僕の心のヤバイやつ (10) 特装版 4月8日発売!
夏! 海! 青春!
:: 2014/8/23 土曜日::

■[漫画]若気の至れり尽くせり「俺の彼女が×××を期待していて正直困る」

今回は秋★枝さんのちょっとエッチなコメディ中編!

秋★枝さんの新刊はヤングコミックというちょいエロ系の雑誌で短期連載していた作品で、
小中高と女子校育ちの綾瀬ちゃんが大学生になり、
一つ年上の先輩に恋して告白し、初めてのお付き合いをすることに。
純粋培養で育ったために処女をこじらせてしまい、
少女漫画や本の知識で変な感じに初体験への期待を醸成しちゃって、
それを察した先輩が色々と頑張って…、というお話です。

いやー、これは先輩が大変ですわ、うん。
初体験への過度な思い入れというのも判らんでもないけど、
このムードに追い込まれた先輩には同情せざるを得ない。(笑

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綾瀬ちゃんはおっぱいも大きいし、顔も可愛いし、
何より可愛いモノとかスイーツ系への情熱とかも面白いんだけど、
このエッチへのこじらせっぷりは確かに重荷になるよなぁ…
それでも、二人の男女のお付き合いは仲が良さそうで面白いんだよねー

途中、ちょっとしたすれ違いからアレな感じになって心配したけど、
最後は大学生カップルらしい退廃的なラストになってて、
末永く爆発しろと思いましたね!
くそぅ、私もこんな大学生活を送ってみたかった…!

ちなみに後半は昔「つぼみ」で連載していた百合漫画が収録されてます。
出版社も違う作品なのにまさか収録されるとは思いませんでしたが、
社会人で幼馴染みの百合というのはこれはこれでアリだと思うので、
この機会に読んで欲しいですね!

それと「俺の彼女が×××を期待していて正直困る」の方ですが、
pixivコミックで第一話が試し読み可能なので未読の方はそちらでまずはご確認ください。
まぁ、秋★枝さんの漫画が好きなら未読でいきなり買っても問題ないと思いますけどね!
エッチな雰囲気だけどコメディ感があるので面白いよ!

:: 2014/6/23 月曜日::

■[漫画]恋愛、それは君が見た光「恋は光」1巻

恋は光 1 (ヤングジャンプコミックス)
著者/訳者:秋 枝
出版社:集英社( 2014-06-19 )
作者サイト:ロケット燃料★21

どこかの新興宗教みたいなタイトルですが、ラブコメです。

秋★枝さんがウルトラジャンプという異郷の地での新連載!
まぁ、以前ウルトラジャンプエッグというWeb版で連載持ってたので、
本誌に移籍という出世街道まっしぐら感もありますが。
何にせよ善き哉。

恋をすると角が生えてくるという設定のオムニバスだった前作と違い、
今回は恋する女性が光って見えてしまう男子大学生・西条が主人公の学生ラブコメ。

西条は喋り方も変だし目付きも悪いし貧乏で変わり者。
小学生の頃から付き合いがある北代さんくらいしか友達がいない大学生活の5月。
キャンパスで光り輝く女性が多いのに自分に対して光る女性が一人もいなく、
色々と辟易する中、とある講義で風変わりな女性・東雲さんと出会う。

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この一言がキッカケとなり、気になり始めた西条が取った行動が面白い!
まずは友達になろうと彼女と同性の北代さんに仲介して貰うのは判るんだけど、
学科も違うし、携帯を持ってないし自宅でネットもやらない東雲さんと、
どうやって交流していこうとするかというと…

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まさかの交換日記…!
昭和か!

しかも二人の性格が独特すぎて、交換日記の内容もお互い一方通行だし、
北代さんのフォローでしたデートも客観的には良い雰囲気なんだけど、
お互いの思いは交差していない状態。

北代さんは北代さんで西条のことが好きなんだけど、
妙なフラれ方したし、割りと中庸なポジションで居て、
このままのんびりと少しずつ西条と東雲さんが交流していくかと思いきや、
他人の男を奪い取るのが好きな宿木さんが入ってきてややこしい事態に!

