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:: 2011/11/12 土曜日::

■[ラノベ]温泉シーンが追加…、だと…!?「魔法科高校の劣等生」3 九校戦編(上)

魔法科高校の劣等生〈3〉九校戦編〈上〉 (電撃文庫)
著者/訳者:佐島 勤
出版社:アスキーメディアワークス( 2011-11-10 )
文庫 ( 438 ページ )
作者サイト:佐島勤

学内でのテロリスト襲撃事件が終わってしばらく経ってはじまる九校戦。
全国9校の魔法科高校が一堂に会して行われる魔法を用いたスポーツ大会。
一般の見学者も多いということを考えると、
現実における甲子園が近いのではないでしょうか。

今回はWeb版から結構変えてきてるのでWeb版読者の私も楽しめましたよ。
具体的にはエリカが旧世紀の遺物であるブルマを穿いたり、
九校戦のホテルで一年生選手女子が温泉に入ったりとかね!
そこにきっちりと挿し絵を組み込んできたり、
流石は商業ライトノベル誌、あざとい。
良いぞ、もっとやれ!(ぉ

九校戦は成績上位陣が選ばれるので一年生から深雪は当然としてほのかや雫も。
そして達也はCADエンジニアとして参加するんですが、
ここで達也が戦闘力だけでなく、エンジニアとしてのプロの一線で活躍している裏もあって、
中々に興奮する展開になっているんですよね。

ただこの上巻は活躍するのは先輩陣ばかりで達也たちの出番はまだまだ。
もっとも下巻では達也の反則級のエンジニアっぷりと戦闘力が発揮されるので、
今からその活躍が楽しみでたまらないですよ!
既読な私でも挿し絵が入るのが楽しみですし、
今回みたいな良い改変があるのかも気になって来月が楽しみです。
原作未読な人にとっては九校戦の裏で策謀する国際犯罪シンジケートとか、
色々気になるのではないでしょうか。

しかし、Web版を考えると下巻は更に厚くなりそうだなぁ…
多分500ページ近くいくんではなかろうか。(笑

:: 2011/8/11 木曜日::

■[ラノベ]深雪さん、お兄様の敵には容赦ナシ!「魔法科高校の劣等生」2巻

魔法科高校の劣等生 2 入学編 下 (電撃文庫 さ 14-2)
著者/訳者:佐島 勤
出版社:アスキー・メディアワークス( 2011-08-10 )
文庫 ( 288 ページ )
作者サイト:佐島勤

上巻で風紀委員に任命されてしまった達也が巻き込まれる、
部活動勧誘週間という名の(周囲から見て)生意気な二科生への暴力未遂事件。
騒動はありつつもそれなりにある意味学生らしい日常を過ごしていた司波兄妹が、
政治結社絡みの事件に巻き込まれて…

という訳で入学編の下巻が発売された訳なんですが、
Web版からチョコチョコ変えている箇所はありつつも概ね同じ展開でした。
深雪さんの重度なブラコンがカラーピンナップでネタにされたりと、
電撃文庫化することでまた別な面白さが増えたのは確かです。

個人的には壬生先輩のポニテ美少女なビジュアルが特にお気に入りで、
やはり挿し絵があると印象が違ってくるものだなぁ、と思わされます。
深雪さんが可愛いのは元より他の生徒への感情移入度も高まりますしね。
とはいえ、第二のヒロインであるほのかのビジュアルがはっきりしないのは、
先を知る身としては中々にはがゆくもあるのですが。(笑

しかし政治結社という名のテロリストもある意味不幸ですよね。
オールマイティーな天才児の深雪さんは元より、
規格外な達也の生活圏内で事件を起こすもんだから壊滅とか。
テロリスト相手だろうが被害者の先輩相手だろうが、
深雪さん以外全てに等しく冷淡な達也は孤高の格好良さがあると思います。

さてさて、次回は達也の戦闘面以外の凄さも見えてくる九校戦。
次回への伏線は上下巻ともに散りばめられていますので、
そちらを待ちつつ読み耽るのも良いのではないでしょうか。
まぁ、我慢できなくなったらWeb版を読めば良いでしょうし。(笑

:: 2011/7/9 土曜日::

■[ラノベ]近未来魔法世界でのお兄様絶対主義「魔法科高校の劣等生」1巻

魔法科高校の劣等生 1 入学編 上 (電撃文庫 さ 14-1)
著者/訳者:佐島 勤
出版社:アスキー・メディアワークス( 2011-07-08 )
文庫 ( 286 ページ )
作者サイト:佐島勤

二十世紀末に起こった事件を契機に世に知られることになった「超能力」
その「超能力」の研究の果てに「魔法」が技能となり国家により育成されることになった世界。
その世界の日本に設立されたエリート思想の魔法育成機関の一つである通称「魔法科高校」に、
西暦2095年、優秀とされる一科生に一人の妹が、劣等とされる二科生に一人の兄が入学したことで、
一大スペクタクルの物語の幕が開けます。

この作品は小説家になろうで歴代一位を長期間獲得しているWEB小説が下敷きとなっており、
「ソードアート・オンライン」等、WEB発のライトノベルの先駆者である川原礫さんの推薦文にあるように、
最初から商業レーベルとして売り出すにはあり得ない程の緻密な世界観の設定に、
商業では難しい紙幅を考えない長大な構成がこの作品の根幹をなしています。

それ故にWEBでの第一章の前半部分しか1巻には収録されていないので少々尻切れ蜻蛉になっています。
ですので、初めて読む人は来月に発売される2巻まで待ち、一気に読む方が良いかもしれません。
1巻では我慢できなくなって、WEB版に手を出すのもアリだとは思いますが、
電撃文庫版だと約一名がリストラされて3巻以降に登場が延期されていたりと、
少々リメイクされているので違和感があるかもしれません。

良い場面で「つづく」になっているとはいえこの作品の魅力の端緒は1巻でも散見されます。
そう、この作品の魅力の一つは何と言ってもヒロインの深雪さんと言えるでしょう!
度を超した実兄への愛情という、深雪さんの超絶ブラコンっぷりが随所で折り込まれているのです!
また、その愛情を向けられる兄の達也の最強っぷりも魅力の一つなんですが、
1巻では学内で五本の指に入る生徒を秒殺、という程度にしか見せていないので、
まだまだこれから、という所でしょう。
技術面の凄さは第二章、電撃文庫版だと恐らく4巻くらいで判明し、
戦闘面での凄まじさは第三章、電撃文庫版だと恐らく7巻あたりで判明すると思いますので、
それまで小出しで出てくる俺TUEEEっぷりを堪能すれば良いかと。

ちなみにWEB版既読組にとっての魅力はやはり石田可奈さんのイラストでしょうか。
本業はアニメーターだけにあってカラーイラストは非常に映えますし、
作監をやっていた「コードギアス」に近い印象を与えるキャラクターは世界観にマッチしているかと。
カラーピンナップで生徒会の面々の身長が分かるのは想像力を補完してくれて、
なるほどと納得させられましたしね。
また、調整の為に下着姿になった深雪さんをイラスト化したのは流石だな、と思った次第です。(笑

そう言えば石田可奈さんは俺妹でも総作画監督をされたそうですが…
その内、帯や巻末コメントで伏見つかささんor桐乃あたりが出てきそうな気がします。(笑
俺妹も実の兄妹モノだし、伏見さんも元はWEBで小説を発表していたし、
案外繋がりがあるんじゃないかなー、と。
まぁ、そこら辺も含めて2巻に期待です。

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