進もうという姿勢と、
ハルとの絆を断固として守ろうという決意を持っている所で…

今回は久留里の成長もさることながら、
ハルと小坂さんとの仲も一歩進展したかに見えて、
久留里が中心のハルのコトを知ってしまった小坂さんが、
すっぱりと諦めて前に進んだ所は意外だったなぁ…

これが久留里が来なかったらハルと小坂さんが結ばれていたかというと、
久留里が居たからこそ二人の仲が進んだことを考えると、
やはり「人の縁」というものが二人の間にはもう一歩の所で及ばなかったんだなぁ、
と思わざるを得ません。
いや、ここは久留里とハルの縁の方が強すぎたと言えるのかも?

巻末にはおまけの光くんのエピソードが入っていますが、
まぁ、光くんの想いが報われることはないんじゃないかなぁ…

それと「高杉さん家のおべんとう」のレシピも発売されました。

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「高杉さん家のおべんとう」はマイナー雑誌連載とはいえ、その面白さは本物ですからね。
できればNHKとかでドラマ化とかしてもっとメジャーになって欲しいものです。
アニメ化でも良いけど…、うーん、やっぱりこの作品はドラマの方が合うだろうなぁ。
朝の連ドラとかアリだと思います。(笑

:: 2012/3/26 月曜日::

■[漫画]男とは余計なことをする生き物なんだよ…「高杉さん家のおべんとう」5巻

高杉さん家のおべんとう 5 (フラッパー)
著者/訳者:柳原望
出版社:メディアファクトリー( 2012-03-23 )
コミック ( ページ )
作者サイト:柳原望・公式web「天水花苑」/home

現実の時間と作中の時間がリンクしているために作品内でも卒業シーズン。
ということで表紙は久留里の卒業式の記念写真なんですが…
久留里が温巳の家に来てから3年近く経ったんだなぁ…
3年間で久留里は友だちを作ったり料理の腕が上がったりしたけど、
肝心の保護者である温巳はというと…

今回は温巳が就職するために色々と頑張ってみるんだけど空回りばかりという、
まぁ、何というかいつも通りなんだけど少しは成長もしてるかな? といった所。
何しろWikipediaでは

鈍感で心理的洞察力及びその学習能力に乏しい上にドン臭い。何事にも懸命だがやることが裏目に出て空回りすることが多い。また、研究以外における対人能力にも乏しい。


とボロクソに書かれてますからね!(笑
ここらで一つ良い所を見せて欲しいんだけど…
就職でも久留里の受験でも恩師への謝恩会でも外しまくるという体たらく。
でも教え子にはきちんと指導しているのはポイントアップかな?
まぁ、オチがアレでしたが…

しかし小坂さんは流石に恋をしているだけあって久留里の気持ちには気付いちゃいましたね。
29歳でも恋したら全員女の子ですよ! 恋する女の子は可愛い!
もっとも、その思い人である温巳がアレなのには本当にアレで良いの?
と問いたくなる気持ちはありますが…(笑
まぁ、温巳にも良いトコありますよね! 単純に真面目で良い人ってだけかもしれませんが!
やっぱり鈍感だったり洞察力なかったりするけど…

しかし今回は温巳よりもマルくんの方が成長度が圧倒的に高かったですよねー…
久留里のナイスアシストってのもありましたが、進路相談を機に一気に前に進めた感じがします。
というか丸宮パパさんはちょっとズレてるトコはあるけど良い保護者ですよね。
高杉家とはまったく違った形だけど家族として良い形を今後も築いていきそうです。

あと、丸宮兄と温巳が余計なことやって失敗して成長するというプロセスに共感しまくってて、
何だかんだでこの二人は良い師弟コンビだなぁ、と想いました。(笑

:: 2011/9/23 金曜日::

■[漫画]久留里は友達が少ない?「高杉さん家のおべんとう」4巻

高杉さん家のおべんとう 4 (MFコミックス フラッパーシリーズ)
著者/訳者:柳原望
出版社:メディアファクトリー( 2011-09-22 )
コミック ( ページ )
作者サイト:柳原望・公式web「天水花苑」/home

フラッパーの中でも一押しなのがこの「高杉さん家のおべんとう」
無事に4巻まで出て、看板作とも言っていいかな? と思える今日この頃ですが、
やはり人気の秘密は久留里ちゃんの可愛さかな、と思います。
倹約家なのも可愛く思える、寡黙なスレンダー系黒髪美少女の久留里ちゃん萌え。
基本ポニテなのも好感触!

何だかんだで長く同居生活が続く久留里と温巳。
ちゃんと成長して友達の輪も少しずつ広げている久留里と違って、
成長が緩やかすぎて中々判らない温巳の残念さが際立つ気がします。
というか、鈍感にもほどがあるよ温巳…
誠実で真面目なんだけどねぇ…
小坂さんとの仲は進展してるのかもしれないけど、
久留里の気持ちにもいい加減気付いてあげて欲しいトコです。
でも、久留里ちゃん本人の気持ち的にはどうなのかな?

そんな複雑な高杉さん家とは違うのが、久留里の新しい友達の園山家。
スポーツ一家の思考回路の基本はスポーツで戦いとか、
ある意味判りやすい思考形態で見ててサッパリするものがありますな。
今まで久留里の周りには居なかったタイプですし、
恋愛方面でもいい影響を与えてくれると面白い展開になると思うんですが、
はたしてどうなることやら。

それにしても久留里を連れて色々仕事コミとはいえ旅行するのはいいんだけど、
計画性があるのかないのか判らないのは流石は温巳ですね。(笑
ラオスでの生活は結果的に刺激になって良かったと思いますが、
果たしてこれからの生活にどう影響が出るのか?

喧嘩もできるようになった二人の今後に期待です。

:: 2011/1/28 金曜日::

■[漫画]血縁だけが家族じゃない「高杉さん家のおべんとう」3巻

高杉さん家のおべんとう 3 (MFコミックス フラッパーシリーズ)
著者/訳者:柳原 望
出版社:メディアファクトリー( 2011-01-22 )
コミック ( 181 ページ )
作者サイト:柳原望・公式web「天水花苑」/home

「子は鎹(かすがい)」という諺がありますが、
この作品に当てはめると「弁当は家族の鎹」といった所でしょうか。
特にこの3巻では血の繋がらない丸宮兄弟をはじめ、
血縁と家族が重要なテーマになってくるので、
お弁当の意味合いもちょっと深まった気がします。

丸宮兄とはポスドクの小坂さんを巡る恋の鞘当て気味な草食の温巳ですが、
今回は血縁でない家族を持つ丸宮兄に助言したり、
逆にその助言が自分に返ってきたりと動揺するイベントが目白押しです。
血縁ではないけど、家族になろうと1年半歩んできた二人は、
もう既に家族であると久留里の方が判っているのが何ともこの二人っぽいですね。

そう、久留里が相変わらず可愛いんですよ。
林間キャンプでのクラスメイトとのお弁当とカレー作りを通しての触れ合いと、
それを思い出しての微笑みとかホント可愛い。

そうめん弁当の温巳の失敗も結果としてはクラスメイトと触れ合う機会を作れたから、
結果オーライということで。(笑

そして何と言っても久留里が一番可愛いのは赤面顔!
その中でも温巳のことを「ハル」と呼び捨てして、
それに気付いて思いっきり照れてる久留里が最高に可愛いんですよね!

小坂さんとの恋愛模様も気になりますし、ホント面白い漫画です。
続きが楽しみです。

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