僕の心のヤバイやつ (10) 特装版 4月8日発売!
夏! 海! 青春!
:: 2023/2/7 火曜日::

■[ラノベ]少女の初恋「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」18巻

ベルくんを手に入れるため美の女神の権能を使い、オラリオ全住民の記憶を改竄したフレイヤ様。
しかし、その企みはヘスティア様に処女神としての権能を使われ打ち破られてしまった。
フレイヤ様の傲岸不遜すぎる行いにオラリオ中が怒りに燃える中で提案されたのは、
派閥連合を組んでの戦争遊戯… 派閥大戦だった…!

実に2年近く経っての新刊です!
待ちに待ったというか待たされたというか。
大森さんもアニメにソシャゲに漫画原作に忙しいでしょうし、
ヤスダさんも夜桜があるのは分かっているのですが…!
でも、流石にあの引きで2年近く待たせるのは鬼畜だな、と思いました…w

ただ、待たされただけあって面白さは格別でしたね。
600ページを超えるボリュームで一気に全部読ませてくれたのも嬉しかったです。
これで更に分割して読まされた日には絶望と怒りに満たされたことでしょう…
特に前半部分は絶望しかなかったもんなぁ…

ロキ・ファミリアが参戦できない状況に追い込まれた時点で絶望が確定していましたもんね…
まぁ、ロキ・ファミリアが参戦した時点でヘスティア・ファミリアが名目上だけになるから、
スポット参戦でもするのかと思ったら、全員参加禁止にするのは全くの予想外でした。
リューさんは改宗しないだろうし、アストレア様のところに援軍を頼みに行くだろうな、
とは予想できていましたが、まさかLv.6にまで至るとは思いませんでしたし、
何より、発現したあの魔法は最高に熱かったですね…!
3ヶ月連続で刊行したアストレア・レコードの下敷きがあっただけに、その熱さも一入でした。

アストレア・レコードと言えば、あの時も格上を相手にデバフを掛けまくった後で、
自分たちにバフを盛りまくって複数人で挑んでましたけど、
今回もそれがハマった上に、当時のアイテムを流用していたのも熱かったですね。
しかしアーニャにあんな魔法が有ったとは…
アーニャは馬鹿だけど、馬鹿だからこそ、最後まで良い仕事をしてくれたなぁ…
好き…

それに、絶望的な戦力差の中で援軍に駆けつけてくれた面々も好きですね。
恩があるドルムルとルヴィスが参戦してくれるのもそうだけど、
ツンデレなモルドが出てきたのも微笑ましいというか…w
作中屈指のツンデレっぷりでしたね!
アレンとタメを張れるくらいにはツンデレだと思いましたw

しかし、ヘディンの策謀が予想以上に凄かったし、
何より伏線には全然気付かなかったなぁ…
オッタルの強さも予想以上にぶっ飛んでたし、最後まで驚きっぱなしでした。
熱い戦いだったわ…

次は学区編みたいですが、卒業生のエイナさんの出番が増えたりするのでしょうか?
今回の派閥大戦では何度も惚れ直した気がするので、
エイナさんのラブコメっぷりにも期待したいところです。
もちろんリューさんもね…!

:: 2022/12/19 月曜日::

■[ラノベ]英雄の礎「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 英雄譚 アストレア・レコード 3 正邪決戦」

後に死の七日間と呼ばれる闇派閥との大抗争。
その戦いにおいてはどのファミリアも協力しあって、
最後の七日目の大決戦に挑んでいた。
地上ではオッタルが、ダンジョンではアストレア・ファミリアが決戦に臨む…!

アストレア様ってばメチャクチャアグレッシブな上に、
とても容赦ないところがあって素敵ですね。
清楚だけど高潔であるけれど、孤高ではない。
とても正義の女神らしい彼女が本編に出てこないのが残念でならないですね。
とはいえ、ラストで明かされたようにヘルメスはその所在を知っているみたいなので、
そろそろ本編にも出てきそうな気がしますが…

そしてリューさんがとても良いですね。
本編ではベルの姉御肌を見せている彼女が、
この時代はファミリアの末っ子として可愛がられていたが微笑ましいです。
アリーゼと共にアルフィアに立ち向かう姿はとても凛々しかったです。

それにしてもアルフィアさんは24歳という若さでレベル7に至る才覚を持ち、
あのリヴェリア様を煽りに煽ってるあたり凄まじいですね…!
そしてザルドと共に後の世の礎とならんとして、
自ら悪となることを決意した魂はとても高潔だと思います。

とても美しい物語であっただけに、
この後にアストレア・ファミリアが半壊したのが悔しいですね…
その仇は来月から始まるアニメダンまちで取れると思うので、
そちらも要チェックだと思います!

