僕の心のヤバイやつ (10) 特装版 4月8日発売!
夏! 海! 青春!
:: 2018/6/16 土曜日::

■[ラノベ]消える契約と忘れない約束「本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第四部「貴族院の自称図書委員III」」

言動が予測不能で危険すぎるということでエーレンフェストに戻されたローゼマイン。
しばらくは平穏な日常が送れるかと思っていたけれど、
そこには印刷業を広めるためにボトルネックになっていた、
ルッツとの間に交された契約魔術の解消が待っていて…

少しずつ下町の家族とルッツたちとの繋がりが断たれていくのは悲しいですね…
マインにとっては数少ない、本よりも優先する幸せの象徴なだけに、
仕方ないこととはいえマインの気持ちを思うと胸が張り裂けそうです。
特にマインの夢が描かれた挿し絵を見てると、それがより一層強まりました。
何てものを見せてくれるんだ…(つД`)

そんなことがあって涙を流しながらも乗り越えて前に進もうとするマインとルッツと、
それを支える周りのみんなを見てると、良い人に恵まれたなぁ、と思いますね。
フェルディナンド様はちょっと厳しいし優しさも分かりにくいけれど、
これからマインにとって長椅子からそれ以上になっていくんだよなぁ…
と思うと割りと感慨深かったりします。

それにしてもハンネローレ様… この頃から本当に間が悪かったんだなぁ…(笑
そして予想以上に可愛いですね、ハンネローレ様!
こんなに可愛い妹がいるなら、レスティラウト様がちょっと張り切ってしまうのも、
何となく分かってしまいますよ。
なるほど、これは可愛い…

アンゲリカの美少女っぷりも素晴らしかったけれど、
それを台無しにする残念さも健在で笑ってしまいましたね。
そんなアンゲリカと似た残念さを見せてくれるローゼマインですが、
一番の問題は変人っぷりに全然自覚がないことだと思いました。(笑

さて、今年はまだまだ本好きの下剋上が盛り上がりますよ。
原作2冊に外伝1冊にコミカライズの単行本にふぁんぶっく3と、
作者の香月美夜さんの体調が心配になるくらいの仕事量です。
取りあえず読者としては読書時間と書籍代を準備しておかないとですね…!

:: 2018/3/14 水曜日::

■[ラノベ]脳筋たちと王子の恋「本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第四部「貴族院の自称図書委員II」」

最速で講義を合格して図書館生活に突入したローゼマイン。
しかしエーレンフェストがシュバルツとヴァイスの主となったことで他領地から反感を買い、
主の座を巡って他領地から因縁を付けられて騒動を起こしてしまう。
また、アナスタージウス王子とエグランティーヌの恋物語にも巻き込まれて…

今後何かと関わることになる大領地ダンケルフェルガーといい、
リヒャルダの孫だからと側近にしたトラウゴットといい、
脳筋な人たちに悩まされる巻でしたね!
この時のレスティラウトは大領地としての誇りが驕りに近く感じられて、
あまり好きにはなれないんですけど、
この後のあれこれを考えると、ツンデレのツンの時期だったのかな、と思います。

トラウゴットに関しては… まぁ、中学生男子だなぁ、という。
自分のことしか考えられないのは親の教育の失敗ですよねぇ…
そういった意味でも身内のリヒャルダは激怒していたのでしょう。

そんなトラウゴットを切り捨てたローゼマインはただ甘いのではなく、
身内だけに甘いという性格がよくわかりますね。
まぁ、その身内判定が緩いのがローゼマインらしいのかもしれませんが。

教育と言えば書き下ろしの短編でヴィルフリートの教育が足りてないのが分かりましたね。
かなり更正したと思ってたんですけど、まだまだヴェローニカの教育の残滓があるんですね…
まぁ、あの血族に刻まれたDNAのせいかもしれませんけども。

もう一つの書き下ろしのアナスタージウス王子とエグランティーヌの恋物語は良かったですね。
貴族的で遠回しな言い方ではなく、率直な恋の言葉ってのは良いモノです。
王族というのは困った人が多いけれど、アナスタージウスは恋の人なので憎めないんですよね。
ローゼマインが巻き起こす騒動の被害者の一人だからなのかも知れませんが。(笑

:: 2017/12/10 日曜日::

