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:: 2022/7/4 月曜日::

■[漫画]未来へと続く科学クラフト「Dr.STONE」26巻

Dr.STONE26巻Dr.STONE26巻
出版社:集英社
原作者名:稲垣理一郎
原作者twitter:稲垣理一郎さん(@reach_ina) / Twitter
作者名:Boichi
紙書籍通販:Dr.STONE (26)
Kindle版まとめ買い:Dr.STONE
DMM電子書籍:Dr.STONE (26)

ホワイマンと交渉するため月面へと向かった千空、コハク、スタンリー
ゼノの計らいによって宇宙空間での一時を過ごすことができたんだけど、
宇宙船の合体中にトラブルが起こってしまう…!

石化によって資材消費を抑えられるけど、
石化するからこそ電気基板に問題が発生してしまう、というのは悲劇ですね。
クリーンルームに素で乱入するとか、陽は本当に駄目な子だな…
実際にクリーンルームであんなことされたら歩留まり非道いことになるよね、マジで…

しかし、トラブルがあるからこそ龍水が輝いたし、
それをフォローする地上メンバーも活躍できたわけですよ。
読者をハラハラさせてからのワクワクは最高でしたね…!

そしてジャンプ本誌で読んでた時に気になって仕方がなかったホワイマンの正体ですが…
これが見事に予想を裏切って、期待以上のモノを見せてくれましたよね…
全く予想が出来なかったけれど、読んでみると納得する所が多々あって、
本当に漫画が上手いなぁ、と思わされましたよ。
恐らくあの時の一週間持続するワクワク感はジャンプ本誌を読んでる人にしかわからないと思います。

それと最終回ではちゃんと初期の伏線回収してるのも良いですよね。

第一話をリメイクする要素を入れながら、
千空の壮大な野望まで見せてて、素晴らしい最終回でした。

とても少年漫画でありながら、今までになり少年漫画でしたね。
綺麗に大団円とはいえ、これほど面白い漫画が終わるのは惜しいですね…

とか思ってたら今週のジャンプにDr.STONEの読み切りが載ってて驚きました。
この単行本には収録されてないけど、最高に面白かったので、
来月発売のファンブックあたりに収録されるのでしょうか?
あまり買うつもりなかったけど、ちょっと購買意欲がそそられますね…!

:: 2022/3/8 火曜日::

■[漫画]宇宙へ…「Dr.STONE」25巻

Dr.STONE25巻Dr.STONE25巻
出版社:集英社
原作者名:稲垣理一郎
原作者twitter:稲垣理一郎さん(@reach_ina) / Twitter
作者名:Boichi
紙書籍通販:Dr.STONE (25)
Kindle版まとめ買い:Dr.STONE
DMM電子書籍:Dr.STONE (25)

ホワイマンの正体を見極めるため、ついに人工衛星を作ることになった千空たち。
もちろんそのためには打ち上げロケットが必要なんだけど、
如何にゼノと千空、そしてカセキたちがいるとはいえ、
簡単にロケット打ち上げが成功するかというと…

そうは問屋が卸さないのであった…!

そりゃね、21世紀の現在でも打ち上げロケットというのは試行錯誤の連続なわけで。
精度が出ないストーンワールドですんなり成功するはずがないんですよ。
何度も何度も失敗し、その度に何が悪かったのか原因究明し、
一歩ずつ、少しずつ前に進むのが科学というものなのだと思います。
まぁ、その前提には繰り返し試行錯誤できるほどの豊かさと政治的判断が必要なんですけどね。
ストーンワールドだからこそクリア出来ているというのは皮肉なものだと思います。

クロムたちが打ち出した往復ロケットの方針も面白かったけど、
そこから投票して困難な往復ロケット製作に乗り出すのが面白かったし、
そのためにインターネットで知を集積するのも面白かったです。
しかし、海底ケーブルで繋がってるのは知っていたけど、
それに杜仲茶が使われていたのは知らなかったです。

なるほどなぁ。

まぁ、効率考えたら世界中の科学者を1箇所に集めた方が良いとは思うんですけどね。
そこは言わないお約束ということで…w

それと千空が液晶タッチディスプレイも作ってましたが、
そこの細かい考証とかもやってますので手前味噌ですがこちらをご参照下さい。

Dr.STONEで千空が作った液晶ディスプレイの考察 – フラン☆Skin はてな支店ver.3.0

ローテクの薄型ディスプレイってのは重量軽減のためにも有用なんだなぁ。
勉強になりました。

そして本誌では完結したわけですが、もうちっとだけ続くみたいなので、
これからもDr.STONEを楽しみにしていきたいです。

:: 2022/1/14 金曜日::

■[漫画]コンピューターの夜明け「Dr.STONE」24巻

Dr.STONE24巻Dr.STONE24巻
出版社:集英社
原作者名:稲垣理一郎
原作者twitter:稲垣理一郎さん(@reach_ina) / Twitter
作者名:Boichi
紙書籍通販:Dr.STONE (24)
Kindle版まとめ買い:Dr.STONE
DMM電子書籍:Dr.STONE (24)

インドで龍水の兄、SAIを復活させた千空たちだけど、
SAIの能力を100%活かし、なおかつホワイマンに対する十全な備えのため、
ついにはコンピューターをクラフトすることに。
しかし、半導体を製造するのは最低でも5年は掛かると千空本人が言っているのに、
はたしてどのような手段でコンピューターを作るのかというと…

歴史の狭間に埋もれていた素子パラメトロンを使うのであった…!

