僕の心のヤバイやつ (10) 特装版 4月8日発売!
夏! 海! 青春!
:: 2012/12/10 月曜日::

■[ラノベ]『あの人』から『お兄様』に変わった日「魔法科高校の劣等生」8 追憶編

魔法科高校の劣等生(8) 追憶編 (電撃文庫)
著者/訳者:佐島勤
出版社:アスキー・メディアワークス( 2012-12-08 )
文庫 ( 296 ページ )

Web版でも屈指の人気エピソードだった追憶編が遂に発売!
今まで何度か断片的に語られてきた3年前の沖縄戦。
深雪さんが一度死んで、達也に蘇らせて貰い、
風間玄信が司波達也という逸材と邂逅し、
マテリアル・バーストという戦略級魔法が実用され、
そして、深雪さんが重度のブラコンとなった3年前の物語です。

まだ中学に上がったばかり&遅生まれということもありロリ度が高い深雪さんは、
現在の美少女然とした”美しさ”ではなく”可愛らしさ”が出ていて良いですよね!
また、当時自分のガーディアンとして使用人の如く振る舞い、また扱われる達也を持て余し気味という、
現在の深雪さんを知っていると違和感がかなりある振る舞いには驚かざるをえないと思います。

でも逆にツン期の深雪さんというのは非常にレアであり、
更にロリ的な可愛らしさも併せ持っているのでそういった趣味の方々にはご褒美かと。(笑
達也のことを異性として意識し始めている思春期な深雪さん可愛いよ深雪さん。

そして深雪さんと同じく中学に上がったばかりなのに、
軍人相手に体術で無双しまくる達也さんマジぱねぇっす。
大亜連合の軍隊相手にも後に「摩醯首羅」と呼ばれる程の狂乱を見せ、
ぶっつけ本番でマテリアル・バーストを発動させるとかホント凄いですよねー…

達也が深雪さんへの深い愛情しか残っておらず、
”七つの大罪”を連想する激しい感情が消去された逸話なども語られていて、
「魔法科高校の劣等生」という作品の根幹を成すエピソードが詰め込まれているので、
かなり読み応えがあると思います。

また、Web版からの改稿は随所に盛り込まれた補足説明だけではなく、
深雪さんの萌え度をアップさせるエピローグの追加。
そして四葉が魔法世界で「アンタッチャブル」と称されるようになった、
30年以上前に起こった悲劇にエピソードが追加されていてかなり驚きました。
うーん、四葉という組織が恐れられている理由と大亜連合が魔法後進国な理由に関連があたっとは…
こういった深い世界観の設定が「魔法科高校の劣等生」という作品の魅力の一つだよなぁ。

それとあとがきにも語られてますが、今月末にオーディオドラマDVDが発売されます。
CDじゃなくてDVDとは珍しいなぁ、と思ってましたがその理由が面白かったです。(笑
今回の追憶編が4時間2分という大ボリュームで収録されているだけではなく、
書き下ろしの短編小説が約40ページ分あるということですので、
原作ファン的にも必須アイテムかと思いますので是非ゲットしたい所であります。

オーディオドラマDVD 『魔法科高校の劣等生』
アスキー・メディアワークス (2012-12-20)
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:: 2012/9/12 水曜日::

■[ラノベ]灼熱のハロウィン「魔法科高校の劣等生」7 横浜騒乱編(下)

魔法科高校の劣等生(7) 横浜騒乱編< 下> (電撃文庫)
著者/訳者:佐島勤
出版社:アスキー・メディアワークス( 2012-09-07 )
文庫 ( 344 ページ )

論文コンペを狙った外国からのスパイ活動を防いで一息つけたかと思ったら、
横浜でのコンペ当日に会場へスパイ集団が襲撃…、どころか横浜港から軍隊の侵略を受け、
大亜連合軍と国防軍との命を奪い奪われる戦争状態に。
そして達也は風間少佐の命令によって特務兵として参戦することになり…

はい、という訳で司波兄妹、特に達也の隠された実力が明らかになる7巻です。
九校戦で上官の風間少佐に「戦略誘導ミサイル」に匹敵すると例えられていたのも誇張ではなく、
事実たった一つの魔法で戦艦どころか基地ごと壊滅させる規格外っぷり!
エリカやレオも秘術を持って大亜連合軍の正規兵を戦車ごと叩き斬る俺TUEEEをやってくれましたが、
達也に関しては最早レベルが違いますよねー…

Web版に対しては大きな流れでは変更はないですが、ちょこちょこ補足的な説明が入っていて、
初見でもかなり判りやすくなってるなぁ、という印象です。
特に大きく変更されているのは、魔法協会支部に対しての終盤での奇襲は丸々追加分になりますね。
呂剛虎との総力戦が追加される事でDEBANが少なかった渡辺先輩にスポットが当たるようになってたり、
陳祥山が繰り出す奇門遁甲に対することで深雪さんの圧倒的な力量を見せつけたりと、
色々と改善されていて、読み応えが更に増していましたね。

