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夏! 海! 青春!
:: 2020/12/6 日曜日::

■[漫画]想いよ届け、次元を超えて…「2.5次元の誘惑」7巻

2.5次元の誘惑7巻2.5次元の誘惑7巻
出版社:集英社
作者名:橋本悠
紙書籍通販:2.5次元の誘惑 (7)
Kindle版まとめ買い:2.5次元の誘惑
DMM電子書籍:2.5次元の誘惑 (7)

10年会っていない漫画家の父に見付けてもらう為にコスプレで有名になりたい。
そんなアリアの願いを知ったリリサたちは夏コミに向けて天使空挺隊のコスをすることに。
しかし天使空挺隊は4人なので一人足りない…
そんな時にミリエラ役をやってくれそうなミカリンが再登場して…!

ミカリン、お久しぶりの登場です!
奥村ラブなのになんで積極的に顔を出さないのか疑問でしたが、
コスプレが出来る雰囲気を作るために奮闘してたんですね…!
奥村が最優先だけど、事務所とファンにも気遣いができるとかええ子やで…

そんな奥村至上主義なミカリンを間近で見て、
恋愛に結びつけるアリアちゃんは普通のギャルだし、
幼馴染み萌えしか感じないノノアはオタクだなぁ、と思いましたw

ちなみに巻末描き下ろし漫画もミカリン尽くしでしたね。
いやはや、奥村を落とすためなら余念が無いミカリンは可愛すぎですよ。
しかも毎年バレンタインでは高級チョコを渡していたみたいだし、
本当にずっと奥村のことを想っていたんだなぁ、と伝わってきます。
コスプレというものを学習したミカリンは恋愛的な意味で強いので、
リリサが自分の恋心に気付く前に正妻の座を勝ち取れるかどうか…
そこが今後のラブコメ展開の肝になってきますね…!

さて、ミカリンの可愛さを存分に語れたのでそれ以外のことを語りますが、
今回はわりと身につまされるというか、リアリティがある内容でしたね。
奥村が気付いたアリアの父、キサキ氏の真実ですが、
PNを変えて人気作を描く、というのはジャンプ界隈でもよくありますよね。
ガモウひろし=大場つぐみなんてとても有名ですよね。
そしてこの作品の作者の橋本悠さんもその一人だと言われているわけですよ。

それだけに打ち切り作家の絶望と、一人だけでもファンがいてくれることの希望は、
とてもリアリティをもって伝わってきます。
そんな絶望を知っているからこそ自己評価は低いんでしょう。
そしてそんな人だからこそ、奥村の想いが伝わって欲しいと思うのです。

私には奥村の気持ちがよくわかるなぁ。
20年近くこんなWebサイトを運営しているのも、
「あなたの作品が好き」という想いが原動力になっているんだもの。
奥村は手書きのファンレターを書き、
リリサはコスプレをする。
ただ、手段の違いなだけなんですよね…

そして夏コミでのコスプレです。(この世界では新型コロナが発生していないので夏コミが開催)
仲間でありライバルである数多のコスプレイヤーたちを前に、
熱血スポ根みたいな感じでコスプレをすることになるんですが…
夏コミって行ったらわかるけど、晴れてたらマジで暑いんですよね…

それだけにちゃんと熱中症対策をしているあたりは、
まゆら様も先輩として顧問として優秀だと思います。
ですが、合わせでのポーズの問題とか細かいところまではサポート出来なかったんですね。
これは、恐らくまゆら様は合わせで苦労したことがないんでしょうね…
相方のエリが何も言わずに合わせてたんだろうなぁ…

でも、初日は失敗して二日目にリベンジするのは少年漫画らしいですよね。
ダイの大冒険でも初見の敵には敗北し、二戦目で勝つことが多かったですし。
どこまでも背負おうとしてしまうリリサを叱咤し、
一人で抱え込まずに巻き込んで欲しいと言うノノアもマジで少年漫画でしたね…!

