■[漫画]必要なワル「トリリオンゲーム」9巻
トリリオンゲーム9巻
出版社:小学館
原作者名:稲垣理一郎
原作者twitter:稲垣理一郎さん(@reach_ina) / Twitter
作者名:池上遼一
作者twitter:池上遼一さん(@Ikegami_Ryoichi) / Twitter
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超スピードで株式上場へとこぎ着けたトリリオンゲーム社。
そのロードショーは見事なハル無双で乗り切れるけれど、
株式上場ということは第三者に株を買い占められるリスクも持っていた。
そこでハルが繰り出したのは石油王へと取り入ることで…?
ガクが回想しているハルとの学生時代の思い出ですが、
ハルらしいコミュ力の考え方が面白いです。
挨拶という一番簡単なコミュニケーションから始めて、
少しずつ相手の懐に入っていくのは当たり前なんだけど難しいんですよね。
コミュ力が低いガクみたいなタイプは、
手持ちが少ないから10円の投資すら躊躇しちゃうんじゃないかな…
そう考えると、向こうから距離を詰めてくるハルって本当に得がたい友人ですよね。
そのハルのクソ度胸を見せたのがアラブの王子様との交渉ですね。
宝田の身を削ったコネで交渉のテーブルに繋ぎ、
中東の情報を桐姫のコネで入手してのガチンコ勝負ですよ。
ハルが言う通りコミュニケーションは投資ですよね。
事前の情報収集や入念な準備を含めて、そう思わされます。
そんな頼り甲斐のあるハルだからこそ、抜けた時の穴は大きいんですよ。
特に大企業の巨悪である五鬼継が本当にクソなんだよなぁ…
リスクは若者に取らせて美味しい所だけ掻っ攫おうとするハイエナ。
そのためには息を吐くように嘘をつき、騙し、買い叩く。
実際にこういった人間はいるだろうなぁ、と思っちゃいますね。
だからこそ、こういった人間には一泡吹かせてやりたいわけで…
ハル… お前の反撃を待ってるぜ…!
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