今回恐ろしい力を魅せつけた達也の秘密諸々については次巻で明らかにされるはずです。
今回で伏線になっている3年前の沖縄戦の話も絡めての話になりますのでお楽しみに。
そして伏線と言えば、九校戦のラストで無頭竜の関東支部の面子を消した時に、
「Demon Right」と言ってたのも伏線になっていたのにお気づきでしょうか。
上巻でも戦略級魔法を開発した、と達也が地の文で言っていたりと伏線がかなり散りばめられていますので、
もう一度読み返すと更に面白いと思われます。

それと中断されてしまった論文コンペの内容ですが、これもしっかりとしていましたよね。
魔法という技術を使った上での科学的に有意な事例を考察している当たり、
作者の構成力、というか妄想力が半端ないな、と感じられる次第であります。

■[ラノベ]コミカライズ第一弾「魔法科高校の劣等生」1巻

魔法科高校の劣等生(1) (Gファンタジーコミックススーパー)
著者/訳者:佐島 勤 きたうみ つな
出版社:スクウェア・エニックス( 2012-09-10 )
コミック ( 181 ページ )

現在話題沸騰中の「魔法科高校の劣等生」のコミカライズの1冊目になります。
電撃大王の方が深雪さん視点の外伝に対して、これは達也視点の原作そのままのですので、
新規ファン向けの内容になっております。

作画はToHeart2のコミカライズ等をやっていたきたうみつなさんで、
林ふみのさんも構成で参加しています。
原作を忠実にコミカライズしていますが、
まさか原作のカラーピンナップの構図に似せてくるとは思いませんでしたよ。

冒頭は原作4巻の九校戦の深雪のピラーズブレイク第一試合から始まってインパクトを強めてますが、
物語自体は原作1巻の冒頭から忠実になぞっていて、達也と深雪の入学から服部との模擬戦までが収録。
割りと区切りが良いとこまでになっているので、1巻としては妥当じゃないでしょうか。

コミカライズされたことで原作だけではわからなかった所が色々と補完されているんですよね。
例えば一科生と二科生の諍いの時のそれぞれの立ち位置だったりと言った人物的な事の他、
設定をビジュアル的に補完することでより判りやすくなってたりとかね。
八雲師匠のビジュアルってあんなだったんだ…
そしてCADって「シーエーディー」って発音するんだ…
てっきり製図用のアレと同じく「キャド」って発音するものだと思ってただけに、
少なからず衝撃を受けましたですよ。(笑

ちなみに電撃大王でやっているコミカライズは来月発売ですので、
そちらの方もチェックしたら良いかと思われます。
どちらも深雪さんの可憐さと重度のブラコンがよく分かるコミカライズになっております。(笑
「魔法科高校の劣等生」はこれから間違いなく来る作品ですので要チェキですよー

:: 2012/7/13 金曜日::

■[ラノベ]ラブコメ成分大幅増量!「魔法科高校の劣等生」6 横浜騒乱編 (上)

魔法科高校の劣等生〈6〉横浜騒乱編〈上〉 (電撃文庫)
著者/訳者:佐島 勤
出版社:アスキーメディアワークス( 2012-07-10 )
文庫 ( 363 ページ )

「全国高校生魔法学論文コンペティション」のサポートメンバーに選ばれた達也が、
大亜連合からのスパイ兼テロリストたちに公私ともに被害に遭うのが今回のお話。

Web版ではやたらと硬派だった本作ですが、
担当の三木さんの手腕か、今回もラブコメとお色気成分が増量されており、
そういった方面が好きな私としては大変ニヤニヤできる次第であります。
しかし、まさかエリカの半裸姿を拝めることが出来るとは…
案外エリカはお色気要員なのか…?

もちろん硬派な加筆も大幅に入っており、
特に大亜連合からのスパイ集団とかWeb版では描写されてませんでしたからね。
白兵戦のエース級のバトルとか中々に唸らされるものがありましたよ。
しかし千葉修次って本当に強かったんですね…
妹のエリカの尻に敷かれているだけのイケメンじゃなかったんだ…(ぉ

ただ、今回は九校戦の時と同じく達也本人の活躍は少なめです。
下巻では本領を発揮しまくりなので再来月までお待ちいただくしかない訳ですが…
達也の無双っぷりは九校戦の時以上ですので、
今から期待を高めておいても充分報いることが出来るかと思います。

Web版既読者の私ですけど、上巻でのこの書き下ろしの量を考えると、
下巻も十二分に楽しめそうです。
うーん、それにしても白兵戦無双な呂剛虎って…、どう考えても当て馬だよなぁ…

余談。
FLTが四葉の名前そのまんまなのに何でみんな気付かないんだろう…?
とか思ってましたけどその理由がスパイの人たちにより明らかになりましたね。
なるほどなぁ…

:: 2012/4/12 木曜日::

