本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第五部「女神の化身Ⅻ」 12/9発売!
遂にシリーズ完結!
:: 2023/4/8 土曜日::

■[漫画]魔都新宿に憩いはない「Fate/Grand Order ‐Epic of Remnant‐ 亜種特異点I 悪性隔絶魔境 新宿 新宿幻霊事件」4巻

アラフィフ、アルトリア・オルタ、ジャンヌ・オルタ。
3人のサーヴァントとともに新宿のバーサーカーに挑むことにした藤丸だが、
おぞましい人形を使役するバーサーカーを前に出したアラフィフの策がえげつなく、
その策がついに実行されるが…!?

元々狂っているファントム・ジ・オペラですが、
この新宿では更に狂ってバーサーカーになっているだけあって、
まともに読んでると頭がおかしくなりそうな気さえします。

元々暗い雰囲気が絶好調の新宿においても、
このバーサーカーは極まった暗さがありますからね…
最期に僅かながらも救いがあったのだけはホッとしましたね…

それだけに一段落ついて一息をついた所に、
新宿のアサシンが滑り込んだ時には本当に戦慄しましたね。
この新宿には気が休まるところはないのか…!

まぁ、ジャンヌ・オルタもアルトリア・オルタも気を抜いていたので、
それだけ新宿のアサシンが有能だった、ということでもあるのですが。

これからも暗い過去を持つサーヴァントが出てきて気が休まらないんだよなぁ…
本当に新宿は地獄だぜー!

:: 2022/3/6 日曜日::

■[漫画]悪徳の街「Fate/Grand Order ‐Epic of Remnant‐ 亜種特異点I 悪性隔絶魔境 新宿 新宿幻霊事件」3巻

悪都・新宿で邂逅したアラフィフ、アルトリア・オルタ、そしてジャンヌ・オルタ。
3体のサーヴァントが合流し、お互いにギスギスしながらも協力態勢を敷き、
これから人理のために戦っていこうとした途端に現れる新宿のライダー
魔力がガス欠気味のマスターを抱えながら撤退せずに迎撃を選んだアラフィフだが…?

いやはや、ジャンヌ・オルタは可愛いですよね。
素直になれないツンデレさんで、
ツンケンしつつも根がマジメなところが見え隠れしているところが可愛いですし、
何よりもアルトリア・オルタに影響されて着替えてドヤ顔しているところが可愛い。

あれで誤魔化せていると考えているお馬鹿なところも可愛いし、
火力バカなところまでも可愛く思えてしまうわけですよ。
やはり人気がトップランクのジャンル・オルタは最高だぜ!

とはいえそんあジャンヌ・オルタを愛でるだけで終わらないのが新宿の怖いところでして。
新宿に巣くうバーサーカーを倒すために、
生きた人間を素材にした人形を爆弾として使うとか、
アラフィフ汚い、流石はアラフィフ汚い。

ここぞというタイミングでとても邪悪な顔をしていたし、
本当にアラフィフはアラフィフですよね。
二人のオルタが言うように土壇場でやらかしますよ。
マスターは努々油断しないように気を付けて欲しいものです。

:: 2021/1/27 水曜日::

■[漫画]アウトローな聖騎士王と業炎の魔女「Fate/Grand Order ‐Epic of Remnant‐ 亜種特異点I 悪性隔絶魔境 新宿 新宿幻霊事件」2巻

亜種特異点新宿にレイシフトしたと思ったら上空で、
落下死するところを助けてくれたアラフィフ。
しかしどう見ても妖しすぎるアラフィフは、
他に出会ったサーヴァントからも怪しまれていて…

2巻になってついに女性サーヴァントたちが登場です!
男臭い展開も嫌いじゃないけど、FGOと言えば女性サーヴァントですからね。
居てくれないとやはり困るというか、何というか…

新宿で出会う女性サーヴァントと言えばもちろんアルトリア・オルタです。

登場シーンとかセリフとかは原作のFate/stay nightリスペクトですが、
オルタ化しているのでそれに寄せているのは流石ですね。
グイグイと迫ってくるアルトリア顔というのはアリですよ。

