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:: 2024/1/12 金曜日::

■[漫画]肥大化したワカメの自尊心「Fate/stay night[Unlimited Blade Works]」4巻

Fate/stay night[Unlimited Blade Works]4巻Fate/stay night[Unlimited Blade Works]4巻
出版社:KADOKAWA
原作者名:TYPE-MOON
原作者サイト:TYPE-MOON Official Web Site
作者名:森山大輔
作者twitter:森山大輔さん(@dai_greyhound) / Twitter
紙書籍通販:Fate/stay night[Unlimited Blade Works] (4)
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学校で謎のサーヴァントに襲われた士郎。
令呪を使ってセイバーに頼らず、自分の力だけで切り抜けようとするのは自信過剰だけど、
相手が士郎をいたぶるつもりだったので、何とか凛が間に合って…

士郎のバカさに毒気を抜かれた凛だけど、
衛宮切嗣の魔術師としての在り方を聞いたら、
真っ当な魔術師である凛には到底受け入れられないんですよね。
この時の凛の葛藤を表情と過去回想で見せるのはとても上手いと思います。
読者の大半がFate/Zeroを知っているからこそできる演出ではあるんですが、
森山大輔さんのFate/stay nightへの解像度の高さが伺い知れるのです。

他にもアーチャーが士郎へと語ったくだりですが…

これもUBWルートの真相を知っていれば、
かなり重要なことを言っていることがわかるんですよね。
この時のアーチャーの表情もよくわかってらっしゃる…!

でも、一番よくわかってらっしゃると思ったのはワカメですね!

魔術師家系の自分ではなく、士郎の左手に令呪が浮かび上がる兆候に気付いたワカメは、
内心で嫉妬と焦燥感とやるせなさが大変なことになっていると思うんですよ。
望んでも得られなかった資格をよりによって士郎に取られたとか、
そりゃ気が気でないでしょう。

だからこそ、自分がマスター権限を得られたことを見せびらかしたくなるんだと思うし、
こういった表情をするんですよ。

たとえ借り物でも、その事実から目を逸らし、
命のやり取りをするということを本質的に理解できず、
両親と祖父から愛情を受けずに育ったからこそ、
自分を見て欲しいと望んでいたからこそ肥大化した自己顕示欲が、
マスター権限を得られたことでとても満たされたことによって、
醜い誇らしさが内面から滲み出ているんですよね…!

いやはや、本当に森山大輔さんは原作への理解度が高い!
それがよく伝わってくるワカメ溢れる4巻でした。

:: 2023/6/30 金曜日::

■[漫画]束の間の平穏が破られる時「Fate/stay night[Unlimited Blade Works]」3巻

Fate/stay night[Unlimited Blade Works]3巻Fate/stay night[Unlimited Blade Works]3巻
出版社:KADOKAWA
原作者名:TYPE-MOON
原作者サイト:TYPE-MOON Official Web Site
作者名:森山大輔
作者twitter:森山大輔さん(@dai_greyhound) / Twitter
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墓地でのバーサーカーとの戦いから一夜明けた士郎とセイバー
聖堂教会が事件を秘匿したため束の間の日常に戻れたけれど、
聖杯戦争の闇の側面は日常の象徴である学校へも迫っていて…

冒頭から食事をするセイバーが描かれてましたが…

これが後にセイバーが腹ぺこキャラと認識され、
ついにはグルメスピンオフ漫画が生み出される端緒となろうとは、
お釈迦様どころか作者たちにもわからなかったのである…!

そんな平和なセイバーと一緒に学校に行って見学し、
藤姉と桜にもセイバーのことを紹介してとほのぼのとした雰囲気だったんだけど、
凛とアーチャーの二人は夜の街を警邏してキャスターの痕跡を掴んだりと、
積極的に聖杯戦争に参加していて、士郎との意識の差が感じられます。

そんな意識の差というか、危機感が全くない平和ボケの士郎を目の当たりにして、
愕然とした表情となる凛の表情が最高でした…!w

とても凛らしさと森山大輔さんらしさが滲み出ていて、
メチャクチャ笑えるんですよねw
この後、士郎にガンドの嵐をお見舞いしているけれど、
それも仲良く喧嘩しているようにしか見えないというか…
うん、やはり凛は殺伐としているよりも、
顔を崩してコミカルなことをするのが似合うと思います!

そしてラストにナイスバディのサーヴァントが出ましたね!
まぁ、流石に今更ネタバレを気にする人がいるとは思いませんが、
敢えて言及するの野暮だと思いますので、
詳細は4巻をお楽しみに…!