恋する女の子が光るのが見えるという設定がギミックになって、
ただの変人たちのラブコメだけに納まってないのが面白いですね。
宿木さんみたいにちょっと困った系の女の子も、
東雲さんや北代さんのお陰で毒が薄まって見えるのも不思議です。

設定は独特だけど、普通にラブコメ作品として面白いのでオススメです。
第1話は試し読み可能なんでまずはそちらをどうぞ。

余談ですが、この物語の舞台は愛媛大学ですね。
人物名も愛媛だし、西条と東雲さんがデートしたのも松山市内だし。
二人が入った古本屋が、学生の時何度か行った所でちょっとクスっとしました。(笑

:: 2014/2/26 水曜日::

■[漫画]トレードできない恋心「Wizard’s Soul ~恋の聖戦(ジハード)~」1巻

Wizard’s Soul 1 ~恋の聖戦(ジハード)~ (MFコミックス フラッパーシリーズ)
著者/訳者:秋★枝
出版社:KADOKAWA/メディアファクトリー( 2014-02-22 )
コミック ( 157 ページ )
作者サイト:ロケット燃料★21
作者twitter:秋★枝 (akieda_inuilove)さんはTwitterを使っています

秋★枝さんのフラッパーでの新作はTCGバトルでラブコメという、
割りと異色な組み合わせです!
TCG(トレーディングカードゲーム)とか私はそれほど馴染みはないんですが、
遊戯王で遊んでいた今の二十代後半くらいの世代だと馴染みがありそうですね。
今でもヴァンガードとかあるし。
とはいえ、それでラブコメってのもまたチャレンジャーだと思いますが…(笑

TCGが強ければ進学も有利で異性にもモテてお金も稼げるという、
「咲 -Saki-」の麻雀がTCGに代わったような世界で、
平凡な女子中学生だった一ノ瀬まなかが馬鹿な父親がカード詐欺で背負った借金を返すために、
母から受け継いだエゲつない戦法でTCGの大会の優勝賞金を狙っていくというストーリーです。
身内の馬鹿でヒールプレイヤーとなって勝ち上がるのは「Happy!」に近いかも。

しかし、借金を返すためとはいえ淡い恋心を抱いていた瑛太を騙し討ちみたいなやり方で倒し、
ポイントを奪ってでも大会に出場しようとするのは可哀想だなぁ、お互い。
TCGの戦法も相手が嫌がるパーミッションとコントロールを駆使するし、
どうしてもイメージが悪くなりがちになるんだけど、
それをもう割り切っちゃおうとしているまなかが健気で…(つД`)

まぁ、瑛太自身はまなかの事情を知ることで、
純粋にまなかの強さに惹かれていっているのが救いと言えば救いかな。
ダメ親父の借金のせいでボタンを掛け違った恋心だけど、
お見舞いの品の件から考えてまだまだやり直せますよ!

ちなみに私はTCGはリーフファイトですら殆どやったことがないんですが、
割りと何となく雰囲気で判るのでTCGをプレイしない人でも充分楽しめるかと思います。
アレですね、囲碁を知らなくても「ヒカルの碁」を楽しんでたみたいな感じで、
楽しめれば良いんじゃないでしょうか。
それに基本はやっぱりラブコメですしね!
中学生の初々しいラブコメ展開を待ってます!

:: 2012/12/24 月曜日::

■[漫画]お二人とも末永くイチャラブしてください!「煩悩寺」3巻

煩悩寺 3 (フラッパーコミックス)
著者/訳者:秋★枝
出版社:メディアファクトリー( 2012-12-22 )
コミック ( ページ )
作者サイト:ロケット燃料★21
作者twitter:秋★枝@(日)東シ-62a (akieda_inuilove)さんはTwitterを使っています

小沢さんと小山田くんのバカップルのイチャラブっぷりを堪能するという、
最後までただただそれだけの内容の作品なんですが、そこがまた良かったです。

通い妻というより9割同棲状態の小沢さんと小山田くんの二人は、
全くケンカをすることもなく、恋敵とかも影も形もなく、
マイペースにバカップルライフを送るだけの日常を過ごしている訳ですが、
そこがまた魅力に溢れていてニヤニヤするんですよね!

時にはYES/NO枕について真剣に考えてみたり。

YES NO枕

時には街中でデートしたり。

街中デート

時には小山田くんが作ったプラモで遊ぶ小沢さん(アラサー)を見られたり。(笑

ロボんのうじ!

そんなこんなでひたすらケンカをすることもなく、
むしろケンカをしないことに小沢さんが悩んだりするという、
もうひたすらノロケばかりの内容で素晴らしかったです。

最後まで二人はマイペースなイチャラブっぷりでしたし、
小沢さんの結婚に対する悩みとかも小山田くんの包容力で、
あっさりと乗り越える所はこの二人らしいなぁ、と思いましたね!