ぼっちだったノノアがここまで成長するとは…!
6巻に引き続いてノノアの成長がめざましいですね…

そして、合わせのクオリティを上げて臨んだ2日目で、
本気でコスプレを楽しむリリサは最高に輝いてましたね…!

一人じゃない…
仲間と一緒に漫画の世界を作りあげている…
これがコスプレなんだなぁ…

そんな想いがついに作者に届いたシーンはグッときましたね。
そしてこちらでも仲間たちに支えられて走り出してて、
こちらはこちらで熱いわけですよ…!
次巻では奥村が激アツなので早く読みたいです!
絶対に面白いぞ!

:: 2020/9/5 土曜日::

■[漫画]友情、努力、そして…「2.5次元の誘惑」6巻

2.5次元の誘惑6巻2.5次元の誘惑6巻
出版社:集英社
作者名:橋本悠
紙書籍通販:2.5次元の誘惑 (6)
Kindle版まとめ買い:2.5次元の誘惑
DMM電子書籍:2.5次元の誘惑 (6)

トラウマから会話すら出来ないレベルになったコスプレイヤーのノノアちゃん。
リリサとなら友達になれるかと一緒のコスプレイベントに出るも、
どうしても言葉が出てこずにすれ違ってばかりなんだけれど、
言葉じゃなく、コスプレしてクーリアとしてなら想いを伝え合うことができて…!?

今回はノノアちゃんの成長がめざましかったですね…
奥村が、リリサが手を差しのばしてくれたとはいえ、
トラウマを乗り越えて一歩を踏み出せたのは本当にグッときましたよ…

その後押しをしたのがコスプレ、というあたりに、
とてもこの漫画らしいな、と思いました。

そこから素を出すだけでなく、
かつて傷付いた心ない言葉を糧にして成長しているのを見てると、
とても微笑ましく思いましたね…

その後にリリサとの合わせ中に出会った陽キャギャルのアリアちゃんですが、
彼女との触れ合いにも初めは心をやられるも、
リリサの天使っぷりにちゃんと向き合い、
少しずつ心を開いていくのにもほっこりしましたね…

リリサは天使なので友達になりやすいのは当然なんだけど、
アリアは性格とかもかなり正反対なので、
正直どうなるのか不安だったんですよね…
それが一緒に下校タピをするくらいになるとか、
ポップもびっくりな成長率ですよ。

友達上級者のアリアがプライベートのことを話してくれないからといって、
勝手に幻滅して勝手に怒りかけたけれど、
ちゃんと思い直して自分の言葉で話しかけるノノアちゃん…

本当に成長が著しいなぁ…
ノノアちゃん、どんどん良いキャラになってるよ…
アリアちゃんとの絡みも面白くなってるし、
この作品の面白さに深みがドンドン出てくるなぁ。

その分、初期から出ていながら登場頻度が低い美花莉が可哀想だったんですが、
最後にやっと再登場してくれたのでホッとしましたね…!
連載の方でも良い仕事をたくさんしてくれているので、
次の7巻の展開がとても楽しみです!

:: 2020/7/13 月曜日::

■[漫画]コスプレ・コミュニケーション「2.5次元の誘惑」5巻

2.5次元の誘惑5巻2.5次元の誘惑5巻
出版社:集英社
作者名:橋本悠
紙書籍通販:2.5次元の誘惑 (5)
Kindle版まとめ買い:2.5次元の誘惑
DMM電子書籍:2.5次元の誘惑 (5)

初めは純真無垢だった753ちゃんの心にこびり付い匿名の悪意を、
「コスプレが大好き」という気持ちを体現することで意図せず拭い去ったリリサ。
イベントを楽しみ、コスプレイヤーとしての活動実績を作ることができ、
部室を守ることもできるはずなんだけど…?