それはそうと小冊子特装版を買ったんですが、
以前作者の大森藤ノさんがブログを立ち上げてまで書き上げたifストーリーが収録されてます。
アルフィアが悪とならず、伯母として、義母としての道を歩んだifですが、
これはとても幸せな物語だと思うので、
本編のアルフィアで悲しんだ人には救いになるんじゃないかな、と思いました。

:: 2022/12/17 土曜日::

■[ラノベ]運命よ、そこをどけ「りゅうおうのおしごと!」17巻

りゅうおうのおしごと!17巻りゅうおうのおしごと!17巻
出版社:ソフトバンククリエイティブ
作者名:白鳥士郎
作者サイト:のうりんのぶろぐ
作者twitter:白鳥士郎さん(@nankagun) / Twitter
絵師名:しらび
絵師サイト:Life is free
絵師twitter:しらびさん(@shirabii) / Twitter
紙書籍通販:りゅうおうのおしごと! 17
Kindle版まとめ買い:りゅうおうのおしごと!
DMM電子書籍:りゅうおうのおしごと! 17

女流名跡を取ったあいちゃんは最短最速でプロ棋士に編入するという宣言をしたことで、
多くの棋士たちから反感を買ってしまう。
しかし、支えるべき師匠の八一は天衣ちゃんが構築した、
ディープラーニング特化ソフトをスパコンで動かすという超絶なことをしでかして、
八一の興味を引くことになるんだけど…?

最短最速でプロになるということは、竜王戦の挑戦者になって七段になるのかな…?
とか思ったんですが、女流棋士からプロへの編入という制度を作りたい、ということなのですね。
確かに現行の制度では奨励会に入って三段リーグを経なければ、
どれだけ女流棋士としてのキャリアを積んでても難しいわけで…

今回あいちゃんがぶち当たる壁は分厚いんだけど、
山場でぶち当たるのが八一が降した前竜王の碓氷尊。
どう考えてもモデルは藤井猛なんですが、良い仕事してくれるんですよね。
多くのファンが未だについている不朽の人気を持つ人気棋士がモデルだけあって、
作中でも多くのファンがプロアマ問わず出てきて興味深かったです。

ちなみに碓氷尊と八一が竜王戦で戦った話は、
同日発売の16.5巻に収録されています。

電子書籍版のみの発売になっているので、
普段紙書籍で揃えてる人は忘れないようにしましょう。

それにしても姉弟子が表紙だからてっきりプロ復帰するのかと思ったのですが、
まだ療養中なんですね…
とはいえ久しぶりに出てくれた上に、元気だったのでホッとしました。

でも、予想してたとはいえ苛酷な運命を背負ってるんですね…
八一は潰れないように、姉弟子と一緒に運命に立ち向かって欲しいです。

:: 2022/11/19 土曜日::

■[ラノベ]正義の賛歌「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 英雄譚 アストレア・レコード 2 正義失墜」

オラリオを巡る闇派閥との大抗争。
その前哨戦で親友のアーディを失ったリュー
ゼウスの遺産に都市最強のオッタルを降されたオラリオ。
都市に絶望が覆うとき、リューの心は壊れていき…

民衆のために文字通り身を粉にして奮闘してても、
返ってくるのは感謝ではなくて罵倒の言葉、という悲しすぎる場面ですが、
コロナ禍で医療従事者の方々が受ける現実を今は知っているだけに、
とても解像度が高くなってしまったツラいモノがありますね…

しかしそのツラすぎる現実はまだ未熟なリューさんにはキツすぎて、
どんどんと心が壊れていく姿は見ていて本当にハラハラしましたよ。
心をへし折られているところに更に追加でへし折りにくるとか、
エレボスさんってばマジでドSだな、と思ったもんですよ!

このまま潰れちゃうんじゃないかと思ったけれど、
小悪党のオリヴァスが暴走してくれたことと、
最後までリューさんのことを信じ続けたアスフィと、
アーディが遺してくれた正義のお陰で立ち上がることが出来た場面では、
とてもグッと来ましたね…!

ダンまち本編ではリューさんとアスフィの仲がとても良いとは思ってましたが、
これだけの交流があったのなら納得ってなもんですよね。
もしアーディやアリーゼがいた状態でベルくんがオラリオにやってきたのなら、
もっと違った物語があったのかもしれないなぁ…

それと、ゴブニュ様が修理していた橋のモニュメントですが、
これはダンメモの周年イベントでやってたフィオナ騎士団の物語がベースなので、
プレイしていたらとても感慨深かったと思います。
元々このアストレアレコードはダンメモ3周年のシナリオですしね。
今のダンメモと繋がる演出は小粋だな、と思いました。

さて、次の3巻で完結です。
最後の決戦がどのような結末を彩ってくれるのか…
ダンメモで既に知っていても楽しみです!