アルトリア・オルタの言動はとてもチャーミングというか。
カヴァスII世とのやり取りとか結構可愛いと思いません?
マスターである藤丸を護る、騎士としての強さも見せてくれるし、
格好良さと可愛さが同居した魅力があります。

そしてもう一人出会う女性サーヴァントがジャンヌ・オルタ。
通称・邪ンヌさんです。

Fate/stay nightのセイバーと同じ構図でありながら、
セリフの意図が逆というか。
積極的なところに性格が出ているのが良いですよね。
高火力バカとかFGOの設定を見事に描ききっているのが素晴らしいです。

それにしても邪ンヌもアルトリア・オルタも良いフトモモしてますよね。
むちっとしていながら躍動感があるというか…
うん… これは是非とも揉んでみたいフトモモだなぁ…
3巻でも二人のフトモモが描かれることに期待です。(脚フェチ的感想

:: 2020/1/24 金曜日::

■[漫画]佐々木少年さん新作!「Fate/Grand Order ‐Epic of Remnant‐ 亜種特異点I 悪性隔絶魔境 新宿 新宿幻霊事件」1巻

TYPE-MOONのゲームとしての処女作にして傑作の「月姫」
そのアニメ版のコミカライズながら、原作に忠実かつ誠実であり、
多くのファンから絶賛された「真月譚 月姫」
その作者である佐々木少年さんが「月の珊瑚」に引き続いて、
TYPE-MOON作品を担当されることになったのがこの「新宿幻霊事件」です。

FGOは大雑把に言うと第1部、第1.5部、第2部とそれ以外の各種イベントで構成されているのですが、
この「新宿幻霊事件」は第1.5部の第一章に該当します。
人理を修復したはずなのにいきなり1999年の新宿に発生した特異点を修復するため、
主人公にしてマスターの藤丸立香が飛んだらそこは上空1500メートル。
絶体絶命のピンチを助けてくれたのはアラフィフ紳士で…

ボーイ・ミーツ・アラフィフ。
しかも舞台は暴力がせめぎ合う退廃的な新宿。
FGOの中でも屈指の渋さが出ている章を佐々木少年さんが描いてくれるのです…!

原作を既にプレイしている身としては謎が謎ではないのですが、
如何にも怪しいアラフィフの正体に関しては作中でも明確に怪しさを匂わせているので、
原作未プレイの人にもかなりわかりやすいのではないでしょうか。
まぁ、私はゲームでも初見で正体を見破ってましたけどね!
だって、数式とか言って教授と呼ばれて如何にもな悪役のアラフィフですよ。
わからいでか。

しかしわかってはいましたが、画面が渋すぎですよね…
アラフィフの渋さが悪いとは言わないですが、
FGOって基本的に女性キャラが多いもので、
この1巻での男率の高さはかなりレアだと言わざるを得ないです。

ただ、ラストで登場したように女性サーヴァントはちゃんと出てきますし、
更にこの後はFGOでも屈指の人気を誇るあのサーヴァントが出てくる上に、
悪友コンビとも言える女性タッグが見られるので、
次の2巻をぜひ楽しみにして欲しいです。

:: 2019/5/27 月曜日::

■[漫画]今も貴方に、恋をしている…「月の珊瑚」2巻

月の珊瑚2巻月の珊瑚2巻
出版社:星海社
原作者名:奈須きのこ
原作者サイト:竹箒
作者名:佐々木少年
作者twitter:佐々木少年 (@sasakishonen) | Twitter
連載サイト:『月の珊瑚』佐々木少年 原作/奈須きのこ | 最前線
Kindle版:月の珊瑚 (2)
DMM電子書籍:月の珊瑚 (2)

奈須きのこによって綴られ、佐々木少年によって生み出された漫画版「月の珊瑚」
その2巻にして完結巻が発売されました。
私は1,2巻の内容を同時収録し、判型も大きな愛蔵版を買いました。

月の珊瑚 愛蔵版 (星海社COMICS)