プロポーズ

それと巻末の描き下ろしのエピソードには更に悶絶させられましたよ!
丁度クリスマスシーズンにこのネタとか最高じゃないっすか!
あーもー、二人とも末永くお幸せに!

:: 2012/9/21 金曜日::

■[漫画]恋に角は付きものだ。「恋愛視角化現象」上

恋愛視角化現象 上 (ヤングジャンプコミックス・ウルトラ)
著者/訳者:秋 枝
出版社:集英社( 2012-09-19 )
コミック ( 186 ページ )
作者サイト:■□■ロケット燃料★21■□■

「恋をすると額に角が生える。」
思春期にのみ起こる、そんな現象が確認されてから50年。
そんな時代に生きる恋する少年少女の、
一風変わった独特な、秋★枝さんらしいオムニバス形式の恋愛漫画です。

元々はウルトラジャンプエッグで連載されていたんですが、
途中からウルトラジャンプ Webで連載していたのが単行本化されました。
だからか結構知名度は低いのですが、秋★枝さんファンは勿論のこと、
それ以外の人にも読んで欲しいです。

上巻には主に二つのグループの話が収録されているのですが…、
どちらにも共通しているのが「角」がある故の恋のから騒ぎ。
恋をすると角が生える、という世界であるが故に付き合っているのに片方に恋が生えないと、
ただそれだけで不安になってしまう、という心情が恋物語の良いエッセンスになっています。
正に”恋愛の視角化”しているからこその心の機微が愛しかったり切なかったりと、
かなり面白いんですよね。

小野田くんと付き合っていて、ちゃんと好きなのに角が生えないのに悩む芹沢さん。
そんな角があるが故の独特の話もあるし、逆に、
好きな人が出来ても臆病で何も行動を起こさなかった浅葱が、
親友がその人に告白して、成就したら暗い嫉妬を抱いている自分が嫌で…
というオーソドックスでありながら、角が話を転がす為のモノまであります。

”角”という独特のモノがありますが、そう大して身構えることもなく、
普通に恋愛漫画として楽しめば良いと思います。
現在、芹沢さんがヒロイン1話が公開中なので、取りあえず読んでみると良いと思います!
まぁ、ウルトラジャンプの問題か画質結構悪いので読みにくいかもですが…

■[漫画]角も恋も十人十色「恋愛視角化現象」下

恋愛視角化現象 下 (ヤングジャンプコミックス・ウルトラ)
著者/訳者:秋 枝
出版社:集英社( 2012-09-19 )
コミック ( 194 ページ )
作者サイト:■□■ロケット燃料★21■□■

下巻は角関連の話の恋物語でも結構変わった話になっています。

先ずは大学の研究室で角に関して生物方面から研究をしている女性、倉橋愛の話。
元々違う研究をしたかったんだけど、コミュ力の問題から研究室をたらい回し状態で、
結局人気のない教授のトコに配属されて二人だけの研究室に。
愛ちゃんが学生時代からの友人の直樹と居酒屋で愚痴を吐き出しながら、
色々と思い悩んでいく、結構な変わり種な内容となっています。

他にも恋をすると視角化されるが故に問題になるのがアイドルとかそういった方面。
ある日声優の柚希ちゃんはいきなり角が生えてしまって、
プロデューサーの片瀬さんはアレコレ考えたり仕事のことに付いて指摘したりと、
仕事に対する話がメインだったりするんですが、これはこれで面白いです。

他にも書道の選択授業で一緒になった本間くんが内村さんに恋をして、
内村さんに角が生えるまで、お試しの一ヶ月をお願いするのもダメで、
それでも情けなくとも更に延長してと、本間くんのキャラが中々に笑えますね。(笑
それと内村さんがなんかエロいのには激しく同意せざるをえない。

また、サチと龍之介の幼馴染みな二人な話もありますし、
最後には今までのキャラのエピローグが収録されていてこちらもまた良いです。
個人的には成長した伊達さんがやたら可愛かったですね!
いやー、女の子って恋すると変わるんですなぁ…

みんな恋すると角が生えるという現象はあれども、
普通に恋する人たちばかりで面映ゆいロマンスが多くて読み応えがありました。
上下巻が同時刊行されているので両方一気に読むことをお勧めします。

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