余談ですが、メロンブックスでの特典SSがアスフィの先代団長リディスの最期が書かれてたんですが…
切なすぎる…

:: 2022/10/29 土曜日::

■[ラノベ]巡る正義「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 英雄譚 アストレア・レコード 1 邪悪胎動」

ベル・クラネルがオラリオにやってくる七年前。
闇派閥とオラリオの都市存亡を賭けた大抗争が繰り広げられる中、
ロキ・ファミリアやフレイヤ・ファミリアと肩を並べる新進気鋭のファミリアがあった…
その名はアストレア・ファミリア。
この物語は正義の女神のもとに集った少女たちの活動を綴ったモノである…

元々はダンまちのソシャゲであるダンメモの3周年イベント用のシナリオだったのが、
今回三部作としてノベライズされた次第です。
ダンまちキャラの中でも抜群に人気があるリュー・リオンの過去を綴った物語ということもあり、
かなり人気が高かったイベントでしたし、何より本編に繋がる情報が多々ありましたからね。
今回ノベライズされるのも当然と言えましょう。

そもそもTVアニメ第四期でリューさんの過去に少し触れられていたこともありますし、
刊行するには良いタイミングなのではないでしょうか。
第四期が分割2期で情報に飢えた所に投下されるあたり、とても商売っ気を感じますね…w

ダンまち本編でも度々言及されてますが、
潔癖エルフのリューさんが初めて触れることが出来た人間が団長のアリーゼです。
自己肯定感の塊のような熱血正義のポニテ美少女ですが、
事前に想像していたよりもかなり活発で驚いた記憶があります。

アリーゼに振り回され、輝夜と口論し、ライラにからかわれ、
それら全てがリューさんの青春だな、と思えるんですよね。
そんな仲間たちと一緒に駆け抜けた闇派閥との大抗争は苛酷だけど、
大切な思い出でもあると思うのです…

それはそれとして、シャクティの妹であるアーディとの触れ合いは微笑ましかっただけに、
闇派閥の卑劣なやり方には憤懣やるかたないです…!
ゲームで読んでた時も何の冗談なのかと思ったほどに唐突で、
実は生きてたとかあるんじゃないか?
と、希望を捨てきれませんでしたからね…

ちなみにノベライズに際して幾つか加筆されてますね。
フレイヤたち美の神を警戒している描写とか、
ゲームでは言及されてなかった各ファミリアの精鋭たちとかが加筆されており、
オラリオ全体を巻き込んだ物語だということが伝わってきました。

それにしてもアストレア様は本当に良い女神様ですよね。
ダンまち本編での出番はほぼないのが残念でならないというか…
これを機に来年発売の18巻で出てこないかな…
お待ちしてます…!

:: 2022/7/31 日曜日::

■[ラノベ]少女たちの成長「ゴブリンスレイヤー」16巻

ゴブリンスレイヤー16巻ゴブリンスレイヤー16巻
出版社:ソフトバンククリエイティブ
作者名:蝸牛くも
絵師名:神奈月昇
絵師サイト:Light Of Night
紙書籍通販:ゴブリンスレイヤー 16
Kindle版まとめ買い:ゴブリンスレイヤー
DMM電子書籍:ゴブリンスレイヤー 16

王都にやってきたゴブリンスレイヤー一行は、
牛飼娘ちゃんたちと観光したりしながら過ごすんだけど、
馬上槍試合の観戦中に再会した王妹殿下の身に降りかかった呪いを解くため、
影武者の女神官ちゃんを残して小鬼蔓延るダンジョンに向かうのだった…!

ポリコレ棒で殴る自称正義の味方の厄介さが滲み出る16巻でした。
正義とは振りかざすものではなく、悪を問い続けるものなのですよ。
愚昧な輩にはちゃんと最後には鉄槌が降るあたりは、
とてもライトノベルって感じでスッキリしましたね。

女神官ちゃんが王妹殿下の影武者をやることで小鬼退治では不在となたっため、
わりと苦戦というか、困ったことになったことで、
女神官ちゃんの成長が見えてきましたね。
馬上槍試合でのトラブル対応といい、本当に成長してきていると思いますよ。

もちろん圃人少女も成長していて、
種族の不利だ何だと言われても、それを乗り越えて勝利するあたりはスカッとしますね!
それと、ゴブリンスレイヤーも主人公らしい活躍があって良かったです。
それにしても吸血鬼は生きていないからと、そういう倒し方をするとは…w
やはりゴブリンスレイヤーさんは流石だな…!

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