僕の心のヤバイやつ (10) 特装版 4月8日発売!
夏! 海! 青春!
:: 2008/8/11 月曜日::

■[漫画]イカ娘の旨味が濃縮された1冊「侵略!イカ娘」2巻

侵略!イカ娘 2 (2) (少年チャンピオン・コミックス)
著者/訳者:安部 真弘
出版社:秋田書店( 2008-08-08 )
定価:¥ 420
コミック
ISBN-10 : 4253214029
ISBN-13 : 9784253214025
作者サイト:The Longest Runway Ver.6 – Mlracle Pot Style –

毎週8ページの緩めのほのぼのギャグストーリーは相変わらず。
海から侵略してきたはずのイカ娘は海の家でこき使われ、
アメリカからきた外人さんには宇宙人として扱われたりと、
新キャラは出るも1巻のノリと変わらず安心して読める展開です。

イカ娘がね、可愛いんですよ。
侵略者のはずなのに自販機の下で小銭漁ったり、
たまたま手に入れた1万円で好物のエビを買い占めたり、
何というかアホなとこも可愛いし、
それでいて数学を楽々解いたり、霊を怖がらなかったり、
何というか不思議な魅力に充ち満ちているのです。

そういや一度だけ触手が役立たずになっておかっぱになってたけど、
やっぱりイカ娘は触手のロングヘアー(ヘアー?)が一番だよなぁ、
とシミジミと思う次第であります。

チャンピオン連載とマイナーだけど地味に良い漫画なんで、
是非読んで欲しい漫画です。
近所の本屋には1冊も置いてなかったけど…(つД`)

:: 2008/7/8 火曜日::

■[漫画]オタク×自転車ロードレース「弱虫ペダル」1巻

弱虫ペダル 1 (1) (少年チャンピオン・コミックス)
著者/訳者:渡辺 航
出版社:秋田書店( 2008-07-08 )
定価:¥ 420
コミック
ISBN-10 : 4253214517
ISBN-13 : 9784253214513

アニメやガチャポンを愛する高校に入学したばかりの主人公、小野田坂道。
体育会系にコンプレックスがあり、オタク仲間を渇望する坂道は、
お金がかからないという理由だけで秋葉原まで往復90kmを自転車で走破してしまう。
斜度20%の急な坂道も歌いながら登り切ってしまう坂道の脚力に、
同じ新入生の自転車レーサー今泉が驚愕する所から物語は動きだします。

昔から自転車漫画は案外多く出ているのですが、主人公がオタクというのは珍しいです。
電車代をケチって自転車を使ったり、大きい声で高圧的な体育教師が苦手だったり、
オタクな話を語り合える友達が欲しかったりと共感できる所が多いんですよね。
そういった主人公だからこそ持つロードレースのポテンシャルが、
自転車競技と出会うことで花開いていくだろう展開は凄く面白く興奮します。

そして坂道の才能に目にとめる努力家の今泉に自転車オタクの寒咲さん。
中学の頃、ある大会で1位と大差をつけられてから一層の努力を重ね、
全てのことに勝とうとする今泉の姿勢は嫌みがなく好感が持てます。
寒咲さんもオタク蔑視せず、的確に自転車のアドバイスをしてくれたりと、
無くてはならないキャラクターなんですよね。

身近な乗り物をテーマにその奥深さを描く自転車漫画。
主人公がオタクというユニークな部分がキャッチーであり面白く、
才能が見出され、花開いていく王道展開は少年誌的でありハマるものがあります。
まだ1巻と序盤ですが、これからの展開が非常に興味深く楽しみな作品です。
オススメです。

:: 2008/3/11 火曜日::

■[漫画]こんなほのぼの侵略者はイカが?「侵略! イカ娘」1巻

侵略!イカ娘 1 (1) (少年チャンピオン・コミックス)
著者/訳者:安部 真弘
出版社:秋田書店( 2008-03-07 )
定価:¥ 420
コミック
ISBN-10 : 4253214010
ISBN-13 : 9784253214018
 
作者サイト:The Longest Runway Ver.6 – Mlracle Pot Style –

進む海洋汚染、止まらない不法投棄。
母なる海からの怒りを伝えにやってきた使者は妙に萌えなイカ娘だった!
とまぁ、スペクタクルな冒頭とは裏腹に中身はゆるく楽しい作品で、
侵略の足掛かりにする予定の海の家で壊した壁の弁償でこき使われたりと、
「ケロロ軍曹」に近いものがあります。

「バキ」や「GAMBLE FISH」といった濃い作品が多いチャンピオンの中で、
ページ数が少な目のゆるいギャグ漫画は安心できるポジションが望まれる傾向にあり、
この「イカ娘」はそれを十二分に満たしている作品だと思います。
大きな感動や抱腹絶倒するような展開はないけれど、
安心して楽しめるという、簡単なようで難しい面白さを提供してくれます。

あからさまに媚びるような萌えはないけれども、
間違いなく萌えジャンルに分類されるイカ娘が、
イカなのに触手が攣って溺れたり、触手が子供に大人気だったりと、
ほのぼのコメディを演じるのは微笑ましいものがあります。

読者層も狭く、年齢層も高そうなチャンピオンですが、
子供から大人まで楽しめるこの作品は案外ポテンシャルが高そうな気がします。
ケロロ軍曹が雑誌の名を冠するぐらいに成長したことからも、
衰退するチャンピオンが復活する為の起爆剤になったりは…
流石に無理かもしれないけど、成長には期待はしたいです。

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