この漫画の凄いところは大人たちがとても頼りがいがあることですね。
まゆり先生も新任としては驚くほど教師として頼りがいがありましたが、
校長先生が自分の生徒たちの悪意に対して盲目的にならず、
リリサたちを守るために考え、行動する事に驚かされました。

生徒会長といい、普通の漫画だと悪役になる人たちが、
感情で動かず、自分の職に求められることをきっちりとこなしてくれる安心感は、
とても良いモノだと思いました。

ホントね、校長先生の言う通り、やらなくて良い失敗というのは多いのですよ…
私も二十歳どころか三十路に到るまでに無用な失敗を数多く繰り返していただけに、
校長先生の気持ちがとてもよくわかります…
後進には自分と同じ轍を踏んで欲しくないのだ…

そして753ちゃんとの確執が解消されたと思ったら、
次はまた新たなコスプレイヤーとの間に問題が発生ですよ。
5人の新星レイヤーというオタクが大好きそうな形式でリリサが紹介されたことで、
注目を集めてしまったことが原因でターゲッティングされてしまったんですが、
その相手のノノアちゃんですが…

過去のトラウマによって圧倒的にコミュ障!
会話すること自体が難しいレベルでコミュ障なため、
コスプレを通してしか自己表現が出来ないとか、
これまた厄介なんだけど可哀想な子ですね。

とはいえリリエルは他作品ともコラボしてしまう大天使なので、
ノノアちゃんの心ともコラボして固い扉も開けることができるはずなので、
次の6巻を刮目して見よ…!

:: 2020/5/25 月曜日::

■[漫画]コスプレが、好き。「2.5次元の誘惑」4巻

2.5次元の誘惑4巻2.5次元の誘惑4巻
出版社:集英社
作者名:橋本悠
紙書籍通販:2.5次元の誘惑 (4)
Kindle版まとめ買い:2.5次元の誘惑
DMM電子書籍:2.5次元の誘惑 (4)

コスプレ四天王の一角である753ちゃんに辛辣なことを言われてショックを受けたところに、
まさかのコスプレ衣装のスカートを紛失してしまうというアクシデントも重なり、
気分がドンドンと沈んでいってしまうリリサ。
だが、そんなリリサを助ける人はいて…

いやはや、エロコメだと思っていた漫画がここまで熱くなるとはなぁ…
オタク向けのコスプレをしているだけなのに、まるで熱血バトル漫画ですよ。
ここらへんは少年ジャンプの血脈を感じてしまうノリですね。

それにしても奥村くんが格好良かったですね。
周りの年配者に助けられたとはいえ、
リリサのために泥臭い行動を躊躇わず、
リリサの挫けそうな心を支えてくれるとか、これは惚れるでしょう…

まぁ、リリサはアホの子なので自分の恋心に気付かないんですけどね!

そして奥村くんだけでなく、まゆら様もといまゆり先生も助けてくれたお陰で、
リリサがコスプレを全力で楽しめたのは嬉しいですね…

そしてそんなリリサの姿を見ることで、
忘れていた自分の気持ちを思いだした753ちゃんが、
更に光り輝いてくのもまた熱血漫画みたいで面白かったです。
この漫画に悪人なんていなかったんや…!

それはそれとして巻末描き下ろしで描かれていた753ちゃんですが、
油断したらまた元の体型に戻りそうだな、と思いましたが…
三次元に降臨したカイ様(奥村くんクリソツな二次元キャラ)に惚れたことで、
むしろもっと綺麗になりそうだな、と思いました。

それにしても初恋か…
おそらく三次元への初恋、という意味なんだろうけど…
それにしても二十歳超えてるだろうに初恋…
うん、私はアリだと思うよ!?
マジでマジで。

:: 2020/2/4 火曜日::

■[漫画]これが令和の部活モノ!「2.5次元の誘惑」3巻

2.5次元の誘惑3巻2.5次元の誘惑3巻
出版社:集英社
作者名:橋本悠
紙書籍通販:2.5次元の誘惑 (3)
Kindle版まとめ買い:2.5次元の誘惑
DMM電子書籍:2.5次元の誘惑 (3)

奥村くんの容赦ないツッコミが読者の心を抉る…!