:: 2022/12/13 火曜日::

■[漫画]運命の歯車が廻りだす…「Fate/stay night[Unlimited Blade Works]」2巻

Fate/stay night[Unlimited Blade Works]2巻Fate/stay night[Unlimited Blade Works]2巻
出版社:KADOKAWA
原作者名:TYPE-MOON
原作者サイト:TYPE-MOON Official Web Site
作者名:森山大輔
作者twitter:森山大輔さん(@dai_greyhound) / Twitter
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森山大輔さん版のFateUBWの2冊目です!
1巻は物語の序章であり、凛が主役のような見せ方でしたが、
本来の主人公である衛宮士郎が主人公の物語はこの2巻から始まります。

とはいえ凛の出番も多いのが凛ルートであるUBWの特徴でして。
森山大輔さんらしさが溢れつつも、
原作のFateらしさが詰め込まれた凛の良さが見え隠れして最高なのです。

森山大輔さんが描く遠坂凛はコミカルさが前面に出ているんですが、
それがとても森山大輔さんらしいと感じると同時に、
遠坂凛という名ヒロインの面白さが滲み出ていて楽しいのです。

それと原作とその背景であるFate/Zeroを知っていると、
色々と気付ける配慮がされていて読んでてニヤニヤとするんですよね。
イリヤが登場した際にアインツベルンという名を聞いたセイバーのリアクションみたいな。
知っていたら二度美味しい面白さがあるのです。

それと、2巻ではセイバーの魅力も際立つようになってきましたね。
その戦闘力の高さも魅力の一つではあるのですが、
凛のお下がりのお嬢様服を着ている時の静謐な凛々しさは素晴らしいと思うのです。

原作でも透明感のある美しさを感じましたが、
森山大輔さんが描くセイバーの佇まいも良いですよね。
これからの展開にも大期待です。

それと巻末オマケのおっきー漫画ですが、
まさか続くとは思いませんでしたね…w
水着剣豪ネタをやらかすのも最高でしたけど、
早々に令呪が残り一画になってしまったのが心配でなりません。
どうなっちゃうの…?

:: 2022/8/28 日曜日::

■[漫画]森山大輔さんによるコミカライズ開始!「Fate/stay night[Unlimited Blade Works]」1巻

Fate/stay night[Unlimited Blade Works]1巻Fate/stay night[Unlimited Blade Works]1巻
出版社:KADOKAWA
原作者名:TYPE-MOON
原作者サイト:TYPE-MOON Official Web Site
作者名:森山大輔
作者twitter:森山大輔さん(@dai_greyhound) / Twitter
紙書籍通販:Fate/stay night[Unlimited Blade Works] (1)
DMM電子書籍:Fate/stay night[Unlimited Blade Works] (1)

2004年に発表され、今ではガンダムに次ぐレベルで派生作品が多い「Fate/stay night」
三部構成の中でも人気の高い凛ルートの[Unlimited Blade Works]は既にアニメ化も絶頂のまま終え、
コミカライズを2022年にやる、というのは多くのファンも「今更?」というかもしれません。
でも、作者があの森山大輔さんなんだよなぁ…
そりゃ、面白くなるのは間違いないでしょ。
読まざるを得ないですよ…!
という訳で待望の1巻発売です!

後書きの奈須きのこさんからのコメントを読んだら、
多くの読者が疑問に思っていたこととかが伝わってくると思います。
私も「クロノクルセイド」の頃から読んでたので気持ちがめっちゃ分かりますよ。
しかし、そうか… 「クロノクルセイド」って「月姫」よりも古いんですよね…
そりゃ、そんな昔から厨二病全開の作品を描いている森山大輔さんなら、
厨二病度がとても高いUBWとの親和性が高いですよね…

PCゲームで見て、
アニメでも見て、
何度も繰り返され、最早見飽きてきたくらいの世界なのに、
森山大輔さんというフィルターを通すだけで、
これほど新鮮になるとは驚きです。

これは面白さがどんどん高まっていく予感がビンビンするぜぇ…!

凛やアーチャーといったお馴染みのキャラクターが見せる表情も良いし、
長年のキャリアで培われた圧倒的なバトル描写も素晴らしいし、
見所が満載すぎる1巻でしたね。
しかも良いところで終わるし、流石は森山大輔さんですよ。

あと、巻末描き下ろしの凛が呼びだしたのがおっきーだったら、のifは爆笑でしたね!
やはりFGOファンにとっては森山大輔さんと言えばおっきーですものね。
2巻のおまけではフィンが出てきたりするのかな…?
楽しみです!

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