こちらの方が一気に読めるし、大きな画面で佐々木少年さんの緻密な筆致を楽しめますが、
そこそこのお値段がしますので無理に勧めることはしません。
でも、私は佐々木少年さんのファンなので買って良かったと思っています。

1巻では姫がおばあちゃんから語られた物語を自分の筆で綴ってましたが、
2巻ではおばあちゃんが惚れた地球の男の視点からの物語です。
貝殻に込められた地球の男の想い(願い)が得も言われぬ感情を刺激してきます。

ただの石にして装置だった月のお姫様が、
地球の男の言葉によって少しずつ変化していき、
腕を動かし、形を得て、表情も変わってくる…
そのどれもがとても愛おしく想います。

朗読劇では坂本真綾さんの声によって紡がれた叙情的な部分を、
漫画版では佐々木少年さんの丁寧で優しい筆致で描かれていて、
情感豊かな物語を読者の心に直接訴えかけてきます。

「月姫」や「Fate/stay night」のような激しく心を揺さぶる物語ではありません。
撫でるように優しく、それでいてしっかりと心を揺さぶってくる物語です。
佐々木少年さんだからこそ、コミカライズが出来たんでしょうし、
佐々木少年さんだからこそ、奈須きのこさんは任せることが出来たんだろうな、と思います。

そんな佐々木少年さんは現在少年エースでFGO新宿編のコミカライズをされています。
丁寧な仕事なのでどうしてもペースはゆっくりしていますが、
とても良い出来になっているので、そちらの単行本発売も楽しみです。

:: 2014/3/16 日曜日::

■[漫画]月の空には砕け散った海がある「月の珊瑚」1巻

月の珊瑚(1) (星海社COMICS)
著者/訳者:佐々木 少年
出版社:講談社( 2014-03-10 )
コミック ( 146 ページ )
連載サイト:『月の珊瑚』佐々木少年 原作/奈須きのこ | 最前線
原作者サイト:竹箒
作者twitter:佐々木少年 (sasakishonen)さんはTwitterを使っています

かつて「月姫」のメディアミックスで唯一と言っていいほどの評価を得た「真月譚 月姫」
ゲームのコミカライズというジャンルの歴史を塗り替えたと言っても過言ではない傑作ですが、
その偉業を成し遂げた佐々木少年さんがまたもやTYPE-MOONファンを喜ばせてくれました。
それがこの「月の珊瑚」のコミカライズです。

坂本真綾さんによる朗読館シリーズの一作として世に出た奈須きのこさんの短編SFですが、
「魔法使いの夜」や「空の境界」と同じ世界観ですが西暦3000年頃の遠未来が舞台です。
コンセプトは「月姫3000」とのことですが「月姫」が西暦2000年に発売されたことを考えると、
色々と深く考えてみることが出来るかもしれません。

人類が衰退しました的な世界で珊瑚が光る小さな島に住む姫と、
彼女に「かぐや姫」のように難題を出される求婚者たち。
姫は別にいじわるで難題を出しているのではなく、
人を愛することが理解できないから測りたいという想いから来るもの。
そんな人の愛を知らない無垢な姫が小さな配達人に出会い、
物語を紡ぎ出すストーリーです。

原作は坂本真綾さんの声の力によって読者に語りかける作品ですが、
このコミカライズは佐々木少年さんの絵の力によって読者に語りかけてくる作品です。

moon_coral01_01

特に大判サイズで単行本になることによって、
Webで公開されていた時以上に絵の魅力が伝わってきます。
初めは何故4コマ漫画の単行本と同じサイズなのか疑問でしたが、
実際に読んでみて納得しました。
この作品は絵に没入してこその世界観なのでこのサイズで正しいと。

ちなみに今現在でも最前線の連載サイトで全話読めますが、
しっかりと楽しみたいなら紙の本で読むことをお勧めします。
電子書籍がもて囃されて実際私も利用していますが、
紙で読むべき作品っていうのはまだあるものですね。
これは2巻も楽しみです。

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