私はてっきり真空管を使うのかと思ってましたが、
そうではなく、パラメトロンを使うと聞いて本当に驚きました。
不勉強で申し訳ないのですが、こんな素子があったなんて知りませんでした。
しかもそれを作ったのが日本だったとは…
科学ってのは多様性があるんだなぁ…

ローテクで作れるパラメトロンだけど、演算するには膨大な数が必要なのは同じですね。
現代のCPUも億の単位で素子がありますからね…
それらを極小で作り、軽量化できるのが半導体の利便性なわけで。

こんなにデカイ装置がファミコンと同じスペックという時点で、
半導体の凄さがわかりますね。
そのファミコンよりもスマホ一台の方が高性能なんだよなぁ…
人類の科学って凄いわ…

それにしても千空ってばSAIに会わせて臨機応変にコンピューターを作ったりはするけれど、
長期スパンで計画的に物事を進めるのもとても上手いですよね。
蛍石はレンズだけでなく、ボーキサイトからのアルミ精練にも使うし、
その電解精錬のために日本で水力発電用のダムをあらかじめ作っていたとは…
二手先、三手先を読んで動いてて凄いです。

確かに莫大な電力をローテクローコストでやるなら水力しかないし、
その水力発電用のダムを建設するなら日本か北欧しかないと思います。
ただ、世界は寒冷化しているから北欧はフィヨルドがどうなってるか読めないですしね。
日本で建設するのがとても合理的だと思います。

さて、ついに次巻ではロケットクラフトの開始ですよ。
現代でもアメリカベンチャーがロケットを試行錯誤してますし、
日本でもJAXAが何度も打ち上げに失敗しながらチャレンジしているくらいですからね。
いくら千空とゼノのタッグとはいえ難易度はルナティックモードだと思うので、
諦めない心を持ってクラフトしてもらいたいものです。

:: 2021/11/8 月曜日::

■[漫画]ロケットクラフト・ワールドツアー「Dr.STONE」23巻

Dr.STONE23巻Dr.STONE23巻
出版社:集英社
原作者名:稲垣理一郎
原作者twitter:稲垣理一郎さん(@reach_ina) / Twitter
作者名:Boichi
紙書籍通販:Dr.STONE (23)
Kindle版まとめ買い:Dr.STONE
DMM電子書籍:Dr.STONE (23)

ゼノとの戦いで全員石化した中から唯一復活したスイカが、
地道な科学の歩みで復活液を作り出し、千空を蘇らせることに成功!
科学のエキスパートである千空はオストワルト法で一気に硝酸を作り出し、
仲間だけでなく、ゼノをも蘇らせてホワイマンの居る月を目指すことになるが…?

数千年の時を経て、科学の師弟がついに協同してロケット作りを行うとか胸アツですね!

共通の脅威を明確に認識することで手を取り合い、
役割分担をして開発していくというのは人類らしいです。
現代の科学も専門化が進み、分業体制が当たり前になってますからね。
むしろ、千空のようなゼネラリストの方がかなり珍しいと言えますよ。

南米から次に目指したのがバルセロナというのには驚きましたね。
蛍石の獲得を狙って、というのには更に意表を突かれました。
確かにバルセロナのあたりには天然の蛍石があるみたいですが、
宇宙開発に必要という認識はあまりなかったんですよね。
しかしなるほど… 高性能レンズに必要なんだな…

その次に目指した地がインドというのはわかります。
初代ペルセウス号で世界を目指した際に数学都市として出てましたし、
作中にあるようにインド人の数学の優秀さは現代でも有名ですからね。
数学に強い人をたくさん起こすんだろうなぁ、とは思ってましたが…

まさかデジタル計算機を作り出そうとするとは…
私は半導体業界の端っこの方に居るので、
石器時代から半導体製造がどれほどにハードモードなのかはわかるので、
千空が言っている”地獄”というのがよくわかるんですよ。
シリコンインゴットの製造がかなり難易度が高そうだし、シランガスとか扱いも難しいですしね。

しかし、それを覆すあんな例外的な素子が歴史の影に埋もれていたとは…
そこらへんは次の24巻で出てくるので是非お楽しみに!