■[ラノベ]誰にも止められない図書館への情熱「本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第四部「貴族院の自称図書委員I」」

ゲオルギーネ派の陰謀で毒を受けユレーヴェに浸かり2年間眠っていたマイン。
起きたら浦島太郎状態な上にすぐに貴族院に入学するための詰め込み勉強が始まり、
あっという間に貴族院での生活が始まる訳だけど、
国内蔵書数2位の貴族院図書館を前にマインは止まるはずがなく…

いやはや、流石のマインでしたね。
フェルディナンド様ですらもまだ甘く見ていたマインの本への情熱を、
この2年間で多少成長したとはいえまだ子供のヴィルフリートを理解しきれるはずもなく、
迂闊な煽りで一年生全員にマインズブートキャンプで甚大な被害を受けてしまったのは、
さもありなんと言ったところでしょう。(笑

そんな周りの災禍に頓着することなく、念願の図書館に入れたマインの喜びようは最高でしたね。
表紙にも出ているシュミルのぬいぐるみ魔術具のヴァイスとシュバルツが可愛かったです。
欲を言えば、涙をボロボロ流している時の挿し絵も見たかったところですが…、
これはかなり先になると思いますが、鈴華さんのコミカライズに期待したいと思います。

それにしてもWeb版完結まで読んだ後にこうやって一から読み直していると、
色々と伏線があったことに気付かされますね。
グルトリスハイトとかこの時点でもう既に出てたんですね…
あと、王族がバカというのをこの時点でマインは看破してたんだな、と。(笑

書き下ろしのエーファ視点の短編ですが、これも素晴らしかったです。
椎名優さんが描かれる成長したカミルの可愛さもそうですが、
未だにマインと別れる原因を作ったと自分を責めるトゥーリが尊かったです…
早くみんなが笑顔で家族として過ごせる日が来ますように…

:: 2017/10/15 日曜日::

■[ラノベ]熱戦、決戦、大激戦!「リワールド・フロンティア」3巻

リワールド・フロンティア3巻リワールド・フロンティア3巻
出版社:TOブックス
作者名:国広仙戯
作者サイト:国広 仙戯
作者twitter:国広仙戯 (@sengisengi) on Twitter
絵師名:東西
絵師twitter:東西 (@poppin_phl95) on Twitter
Kindle版:リワールド・フロンティア 3
Kindle版まとめ買い:リワールド・フロンティア
DMM電子書籍:リワールド・フロンティア 3

ラトが倒したゲートキーパー”ヘラクレス”のコンポーネントを欲して愛人契約を持ちかけたロゼ。
その真意はテロ集団と化した”ヴォルクリング・サーカス”の首魁にして父の仇、
シグロスを倒すために必要だからというもの。
ラトはロゼを仲間と認め、仲間を守るために積極的に介入しようとしたその時に、
正に”ヴォルクリング・サーカス”が浮遊都市を襲撃し…

この3巻は2章後半とも言うべき内容で、バトル、バトル&バトル! って感じでしたね。
物凄く面白いが故に読むのにかなりエネルギーを必要としますが、
読後はその面白さに打ち震えるものがありましたよ。
これは漫画とかアニメとか、別の媒体だと更に映えるだろうなぁ、とも思いました。

それにしても仙戯さんはゲスでクズな悪役を作るのが本当に上手いですよね。
今までライトノベルでMostクズな悪役を生み出す作家と言えば川原礫さんでしたが、
仙戯さんはそれに匹敵するかそれ以上に、
クズで卑怯で最低で外道でムカツキ度MAXな悪役を生み出す天才ですよ。
シグロスは本当に読んでるとムカムカして投げ出したくなるほどの悪役っぷりですが、
そんな悪役だからこそ、真っ向から立ち向かうラトが格好良いし、
打倒した時は最高にカタルシスを感じるんですよね。

しかし、なんだかんだでシグロスは強かったですね…
神器由来の能力と、その卑怯極まりない手段で手に入れた力持つとはいえ、
機甲化され強化されたあのヘラクレス相手と互角に戦えるんだもの。
そりゃラトが苦戦するのも仕方ないですが、
それを乗り換えるからこそ主人公であり、ヒロインですよね。
いやはや今回は最後の最後でハヌに良いところ持って行かれたなぁ…
まさかあの時のアレが決め手になるとは…
うーん、面白い!