そう言えば「涼宮ハルヒの憂鬱」のTVアニメは14年前だから、当時の高校生はもう30代か…
もうそんなになるのね…

さて、そんなメタネタもたまに入れる「2.5次元の誘惑」ですが、
この3巻では部室を失う窮地に見舞われます。
まぁ… 部員2人なのにあの広さの部室って贅沢だなぁ…
とは思ってましたが、やはりそれなりに問題があった模様です。

ですが、この作品の生徒会は話がわからない人ではありません。
ガルパンの役人みたいに頑迷で威圧的ではないのです。

生徒会なんだから生徒の相談にのるし協力してくれるのです。
うーん、とっても令和ですよね。
むしろ、これでこそ生徒会って感じがします。

とはいえ令和だからこそ部活顧問というのは難しいのです。
教師の労働環境が過酷であることは知れ渡っていますので、
余分な仕事が増えながら給料にほぼ反映されない部活顧問なんて鬼門でしかないのです。
そう… 魔乳以外はな…!

2巻で出てたので気付いた人が多いかと思いますが、
コスプレイヤーから新任教師にジョブチェンジしたまゆら様が登場ですよ。
お堅い職業に就いたから半裸のコスプレ趣味は辞めたけど、
若さと熱さと可愛らしさが溢れるリリサに母性を刺激されて悶絶する姿は、
骨の髄までオタクなのは辞められないんだな、と思わされますね!
わかりみが深い…

部活動の実績のために出ることになったコスプレイベントで、
コスプレ四天王の753ちゃんが出てきましたが中々に強烈なキャラですよね。
彼女には彼女なりのポリシーがあって、それはそれで良いと思うんだけど、
彼女なりにコンプレックスを持っているので4巻を微笑ましく待ちたいと思います。

余談というかアレですが、この漫画は週刊連載なのに一人で描いてるんですね…

思うに、部室の3Dモデルを背景として活用しまくってるんでしょうね…
なるほど、やはり作者のためにも部室は失えないですね…!w

:: 2020/1/6 月曜日::

■[漫画]純情一途なツンデレヒロイン!「2.5次元の誘惑」2巻

2.5次元の誘惑2巻2.5次元の誘惑2巻
出版社:集英社
作者名:橋本悠
紙書籍通販:2.5次元の誘惑 (2)
Kindle版まとめ買い:2.5次元の誘惑
DMM電子書籍:2.5次元の誘惑 (2)

エロコメ漫画のヒロインであるリリエルが好きな奥村くんと、
同じくリリエルが好き過ぎて自作コスプレをするリリサ。
二人が協力してコスプレ撮影していると、
奥村くんに10年間片想いしている人気モデルの美花莉も入ってきて…

美花莉ちゃん、可愛いですよね…
奥村くんのことに一途なところはリリエルに似てると思うんですよ。
作中ではライバルのツンデレヒロインのコスプレしてましたが、
中身だけで言えばリリサよりも似ていると思うのです。

というか、本当に美花莉ちゃんって健気だよね…

ただ一言、奥村くんに好きって言われただけでこれだもの。
本当にどれだけ奥村くんのこと好きなんだよ、と。
これは是非とも報われて欲しいものです…

実際、奥村くんは良い男なんですよね。
困っているリリサに対して手伝いを申し出る時もこれですから。

子供のころからこんなところをずっと見ていたら、
そりゃ美花莉ちゃんは惚れ抜きますよ。
実際リリサもこんな奥村くんの良さに触れまくって、
すっかり惚れてしまったんだけど、
本人はわりとバカなのでコスプレの相方としての感情だと勘違いしたため、
もうしばらく自分の恋心を自覚しそうにないですね!
まぁ、それはそれでアリなのかもしれない…

それにしてもリリサが初めてイベントでコスプレする時に、
色々と忘れ物して失敗してしまうんだけど、
周りのコスプレイヤーのみんなが助けてくれたのにはほっこりしましたね。

何というか、世間は意外と優しい人が多いんだなって。
とても優しい気持ちになりました。
こういうのが良いんだよ、こういうのが。

次は夏コミで、という話になっていたけれど、
その前にちょっとイベントがあるので、次の3巻ではそうなると思います。
できれば美花莉ちゃんの出番が増えてくれると嬉しいんだけど…
うーん、難しいかな…?

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