僕の心のヤバイやつ (10) 特装版 4月8日発売!
夏! 海! 青春!
:: 2022/2/18 金曜日::

■[漫画]憑依型TSのラブコメディ「おじさんが私の恋を応援しています(脳内)」1,2巻

宮下まつりはどこにでもいる経理担当のOL。
ある日交通事故に遭うところをおじさん(清川誠一郎52歳)に助けられるも、
事故のショックで気絶したおじさんの精神がまつりの身体の中に入ってきて、
一つの身体に二人の心が入ってしまうという展開に!

しかも、まつりが憧れている取引先の王子様がおじさんの息子で…!?

憑依型のTSというギミックですが、これが上手く話を転がしていてメチャクチャ面白かったです。
おじさんはまつりのことを助けるくらいに人が好いんだけど、
実直な人柄なのでまつりの身体に入ってもついストレートな物言いをしてしまい、
まつりのキャラ崩壊を起こしてしまうんだけど、それがまた面白い!

おじさんのせいでキャラが変わってしまったけれど、
そのお陰で無駄に我慢を背負い込むことがなくなった上に、
憧れの王子様、もとい清川樹さんと仲良くなれてと人生が上向きになるんだけど、
初デートに父同伴(脳内)というシチュはとても面白い、もとい可哀想でしたw

まつりだけでなく、おじさんも若者文化を間近で体験することで、
実生活でもその学びを活かせていたのは面白かったんですが、
やはり一番面白かったのはおじさんに影響されたまつりの奇行の数々でしょう。

流石に彼氏とのおうちデート中におじさんに来て欲しくないよね…
とはいえ塩で清めるとか効果が期待できるのか…?
まぁ、他に有効な手段なんて思い浮かばないだろうし仕方ないよね…w

おじさんも頻繁に憑依するようになっちゃって、
良いところでおじさんがinしちゃってまつりは大変なんだけど、
読んでる方としてはゲラゲラ笑っちゃいましたw

まつりと樹のラブコメだけなら少女漫画なんだけど、
樹とおじさんという親子モノでもあり、
何よりもまつりとおじさんというジェネレーション&ジェンダーギャップモノでもあり、面白かったです。
全2巻なのが勿体ないですが、面白いまま全力疾走した爽快感があります。
ドラマにもなったみたいですし、わりと名作だと思います!

:: 2022/2/16 水曜日::

■[漫画]料理外交中華ファンタジー「厨娘公主の美食外交録」1,2巻

厨娘公主の美食外交録1巻厨娘公主の美食外交録1巻
出版社:Flex Comix
原作者名:藤春都
原作者サイト:Claymore
原作者twitter:藤春都さん(@fujiharu) / Twitter
作者名:黒八
作者サイト:ヒゲナシ
作者twitter:黒八さん(@mgk968) / Twitter
連載サイト:厨娘公主の美食外交録 | COMICポラリス
紙書籍通販:厨娘公主の美食外交録 (1)
Kindle版まとめ買い:厨娘公主の美食外交録
DMM電子書籍:厨娘公主の美食外交録 (1)

厨娘公主の美食外交録2巻厨娘公主の美食外交録2巻
出版社:Flex Comix
原作者名:藤春都
原作者サイト:Claymore
原作者twitter:藤春都さん(@fujiharu) / Twitter
作者名:黒八
作者サイト:ヒゲナシ
作者twitter:黒八さん(@mgk968) / Twitter
連載サイト:厨娘公主の美食外交録 | COMICポラリス
紙書籍通販:厨娘公主の美食外交録 (2)
Kindle版まとめ買い:厨娘公主の美食外交録
DMM電子書籍:厨娘公主の美食外交録 (2)

昔から黒八さんのTYPE-MOONの同人誌を読んでましたが、
いつの間にかコミカライズを担当されていらっしゃったんですね。
2巻の発売告知ツイートが流れてきてやっと知った体たらくであります。

タイトルからググってCOMICポラリスに辿り着くも1話の途中までしか読めませんでしたが、
2話まで無料で読めるDMMブックスまで自力で辿り着けたので、そこで読み、納得してポチった次第です。

庶民育ちの公主・麗月はいつものように宮廷で趣味の料理の腕を振るっていたが、
祖国・崑崙は西洋からやってきた八ヶ国に敗北し、無条件降伏してしまう。
祖国が分割統治されそうになっている中、
麗月は現状維持の平和を望むプロージャの若き大公フリッツに協力し、
厨娘として料理を通して外交を行い、祖国の滅亡を回避しようとするが…!?

清朝末期を下敷きにした中華ファンタジーのグルメ外交モノですね。
麗月が公主という立場を利用して趣味の料理の腕を上げるだけでなく、
外国のレシピ本を読むために外国人教師を雇って外国語を覚えたり、
御用商人に無理を言って食材を手配していた実績を使い、
フリッツに協力し、料理を通して外交をしていくのは面白いですね。
もっとも麗月本人は外交云々よりもただの料理バカって感じなんですけども。
だが、それが良い。

ただの料理ものとしてだけでなく、
外国人同士の知識の無さからくる偏見と無理解、そして傲慢さが描かれており、
骨太な設定が感じられて面白いんですよね。

もちろん料理に関してもしっかり描かれてます。
大使たちの故郷の味を大事にしつつ、
崑崙らしさもきちんと出し始めているところが面白いです。
外交では常識の摺り合わせが大切ですが、
料理も味覚の歩み寄りというのが大切ですからね。

それと、祖国を救うという使命感があるものの、
麗月は単純に料理人としての使命感の方が強そうなのも良いですよね。

これから大変なことが多々あるだろうけど、
この笑顔は大切にして欲しいです。

フリッツに振り回されつつ、
フリッツを振り回しそうな麗月の3巻での活躍にも期待ですね。

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