書籍化されたことでだいぶスリムになりましたが、
面白さは削られることなく、むしろ洗練されたように感じますね。
Web版読者も納得の面白さでしょう!
さて、次巻はもうひとりのジョーカーにしてヒロインが登場ですよ。
どんなデザインになるのか、今から楽しみだなー

:: 2017/9/16 土曜日::

■[ラノベ]初めての妹「本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第三部「領主の養女V」」

領主の養女となって印刷業を広めるために色々と動くだけでなく、
義兄となったヴィルフリートの更生&教育までやったり、
護衛騎士のブリギッテのために新しい衣装を考えたり、
健康な身体を手に入れるために薬の材料を集めたり…、
と色々と大変なマイン。
しかし、そんなマインを狙った陰謀が水面下で蠢いており…

シャルロッテはとても可愛いらしいと思いました。

金髪縦ロールとか椎名優さんはとても良い仕事をしますよねぇ…
表紙を見てるだけで陶然としちゃいます。
もちろん見た目だけじゃなくて性格も可愛いんです。
フロレンツィアが育てたからか、正に良家の子女って感じで、
これはマインがお姉ちゃんとして張り切っちゃうのもわかるというものです。

もちろんお姉ちゃんとして張り切るマインも可愛いらしいです。
精神年齢的にはお姉ちゃんどころかお母さんに近いはずなんだけど、
フェルディナンド様にツッコミを入れられた時といい、
実に子供らしいというかお茶目というか。(笑
それでいて自分のためにグリム計画を密かに始動してたりと、
悪巧み(?)をするようなところもも含めて、
マインらしくてとても面白いと思いました。(笑

可哀想だったのがダームエルですよね…
あれだけ頑張ったのに悲恋に終わるとか…
でもまぁ、短編に書かれてた通り、
恋で止まって結婚を見据えてなかったので仕方ないといえば仕方ないですね…
お互いに譲れないものがあるから、これはもう運命だったとしか…
まぁ、挿し絵で描かれていたフーゴの結婚話に耳を塞いでいる姿には笑っちゃいましたけどね。
椎名優さんは本当に良い仕事をしてくれるなぁ。(笑
巻末描き下ろし4コマでもトゥーリとルッツとマインの三人が仲睦まじく抱き合ってる所も描いてくれたし、
本当に大満足です。

さて、次巻からは貴族院が舞台になりますね。
ハンネローレ様がどのようにデザインされるのか今から楽しみです。

:: 2017/6/20 火曜日::

■[ラノベ]ゲオルギーネの来訪「本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第三部 領主の養女IV」

虚弱な身体を改善する薬のための素材集めをしながら、
印刷業を広めている領主の養女編の4冊目です。
素材集めでちょっとした冒険を繰り広げたりしてますが、
ここまでは比較的平和な日々ですね。

不穏な空気が漂ってくるのがジルヴェスターの実姉であるゲオルギーネの来訪です。
領主の座をジルヴェスターに奪われたと思っているゲオルギーネが、
大領地アーレンスバッハの第一夫人の座に就いたことと、
前神殿長が処刑されたことで大いなる陰謀が動き始めましたよ。
巻末の書き下ろしエピローグはこれからの壮大な物語の伏線になるので、
Web版を読んでいる人にこそ読んで欲しいですね。

それにしてもヴィルフリートはまだまだバカボンですね…
前よりマシになっているとはいえ、まだまだ増上慢というか。
それに振り回される両親やマインがちょっと大変ですね。
まぁ、この後更に大変になるですけども。

それと今回の見所はダームエルとブリギッテだと思うんですよね。
椎名優さんが描かれるドレス姿のブリギッテはとても美しく、
ダームエルが恋に落ちるのも納得でしたよ。
書き下ろし短編でのダームエルの男らしい姿とかとても好感が持てましたしね。
主人公であるマインに関してはラブロマンスとは縁遠いですが、
脇役にはきちんとラブロマンスがあるのはとても良いと思いました。

まぁ、Web版読んでるとこの後の展開を知ってしまっているので、
ちょっと切ない気持ちになってしまうのですけどね…
ダームエル…(´・ω・`)

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