:: 2021/8/10 火曜日::

■[漫画]起死回生の光「Dr.STONE」22巻

Dr.STONE22巻Dr.STONE22巻
出版社:集英社
原作者名:稲垣理一郎
原作者twitter:稲垣理一郎さん(@reach_ina) / Twitter
作者名:Boichi
紙書籍通販:Dr.STONE (22)
Kindle版まとめ買い:Dr.STONE
DMM電子書籍:Dr.STONE (22)

刻一刻と迫るスタンリーたち軍隊に対して、
装備に劣る司たちは通信機を狙って特攻を掛けるが…

いやはや、絶望的な国力差での本土決戦を想起させる展開でしたね…
スタンリーたちにアメリカの横暴さと傲慢さが如実に表れている上に、
日本人たちの玉砕覚悟の特攻というのも太平洋戦争っぽかったです。

最後には何とかなるとは思ってたは居たけれど、
それにしたって大樹がやられちゃった時はショックだったなぁ…

圧倒的な銃器の暴力の前ではゲンの話術も通じない、
というか対話すらも拒否するんだもの。
これでこそ銃社会アメリカって感じでしたね。

しかし、そんな軍事的な問題とは切り離された技術者の分野では、
遠く離れていても、一度も会ったことがなくても、
お互いをリスペクトして共同で困難を乗り越える展開は胸が熱かったです。

それにしても…
政治的な問題のせいで科学の進歩を邪魔されてきたゼノが、
政治的な問題でジョエルとカセキの技術の進歩の邪魔をするというのは皮肉ですよね。

メデューサがドラゴンボールみたいなことになってましたが、
そこに至るまでの地道な努力はとてもDr.STONEらしいな、と思いました。
文字の勉強を地道に頑張ってきたスイカだからこそ千空が残したノートが読めたんだけど、
それでも科学的な前提知識が足りなさすぎてオストワルト法を使えない、
というのはさもありなん、とも思いました。
あれ、大学で化学を学んでいた人が何度か失敗を乗り越えて何とかできるレベルなので…

その点、硝石丘法まできちんと残していた千空は流石ですね。
江戸時代でも出来る、前提知識が少ない方法なら確かに可能だと思います。

まぁ、アマゾンを生き延びられるサバイバル知識前提ではあるんですが、
そこは石神村で培ったスキルが活きた、ということなんでしょうね。
アマゾンは苛酷だけど、熱帯だから冬支度をする必要がない…
というのも良かったのかも知れませんね。

それにしても成長したスイカ、めっちゃ美少女になったなぁ…
リリアンの血かな…

:: 2021/6/5 土曜日::

■[漫画]ホワイの底知れない悪意すら利用する人類「Dr.STONE」21巻

Dr.STONE21巻Dr.STONE21巻
出版社:集英社
原作者名:稲垣理一郎
原作者twitter:稲垣理一郎さん(@reach_ina) / Twitter
作者名:Boichi
紙書籍通販:Dr.STONE (21)
Kindle版まとめ買い:Dr.STONE
DMM電子書籍:Dr.STONE (21)

スタンリーたちの空からの追跡から逃れるためバイクでアンデス山脈越えをする千空たち。
しかしそこは難所だけあってバイクだけで踏破するのが難しく、
現地でロープウェイをクラフトしたりするのだ!
そしてついに辿り着いた石化光線元凶の地で見たモノとは…?

南米アマゾンといえば苛酷すぎる環境として有名ですが、
猛獣は司がいるし、寄生虫とかは装備とかで何とかなるけど、
無音で近付いてくる毒虫とかはどうするのかと思ってましたが、
まさか軍隊アリのエキスを塗って回避するとは…!

虫除けスプレーを現地でクラフトするようなもんですね。
千空だけじゃなく、チェルシーも詳しいあたり、
地理学者としてのキャリアが窺えますね。

そして石化装置ですが、まさかの展開でしたね…
流石のゼノも瞠目する圧倒的物量での石化作戦だったとは…

石化前に復活液と同じレシピの液体は確率的に存在してただろうから、
それが偶然石化後の人類に降りかかることはあるとは思ってたんですよ。
ただ、あれだけの石化装置による多段攻撃が時間差を付けて照射されたのなら、
そりゃ残らず殲滅されるのもやむなしだよなぁ…

しかし、そんなホワイマンの執念深い物量作戦すらも利用するのが人類の意地汚さですよ。
クロムが気付いた電波ステルス性能を利用してステルス艦を作り、
大量の石化装置があるからこそ出来る破壊試験してダイヤモンド電池の秘密を探り、
石化装置前提のスタンリー迎撃作戦も立案するというね…!

というか、今回はクロムが大活躍でしたね。
先入観がないからこそ見逃さない観察眼と、大胆な着想力が素晴らしい!

最先端の科学知識は千空とゼノの二大巨頭ですが、
着想力に関してはクロムが群を抜いてますね。
今後もクロムには頑張って貰いたい…

しかし、スタンリーたちは殺人鬼ではなく軍人だけど、
軍事行動だと容赦ないのは確かなわけで。
今回はフランソワがそこを見抜いたことで九死に一生を得ましたが、
まだまだピンチはここからですからね…

次の22巻は最高に唆るぜ、これは…!

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