■[ラノベ]司波深雪女王陛下のご降臨「魔法科高校の劣等生」5巻

魔法科高校の劣等生 5 夏休み編+1 (電撃文庫 さ 14-5)
著者/訳者:佐島 勤
出版社:アスキー・メディアワークス( 2012-04-10 )
文庫 ( 366 ページ )

今回は短編集ですが時系列的には4巻の続きになっていて、
九校戦のその後の各人の夏休みの過ごし方と、
新学期に入ってから始まる生徒会選挙の話で構成されています。

「夏の休日」
達也たち1年生組が雫の家のプライベートビーチまで遊びに行って、
恋する乙女なほのかが頑張って、達也が深雪との板挟みになるお話。
こちらはWeb版で読んでたんですがおっぱいポロリのアクシデントが変更されてますね。
それはそうとここに挿絵が入ると期待していた読者は私だけじゃないと思う。(笑

達也の秘密に少し触れてますが、ここら辺は横浜騒乱の次のシリーズで明かされると思います。

「優等生の課外授業」
1巻から良いトコなしの森崎くんが頑張るお話。
まぁ、森崎って名前自体が呪われてるという…(キャプテン翼脳
何だかんだで知らぬ所で達也の行動の余波を食らってるトコに運命を感じます。(笑

「アメリア・イン・ワンダーランド」
九校戦でチョコっと出番があったアメリアこと明智英美の実家のお家騒動に、
遊びに行った先のテーマパークでバイトしていたクラスメイトの十三束が巻き込まれて…
というお話。
留学関連の話も出てきましたが、実はこれはかなり先の伏線だったりします。

「友情と信頼とロリコン疑惑」
これは書き下ろしで、三校の一条と吉祥寺のホモップルの話です。(ぉ
ロリコン云々よりもこれはホモホモしいと言いましょうか。
うむ、一条×吉祥寺だな。

「メモリーズ・オブ・サマー」
こちらも書き下ろし。
深雪と達也の夏休みでの甘いラブっぷりが綴られています。
というかこの二人は本当に隙がないカップルですよね。
まぁ、実の兄妹なんですが、だがそれが良い…

「会長選挙と女王さま」
夏休み明け、生徒会役員の選挙が行われることになるんだけど、
有力な会長候補であるはずのあずさが性格もあって中々立候補してくれなくて…
とまぁ、生徒会の選挙でこちらはほぼWeb版と一緒ですね。
見所は七草会長のお風呂シーンの挿し絵ですね!(ぉ
それと深雪さんの女王様っぷり。

さて、次回からは「横浜騒乱」編に入りますが、多分2~3巻構成になると思いますが、
この後半では達也のTUEEEっぷりが半端無いので期待したいところであります。
しかし初秋発売かー… 遠いなー…

:: 2011/12/11 日曜日::

■[ラノベ]司波兄妹の快進撃!「魔法科高校の劣等生」4 九校戦編(下)

魔法科高校の劣等生 4 九校戦編 下 (電撃文庫)
著者/訳者:佐島 勤
出版社:角川グループパブリッシング( 2011-12-10 )
文庫 ( ページ )
作者サイト:佐島勤

無事に5巻も発売されることが決まった「魔法科高校の劣等生」ですが、
帯によると深雪さんが主人公のスピンオフ「魔法科高校の優等生」が、
電撃大王で連載開始されるようでめでたい限りです。
しかし、電撃大王はログホラ、AW、劣等生とWeb出身ラノベのコミカライズコンプリートですな。

という訳で本編は九校戦の後半、ということで達也の活躍もここからが見せ場!
エンジニアとしての実力は他校どころか自校の先輩からも度肝を抜くをバケモノっぷり。
次々と作り出す力量もさることながら、作戦を生み出す参謀としての能力も破格なもの。
それだけじゃなく、補欠として出たモノリスでも八面六臂の活躍で、
若干たまっていたフラストレーションも一気に解消ってなもんですよ。
勿論妹の深雪も新人戦では敵無しだし、本戦でのミラージバットも、
達也の全面的なバックアップで最高の活躍を見せてくれたし、
この二人は読者を本当に魅了させてくれますよね。

他のキャラクターの活躍もめざましかったですが、
十文字先輩の存在感はかなり凄いものがありましたね。
というかこの人本当に高校生なのかと問い詰めたいものが。(笑

また、摩利と真由美の先輩コンビは良い味出してましたね。
主に達也と深雪の実力に驚く要員として。
個人的には術式解体で驚くシーンに挿し絵が欲しかった所なんですが、
残念ながらなかったので私の脳内イメージを元に作ってみました!

知っているのか真由美!?

私の中ではまさにこんなイメージ。(ドヤァ

基本的にWeb原作から大筋は変わってませんが、細かい所で表現が変わってたり、
判りにくかった描写が補完されてたりと良い改変ばかりでしたね。
5巻では2本の短編書き下ろしがあるとのことですので、
原作既読組にも楽しみがあって嬉しい限りです。
いつ頃発売されるのか判りませんが、期待して待っていますよ。

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